ネムを買ってみたいけど、どうやったら購入できるの?
ネムって国内の取引所でも購入できるの?
仮想通貨ネム(NEM)は2016年から2017年に価格が200倍にも高騰しており、数あるアルトコインの中で将来性が期待されているコインと注目されていました。
しかし、2018年1月に起きたコインチェックのネム流出事件により悪いイメージが付いてしまいました。
ではネムはもう将来性が期待できないコインなのでしょうか。
今回はネムの特徴や将来性、購入方法などをご紹介します。
ネムを買うべきか悩んでいる方は要チェックです!
- 現在ネムを購入できる取引所は国内では、CoinCheckとDMM Bitcoinのみ
- ただし、DMM Bitcoinは現物取引を行うことができないので、ネムを現物で欲しい人はCoinCheckでの取引がベター。
- 取引所への登録と購入はそんなに難しくない
- ネムは将来性期待できそうな通貨今のうちに購入しておこう
NEM(ネム)購入におすすめな取引所3選+α
ネムを最も簡単に購入する方法は仮想通貨取引所でネムを購入することです。
取引所によって取扱い銘柄や特徴が異なりますので、ネムの取扱いをしている取引所で自分に合う取引所を選んでいきましょう。
まずは、NEM購入におすすめの取引所を国内外合わせてご紹介していきます。
coincheck(コインチェック)
現在、国内で現物でNEMの取引ができるのはcoincheckです。
NEMの流出事件でも有名になった取引所ですが、それだけあり、もちろんNEMを取り扱っている国内ビットトレックスは287種類もの銘柄を取り扱っている取引所です。
ネムの他にも、ビットコイン、リップル、モナコインなど、国内最多の10種類の仮想通貨がかんたんなアプリから手に入れることができます!
ネムが欲しいという方は、ぜひCoinCheckから手に入れるのがおすすめです。
(もちろん気になるセキュリティ面も、金融庁に仮想通貨交換業業者に登録されるほどの信頼性です。)
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)
出典: https://bitcoin.dmm.com
DMMビットコインと言えば、ローラが出演しているCMが有名ですが、最大の特徴としてネムのFX取引に唯一対応していることが挙げられます。
また、大手IT企業のDMMグループが事業展開をしており、経営基盤もしっかりしているため、安心して取引を行うことができます。
DMMビットコインは初めての方からFX取引を行いたい方までにおすすめの取引所です。
Binance(バイナンス)
いますぐNEMの現物取引を頻繁に行いたい人におすすめなのは、バイナンスです。
バイナンスは今や世界でトップの仮想通貨取引所であり、信頼性も高く使いやすさにも定評がある取引所です。
NEMの取り扱いはもちろんあり、取引量も多いため不自由なくNEMの取引が行えます。
バイナンスは海外取引所の為、ハードルが高いように思われるかもしれませんが、難しい機能はなくgoogle翻訳ツールなどを使えば簡単にNEMの取引ができますよ。
Zaif(ザイフ)
zaifもまた、国内で数少ないNEMを取り扱っている取引所でした、しかし、2018年9月の仮想通貨流失事件を受け、現在はフィスコに事業譲渡中です。
現在、新たに登録することや取引することはできませんが、フィスコへの譲渡後にザイフの方針を引き継ぎ、フィスコがNEMを取り扱う可能性も考えられるでしょう。
国内でNEMの取引を検討されている方は今からフィスコに登録しておき、NEMの取り扱いを待つと言う手もあります。
NEM(ネム)の購入方法を口座開設から紹介!
NEMを購入する取引所を決めた後は、口座開設、入金をするとNEMが買えるようになります。
口座開設や入金はさほど難しいものではありません。
ここでは、NEM購入までに必要な口座開設などの手続きとNEMの購入方法をご紹介します。
仮想通貨取引所のアカウントを作成する
出典: https://bitcoin.dmm.com
DMMビットコインのトップページからアカウントの作成を行います。
口座開設をクリックして、メールアドレスを入力し送信すると、DMMビットコインから確認メールが届きますので、メールに記載されたURLをクリックし、パスワードの設定を行います。
ログインして必要事項を記入する
出典: https://bitcoin.dmm.com
届いたメールに記載されたURLをクリックし、パスワードを設定するとログイン画面が出ますので、登録したメールアドレスとパスワードでログインを行ってください。
ログインを行ってマイページにうつると、上のような画面が出てきますので、「本口座登録を行う」を選んで必要事項を記入しましょう。
必要事項の記入と本人確認書類をアップロードする
出典: https://bitcoin.dmm.com
必要事項を全て記入し、本人確認書類をアップロードします。
なお、一般確認書類は免許証が一般的ですが、以下の書類も提出可能ですのでご確認ください。
- 免許証
- パスポード
- 住民台帳基本カード
- 在留カード
- 各種保険証及び住民証の写し等(以下から2点)
- 保険証
- 住民票の写し
- 金手帳
- 3の他官公庁から発行・発給された書類
本人確認登録後、SMS認証を行い、DMMビットコインから本人確認完了の郵送物が届いたら口座開設が完了となります。
実際に取引を行ってみよう!
