どんな風に使えばいいんだろ?
キングさん
私も期間の選び方で悩んでるから、おすすめの組み合わせが知りたいのよ。
ってか、そもそも移動平均線が何なのかわかんないだけど。
だからこそ移動平均線を使いこなせれば、より大きな利益を狙えます。
- FXの移動平均線は時間ごとの終値の平均を結んだ線のこと
- 短期・中期トレードは日足、長期は週足と、トレード期間に応じて移動平均線を使い分けていこう
- 価格が移動平均線を超えた時や、ゴールデンクロスが発生したタイミングが買い時である
- 価格が移動平均線を下回った時や、デッドクロスが発生すれば売り時といえる
- 初心者がFXを始めるなら、最少約4円からスタートできるSBI FXトレードがおすすめ!
目次
FXの移動平均線とは?
まずはどんな風に役立つのか、教えてくんない?
わかりやすく解説してほしいな。
移動平均線とはトレンド分析などに使われるテクニカル指標のこと
移動平均線は、チャートのトレンドや分析、買い時・売り時を把握することなどに使われるテクニカル指標です。
移動平均線は英語で、「Moving Average」となり、チャート上などでは頭文字をとって、「MA」と表示されます。
相場の流れを判断するときに役立つので、しっかり押さえておきましょうね!
FXにおける移動平均線の計算方法
たとえば20日間の移動平均線を計算する方法は以下のようになります。
20日間移動平均線 = 20日間の終値の合計 ÷ 20
この計算式を使って、1日ずつ期間を移動させて作る曲線が移動平均線です。
20日間移動平均線がどのような曲線となって表示されるのか、実際のチャートでも確認してみましょう。
下記のチャート画像は、USD/JPYの日足チャートに20日間移動平均線(青色)を表示したものです。
一定期間を「A」すると、移動平均線の公式は以下となります。
MA = A日間の終値の合計 ÷ A
これなら僕みたいなFX初心者でも使えそうかも。
FXの移動平均線はざっくり分けて3種類
移動平均線は、大きく分けて3種類に分けられます。
- 単純移動平均(SMA・MA)
- 加重移動平均(WMA)
- 指数平滑移動平均(EMA)
それぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。
① 単純移動平均(SMA・MA)
1つ目は、単純移動平均線です。
チャート上などでは、「SMA(Simple MA)」や「MA」と英語で略称で表記されます。
② 加重移動平均(WMA)
続いて2つ目は、加重移動平均線です。
こちらもチャート上では、「WMA(Weighted MA)」など英語の略称で表記することが多くなっています。
加重移動平均線では、直近の価格に近くなればなるほど、より倍率をあげて計算を行います。
たとえば、10日間加重移動平均線の場合、10日目の価格を10倍、9日目の価格を9倍といった感じで計算を行います。
③ 指数平滑移動平均(EMA)
最後に紹介するのは、指数平滑移動平均線です。
略称は「EMA」となります。
指数平滑移動平均線では、直近の価格を2倍にして計算を行うのが特徴です。
仮に5日指数平滑移動平均線であれば、5日目の価格を2倍にして計算を行います。
移動平均線の種類やその他のテクニカル指標について詳しくお知りになりたい方は、こちらのページがおすすめです。

FXにおける移動平均線の設定方法(追加・期間設定)
今回は、分析ツールの「Tradingview」を使って流れを確認していきます。
移動平均線の設定方法① 指標を選択・追加する
まずは、チャート上に移動平均線を追加する方法についてお伝えします。
以下の手順を参考になさってください。
- STEP.1①のアイコンをクリック①のインジケーターアイコンをクリックしましょう。
- STEP.2移動平均線を検索する検索バーに「移動平均」と入力してください。
- STEP.3追加する移動平均線を選ぶ表示された指標のなかから追加したい移動平均線を選びましょう(今回は「MA(移動平均)」を選択します)
移動平均線の設定方法② 期間を設定する
前項の手順に沿って移動平均線を追加すると、オレンジ色の線がチャートに表示されます。
そこで次は、移動平均線の期間設定方法について押さえておきましょう。
- STEP.1①の設定アイコンをクリック詳細設定ができる設定アイコンをクリックしてください。
- STEP.2期間を入力する詳細設定の画面に表示される、「期間」の数値を変更しましょう。
- STEP.3OKをクリックOKを押して詳細設定を完了してください。
移動平均線の設定方法③ 指標の表示を確認する
上記のように設定を変更すると、以下の画像のようにオレンジ色の移動平均線が20日間移動平均線に切り替わります。
これで移動平均線の設定は完了です。
チャート分析がしやすいよう、自分好みにカスタマイズしたい方にはMT4がおすすめです。
MT4についてはこちらのページでわかりやすく紹介しているので、ぜひお役立てくださいね。

移動平均線の期間選びにおすすめの組み合わせ3選
FXにおけるトレードスタイルは大きく分けて、以下の3種類です。
- 短期トレード(スキャルピング・デイトレード)
- 中期トレード(スイングトレード)
- 長期トレード
それぞれのトレードスタイルの特徴については、こちらのページでわかりやすく解説しているのでチェックしてみてくださいね。

