やさしい仮想通貨の始め方を解説

仮想通貨Lisk(LSK)とは?最新ニュースまとめ

仮想通貨LISKとは

仮想通貨と言えば、ビットコインやイーサリアム、リップルが人気で知名度も圧倒的に高いのですが、未上場のものを含めるとすでに1600種類以上にのぼると言われています。

そんな仮想通貨の中で、2018年に急成長すると言われているのがLISK(リスク)です。

時価総額24位(2018年5月現在)とビットコインなどと比べるとまだまだマイナーなコインですのが、どのようなコインなのでしょうか。

今回はLISKの特徴や最新ニュースについてご紹介していきます。

仮想通貨LISKとは

仮想通貨LISKは2016年に公開された仮想通貨で、時価総額ランキングで24位の仮想通貨です。

LISKにはいくつか特徴があります。

LISKの特徴について
  • 通貨単位:LSK
  • 発行上限がない
  • スマートコントラクト
  • サイドチェーン
  • JavaScript

通貨単位はLSKで発行上限がない

LISKの公開に先立ちICOが行われ、1億LSKが配布されました。

2016年5月24日にはネットワークの稼働が始まり、101名の代表者がLISKネットワークの保護を行い、その報酬を得ているのです。

LISKは毎年コインの発行量が少しずつ増加していくため、インフレ通貨とも呼ばれています。

LISKのブロックチェーンで新たなブロックが作られるごとに5LSKが追加されます。

ただし、300万ブロックごとに1LSKずつ減っていきますので、最終的には1ブロックあたり1LSKになるように調整されています。

流通量には上限がありませんが、発行ペースは一定を保たれているため、インフレは少しずつ抑えられ、15年目には1.74%のインフレ率になるとされています

フォージングについて

LISKでは取引の承認やブロックの生成のことをフォージングといい、それを行った報酬としてフォージング報酬が付与されます。

いわゆるマイニングのことです。

このフォージングを実装したことで、ネットワークの保護やインセンティブを作り出すことを可能にしているのです。

スマートコントラクトについて

スマートコントラクトはイーサリアムの技術というイメージがありますが、LISKでも実装されています。

スマートコントラクトとはブロックチェーンという台帳に自動契約機能が付いたもののことを言います。

ビットコインではマイナーが承認・実行承認を行いますが、スマートコントラクトではその作業を自動で行ってくれるのです。

サイドチェーンについて

LISKはメインのブロックチェーンだけでなくサイドチェーンというブロックチェーンを実装しています。

単純にメインのブロックチェーンだけだと送金詰まりなどを起こすことがありますが、サイドチェーンがあれば、サイドチェーンに記載することができるため、取引スピードを速くすることができるのです。

メインのブロックチェーンだけでシステムやプログラムを動かすよりも、メインブロックチェーン以外にいくつかブロックチェーンを使って別々に動かせば、処理能力が非常にあがるのです。

メインチェーンに記載される取引情報の量が減るため、メインチェーンの処理性能は各段に上がると考えられています。

また、このシステムは非常に柔軟性があり、重大なトラブルが起こったとしても、開発者がトラブルが起きる前の正常な状態に戻すことができるので安心です。

このサイドチェーンのシステムにより、イーサリアムよりも優れているという人がいます。

イーサリアムではハードフォークするしかなかった

イーサリアムは安全性に少々不安があり、実際プラットフォーム上にあるThe Daoがハッキングされて、イーサリアムでも問題が起こったことがありました。

その時は開発者により改善されたのですが、その安全性に不安を持った人たちによってハードフォークされ、イーサリアムクラシックが誕生しました。

LISKは管理者がコントロールできるため、安全性が高く、問題があっても対処しやすいのが強いと言えるでしょう。

JavaScriptについて

LISKはJavaScriptを開発言語として採用しています。

JavaScriptはエンジニアが最も扱いやすいと言われているプログラミング用語で、一般的に使われています。

そのため、もともとエンジニアやプログラマーとして活躍していた人が、すでに頭にあるITの情報や知識をそのまま活かして、LISKの開発をすることができるのです。

LISKのチャートについて


出典:https://cc.minkabu.jp

LISKはビットコインやイーサリアムなどの時価総額が高いコインと比べると、まだ価格が低いコインです。

LISKの価格推移は以下のようになっています。

LISKの価格推移
  • リリースして3日:1LSK=56円
  • 2017年5月:1LSK=10円
  • 2017年8月:1LSK=900円
  • 2018年1月:1LSK=4,000円
  • 2018年3月:1LSK=803円
  • 2018年5月:1LSK=1,194円

