SBIホールディングス<8473>の子会社で、ベンチャーキャピタルファンドの運用・管理を行うSBIインベストメントは27日、同社が運営する「SBI AI&Blockchainファンド」を通して、セキュリティトークンのプラットフォームを提供する米Securitize(セキュリタイズ)社への出資を行ったと発表した。
セキュリタイズ社は、法規制に準拠したデジタル証券を発行するための信頼性の高いグローバルソリューションを提供している。これまでに10社以上のSTO(セキュリティ・トークン・オファリング:デジタル証券による資金調達)を成功させた実績があり、実務レベルで通用するソリューションを有するという。
SBIインベストメントは『同ラウンドの資金調達は、セキュリタイズのシリーズAラウンドの延長であり、調達総額は3000万ドル以上に引き上げる』として、『既存投資家のBlockchain Capital、SPiCE VC、SeedRocket4Founderも資金調達ラウンドに参加した』と伝えている。
同社は2018年1月、「SBI AI&Blockchainファンド」を設立し、投資活動を開始した。同ファンドでは、『ブロックチェーン分野を含む、AI、フィンテック、さらにはこれら技術と関連の深いIoT、ロボティクス、シェアリングエコノミーといった分野の国内外の有望なベンチャー企業への投資を積極的に進めていく』との意向を示している。