仮想通貨って未成年でも買えるの?
仮想通貨の取引所って年齢制限があるって本当?
この記事ではこういった疑問を抱いている方に向けて仮想通貨取引所の年齢制限や、未成年でも使える仮想通貨取引所の口座開設方法について解説します。
また、後半部分では仮想通貨を取引する際に気をつけておきたいポイントなども合わせて紹介します。
この記事を最後まで読めば、仮想通貨取引所の年齢制限に関する疑問がすべて解決できます!
国内取引所の年齢制限一覧
まずは国内取引所の年齢制限の状況を確認していきましょう。
金融庁の規制の影響もあり新規の口座開設を停止している取引所も多いことから、今回は2019年2月時点で新規登録を受け付けている取引所のみ掲載しています。
仮想通貨取引所年齢制限一覧表 | 条件 |
---|---|
BITPoint(ビットポイント) | 満20歳以上 |
GMOコイン(ジーエムオーコイン) | 満20歳以上 |
DMM Bitcoin(ディーエムエムビットコイン) | 満20歳以上満75歳未満 |
FISCO(フィスコ仮想通貨取引所) | 20未満の場合には本人確認書類(学生証・運転免許証などから1点)+親権者同意書+親権者との続柄が分かる証明書(住民票・戸籍謄本・健康保険証・母子手帳から1点) |
bitbank(ビットバンク) | 満20歳以上 |
coincheck(コインチェック) | 満20未満の場合、後見人、被保佐人、被補助人があり、同意が必要 |
BTCボックス | 満20未満の場合、親権者の同意書と親権者の本人確認書類が必要 |
上記の表を確認すると「coincheck」「FISCO」と「BTCボックス」のみが未成年の取引に対応しています。
これから仮想通貨を新しくはじめたいという未成年の方は「coincheck」への登録がおすすめです。
また、基本的に満20歳以上から仮想通貨取引所を使うことができるようになっていますが、「DMM Bitcoin」のみ年齢に上限が設けられており、75歳以上の方は取引ができなくなっています。
よって、年配の方で仮想通貨をはじめたい方は「GMOコイン」や「BITPoint」を使うことをおすすめします。
→ Coincheck(コインチェック)公式サイトはこちら
未成年者の口座開設におすすめな取引所
未成年が仮想通貨の取引ができる取引所は現在「coinchek」、「FISCO」、「BTCボックス」ですがその中でもおすすめの取引所と特徴についてみていきましょう。
未成年におすすめの仮想通貨取引所①coincheck(コインチェック)
コインチェックといえばネムの流失事件で有名になった取引所ですが、マネックスの傘下に入りセキュリティーも含めた取引所の再構に勤め、2019年1月に金融庁の認可も得ました。
コインチェックは、取り扱い通貨数や使いやすさから人気の取引所で、現在もその特徴を保っています。
未成年の口座開設が可能な取引所の中では取引量も多く、人気のアルトコインの取引もできることからcoincheckが最もおすすめな取引所です。
気になるセキュリティーについてですが、通貨流失事件時にはコールドウォレットやマルチシグが機能していなかったものも、現在はマネックスの傘下、金融庁からも認可を得、信頼して使える取引所に再構したと言えるでしょう。
→ Coincheck(コインチェック)公式サイトはこちら
未成年におすすめの仮想通貨取引所①FISCO(フィスコ)
フィスコ仮想通貨取引所は「株式会社フィスコ」が運営する日本発の仮想通貨取引所です。
代表的な「ビットコイン」や「ビットコインキャッシュ」だけでなく、国産の人気アルトコインの「モナコイン」や独自トークンの「フィスココイン」などのコインも取り扱っています。
親会社の「株式会社フィスコ」はもともと金融情報の配信などを行っている会社で、法人・個人投資家に向けてサービスを展開しています。
また、グループ会社の中にはリハビリ用ロボットの研究開発を行っている企業や、中南米の雑貨販売を行っている株式会社チチカカなど、金融だけにとらわれない多種多様な事業を展開している企業です。
2018年9月に起こった仮想通貨取引所「Zaif(ザイフ)」のハッキング事件後には、同取引所を実質的に買収することでハッキング被害のサポートを行いました。
こういったことからもフィスコ仮想通貨取引所は親会社自体の豊富な資金力や健全な運営体制を確立していることがわかります。
年齢制限が有利なだけでなく、機能面も優秀な仮想通貨取引所なのです。
未成年の仮想通貨口座の開設方法
ここではフィスコの事例を使って仮想通貨口座の開設方法を開設していきます。
1.無料会員登録をクリック
フィスコ仮想通貨取引所の公式ホームページにアクセス後、画面右上の「無料会員登録」をクリックします。
なお、会員登録画面にはこちらからアクセスできます。
2.メールアドレスを登録する
上記画像に切り替わるので、一番上の赤枠に「メールアドレス」を入力します。
パソコンやスマートフォンのアドレスなどを入れたほうがその後の対応をしやすいのでおすすめです。
入力が終わったら赤枠で囲った「私はロボットではありません」のチェックボックスにチェックを入れます。
チェックが終わったら「登録」ボタンを押しましょう。
3.確認メールのリンクをクリック
メールアドレスの登録が終わると、登録したメールアドレスにフィスコから開設方法上記の画像のようなメールが届きます。
メールに添付されているリンクをクリックします。
4.利用規約などに同意する
添付されているリンクをクリックすると上記の赤枠で囲った「利用規約について同意します」と「重要事項説明について同意します」のチェックボックスにチェックを入れます。
5.パスワードを設定する
画面の下にいくと赤枠で囲った「パスワード」を入力する欄があるので、パスワードを入力し、確認用に同じパスワードをその下の赤枠にもう一度入力します。
