ステラコインってどんな通貨なんだろう
ステラコインとイーサリアムならどっちを購入するべき?
と考えたことはありませんか?
ステラコインは、時価総額ランキングの上位に位置する仮想通貨ですので、気になっている人は多いはず。
リップルと開発元が同じというだけにかなり期待はされていますが、それゆえ、リップルとの違いやステラコインの魅力というのがわかりにくいのも確かです。
しかし、ステラコインは個人間の送金に最適だといわれていますので、私たちにとってはリップルよりも身近な存在になる可能性があります。
そこで今回は、ステラコインの特徴や今後の将来性について紹介していきたいと思います。
ステラコインが買えるおすすめの取引所もピックアップしていますので、この記事を読めばすぐにステラコイの取引を始めることができますよ!
ステラコイン(stellar / XLM)とは?
出典: https://www.shutterstock.com/
ステラコインは、リップルの開発者がリップルをもとに開発した仮想通貨で、2014年より運用が開始されています。
そのため、リップル同様に送金の分野を得意としており、リップルが企業向けなのに対し、ステラコインは個人向けでの活躍が期待されているんです。
出典:https://coinmarketcap.com/ja/currencies/stellar/
また、ステラコインには遅延に対する優位性やコストの安さ、基盤となるインフラストラクチャーをカスタマイズできる機能を持ち合わせています。
さらにセキュリティや開発チームも超一流となりますから、今後はステラコインがICOのプラットフォームになる可能性も十分に考えられるでしょう。
出典:https://coinmarketcap.com/ja/currencies/stellar/
通貨単位は「XLM(メルーン)」で、かわいらしいロケットがトレンドマーク。
2017年末から2018年1月にかけて価格が大きく高騰し、2018年11月現在では時価総額ランキング6位のメジャー通貨として知られています。
ステラコインの特徴
出典: https://www.shutterstock.com/
ステラコインはリップルに性質が似ているといわれていますが、実際には全く性質が異なり、他の通貨にも見られない変わった特徴も持っています。
ここでは、ステラコインの大きな特徴を3つ紹介しましょう。
特徴①:個人同氏の送金に最適
まず一つ目の特徴は、ステラコインが企業ではなく個人向けという部分です。
これは採用している取引承認システムに違いがあって、企業向けとなるリップルが「xrp ledger」を採用しているのに対し、ステラコインでは「SCP」を採用しています。
リップルのxrp ledgerには
- 特定の承認者が取引を管理している
- 80%以上の承認者が承認しなければ分裂する
といった特性があり、個人間でのやり取りにはやや問題となる仕組みになっています。
しかしステラコインのSCPは、「ステラ・コンセンサス・プロトコル」の略称で、個人取引に最適なステラコイン独自の承認システムを採用しているのです。
これにより、送金速度は2~5秒とかなり速く、75%以上の合意で承認が可能となっています。
つまり、承認時の負荷を少なくすることでスケーラビリティ問題が回避でき、個人向けとして活用しやすくなっているんですね。
特徴➁:発行枚数が毎年1%ずつ増える
ステラコインの発行枚数はリップル同様1,000憶枚ですが、ステラコインでは総発行枚数の1%が毎年増えていく仕組みになっています。
これにより、年々ステラコインの流通量は増え、ボラティリティ(価格変動)を抑えることができるのです。
また、リップルでは開発者が流通量の25%を保有しているのに対し、ステラコインはわずか5%という部分でもボラティリティを抑えようとしているのがわかりますよね。
ボラティリティが少なくなれば、結果として個人間の送金も円滑に行えるようになります。
特徴③:Facebookとの連携が必須
ステラコインでは、アカウント作成時にFacebookとの連携が必須となっており、これが価格の急上昇を抑える対策になっているんです。
もう少し分かりやすくいうと、中国人の参入防止をしているんですね。
2017年末から2018年にかけて、仮想通貨全体が大きく高騰したことを覚えているでしょうか?
