といったことを考えていらっしゃる方も多いと思います。
今回の記事では、ライトコインの基本情報から将来性、おすすめの取引所までをしっかりとみていきます。
- ライトコインは取引の決済時間が短い
- ライトコインは様々な決済サービスに利用される予定がある
- ライトコインは技術的な将来性が高い
- Zaifやコインチェックのように、選んだ取引所によってはあなたの資産に危険が及ぶことも
- 初めての取引所はセキュリティの高さと使いやすさで選ぶのがおすすめ!
- 安全性と使いやすさならGMOコイン、BITPoint(ビットポイント)、DMM Bitcoinが人気
- 中でもビットコインもリップルもレバレッジ取引に対応していて、安心のGMOグループが運営する『GMOコイン』が使い勝手がよく一番オススメ
目次
ライトコインとは!?
出典: https://litecoin.com/
ライトコイン(LTC)の基本情報 | |
---|---|
通貨シンボル | LTC |
取引承認のルール | Proof of Work(プルーフオブワーク) |
ブロック生成時間 | 約2.5分 |
発行上限枚数 | 約8,400万LTC |
発行開始時期 | 2011年10月 |
半減期 | 4年毎 |
ライトコインとは、ビットコインが抱えるスケーラビリティ課題を克服するために開発された仮想通貨です。
元Google社員であるCharlie Lee(チャーリー・リー)により、ビットコインを基に開発されました。
ビットコインとは異なり、私たちの実生活での決済活用を目的としており、LitePay・LitePalといった決済サービスとの連携を促進していることが特徴的です。
開発者であるCharlie Lee(チャーリー・リー)は、自身がライトコインを保有することによるポジショントークや利害関係を避けるために、2017年11月20日にすべて売却しました。
半減期とは、4年毎にライトコインの新規発行量が半減することです。
半減期には、『インフレ防止』や『通貨価値の高騰』などの効果があります。
ライトコインの特徴とは
ライトコインは、ビットコインとは異なる次の特徴があります。
- ブロック(取引データ)の承認時間が2.5分
- コンセンサスアルゴリズムにScryptを採用
- 発行枚数がビットコインの4倍である8,400万枚
順番に確認していきましょう。
ブロック(取引データ)の承認時間が2.5分
ライトコインは、ビットコインとは異なり実用的な決済を実現するために開発されています。
ビットコインは、決済に10分の時間が必要であり即時性の求められる実用的な決済に適していないのではないかとされていました。
そこでライトコインでは、承認時間を2.5分に設定することでビットコインよりも実用的な決済の実現が図られています。
加えて、取引承認時間を短くすることでビットコインの課題であるスケーラビリティ問題に対応することができました。
スケーラビリティ問題とは、ビットコインの取引データ処理能力(処理速度、処理量)を上回るトランザクションが発生した場合に、いつまでたっても決済や送金ができなかったり、送金手数料が高くなってしまうような問題のことです。
コンセンサスアルゴリズムにScryptを採用
ライトコインは、コンセンサスアルゴリズムにScryptという暗号化方式を採用しています。
コンセンサスアルゴリズムとは、『合意形成』という意味があり、ブロックチェーンネットワークにおいてブロック(取引データ)を追加する上でのルールを指します。
ビットコインとは違うGPU耐性を求めて採用されました。
GPUとは、Graphics Processing Unitの略語です。
コンピュータで画像や動画の高速処理をするための中央集積回路で、CPUマイニングよりもマイニングの性能が高いという特徴があります。
ライトコインは、GPUマイニングではなく一般のPCでもマイニングを実行できるようにするためScryptを暗号化方式に採用した経緯があります。
発行枚数がビットコインの4倍である8,400万枚
ライトコインの通貨発行枚数は、ビットコインの4倍にあたる8,400万枚に設定されています。
ライトコインの発行枚数がビットコインの4倍の理由は、『ビットコインのトランザクションの処理スピードと通貨発行枚数の比率と同一にするため』です。
ライトコインの3つの技術とは
ライトコインは、次の3つの技術においてビットコインとは異なるメリットがあります。
- SegWit(セグウィット)
- アトミックスワップ
- ライトニングネットワーク
順番に詳細を確認していきましょう。
SegWit(セグウィット)とは
出典: https://litecoin.com/
Segwitとは『Segregated Witness』の略語で、『署名の分離』という意味です。
ライトコインの取引データの中には、ライトコインを決済や送金に使用した人の署名が含まれますが、その署名を取引データから分離することがSegwitです。
Segwitには、以下の2つのメリットがあります。
- トランザクション展性(マリアビリティ問題)の解決
→トランザクション展性とは、トランザクションID(トランザクションの内容を調べる際に必要)を第三者が変更すること - スケーラビリティ問題の緩和
→スケーラビリティ問題とは、利用者の増加に比例して増加した取引データを処理しきれなくなる問題
アトミックスワップとは
出典: https://litecoin.com/
ライトコインのアトミックスワップとは、信頼できる第三者を介在することなく異なる仮想通貨の安全な交換をユーザー間で可能とする技術です。
手数料をかけず、世界中で瞬時な取引が実現可能です。
- 第三者の仲介を必要としない
- 取引速度の向上
- 不正取引のリスクを軽減できる
ライトニングネットワークとは
出典: https://www.bitcoin.com/
ライトニングネットワークとは、ネットワークで直接結びついていない者同士の即時性のある送金が、ブロックチェーンネットワーク外で可能にする技術です。
ブロックチェーンのネットワーク外であることをオフチェーンと呼びます。
ライトニングネットワークが導入されることにより、少額決済をブロックチェーン外に記録することが可能となり手数料面でも多くのメリットがあります。
- 直接ネットワークで結びついていないユーザー間での安全な送金
- スケーラビリティ問題の解決
- 少額決済(マイクロペイメント)
ビットコインとライトコインの比較
