やさしい仮想通貨の始め方を解説

【仮想通貨の価格】リップル社のSwell開催も動きは僅か。2日目に要注意|ゼロはじMarket Guide 11/08 昼版

ゼロはじ仮想通貨デイリーレポート(2019/11/08現在)

 

出典:coincheck.com(BTCチャート)

通貨BTCETHXRPBCHLTC
価格1,003,60720,47631.831,9826,753
前日比▼0.8%▼1.4%▼5.7%▼3.7%▼2.8%

今朝のBTC(ビットコイン)の価格は1,003,607円であり、前日比マイナス0.8%と僅かな減少となりました。仮想通貨市場全体としてはXRP(リップル)が5%以上、BCH(ビットコインキャッシュ)が3%以上も値を落としており、全体的に下降気味です。

昨日の主なニュースはXRP(リップル)が主催している「Swell2019」が開催されたことです。Swellはリップル社にとって最重要イベントと位置づけられているような、大型のカンファレンスであり金融界や政治界の要人が多数参加します。実際に過去にはアメリカの元大統領も参加したことがあるため、規模が大きいイベントであることがわかるでしょう。

また、参加している重要人物が登壇しスピーチをするだけでなく、リップル社に関する重要な施策が発表される機会であるため、期待感が高いイベントでもあります。今回のイベントでは、XRP(リップル)の送金優位性についてや世界の金融市場についてリップル社のCEOがオープニングスピーチで語りました。

また、ブロックチェーンに関するテストや研究を行っていることについても言及し、今後の仮想通貨の実用性について確実に拡大していると話しています。実際に、XRP(リップル)は世界の通貨の中でも効果的な送金手段であることについて話し、XRP(リップル)に興味を持つ人が増えていると述べています。

しかし、イベント自体の内容としては今年の仮想通貨市場の振り返りがメインであり、インパクトに欠ける内容だったと判断する人が多かったため、価格が上昇することなく僅かに減少していると考えられています。実際に、前日の動きを見てみるとXRP(リップル)はイベント開催の期待感から価格が上昇傾向にあります。過去に開催されたSwellでは、価格が上昇していました。今回はネット企業が300社以上も参加しており、リップル社のCEOも「今年がベストイヤー」と話していることからも、今後価格が上昇する可能性は高いといえるでしょう。

このようにXRP(リップル)の価格の上下に伴い、BTC(ビットコイン)の価格も多少の影響を受けているといます。また、11月7日には中国商務省がアメリカ・中国の双方の製品にかかっている関税を段階的に撤廃すると発表しました。この発表をきっかけに、BTC(ビットコイン)の価格が下がり、一時は100万円を下回りましたが、現在では100万円前後の推移で落ち着いています。しかし、朝方ではアメリカ政府が中国との関税撤廃合意について否定的な姿勢を見せており、米中首脳会談は12月以降に延期になったこともあり、不透明な状況が続くとみられています。

今後の展開ですが、直近だとやはりリップル社の「Swell2019」による影響を大きく受けると考えられています。XRP(リップル)に関して良いトピックが発表されれば、仮想通貨市場全体が好調になる可能性は高いといえるでしょう。昨日と続き、ほぼ横ばいで推移していますが、11月8日はSwell2日目であり価格が変動する新しい材料が出てくるか注目されています

BTCハッシュレートの動向

つづいて、本日のBTC(ビットコイン)のハッシュレートを見ていきましょう。

今週下落傾向にあったハッシュレートも昨日のタイミングでは、急上昇していました。しかし、今朝の段階ではこのまま上昇を続けると考えられていたハッシュレートも、元の数値に戻っています。総合的に見ると、今週のハッシュレートの推移は横ばいが続いています。

BTC(ビットコイン)の価格との相関を見てみても、お互いにそこまで大きな変化はありません。しかし、先週と同様に週末に大きな変化が起こる可能性も否定できないでしょう。本日のSwell2日目がハッシュレートやBTC(ビットコイン)の市場にどのような影響を与えるのか要チェックです。

今日の海外インフルエンサーの相場分析(2019/11/08)

VaidoVeek氏の投稿によると、ここしばらくではBTC(ビットコイン)の良い取引機会が現れていないとしており、今後も下降傾向にあるとしています。青いラインが表示されているエリアで今後も推移していけば8,500ドル前後のエリアで下降は止まり、反発していくだろうと予想しています

現状では下降を食い止める材料は少ないと見ており、取引するタイミングを慎重に判断するべきと考えています。しばらくすれば、価格の推移が逆転することが濃厚であるため、ベストなタイミングに取引できるように準備しましょう。

HeisenbergBTC氏の投稿を見ると、10月末から続いているBTC(ビットコイン)の横ばいの推移は、今後も継続すると予測しています。主に9,222ドル前後の価格であまり大きな変化がないと見ています。そのため、連続で赤いロウソク足が続いていますが、そこまで大きな変化とはいえません。

しかし、このような安定して推移した後には、大きな動きが生じる可能性が高いとしており、6週間から7週間前に10,000ドルに到達したときよりも大きな動きになるのではないかと考えられています。この横ばいの状態がいつ動いても良いように十分に注意しておきましょう。

本日まとめ

BTC(ビットコイン)の価格は先週末に大きな動きがあったため、今週も油断はできません。実際にリップル社の大型イベントであるSwellは、本日が2日目であり重大な発表があればBTC(ビットコイン)の価格にも大きな影響を与えます。

本日のSwellでは、デジタル資産を活用した送金やブロックチェーンなどについて、決済に関する詳細の内容が発表される予定です。革新的な技術が発表されれば市場は大きく動くでしょう。

XRP(リップル)の状況にもよりますが、今まで期待されていたようにBTC(ビットコイン)の価格は週末に上昇する可能性は十分に考えられるため、どのような動きをするか細かくチェックし、慎重に見極めてください。