ゼロはじ仮想通貨デイリーレポート(2019/10/10現在)
通貨 | BTC | ETH | XRP | BCH | LTC |
価格 | 919,378 (919,378円) | 20,627 (20,627円) | 30.09 (29,227円) | 25,574 (25,574円) | 6,343 (6,343円) |
前日比 | +4.36% | +6.22% | +1.21% | +3.37% | +3.39% |
今朝はビットコインから始まりアルトコインは快調な高騰ぶりを見せ、仮想通貨市場全体は暖かい春の陽気を感じるような清々しい朝を迎えました。
前日10/9まで、約88万円代をキープしていたビットコイン(BTC)は、約92万円に到達し、前日比は約5%を超える値上がりをみせました。
その他にも、アルトコインの代表であるETH(イーサリアム)では、6%増しで20000円代を劇的突破。時価総額がその次に高いXRP(リップル)も1.20%を振り切り、約30.00円に到達することとなりました。
また、BCH(ビットコインキャッシュ)とLTC(ライトコイン)は共に4%近く高騰し、両者とも嬉しい値上がりをしました。
高騰になった注目のポイント
今朝の仮想通貨全体の値上がりとなった要因、それからイベントなどをここで一つ整理してみましょう。
- 仮想通貨取引所バイナンスが中国の大手決済サービスと提携
- 大阪にて10/8から開催されているDevcon5(イーサリアム会議)の盛り上がり
まずはじめに、今回のBTC(ビットコイン)高騰の要因の一つが、仮想通貨取引所バイナンスが中国の大手決済サービスと提携を結んだことで、ビットコインの価格上昇をつくる大きな要因として関わったともなり得ます。
そこにアルトコインである、XRP(リップル)とBCH(ビットコインキャッシュ)、LTC(ライトコイン)がこのBTC(ビットコイン)の値上がりに追従する形で高騰をみせることとなりました。
また、6%以上の値上がりをみせたETH(イーサリアム)では、今月8日から大阪にて開催がされているイーサリアム会議ことDevcon5が関わったと言えるでしょう。
こちらは、明日の11日まで開催されている予定となっており、そちらの動向次第では今後更なる価格上昇も考えられると、予想もできます。
その他、現在BTC(ビットコイン)の価格は+4%越えをキープしているものの、今後数時間の展開には最新の注意を払ってチャートを見ていくことが賢明でしょう。
仮想通貨全般でも言えることですが、不安定な価格上昇は憑き物であるため、劇的な急落が降りかかることも覚悟し、身を備えたいとも言えるでしょう。
BTCハッシュレートの動向
続いては、BTC(ビットコイン)のハッシュレートを見ていきたいと思います。
こちらでは、以下の赤◯にて、前日10/9から10/10までの上昇が一目でみれるようになっています。
やはり今回は、アルトコインの値上げが始まった後に、ビットコインの高騰が始まったことが注目のポイントであると言えるでしょう。
もちろん200日移動平均線をトライする形となりましたが、XRP(リップル)の急騰もあったことから、底値圏からの反発を見せていたBTC(ビットコイン)相場も、90万円を前に上値を重くしていく動きがありました。
また、今回の仮想通貨全体の値上げに影響を及ぼしたイベントとしては、アメリカがウィグル問題や政府系年金による対中投資制限などの好転が期待されていた米中関係に暗雲が燻ったこと。
その他では、FRB(連邦準備制度)のパウエル議長が、バランスシート拡大再開を表明したことも有り、底堅さを見せていたことも関係あったと言えるでしょう。
そうした中で、リップル社による投資活発化が話題を呼ぶXRP(リップル)が価格上昇を始め、大阪で主催されているDevcon(イーサリアム会議)が開催されているETHがその流れに乗って急騰。
アルトコインが全面高となったあと、遂にBTC(ビットコイン)も93万円台へと上乗せする形となり、200日移動平均線に上値を抑えられることになったと予想されます。
また、他にはFacebookのザッカーバーグCEOが、議会公聴会に呼ばれるイベントや、SEC(証券取引委員会)がBitwise(ビット演算)のETF(上場投資信託)を否認した事などが原因で上値を重くしたともなり得ます。
しかし、香港で発行されている日刊英字新聞「サウスチャイナポスト紙」では、「米中次官級協議の不調を伝えた」とういう事もあり、今後はBTC(ビットコイン)の底堅さも予想されるとも言えるでしょう。
今日の海外インフルエンサーの相場分析(2019/10/10)
本日のBTC(ビットコイン)は嬉しいことに価格の値上がりをみせています。
BTC(ビットコイン)ではフラッグを上抜けし、価格の動きとオシレーター系のテクニカル指標の動きが逆行する可能性のある「ポジティブダイバージェンス」をRSI(相対力指数)が形成したとなり得ます。
この強気な指標から考えるに、指標は現在、価格を20日間でEMA(指数平滑移動平均線)より上に押し上げようとしているとも予想されます。今回もし、こちらが達成した場合には、50日間で投資家が証券会社などのサービス提供業者へと、ある程度の資金を預けることによって資産管理・運用を行うためのSMA(Separately Managed Account)を上昇させ、そこを超えた際には対称トライアングルの下降トレンドラインが上昇すると、考えることもできるでしょう。
また、BTC(ビットコイン)が下降トレンドラインの壁にぶつかってしまった際には、そこから調整へと入る可能性も推測することもできます。
そこの反落であれば、より高い安値を形成する場合もでるため、新しいフロアとして7,700ドルが確率する可能性も予想ができるでしょう。
となってくると、積極的なトレーダーであれば、ストップロスを7,700ドルに設定したロングポジションを試みること自体も可能とはなりますが、ここは慎重にみていきたいところでもあるでしょう。
もしビットコインが現在の価格、もしくは50日間SMA(Separately Managed Account)から下落し、7,702~7,337ドルの重要なサポートゾーンを下回ったとしたら、強気の見方は無効ともなり得ます。
このような動きが起こったとすれば、市場のセンチメントが弱まることになり、強い価格回復への期待を遅らせることにもなってくると予想できるでしょう。ただし発生する可能性は五分五分と言えるものなので、ここもしっかりとチャートを観察していくのも吉であると言えるでしょう。
本日まとめ
BTC(ビットコイン)相場は底堅い展開も予想できるでしょう。
今朝は、XRP(リップル)やETH(イーサリアム)、LTC(ライトコイン)などのアルトコインにより価格上昇からBTC(ビットコイン)の高騰へという流れになりました。
その背景には、FRB(連邦準備制度)のパウエル議長がバランスシート拡大を表明したこと、BitMEX(ビットミックス)のアーサー・ヘイズが2万ドル乗せの条件とする「量的緩和第4弾」に一歩進んだこと。
そして、先日発表された「9月に行われるFOMC(連邦公開市場委員会)の議事録」による、市場の追加緩和期待と当局の見通しに隔たりがあると指摘されたことが、全体的にFRB(連邦準備制度)への信認を低下したものとも考えられます。
最終的には、92.5万円付近にて200日移動平均線を抜けられるかも予想ができますが、本日もチャートの分析を慎重にみていくことが賢明であるでしょう。