ゼロはじ仮想通貨デイリーレポート(2019/10/16現在)
出展:coincheck.com(BTCチャート)
通貨 | BTC | ETH | XRP | BCH | LTC |
価格 | 891,928 (891,928円) | 19,627 (19,627円) | 31.25 (30,369円) | 24,278 (24,278円) | 5,966 (5,966円) |
前日比 | ⬇︎1.52% | ⬇︎2.83% | ⬇︎0.67% | ⬇︎0.70% | ⬇︎3.00% |
今朝の仮想通貨全体のニュースは、出端を折られ苦しい状況で朝を迎えました。
本日、10月16日の仮想通貨全体のマーケットでは、BTC(ビットコイン)から始まり、主要アルトコインのETH(イーサリアム)、XRP(リップル)、BCH(ビットコインキャッシュ)にLTC(ライトコイン)は、昨日の価格上昇を活かしきれずに今現在も下落となっています。
様々な要因が今回の下落に関連し、今朝は悲しい幕開けとなったものの、アメリカでは新しい仮想通貨の商品が発表されるなど、マーケットへの資金流入にも期待したい嬉しいニュースもアナウンスされました。
現在7時台のBTC(ビットコイン)の価格は891,928円、前日比で-1.52%の下落となっており、ここまで徐々に徐々にと少しずつ下落してきているBTC(ビットコイン)は、上昇の兆しも難しく今尚価格の低下が続いています。
昨日の15日、夕方の4時台からBTC(ビットコイン)の下落が始まるも、7時台には上昇推移へ移り、9時台には一時91.2万円まで上昇。
しかしその後、10時台から下落が再度始まり、再び価格が低下すると18時台まで下落が続くこととなり、19時台からはまた改めて上昇の兆しをみせ一安心かと思われた矢先、今朝の夜中1時台に88.2万円まで下落、今現在まで続く下落傾向となっています。
このままの調子であればBTC(ビットコイン)も最終的には88万円台が焦点となってくる可能性もあり得るでしょう。
現在のXRP(リップル)の価格は30,369円、前日比では-1.7%の下落をみせています。
これまでは、順調に価格上昇を続けていたXRP(リップル)でありましたが、奇しくもレジスタンスライン突破後に下落を見せてしまいました。
先日の早朝6時台からは価格上昇が始まり、7時台になってレジスタンスラインであるパープルラインを突破することに成功。
その後も、ラインを超えての推移となった矢先の14時台で一気に下落傾向、15時台には一度持ち返す形となり、21時台にて再度価格上昇が期待されたものの、突破は出来ず、23時台から下落傾向となり本日夜中の1時台にて完全に下落推移となってしまいました。
そして、時価総額TOP2のETH(イーサリアム)の現在の価格は19,627円、前日比が-2.83%の下落となっています。
下落の流れはBTC(ビットコイン)、XRP(リップル)とは少し異なり、先日の夜中の1時台からは価格上昇を見せていたETH(イーサリアム)でしたが、一気に急転し下落傾向となる形となりました。
先日の夜中の1時台から3時台にかけてはETH(イーサリアム)も価格上昇が続き、4時台からは一定の水準で推移が続くこととなり好調な滑り出しを切ることとなりました。
しかし、このまま上昇が続くかと思われた直後の12時台から一気に下落が始まると、18時台で一旦止まり、23時台から再度下落し、現在まで止まることなく価格を落とす形となっています。
現在も仮想通貨全体の価格下降は続いているため、慎重にチャートを見ていく必要はありそうです。
BTCハッシュレートの動向
続いては、引き続きBTC(ビットコイン)のハッシュレートを見ていきましょう。
こちらでは、以下の赤◯にて、前日10/15から10/16までの動きが一目でみれるようになっています。
では、こちらからはハッシュレートの動きをみつつ、本日16日7時現在のBTC(ビットコイン)下落の流れを見ていきたいと思います。
まずはじめに、週末のBTC(ビットコイン)相場は、高値圏での揉み合いから始まったのが見えてきます。
BTC(ビットコイン)は200日移動平均線をブレークするも反落、その後上値の重さを痛感させるものとなりましたが、大崩れすることもなく、下値の堅さを印象づけるものとなりました。
また、「ETH(イーサリアム)は証券ではない」と言い放ったCFTC(米商品先物取引委員会)議長のコメントが要因と囁かれ、200日移動平均線を上抜けたBTC(ビットコイン)相場も、その後90万円近辺まで反落する物語を描きました。
他にもハッシュチャートの動きに沿う形となった、FRB(連邦準備制度)から月600億ドルの短国買い入れが発表され、米中貿易協定の部分合意も発足し、上値が重くなったものの、決算会社の大手企業であるVISA・Masterのリブラ協会からの脱退。
それから、SEC(米国証券取引委員会)のテレグラムによる「TON販売一時禁止」の発表などもあり、価格は90万円を割り込む流れとなりました。
しかし、ウーバーやリフトなどは「残留」と報じるニュースが別件で上がってきたことで、有り値が回復したものの、最終的にはBBC(英国放送協会)がG7(Group of Seven)のレポートのドラフトとして、リブラのステーブルコインを警告したことで、結果的には88万円台まで下落し今回の幕が降りました。
他には、メキシコの交換所買収でXRP(リップル)の価格が上昇し、更にグレイスケールが主要仮想通貨に連動する証券の承認を得たことで、若干値を戻していくこともなり得ます。
今日の海外インフルエンサーの相場分析(2019/10/14)
今後のBTC(ビットコイン)相場は、底堅い推移にいくと予想されます。
実際には「上値トライ」が熟練プレイヤーの間では囁かれていたものの、現に現在トライに成功したものの、その後に価格が下落するというどうしても冴えない値動きを今回見せました。
その一方では「米中部分合意」、「SEC(米国証券取引委員会)のTON禁止」、「リブラからの大手決算企業の脱退」、「G7(Group of seven)レポート」と、ネガティブな材料の割には、現在値を崩していません。
リブラは象徴的な意味を持ってはいますが、直接的にはBTC(ビットコイン)や、他の主要仮想通貨には少なからず影響を及ぼした様にも見えますが、週末のG20(Group of Twenty)に提出されたFSB(Financial Stability Board)の報告書も、ステーブルコインに限ってか、金融安定への影響を指摘する可能性も予想されます。
本日まとめ
本日10月16日の仮想通貨は全体的に価格も下落した幕開けとなりました。
しかし他にも、今まで大きな期待を集めていたBakkt(バックト)によるBTC(ビットコイン)先物取引は、どうしても期待はずれの利用状況となってしまい、米CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)の提供するビットコイン先物は今現在も活況となっています。
こちらの背景には、機関投資家の需要増が長期的な価格上昇を引き起こすとも予想されており、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)が提供する「7〜9月の四半期」のビットコイン先物取引の取引高が前年比の+61%を達成したニュースも掲げらました。
ここから見るにも、今後の仮想通貨全体の価格変動は少なからず何かしらの動きが起こることが予想されますので、是非慎重にチャート分析に励んでいきたいところであります。