キングさん
銀行間取引ともいうみたいだから、私たちには関係ないんじゃない?
でも気になるからわかりやすく教えてもらいたいなぁ。
取引の種類も押さえておくと、今後のトレードに役立つでしょう。
トレードの基本ともいえるのでインターバンクについて、しっかり押さえておきましょう!
- FXにおけるインターバンクは、一部の金融機関しか参加できない
- インターバンクの取引は大きくわけて、外国為替・短期金融の2種類
- インターバンクの市場は、コール市場・手形売買市場・東京ドル・コール市場の3種類
- FX会社が採用するインターバンクへの注文方式は、DD方式とNDD方式がある
- DD方式は、スプレッドや手数料が安いが取引の透明性に難点がある
- NDD方式は、取引の透明性が高いがスプレッドや手数料が高い
もしわからないFX用語が出てきた場合には、以下の用語集を参考になさってください。
初心者の方に向けて、わかりやすい表現でまとめてあります。

目次
FXのインターバンクとは?わかりやすく解説!
インターバンクは、銀行間で取引を行なっているため銀行間取引市場といわれることもあります。
FXにおけるインターバンクの主な参加者は銀行
銀行以外の参加者には、大手の証券会社が含まれることもあるといわれています。
- インターバンクの参加者は一部の銀行や大手証券会社
- 個人トレーダーはインターバンクに参加できない
インターバンクが眠らない市場と呼ばれる理由
インターバンクは「眠らない市場」と呼ばれています。
つまり、とても活発に動く市場ということなのです。
インターバンクは、土日・クリスマス・元旦こそ市場はしまっていますが、それ以外の日は常に取引することができます。
市場が休みの日以外は、24時間いつでも取引できますよ。
日本の金融機関同士でしか取引できないの?
それくらい大きな市場であることがわかりますね。
- インターバンクでは世界各国の金融機関と24時間の取引が可能(休日は土日やクリスマスなど)
FXにおけるインターバンクでの取引は電話やオンラインで行われる
電話で呼べば答えてくれるという意味が込められているんです。
- インターバンクでは電話やオンラインで取引がおこなわれる
FXのインターバンクの取引の種類とは?
それぞれをわかりやすく解説していきますので参考にしてくださいね。
FXにおけるインターバンクの取引の種類①:外国為替
地域によって休日が異なるので、その点は注意が必要です。
FXのトレードにおける基本的なところですから、把握しておいてくださいね。
外国為替市場はアジアやヨーロッパなどの地域によって、活発に動く市場が異なります。
以下の記事では時間帯別の市場の動きや特徴などをわかりやすく解説しているので、ぜひご覧ください。

- 外国為替市場は世界各地にあり、基本的に24時間取引が可能(地域によって休日は異なる)
- FX会社が提示するレートはインターバンクのレートが参考となっている
FXにおけるインターバンクの取引の種類②:短期金融
為替取引のイメージが強いインターバンク市場ですが、短期金融取引(コール取引)も行われているんです。
そんなときに、支えあっていくことができるので短期金融取引は必要なのです。
- 短期金融では、1年以内の短期的な貸し借りが行われる
- 一時的に資金が足りなくなる状況を銀行同士でカバーしあうことが短期金融の特徴
FXのインターバンクの市場の種類とは
では、インターバンクにおける市場の種類をわかりやすくお伝えしますね!
インターバンクの市場の種類①コール市場
コール市場では、取引の当日から1年程度までの比較的短い期間で取引がされます。
ですが、その後の金融緩和によって無担保でのやりとりもおこなわれるようになっています。
インターバンクの市場の種類②手形売買市場
優良企業が発行する手形を割引価格で売買することで、資金の融通ができるというもの。
手形を使ってお金の貸し借りをするなんてことができるんだね。
大変そうだなぁ。
- 手形売買市場とは、銀行などの金融機関が手形を使ってお金の貸し借りをする市場のこと
- 手形による取引量はそれほど多くない
インターバンクの市場の種類③東京ドル・コール市場
この目的の部分がコール市場とは違うのね。
東京ドル・コール市場では、円やドル以外の通貨も扱われています。
それぞれ特徴あるんだねえ。
- 東京ドル・コール市場は、外貨の活用や交換を目的とする市場
- 東京ドル・コール市場では円やドルに限らず、いろんな通貨のやりとりがされる
FXのインターバンクの市場は相対取引なの?
トレードにも関係するので、しっかりと押さえておきたいところです。
なじみがないから、わかりやすく教えてくれない?
トレードにおける基礎知識となるので、わかりやすく解説しますね!
相対取引とは?
市場を通さず、FX会社と取り引きすることも相対取引です。
提示されたからといって必ず取引しないといけないわけではないってところがポイントです。
FX会社のレートを見て、不利だと思ったら取引しないって状況を考えればわかりやすいわ。
さすがクイーンさん!
- 相対取引とは、お互いに合意することで成立する取引
- FX会社と個人トレーダーの取引も相対取引に含まれる
店頭FXとは?
FX会社の提供してくれるレートで取引を行うのでレートが異なることもあります。
普通の取引のことなんだったら、最初からそう言ってよ。
ただFXのトレードにおいて耳にすることがあると思うので、この機会に覚えておきましょう。
- 店頭FXとは、個人トレーダーとFX会社が行う取引のこと
取引所FXとは?
東京金融取引所で行われるくりっく365が有名ですね。
この前、友達がチャレンジしたって言ってたわ。
くりっく365のように取引所FXでは、いくつかの大手金融機関などに注文をすることになります。
スワップポイントの受取価格と支払い価格も同じなのよね?
また取引所FXでは、意図的に約定拒否されたりスリッページを起こされたりすることがないことも魅力です。
取引所FXはレバレッジや取引できる通貨ペアがFX会社よりも少ないという特徴もありますので、あわせて押さえておいてください。
- 取引所FXとは、公の市場で行う取引のこと
- 取引所FXでは複数の金融機関のレートを見比べて有利なものを選べたり、スワップポイントの受取額・支払い額が同じなどの特徴がある
- 取引所FXは約定拒否やスリッページの恐れがない反面、レバレッジや通貨ペアの選択肢が少ないことがデメリット
どのトレード法が一番おすすめ?
結局、どのトレード法が一番いいんだろ?
スプレッドやスワップポイント、レバレッジ、通貨ペアなど、何を重視するかで変わってくるでしょう。
どちらにも魅力があるからしっかり選ばないとね。
トレード方法を選ぶ際には、自分自身のトレードスタイルをふまえて考えることをおすすめします。
短期トレードと長期トレードで取引を始める際には、その考え方も変わるので以下の記事を参考にしてください。
初心者でも素早く利益につなげられるよう、4つのトレードスタイルについてわかりやすく解説しています。

