今回の仮想通貨全体を突如として襲った「YouTubeによる仮想通貨関係のチャンネル削除騒動」について、少し進展がありました。
これまで、YouTube側は事前通告もせず、仮想通貨に関する動画コンテンツやインフルエンサーのチャンネルを閉鎖する等、今週に入ってから仮想通貨に関連する動画を「有害コンテンツ」として排斥する動きを見せ大きなニュースとして取り上げられています。
Crypto Purgeの背後にあるYouTubeの推論
CryptoPotato(海外大手仮想通貨情報サイト)の報告では、YouTubeが今週にかけ仮想通貨関連チャンネルをマーキングし始めたとアナウンスしており、その影響を受けたチャンネルでは、Chris Dunn TV(クリス・ダンTV)、The Moon(ザ・ムーン)、Crypto Zombie(クリプト・ゾンビーズ)、Ivan on Tech(アイバン・オン・テック)、およびNugget’s News(ヌゲッツ・ニュース)の大手チャンネルが、この対象であったと語っています。
今回のYouTube側による突如としたチャンネルバンとコンテンツ削除では、7日間の新らしい動画投稿が禁止されるペナルティも発生してると言われています。
この状況は次第にエスカレートしており、影響を受けたインフルエンサーも非常に多く、仮想通貨コミュニティの中では、今回の騒動の発端や、その理由について考えられる様々な推測が語られ始めており、一部ではYouTube側へのボイコット騒動も発生しています。
YouTube側でも、当初は公式からの事情説明等がされていませんでしたが、今回Twitter上にて、以下の様に説明をいれる結果となりました。
Hey there, this was an error on our side during the review process – your video should be reinstated and strikes resolved. Let us know if you're seeing otherwise!
— TeamYouTube (@TeamYouTube) December 26, 2019
こんにちは!
今回の騒動についてですが、我々のサーバーとプラットフォームの復帰作業中に起こったエラーにより発生しました。
今後は対象として削除されてしまった動画についても復元をし「有害コンテンツ」として標的化された動画コンテンツやチャンネルについても解決していきます。修復されなかった場合はお知らせください!
削除されたチャンネルも続々と復元中
今回のYouTubeの公式回答に続き、現在では数多くの仮想通貨に関するチャンネルや動画コンテンツは徐々に回復し始めていると報道されており、 一部のYouTubeユーザーでは「自分の動画は復元されていることを認めていますが、完全には復元が完了していない」と述べています。
現状では次々とチャンネルやコンテンツ等も復帰が始まっている為、無事に回復していく見込みもたっていますが、万が一、今回の事件がBTC(ビットコイン)や仮想通貨に対し、あまり良い印象を持たない、ヘイトが溜まったYouTube社員によって意図的に行われていた、とすれば二次被害や次の展開も予想出来るでしょう。