この時の高騰は中国人の投機が大きな要因だといわれており、ステラコインでは今後の暴騰を防ぐためFacebook連携を必須とし、中国人が参入できないようにしているのです。
中国では、国民が利用できるネットワークというのが厳しく規制されており、Facebookは規制の対象となっているため利用することができません。
そのため、Facebookアカウントの連携を必須にすることで中国人の参入防止ができるのです。
ステラコインのチャートと価格推移
出典:https://coinmarketcap.com/ja/currencies/stellar/
ステラコインの価格は、2014年の誕生から2017年まで大きな変動はなく、1XLM=1円以下で安定していました。
しかし、仮想通貨元年となった2017年に突入すると価格が徐々に動きだし、2017年末から2018年1月にかけてはこれまでにないほどの暴騰ぶりを見せました。
その後はアップダウンを繰り返しながら下落していきますが、2018年11月現在は1XLM=約28円となり、2017年の暴騰前よりも高い状態を保っています。
2018年1月以降、多くの通貨価格が下落している中、ステラコインは値下がりはしたもののそこまで大きな下落ではないため、将来性に期待している人が多いと考えられるのです。
ステラコインが購入できるおすすめ取引所3選
現状、ステラコインを取り扱っている国内取引所はなく、購入する場合は海外取引所を利用する必要があります。
海外取引所となると英語表記が基本となりますので、ややハードルが高く感じるかもしれませんね。
しかし、国内取引所に比べて手数料が安く、有名どころでは取引量も多くなりますので効率的に運用することが可能です。
ただし、海外の取引所で取引を行うためには国内の取引所から海外の取引所へ送金する必要があります。
今回は、ステラコインの購入におすすめの海外取引所を3社ピックアップしてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
Binance(バイナンス)
出典: https://www.binance.com/en
BINANCEは中国で誕生した取引所ですが、中国政府の規制が厳しくなったことから、現在では拠点をマルタ島に移転させて運営しています。
創立は2017年と比較的新しい取引所になりますが、手数料の安さや利便性の高さから、すでに世界トップクラスの人気を誇っているんです。
また、BINANCEでは独自通貨「BNB」を発行しており、BNBを利用することで通常0.1%の取引手数料が0.05%まで抑えることが可能。
取り扱い通貨も100種類以上と豊富なので、ステラコイン以外にもさまざまな通貨を購入することができますよ!
- 取り扱い通貨:約150種類
- 取引手数料:0.05~0.1%
- 日本円入金:不可
- 日本語対応:なし
- アプリ:iOS/Android
Bittrex(ビットレックス)
出典: https://international.bittrex.com/
BITTREXも取り扱い通貨の豊富さが魅力となる海外取引所で、BINANCEに並ぶ世界トップクラスの人気を誇っています。
拠点はアメリカで、2014年の誕生以来着々と成長を続けてきました。
ICOトークンや有望なアルトコインの新規上場が多いことでも有名ですので、仮想通貨のトレンドをいち早くキャッチしたい人におすすめ。
また、アルトコインの板取引ができるというのも大きな魅力といえるでしょう。
POLONIEX(ポロニエックス)
出典:https://poloniex.com/
POLONIEXは初めて海外取引所を利用する人におすすめの取引所。
BINANCEやBITTREXに比べて取り扱い通貨は少なくなるものの、POLONIEXも世界トップクラスの取引量を誇っていますから、板取引もサクサク行えますよ!
また、POLONIEXではレンディングという機能があって、マージントレーダーに通貨を貸し、その間は利子を増やすことが可能。
そのため、ステラコインの売買取引以外でも利益が出せてお得です。
ステラコインは大きな可能性に満ちている
ステラコインとリップルには大きな違いがあるものの、根本的なネットワーク部分は似ているので、複数の機能やサービスを一連としたシームレスな取引が可能です。
つまり、実用性は抜群ということ。
そのため、ステラは大手金融コンサルティング会社のDeloitte(デロイト)や、世界最大級のIT企業であるIBMなど、数々の大手企業と提携を結んでいます。
また、ステラは送金システムだけでなく、そのシステムの特性を活かした分散型取引所「SDX」の開設にも力を注いるんです。
公式サイトによると「全通貨び手数料が無料になる」と書かれていますので、企業としても仮想通貨としても、ステラの将来性は大いに期待できるといえるでしょう。
現状、ステラコインを購入できるのは海外取引所のみとなりますが、抵抗のない人はぜひこの機会に購入を検討してみてはいかがでしょうか。