出典: https://bitcoin.dmm.com
マイページの左のバーの取引開始をクリックすると別のページが現われますのでそこで取引を行います。
出典: https://bitcoin.dmm.com
右側に注文板がありますので、XEM/JPY、もしくはXEM/BTCを選択し、購入を行います。
注文タイプが
- ストリーミング(販売所形式)
- 指値
- 逆指値
- IFD
- OCD
- IFO
とありますので希望の注文タイプを選んで注文を行いましょう。
ネム(NEM)ってどんな通貨だっけ?
仮想通貨は銘柄それぞれに異なった特徴があります。
同じ仮想通貨でも作られた目的がそれぞれ違いますし、発行量も違います。
ここではネムの特徴をまとめました。
NEMの基本情報
名称/通貨単位 | NEM(ネム)/XEM |
---|---|
公開日 | 2015年3月 |
開発者/開発組織 | Utopianfuture |
コンセンサスアルゴリズム | Proof of Importance |
承認目安時間 | 約1分 |
上限発行枚数 | 約90億(発行済) |
時価総額 | 54,806,365,78円 (2019年3月現在) |
NEM はNew Economy Movement(新しい経済運動)の頭文字をとってつけられた名前で、その名の通り新たな経済活動の為に通貨として開発されました。
NEM(ネム)の特徴
NEMの大きな特徴は下記の3つです。
- 拡張性の高いプラットフォーム
- トランザクションは約1分間隔
- 独自の承認システムPoIを採用
NEMは複雑なコードや専門技術がなくとも、独自のコインを作ったりアプリケーションを統合することプラットフォームです。
また、ビットコインなどに比べるとトランザクションの速度も早く、決済としての機能も機能しやすいでしょう。
さらに、NEMの最大の特徴はPoIと言うコンセンサスアルゴリズム(承認システム)をとっていることです。
Proof of Importance(Pol)ってなに?
仮想通貨にはコンセンサスアルゴリズムというものがあり、Polはその1つになります。
“誰が”“どのように”取引を承認するのかを決めていくものである。
コンセンサスアルゴリズムはいくつかパターンがあり、ビットコインはPoW、イーサリアムはPoSを採用しています。
Polは上記のコンセンサスアルゴリズムの課題を改善して作られたものです。
PoWやPoSは高性能で大量にコンピューターを所有している人や、大量にその銘柄を保有している人が承認者(マイナー)に選ばれるというシステムになっていました。
承認者に選ばれて処理を行うことで報酬として仮想通貨を分配するという仕組みになっています。(=「マイニング」)
つまり従来のコンセンサスアルゴリズムの場合、「資本力が強い人が報酬を得やすい状態」になっていたのです。
それに対してネムのPolは「ユーザーのコインの保有数」かつ「取引量の多さ」で承認者を決定していくため、他のユーザーとの取引を行えば行うほど報酬が分配されやすくなります。
その結果、流動性の低下を解消することができ、さらにマイニング報酬を一部のマイナーが独占することがないようにしたのです。
ハーベストはビットコインにおけるマイニング!
ハーベスト(収穫)とはビットコインやイーサリアムなどの「マイニング(採掘)」と同じく承認作業のことを言います。
- マイニング:複雑な演算を最も早く解いたマイナーが取引承認権を得て報酬を獲得することができます。報酬を獲得するために膨大な電力とハイスペックPCが必要。近年ではマイニングを事業とした企業による独占傾向にある。
- ハーベスト:特定条件を満たしたユーザーがランダムで報酬を得られる。複雑な演算処理が必要でないため、ハイスペックPCなどがなくても参加可能。低コストで個人で参加できる。
企業の参入などにより、マイニングの場合個人で参加するソロマイニングでの報酬獲得が厳しくなりますが、ハーベストであれば個人でも参加することが可能なのです。
スマートコントラクトの流れをチェック!
スマートコントラクトは時価総額2位のイーサリアムにも採用されている機能です。
スマートコントラクトとはブロックチェーンに自動契約機能をつけたものと考えてください。
このスマートコントラクトは色々なメリットがあります。
- 契約の条件を満たすことで契約が自動で執行される
- 自動で執行されるため不正取引を抑制できる
- 従来の契約や取引で必要だった仲介作業が不必要
- 契約内容の改ざんを防止
取引や契約に仲介作業を必要とすればするほど、手間やコストがかかり、トラブルになる可能性もあります。
このような問題点をスマートコントラクトなら改善できると期待されているのです。
仮想通貨の中でスマートコントラクトを搭載しているコインは数少ないのですが、ネムは実装されているため、将来性のあるコインだと期待されているのです。
ネム(NEM)に将来性はあるのか?