短期トレードにおすすめの移動平均線の期間
短期トレード重視の方は、短期間のトレンド把握に移動平均線を活用していきましょう。
そのため、表示する期間は日足で、長めの移動平均線を使うより、短めの移動平均線を使う方が良いでしょう。
具体的な組み合わせは、以下の2ペアになります。
- 5・10・25
- 5・20・40
短期トレードのなかでも、もっとも短い期間で取引をするのがスキャルピングです。
スキャルピングは短期間でトレードの腕をあげたい人に最適な取引手法。
スキャルピングで勝つ方法については、こちらのページでわかりやすく解説していますのでお役立てくださいね。

中期トレードにおすすめの移動平均線の期間
続いて、中期トレードの組み合わせです。
中期トレードの方は、短期と長期のトレンドをどちらも把握できる移動平均線の使い方をしていきましょう。
そのため、表示する期間は日足で、短めの移動平均線と長めの移動平均線をミックスしていきます。
FXでは市場の営業日がざっくり200日になるので、長期のトレンド把握には200日移動平均線を使いましょう。
具体的な組み合わせは、以下の2ペアになります。
- 20・40・200
- 20・75・200
長期トレードにおすすめの移動平均線の期間
最後に、長期トレードの組み合わせを確認していきましょう。
長期トレードの場合は、長期的なトレンドを把握できるよう移動平均線を活用します。
そのため、長期トレンド把握のために週足の移動平均線を使うのがおすすめです。
短期〜中期的なトレンド把握になってしまうため、日足の移動平均線は避けましょう。
具体的な組み合わせは、以下の1ペアになります。
- 13・26・52
長期トレードで利益を狙う際に見逃せないのがスワップポイント。
金利差を活用して利益を伸ばす5つのコツについてはこちらのページで解説していますので、あわせて押さえておきましょう!

FXの移動平均線を使った買い時の見方
買い時の見方① 価格が移動平均線を超えた時
上記の画像は、USD/JPYの日足チャートです。
価格が移動平均を超えたタイミングから、大きく上昇していることがわかります。
なるほど!
このタイミングで買うことができれば、上昇と合わせて利益を狙えるね!
買い時の見方② ゴールデンクロス発生時
ゴールデンクロスとは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上回るタイミングです。
上記のチャート画像の赤枠で囲ったところでは、短期(青)が長期(黄)を上回っていますね。
これがゴールデンクロスとなり、発生後に大きく価格上昇していることがわかります。
ゴールデンクロスの発生を確認してから買いポジションを持つ取引手法は、順張りと呼ばれています。
FX初心者でも利益を狙いやすいといわれる順張りのやり方は、こちらの記事でやり方を押さえておきましょう!

FXの移動平均線を使った売り時の見方
売り時の見方① 価格が移動平均線を下回った時
価格が移動平均線を下回ったタイミングでは、その後に価格が下落すること可能性があります。
上記のチャート画像では、移動平均線を実際の価格が下回ったことで価格が下落していますね。
売り時の見方② デッドクロス発生時
上記のチャート画像の赤枠で囲ったところでは、短期(青)が長期(黄)を下回っていますね。
これがデッドクロスとなり、発生後に価格も下落していますね。

移動平均線を活用!初心者におすすめのFX会社TOP3
ここからは、初心者でも使いやすいFX会社TOP3を見ていきましょう。
もちろん、今回紹介するすべてのFX会社で、移動平均線を利用してトレードすることが可能です。
初心者におすすめのFX会社第1位:SBI FXトレード
- 1通貨単位(ドル円約4円)で少額取引ができる
- スプレッド(ドル円0.27銭)が業界最狭水準
- SBIホールディングスの運営で信頼性が高い
SBI FXトレードは、SBIホールディングスの親会社で信頼性が高いFX会社です。
最少約4円という超少額でFXを始めることができ、スプレッドも狭いことから取引コストを抑えることができます。
初心者におすすめのFX会社第2位: DMM FX
出典:fx.dmm.com/
- DMM FXの運営で信頼性が非常に高い
- デモトレードで練習して準備万端で本番へ
- 使いやすいツールが人気で国内口座開設数第1位
DMM FXは動画コンテンツの配信などで有名な、DMM.comが運営母体となっています。
国内でも大手企業であり、信頼性が高く安心して取引することが可能です。
初心者におすすめのFX会社第3位: YJFX!
出典:yjfx.jp/
- 1,000通貨単位(ドル円約4,000円)から取引できる
- 国内大手のヤフーグループの運営で安心
- 無料のオンラインセミナーで勉強することも可能
YJFX!はヤフーグループが運営する、信頼性が高いFX会社です。
最少約4,000円から取引でき、無料のオンラインセミナーも受講することができます。
FXにおける移動平均線の設定・見方などのまとめ
以上、FXの移動平均線について解説してきました。
あらためて、この記事のポイントをおさらいしておきましょう。
- FXの移動平均線を一言でいうと、時間ごとの終値の平均を結んだ線のこと
- 短期・中期・長期とトレード期間に応じて移動平均線の組み合わせを使い分けていこう
- ゴールデンクロスは買い時であり、デッドクロスが発生すれば売り時といえる
- FXを始めるなら、最少約4円からスタートできるSBI FXトレードがおすすめ!
いろんなFX会社を見てから口座を作りたい方には、こちらのページがおすすめです。
全部で52社ものFX会社を厳しい目で比較してランキングにまとめた記事なので、ぜひチェックしてくださいね。