出典: https://litecoin.com/
ビットコイン (Bitcoin) | ライトコイン (Litecoin) | |
---|---|---|
独自通貨 | BTC | LTC |
提唱者 | Satoshi nakamoto | Charlie Lee |
アルゴリズム | SHA-256 | Scrypt |
承認時間 | 約10分 | 約2.5分 |
発行上限 | 2100万枚 | 8400万枚 |
半減期 | 4年ごと | 4年ごと |
時価総額 | 約28兆円 | 約1.5兆円 |
ライトコインとビットコインを比較すると取引における承認時間に大きな違いがあることがわかります。
ライトコインの将来性とは
ライトコインは、ビットコインとは違う実生活での活用を想定された仮想通貨です。
実生活への活用においては、次の2つのサービス・ニュースがあります。
いずれも仮想通貨業界の中で決済サービスとしての位置づけを強めるものです。
- LitePal(ライトパル)の実装
- Aliant Payment Systemesのライトコイン採用
LitePal(ライトパル)の実装
出典: https://litecoin.com/
ライトコインは、2018年後半にLitePal(ライトパル)という新しい決済サービスのリリースを予定しています。
オンライン決済サービスで圧倒的なシェアを誇る『Paypal(ペイパル)』をライトコインをはじめとした仮想通貨に対応させたサービスです。
サービスがリリースされることで、ライトコインの決済インフラとして位置づけがさらに高まると考えられます。
Aliant Payment Systemesのライトコイン採用
出典: https://www.aliantpayments.com/
Aliant Payment Systemesとは、アメリカでクレジットカード決済処理を提供するプロバイダーです。
同社は、ライトコイン財団の登録手続きを完了させた初めての公式決済パートナー及び、ライトコイン決済処理提供者となります。
Aliant Payment Systemesは、決済業界で15年間以上運営を続けており、Eコマース、小売、モバイル環境で仮想通貨決済を提供する数少ない企業です。
この提携によりライトコイン財団は、販売者に新しいペイメントチャネルを提供できるようになります。
ライトコインが購入できるおすすめ仮想通貨取引所一覧
ここではライトコインが購入できる仮想通貨取引をご紹介します。
仮想通貨取引所は、次の3つのポイントで選定することが重要です。
- セキュリティ
- 取引額
- サポート体制
また、仮想通貨取引所はアクセス過多により、サーバーが不安定になることがあります。
取引条件以外にも、サーバーやサポート体制などもしっかりと考慮しておく必要があります。
それでは、おすすめの取引所をランキング形式でみていきましょう。
第1位 GMOコイン
出典: https://coin.z.com/jp/
総合評価 | セキュリティ | 手数料 | 取扱い通貨数 |
---|---|---|---|
★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
GMOコインとは、2017年5月にオープンした東証一部上場企業であるGMOインターネット社のグループ企業です。
グループ会社の金融ノウハウを活かし運営されている仮想通貨取引所で仮想通貨FXに特化していることが特徴としてあげられます。
BITPointと同じく取引・出金手数料が完全無料で利用できます。
また、レバレッジ取引に対応しており、最大10倍までレバレッジ倍率を設定可能であることが特徴的です。
- 全通貨ペアの取引手数料が無料
- 強固なセキュリティ(コールドウォレット)
- レバレッジ10倍
第2位 BIPoint(ビットポイント)
出典: https://www.bitpoint.co.jp/
総合評価 | セキュリティ | 手数料 | 取扱い通貨数 |
---|---|---|---|
★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
イーサリアム取引所で最もオススメなのでがBITPoint(ビットポイント)です。
BITPointは、株式会社ビットポイントジャパンが運営する国内仮想通貨取引所で電力事業や自動車関連事業を展開する株式会社リミックスポイントの完全子会社としてサービスを提供しています。
取扱仮想通貨はビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、リップルの5種類です。
BITPointは、金融業界出身者を中心に構成されておりセキュリティは業界随一です。
また取引・出金手数料においても完全無料で利用でき、ユーザーに寄り添ったサービス提供が特徴的です。
- 取引手数料が全通貨ペアで無料
- コールドウォレット対応
- 顧客資産と会社資産の分別管理
第3位 DMM bitcoin
出典: https://bitcoin.dmm.com/
総合評価 | セキュリティ | 手数料 | 取扱い通貨数 |
---|---|---|---|
★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
DMM Bitcoinは販売所形式の仮想通貨取引所です。
イーサリアム建てのFX取引ができるのが大きな特徴で、最大5倍のレバレッジで取引が可能です。
また、ETH/JPYだけでなくETH/BTCの通貨ペアもあるため、BTCでイーサリアムを購入したいという場合にも対応しています。
セキュリティにも力を入れており、コールドウォレットや2段階認証はもちろん、資産の分散管理など万が一ハッキング被害を受けた際にも被害を最小限に抑える仕組みが整っています。
- 全通貨ペアの取引手数料が無料
- 強固なセキュリティ(コールドウォレット)
- イーサリアム建てFXに対応
ライトコインとは?特徴や将来性を徹底検証のまとめ
今回の記事では、ライトコインの基本情報から将来性、おすすめの取引所を確認していきました。
ライトコインのポイントをまとめると次の通りです。
- ブロック(取引データ)の承認時間が早い
- コンセンサスアルゴリズムにScryptを採用している
- 通貨発行枚数がビットコインの4倍の8,400万枚
- 様々な決済サービスとの連携が予定されている
着実な開発が進められているライトコインは、決済サービスの一部として広く普及していくことが想定できます。