FXのインターバンクの直結と非直結
直結かどうかには気を付けた方がいいって言われたんだけど。
それってどういう意味なのかしら?
ダメだ、まったくわかんないや。
どういった仕組みでどんな特徴があるのか、わかりやすくまとめますね!
インターバンク直結
これは、トレーダーから受けた注文をFX会社そのままインターバンクに通すやり方です。
つまりノー・ディーリング・デスクって、FX会社のプロディーラーがいないってことじゃないかしら?
インターバンク直結のNDD方式は、プロディーラーの介入がありません。
ただ、スプレッドや手数料が高いというデメリットもあるので注意してください。
透明性が高いっていう意味もよくわかんないんだけど。
では、次の項目でわかりやすく解説していきますね!
- NDD方式はFX会社のプロディーラーが介入せず、個人トレーダーの注文をインターバンクに通す方法
- NDD方式のメリットはFX会社とトレーダーが敵対せず、取引の透明性が高いこと
インターバンク非直結
トレーダーの注文を見て、利益につながらないと思ったらインターバンク注文を通さないんです。
でもプロのディーラーが失敗したらどうなるの?
だからDD方式では、お互いの利益が相反するんです。
これは確かに敵対してる構図と言えるね。
つまりFX会社が意図的にトレーダーを不利にすることがあるとされているんです。
取引の透明性って大事なんだね。
一長一短といったところですかね。
DD方式とNDD方式についての詳細をもっと知りたい方は、以下のページをご覧ください。
両者の違いやメリット、デメリットなどについてわかりやすく解説しています。

- DD方式はFX会社のプロディーラーが介入して、個人トレーダーの注文をインターバンクに通すかどうかを決める方法
- DD方式のメリットはスプレッドや手数料が安いこと
- DD方式のデメリットはFX会社とトレーダーが敵対するため、意図的に個人トレーダーを不利に追い込む状況が想定されること
FXの基礎知識!インターバンクについてのまとめ
最後におさらいをしておきましょう!
- FXにおけるインターバンクは、一部の金融機関しか参加できない
- インターバンクの取引は大きくわけて、外国為替・短期金融の2種類
- インターバンクの市場は、コール市場・手形売買市場・東京ドル・コール市場の3種類
- FX会社が採用するインターバンクへの注文方式は、DD方式とNDD方式がある
- DD方式は、スプレッドや手数料が安いが取引の透明性に難点がある
- NDD方式は、取引の透明性が高いがスプレッドや手数料が高い
FXにも影響してることがわかって勉強になったよ。
これから私に合った取引を見つけていかなきゃ。
たくさんのFX会社があるから、しっかり選ばないとね!
FX会社を選ぶ際に数が多すぎて悩んでいる方は以下の記事をご覧ください。
全部で52社ものFX会社を比べ、ランキング形式にしてわかりやすくまとめたページです。

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