出展:forbes.com
現在、カセム・ソレイマニ司令官の暗殺によって、イランとアメリカの関係は、1979年に始まった米大使館人質事件以来の深刻な対立状態にっており、BTC(ビットコイン)の価格にも大きな影響を与えています。
イラン国内の仮想通貨取引所(LocalBitcoin)では、ビットコイン(BTC)の価格が急上昇しており、アメリカ軍によるイラン革命防衛隊司令官の殺害を巡って、アメリカとイランの関係は緊張度を募らせ、経済・政治などに関する不安が高まっているためだとみられています。
チャートは以下の通りです。
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特に今回の推移は非常に興味深いものとなっており、万が一長期的に、イランや中国等の資本規制国で何らかの国際問題が発生した場合、BTC(ビットコイン)へと更なる影響を与えることは明らかでしょう。
また、イランではアメリカによる厳しい経済制裁を受けてか、同国の金融機関は海外投資が制限されている一方で、ドルは国際取引における最も一般的な通貨となっており、イラン政府はアメリカの経済制裁を回避するために、BTC(ビットコイン)等の仮想通貨の利用拡大に取り組んでいます。
その他Gate Trade(ゲートトレード)が発表した調査によると、仮想通貨はイラン人の間で「最も人気のある投資の1つ」となっており、調査対象となった1,650人のイラン人投資家の3分の1以上はマイニングで500ドル〜3000ドルを稼ぎ、58%は取引を通じて収入を上げているものとなっています。
BTC(ビットコイン)は、資産を保護したいイランの人々にとっては避難所として最適な場所である一方、国内のグローバルな投機家にとっては必要不可欠なものであるに違いないでしょう。
「本文:https://www.forbes.com/sites/investor/2020/01/03/bitcoin-war-iran/#694bf5d9343b」