2018年1月に史上最高値である4,000円台に

Black leather wallet on wooden table

LISKは2016年にリリースされ、しばらくは低空飛行を続けていました。

それが2018年1月に価格が爆上がりし、一時4,000円台になりました。

しかし、その後は下落しつづけ3月には800円台になってしまいました。

2018年5月時点では回復しつつある

Mobile payment or money transfer with smartphone, Empire State Building and Financial District as blur background

4,000円台を記録した後、どんどんと値下がりを続けていたのですが、5月に入ると価格が回復し始め、2018年5月20日には1LSK=1,194円を記録しています。

LISKに対して期待している人は多く、それが価格として現れていると言えるでしょう。

下落の原因はリブランディングの失敗?

Different credit cards on table, closeup

2018年2月20日にLISKが再開発(リブランディング)が行われ、この再開発によって大規模な変更があるのではないかと噂されたのですが、実際にはほとんど変更がなく、これにがっかりした投資家が多かったようです。

ホームページやロゴの変更はあったものの、噂されていた通貨の名前の変更はありませんでした。

リブランディングが行われた直後にLISKを売却した人が急増し、リブランディングが失敗したと言われています。

リブランディングをすると価格が上がると言われていますが、LISKのように価格が下落するケースがあるということを知っておきましょう。

Lisk Core 1.0のα版のリリースで価格が高騰!?

LISK Core 1.0 α版のリリースが発表され、この期待感によりLISKの価格が上昇していきました。

これはα版のアップデートを何度も行い、そしてβ版、正式版の流れでリリースされる予定だとしています。

正式版がリリースされればLISKがさらに便利になり、価格も上がると期待されているのです。

LISKの将来性について

仮想通貨の将来性は価格変動や流通量によって決まってきます。

2018年5月現在はじわじわと上がってきており、今年最も価格が上がるコインだと期待されています。

LISKの将来性
  • マイクロソフト社が投資をしている
  • プラットフォームの開発で決まる
  • LISKの時価総額がどうなるか

マイクロソフト社が投資をしている

2016年3月に行われたICOであのマイクロソフト社が19億円分のビットコインを出資し、さらにパートナーシップ契約を結んでいます。

このようにマイクロソフト社のような大手企業に期待されればされるほど、投資家からの期待値も高まるでしょう。

プラットフォームの開発で決まる

LISKのプラットフォームは今だ未完成で現在も開発が進んでいます。

先述したようにLISK Core 1.0のα版のリリースがようやく決まりましたが、今後の開発によってLISKの価値が決まっていくでしょう。

LISKの時価総額がどうなるか

2018年5月現在、LISKの価格が回復しつつありますが、ビットコインやイーサリアムなどと比べると、時価総額が引くいため、初心者や投資家が大量に保有しやすく、今後も価格が伸びていく可能性が高いでしょう。

LISKの今後のイベントは?

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LISKが2018年に行うとされているイベントは以下のようになっています。

  • 2018年4月:LISK Core 1.0 α版リリース、SDKの配布
  • 2018年7月:分散型取引所のオープン
  • 2018年内:LISK Core 1.0正式リリーズ

このようにLISKに関するイベントがあれば価格が上がっていく可能性が高いです。

実際LISK Core 1.0のα版が発表されたときは価格が上がっていますし、今年は非常に期待できる1年だと言えるでしょう。

LISKはどこで買える?

国内でLISKを取り扱っている仮想通貨取引所は現在bitFlyer(ビットフライヤー)のみになります。

以前はコインチェックでも売買することができたのですが、仮想通貨流出騒動により現在は新規で取引をすることができません。

ビットフライヤーはセキュリティが世界でも認められており、初心者から投資家まで使いやすいでしょう。

アルトコイン販売所で購入できる

LISKは取引所形式での売買ではなく、販売所形式での売買となります。

そのため、ビットフライヤーが保有しているLISKをビットフライヤーの言い値で購入しなければいけません。

そのため、取引所で指値売買するときよりも割高になりやすいところがあります。

ただし、日本円で購入することができるため、海外取引所よりも買いやすさは抜群だと言えるでしょう。

LISK最新ニュースまとめ

いかがでしたか?

今回はLISKの特徴や最新ニュース、将来性などについてご紹介していきました。

LISKはまだ新しく価格が低い仮想通貨ですが、2018年は価格が高騰すると期待されています。

イーサリアムよりも優れた部分が多いため、今後さらに価格が上がっていけば、イーサリアムを追い越すような仮想通貨になるかもしれません。

そのため、今のうちにLISKを購入しておくことをおすすめします!