やさしい仮想通貨の始め方を解説

【仮想通貨の価格】ビットコインは93万円台まで落ち込み。雲行きは怪しく推移。|ゼロはじMarket Guide 11/15 昼版

ゼロはじ仮想通貨デイリーレポート(2019/11/15現在)

出展:coincheck.com(BTCチャート)

通貨BTCETHXRPBCHLTC
価格938,35820,14929.230,1776,462
前日比▼1.4%▼1.5%▼1.8%▼2.5%▼2.7%

昨日のBTC(ビットコイン)の動きは重い展開となりました。本日のBTC(ビットコイン)の価格は938,358円であり、前日比マイナス1.4%のマイナスで推移しています。BTC(ビットコイン)以外のアルトコインの価格も微減しており、仮想通貨市場全体が暗い展開となりました

今週は、週明けの11月11日、日付が変わったタイミングでBTC(ビットコイン)の価格は急上昇し、96.0万円から98.5万円まで価格が高まりました。
同日の11時頃から価格が落ち始め、18時頃には93.7万円まで下降し、それ以降は細かい上がり・下がりがあったものの、ほぼ横ばいと呼べるような動きをしていました。しかし、昨日11月14日の13時ごろから価格が落ち始め、今月の中で最も価格が落ち込んでいます

昨日はヤフーとLINEの経営統合という報道が大きなニュースとして話題になりました。ヤフーは仮想通貨取引所を傘下に置いているため、BTC(ビットコイン)を始めとする仮想通貨の価格に大きな影響を与えると思われていましたが、そこまで大きな反応はありませんでした。

その後は特に大きなニュースがなくほぼ横ばいの推移となっています

また、11月15日の21時ごろにBCH(ビットコインキャッシュ)はネットワークのアップグレード(ハードフォーク)を予定しています。そのことにより、12の仮想通貨交換所はBCH(ビットコインキャッシュ)の入出金を一時停止する予定です。ハードフォークによる価値の変動を警戒し、BCH(ビットコインキャッシュ)の価格は一時的に価格が下落。その影響を受けてBTC(ビットコイン)の価格も下がっています。

また、ヤフーとLINEの経営統合と同様に注目を集めていたのが、仮想通貨取引所であるBITPoint(ビットポイント)を運営する 株式会社リミックスポイントの決算発表が昨日ありました。株式会社リミックスポイントは流出事故を起こしており、その損害に関する報告は37億円で、流出事故直後に発表された金額と相違はありませんでした。

もし流出直後の金額よりも、決算発表時の金額が大きくなっていれば、不信感が高まりBTC(ビットコイン)などの価格に大きな影響を与えていたでしょう。実際には、仮想通貨の市場に影響を与えたものの、その範囲は非常に限定的でした。

その後のBTC(ビットコイン)には、先程と同様にそこまで大きな変化はありませんでした。93万円台で推移していますが、BCH(ビットコインキャッシュ)のハードフォークによる影響がどのように現れるかが懸念されています。

昨日はBTC(ビットコイン)の価格は横ばいとなっておりますが、徐々に価格は下がっています。今後もどのように推移するか分かりませんが、BCH(ビットコインキャッシュ)のハードフォークにより、10月末のような80万円台に突入するような急落も起こり得るかもしれません。

週末は価格が動きやすいため注意する必要がありますが、本日の夜以降は価格が大きく変動する可能性があるため、取引を行う場合は慎重に行ってください

BTCハッシュレートの動向

つづいて、本日のBTC(ビットコイン)のハッシュレートを見ていきましょう。


ハッシュレートの動きもBTC(ビットコイン)の価格と同様に、上下を繰り返しており、元の価格に落ち着いているイメージです。昨日のハッシュレートの値は急落しており、本日はその値を維持する形になっております。

BTC(ビットコイン)の価格は重たい推移となっており、ハッシュレートもそれと同様に重たい動きとなっています。いずれにせよ、BCH(ビットコインキャッシュ)のハードフォークによる影響がどのように出るか慎重に判断する必要があるでしょう。

今日の海外インフルエンサーの相場分析(2019/11/15)

HeisenbergBTC氏の投稿によると、4時間単位でBTC(ビットコイン)の価格を見ていくと、徐々に下がってきており、回復する材料がないため今後も重い展開が続くと予想しています。実際には8,580ドルまで下がったあとに8,620ドルまで回復はしていますが、今後も大きく価格が上昇するのは難しいと判断しています。しかし、ここまで価格が下がる傾向が続いているため、再度急上昇する可能性も考えられるとしています。

NerubicaCrypto氏の投稿によると、BTC(ビットコイン)の価格は8,500ドルのラインを底に上場していくと予想しています。しかし、さらに価格が下がる可能性もあるため非常に危険な状態といえると述べています。そのため、今は安全を確保する必要があると説明しており、本人も取引はストップする方針です。今後も強気な価格の推移が期待されていますが、どのように動くか分からない状態と述べています。

本日まとめ

昨日と本日に関しては、BTC(ビットコイン)の価格が動きそうなイベントが発生したのにも関わらず、大きな変化はありませんでした。しかし、BTC(ビットコイン)の価格は緩やかに下降しており、今後も価格が低下していく可能性が高いと見込まれています。

ヤフーとLINEの経営統合に関してもまだ確定したわけではないため、そこまで大きな動きにならなかったとみられています。月内に合意すると見られており、価格の変化が予想されているでしょう。

本日に関してはBCH(ビットコインキャッシュ)のハードフォークによる影響を始めとして、週末に変化が起きる可能性が高いため、取引する場合は慎重に判断する必要があるでしょう。