コインチェック事件でイメージが大分悪くなってしまったネムですが、将来性はあるのでしょうか。
ここではネムの将来性について考えてみましょう。
ネムの価格予想について
ネムの価格が今後どうなるのかさまざまな分析・予想がされています。
ここでは仮想通貨運用の先駆け的存在であるトレスト氏と海外のネムの情報配信サイト「NEM Flash」、アメリカの価格予想サイト「CRYPTOCURRENCY」の予想を見てみましょう。
- トレスト:ネムへの期待感が高い。今後右肩上がりになると予想
- NEM Flash:2018年内に1XEM=1ドル(約110円)になると予想
- CRYPTOCURRENCY:2018年末までに5,000円近くまで上がると予想
コインチェック事件で価格が大幅に落ちましたが、価格が伸びる可能性が高いとされています。
そもそもコインチェック事件でネムが流出したことは、ネムに原因があるわけではなく、コインチェックのセキュリティに問題がありますので、ネム自体に将来性を抱いている人が多いと言えるでしょう。
セキュリティの高さに注目
出典: https://news.8btc.com/blockchain-software-security-report-by-china-cert-ripple-the-worst
コインチェックからネムが流出したことで、セキュリティに問題があるというイメージがついてしまいました。
しかし実際には仮想通貨の中でもセキュリティが優れているとされているコインなのです。
実際2016年末に中国のサイバーセキュリティセンター(CNCERT)によるとイーサリアムやリップルライトコインなどの主要仮想通貨銘柄25種類の中でネムがずば抜けて安全性が高いと評価されました。
決済システムが優れている
ネムは決済システムが優れているという特徴があります。
ネムは決済スピードが非常に早く、ビットコインとイーサリアムと比較しても以下のようになっています。
※ネムはカタパルト実装の場合の数字
この数字はカタパルト実装されたらの話になりますが、決済スピードではビットコインやイーサリアムよりも各段に優れているのがわかります。
送金スピードは送金に特化したリップルよりも優れており、大手クレジット会社であるVISAと同じくらいのスピードになります。
つまり、カタパルトが実装されれば、ネムは決済処理方法として実用化される可能性が高くなるでしょう。
独自トークンを作れる
ネムのプラットフォームをベースに、誰でも簡単に仮想通貨を作ることができます。
ちなみにトークンは企業がICOをするときに作って売る独自通貨のことを指します。
独自トークンには以下のような活用方法があります。
- 企業発行の独自トークンを保有することで、利益の分配が定期的に受けられる。(≒株式)
- 個人が発行したトークンを保有していると、不定期でお得情報が届く(≒有料メルマガ)
このように独自トークンを活用することで、発行者は資金調達などお金を得ることができ、所持する人もなんらかのメリットが生まれるのです。
独自トークンが発行できるプラットホームはニーズがある程度ありますので、ネムベースのトークンが普及すればネムそのものも価値が上がりやすくなります。
コミュニティ活動が活発に行われている
ネムはコミュニティ活動が活発に行われている仮想通貨です。
仮想通貨においてはコミュニティが大きく活発に活動が行われれば行われるほど、認知度が高くなりやすく、仮想通貨の開発も効率的に進みます。
ネムはネムユーザーが集まる「nem bar」やNEMのアドレスを管理することができるサイト「NEMBook」など様々なコミュニティがあり、ネムの人気に貢献しています。
今後コミュニティ活動がさらに活発になれば、より多くの人にネムが知れ渡り、ニーズが高まっていく可能性があるでしょう。
決済導入店舗の増加
仮想通貨は通貨として決済や送金の方法として普及すれば価値も高まっていきます。
この点においてネムは近年決済ができる店舗やサービスが増えている点は将来性があると言えるでしょう。
ネムで決済ができる店舗やサービスをいくつか紹介します。
名称 | ジャンル |
---|---|
NEM猫プロジェクト | クラウドファンディング |
ショップアイランド | ヤフオク出品代行サービス |
XEM専(ゼムセン) | NEM関連グッズ販売店 |
nemche | NEM決済専用フリマサイト |
うなぎ料理専門店 川昌 | うなぎ屋 |
サンタルヌー | ベルギー料理店 |
印田整体院 | 整体院 |
今後様々なジャンルで決済方法として導入されれば、ネムの価値も上がっていくでしょう。
ネム(NEM)購入方法のまとめ
いかがでしたか?
今回はネムの特徴や将来性、購入方法についてご紹介していきました。
ネムはコインチェック事件で価格が急落し、オワコンかと思われましたが、実際には将来性の高い仮想通貨だと言えるでしょう。
特にカタパルトが実装されれば、価格が上がる可能性が高いでしょう。
まずは手軽なCoinCheckから、ネムを購入してみてはいかがでしょうか?