ゼロはじ仮想通貨デイリーレポート(2019/10/17現在)
出展:coincheck.com(BTCチャート)
通貨 | BTC | ETH | XRP | BCH | LTC |
価格 | 872,457 (872,457円) | 19,095 (19,095円) | 31.01 (30,165円) | 23,676 (23,676円) | 5,751 (5,751円) |
前日比 | ⬇︎2.15% | ⬇︎2.81% | ⬇︎1.08% | ⬇︎1.94% | ⬇︎3.57% |
今朝17日の仮想通貨全体はBTC(ビットコイン)から始まり、他アルトコインのETH(イーサリアム)、XRP(リップル)、BCH(ビットコインキャッシュ)、LTC(ライトコイン)のいずれも、これまで続いてきた価格下降の流れを変えきれずに、苦しい展開が現在も続いている。
価格の上昇トレンドに移るまでには、やはり今後も我慢の日々が続く可能性もあるでしょう。
17日8時現在のBTC(ビットコイン)の価格は872,457円、前日比で-2.15%と下落しています。
ここ最近まで、ずっと価格下降が続いているBTC(ビットコイン)は、上昇の兆しもなく今尚下落が続いています。
先日16日の1時台から続く下落は、当初90.5万円から89.1万円まで下落する流れとなり、そこから長く緩やかな下落が続くこととなりました。
その推移も19時台にて終われば、20時台には88.6万円から87.5万円より低下、さらには21時台にも86.7万円まで下落し、最終的には今現在まで下落が続いています。
今後の推移次第では、さらなる下落が襲ってくることも想定ができるでしょう。
17日8時現在のXRP(リップル)の価格は31.35円、前日比は-1.08%%と、BTC(ビットコイン)と同じく今現在も下落となっている。
価格上昇の祈りも多かったXRP(リップル)ですが、その分厚い壁を乗り越えることは叶わず、今現在も下落が続く事となっています。
先日16日の7時台からは、一度価格上昇を見せて価格を上げていったものの、10時台からは下落へと転じてしまった。
17時台から再度上昇を見せたものの、20時台では32.24円からまた一気に下落が始まると、31.58円まで割り込む形となり、その後23時台まで下落は進み、31.13円を付けたところで下落が止まる形となりました。
今後も、引き続き苦しい展開となり得るでしょう。
現在注目を浴びている時価総額2位のアルトコイン、ETH(イーサリアム)は17日8時現在の価格が19,095円、前日比が-2.81%の下落をみせています。
ここまで下落基調となっていたETH(イーサリアム)は、その苦しい流れを変えることが出来ずに今でも下落が進んでいることとなっています。
これが下落トレンドの初動であれば、5%程度の下落余地がある可能もあるでしょう。
特に、最近のETH(イーサリアム)はBTC(ビットコイン)に対して値動きが先行することが多かったためか、ETH(イーサリアム)の今後の動向に注目したいところではあります。
先日16日の5時台まで下落が続いたETH(イーサリアム)は、6時台から8時台まで一度その動きを見せたものの、9時台に入った矢先に再度下落を再開した流れとなりました。
さらに、20時台と21時台の2時間では-2.8%の下落をつくことになり、その後大きく価格が下降したものの、何とか18,429円で下落が落ち着くこととなりました。
現在もこの18,429円でのラインを中心に推移しており、今後もこのラインでの焦点となってくる可能性があります。
BTCハッシュレートの動向
では、BTC(ビットコイン)のハッシュレートを今一度見ていきましょう。
本日のハッシュレートでは前日に比べ上昇した形となっています。
今回はハッシュレートの動向から、今朝の仮想通貨全体の流れをみていきたいと思います。
まずBTC(ビットコイン)相場では揉み合い圏での取引となりました。
はじめに92万円台トライに失敗したBTC(ビットコイン)は、88万円台までの反落を見せ、先週末に200日移動平均線を上抜けるも、ダマしに終わってしまったBTC(ビットコイン)相場は、90万割れの水準では底堅さを見せ、少しずつ少しずつと値を上げることとなりました。
しかし、リブラ協会から大手決算企業の相次ぐ脱退や、G7(Group of Seven)やFSB(ロシア連邦保安庁)からの厳しいコメント発表などもあり、91万円台から反落を見せること動きをしました。
先日の16日には、グレイスケールの主要仮想通貨ファンドの承認などもあったため、91万円台を付けるも反落、しかしその後リブラ協会の発足やBNB(バイナンスコイン)ベースのETP(Exchange traded product)であるスイスの上場などもあり、90万円水準で底堅さを見せると、ジョン・ピアポント・モルガンなどによる「銀行や医療大手の好決算」もあり、米株が上昇すると連れ高を突破。
その後92万円を再トライするも、米株上昇が金利上昇と共にドル買いへと繋がり、金価格が下落。すると、仮想通貨も全体的に下落し、BTC(ビットコイン)は88万円台まで値を下げることになりました。
ここまでのけん引役であった、主要アルトコインのXRP(リップル)が若干息切れをする形に見合わせ、それに続きLTC(ライトコイン)も冴えないものとなってしまいました。
今日の海外インフルエンサーの相場分析(2019/10/14)
仮想通貨全体の下落が続く現状、今後のBTC(ビットコイン)相場は底堅いが重くて狭い上値レンジでの取引となり得る可能性もあります。
先日は、米株やドル高に連れて上下したものの、他マーケットに振らされるのは材料難の証でした。
その為、現在も92万円上抜けに3度失敗することとなり、88万円の下抜けにも3度失敗、ポジションの偏りも少ないものとなりました。
過去にはこうした凪の局面にて、足元が50前後のヒストリカルボラティリティー(Bloomberg:30日・50日)が30前後まで下がるものとなっています。
もちろん、他にもリブラからペイパルやイーベイなどの大企業7社の脱退、相場への反応は限定的。
ハッシュレートやチャートから見ても、短期と長期のトレンド方向がバラバラな向きを見ている現状では、どっちつかずの相場が続いてしまっている現状となっています。
しかし今後の価格推移を見るに、価格の回復にはもう少し時間が必要となってくる可能性もあるが、グレイスケールが3Q(サード・クォーター)に過去最高の資金流入を記録するような明るい兆しとなり得るかもしれない。
本日まとめ
今朝の仮想通貨全体は先日に続き低迷した状況となっています。
中でもBTC(ビットコイン)については、上下に髭を付けながら推移しているためか、かなり取引しづらい相場が現状を取り巻いているとも言えます。
今回は下方向にブレイクした後に揉み合うことになりましたが、戻りも鈍いためか、下落する可能性が高いと予想もされます。
しかし本日の午前1時前のテザー発行に際して急騰したこともあり、直ぐに売られたことからも、買い意欲は弱くなっているように感じる事もできるでしょう。
ただ、88万円手前での切り替えしは早かったため、このあたりで止まるかどうかが今後の焦点ともなり得る為、慎重に分析していきたいところと言えるでしょう。