今回はゼロはじ編集部でネオ(NEO)の日本の開発拠点である、都内某所にあるビルに潜入インタビューに成功しました。
今後、ブロックチェーンでのアプリケーション開発を考えている方は一読する価値があるでしょう。
仮想通貨投資をしている方も、この記事でネオ(NEO)の今後の将来性がつかめると思います。
また、今回NEOのdAppsチームを紹介+インタビューをした記事がこちら。
NEOの特徴や買い方についてわかりやすくまとめた記事はこちらです。
【仮想通貨】NEO(ネオ)とは?特徴、将来性、取引所、買い方を完全解説!
目次
NEO(ネオ)とは?
通貨名 | NEO(ネオ) |
---|---|
発行開始日 | 2016年10月 |
発行枚数 | 1億NEO |
特徴 | プラットフォーム型 |
NEOは現在時価総額11位の中国発仮想通貨です。
スマートコントラクト技術を搭載し、別名「中国版イーサリアム」と呼ばれるプラットフォーム型の仮想通貨で、ネオをベースに多くのDappsが生み出されています。
もともとはアントシェア(ANS)という名前で通貨を発行していましたが、2017年の夏「ネオ(NEO)」にリブランディング。
運営によるミートアップが多数日本各地で開催されており、エンジニアを中心としたコミュニティの形成に力を入れています。
葉山ミキさんのプロフィール
葉山ミキさん(以下葉山さん)
長年の海外在住経験や大企業でのマーケティング担当経験を活かし、現在はNEOのJapan Operation Head(日本支部統括) に就任されている。
NEOの魅力について
NEOの特徴、魅力を簡単に教えてください!
葉山さん
NEOのロゴにもある「Smart Economy(スマートエコノミー)」は、
デジタル資産を管理していくスマートな台帳の開発という意味が込められています。
2014年に発想されたビジョンで、経済活動にミドルマンを介さないピュアなP2Pという概念に魅了されました。
そこでネオにパラダイムシフトの可能性を感じ、ワクワクしました。
ブロックチェーンそのものに魅了された経験などございますか。
お題で出されていたブロックチェーンを用いた新しいビジネスの拡張性が想像以上に面白かったのを覚えています。
自分の履歴書が世界中の企業にばらまけたり、医師のカルテが共有されたら面白いじゃないですか。
ブロックチェーンを用いれば新興国の潜在的な広い雇用をカバーできるでしょう。
医療に関しては先ほど言った通り、医師のカルテ共有などで活躍すると思います。
CTOのErik Zhangを筆頭にNEOの技術者は全員優秀な方達ばかりなので、「NEOは確かにそこにあるんだな」という安心感をもたらしてくれます。
EthereumにはないNEOの強み
ネオ(NEO)はその特徴上、イーサリアム(ETH)と比較されることがあると思いますが、イーサリアムに勝るネオの強みはなんでしょうか。
イーサリアムはブロックタイムが長いので、トランザクションが比較的遅く待たないといけません。
一方でネオはブロックが生成されると、瞬時にトランザクション処理がなされるので便利と言えます。
あとネオとイーサリアムは同じプラットフォーム型の通貨ですが、Dappsの開発状況を比べてどうですか?
確かにイーサリアムベースのDappsはネオに比べて多いですが、スタートした時期が違うので時間の問題もあるでしょう。
試算では、2020年にイーサリアムを数で越す予定です。
NEOのdAppsチームへのインタビュー記事はこちら。
NEOの開発コミュニティはなぜ日本を選んだのか
NEOの開発コミュニティの活動拠点として、なぜ他の国を差し置いて日本を選んだのでしょうか?
NEOのDapps開発チーム(有明にて)
技術者の質で考えるとアメリカやロシアが挙がると思うですが、なぜ日本を選んだのですか?
NEOはどちらかというと長く付き合っていただけるエンジニアの方と開発していきたいと思っていて、
コンスタントにDappsを作ってくれるエンジニアの方などと知り合いたいです。
日本では色々な企業・大学とコラボしやすい下地が整っているかと。
NEOとして投資する国の中でもビットコインの取引量が多く、総合的な環境で日本を選びました。
今後のNEO開発環境について
NEOの開発環境は今現在、どのぐらい整備されているのでしょうか?
もちろんそれらバックエンド言語を覚えただけでNEOプラットフォームを扱えるものなのでしょうか?
Solidityのように独自の言語を扱うイーサリアムより始めるハードルは低いでしょう。
そのうちGO言語を含めた5つぐらいの言語も対応させる予定です。
最近では未経験の高校生などもプログラミングに興味を持っている方が多いと聞きます。
ノンプログラマーでもNEOのDappsを作りたい!と思っているでも可能でしょうか?
今のブロックチェーンの中でNEOは一番開発がしやすく、とても魅力的であると自負しています。
先日ですが、プログラミング歴三ヶ月の大学生がワークショップに来てしっかり開発していましたよ。
またこれからNEOでDappsの開発を検討している方々が見るべきサイトなどありますか?
そういう意味でこれから日本語の文献も増やしていきたいですね。
開発で詰まったり質問があれば、開発拠点やワークショップに来てくれれば嬉しいです。
オントロジー(ONT)とネオ(NEO)今後の関係性
ネオベースで開発されたアルトコイン、オントロジー(ONT)とネオ(NEO)の関係性を教えてください。
オントロジーは政府や企業といった、しっかりベースがあるところと付き合って開発を進めるイメージでしょう。
一方でネオはコミュニティベースで、その中のエンジニア(ディベロッパー)の方と開発をします。
なのでネオはディベロッパーの育成・コミュニティの活性化に力を入れています。
最後に:NEO(ネオ)はコミュニティ重視のプラットホーム通貨!
ワークショップも日本各地で多数開催しているので、汎用的な言語で開発できるネオに興味がある方はぜひお立ち寄りください。
ブロックチェーンエンジニアを目指している方は必見なのではないでしょうか。
ワークショップやイベントで会えるのを一同お待ちしております。