パスワードに関しては使い回しの場合、1つのサイトで流出するとその他のサイトでも影響が出てきます。
仮想通貨取引所の場合は預けている資産にモロに影響が出るので、できる限り使い回しでないパスワードを使うか、パスワードを自動で生成・管理してくれるアプリなどを使うようにしましょう。
パスワードの入力が完了したら「同意して登録」をクリックします。
6.本人確認手続きを行う
すると上記の画像の画面に切り替わります。
左下にある「本人確認手続きを開始」をクリックします。
7.各種個人情報を入力する
続いて「名前」、「住所」、「生年月日」などの個人情報を入力します。
登録の目的を選択する項目がありますがあまり気にせず好きな項目を選択しましょう。
入力が終わったら画面の1番下にある「次へ」をクリックします。
8.銀行情報を入力する
次に自分が使っている銀行情報を入力します。
振込時などにも使うものになるので普段から使っている銀行を登録するようにしましょう。
9.電話番号認証をする
次に上の赤枠にある電話番号を入力しましょう。
フィスコから認証用の番号がショートメールで届くので普段から使っている電話番号を使うようにしましょう。
入力が終わったら下の赤枠の「次へ」をクリックします。
10.認証コードを入力する
すると携帯電話に確認用のショートメールが届くので、ショートメールに載っている「認証コード」を赤枠内に入力し、「次へ」を入力します。
11.親権者同意書をダウンロード
次に親権者同意書をダウンロードします。
グーグルの検索バーなどで「フィスコ仮想通貨取引所 親権者同意書」と入力すると検索バーの1番上に出てきます。
印刷して記入するか、パソコン上で必要事項を入力しましょう。
印刷して記入する場合にはその後プリンターなどを使ってスキャンしてパソコンに取り込みましょう。
12.本人確認書類をアップロードする
次に本人確認書類をアップロードします。
よくわからない場合には赤枠で囲った「本人確認書類の例」をクリックします。
未成年の方は「本人確認書類」、「親権者同意書」、「保護者との続柄を証明できる書類」を赤枠内の「ファイルを選択」をクリックしまとめてアップロードしましょう。
完了したら右下の赤枠内の「アップロード」をクリックします。
13.フィスコからの郵便を受け取る
1週間ほどするとフィスコから本人確認用の郵便物が届くので、ハガキに記載されている本人確認コードを入力します。
会員用画面の「アカウント」をクリックし、「郵送による本人確認」ページにて入力して口座開設完了です。
仮想通貨取引をする際に注意しておきたいこと
ここからは仮想通貨の取引を行う際に注意しておきたい点をまとめていきます。
仮想通貨はまだはじまったばかりの市場であり、インターネット上のお金であるという特徴もあって、注意しておきたい点がいくつかあります。
この項目で紹介する内容は取引を安全に行う上でも役立つのでぜひ抑えておいてください。
仮想通貨を送金する際にはアドレス間違いに気をつける
仮想通貨を送金する場合には「アドレス」というインターネット上の住所のようなものを使います。
よくみなさんが使う「メールアドレス」のようなものだと考えるとわかりやすいでしょう。
もしメールを送るときに、そのアドレスを間違えて入力してしまうとメールも間違った宛先に送信されてしまいますよね?
仮想通貨の場合も同様で、もしアドレスを間違ってしまうと本来送りたい宛先とは別の宛先に仮想通貨が送金されてしまい、最悪の場合その仮想通貨は自分のもとに返ってきません。
こうしたことからも仮想通貨の送金を行う際には送金先のアドレスを間違えないように注意して送金を行いましょう。
投資を行う際には余剰資金で
これは仮想通貨に限ったはなしではなく、投資を行う上で非常に重要なポイントとなります。
仮想通貨は市場規模がまだ小さいため、株や為替などと比べると価格の上下(ボラティリティ)が激しいものとなっており、大きな利益を得られる可能性がある反面、大きな損失を被る可能性も存在しています。
間違っても借金をして投資をするといったことをしてはなりません。
実際に仮想通貨で何億円を稼いだ人も数多くいますが、2018年初頭のバブル崩壊ではそれ以上に多くの人が損失を被りました。
もしこの時に借金をして投資をしていたら、ただその借金だけが残ってしまいます。
こうしたことからも投資を行う際にはあくまでも「余剰資金(なくなっても良いお金)」でやるようにしましょう。
感情的にならないように気をつけよう
これも仮想通貨に限ったはなしではありませんが、投資を行う際には感情的にならないように気をつけましょう。
メンタルコントロールは一流の投資家のはなしを聞いても、誰もが重要なポイントとして上げています。
感情的になってしまうと周りが見えなくなってしまい、本来であれば購入すべきでないタイミングで購入してしまうなど、判断を見誤ってしまう可能性が高くなってしまいます。
それだけでなく負けが込んでくると余計に熱くなってしまい、負けを取り返さなければとなってさらに大きな損失を出してしまいます。
よって、こういった時には一度落ち着いて投資をするのをやめましょう。
「待つ時間」こそもっとも大切である
投資を行う上では「待つ時間」こそがもっとも大切です。
登録をしたからさっそく購入したいという気持ちもわかりますが、むやみやたらに購入しても損失を出してしまうばかりなので、購入するタイミングはしっかりと見定めて買いに入るべきです。
しかし、初心者の方ではチャートの分析などの知識もないため、なかなかそのタイミングを見極められません。
そこで今回は初心者の方でもできる投資手法の「ファンダメンタル分析」をご紹介したいと思います。
ファンダメンタル分析とは、仮想通貨に関連する情報を分析・収集しそこから投資をするための分析を行う手法です。
仮想通貨に限らず投資の世界では一般的によく使われている分析手法となっています。
ファンダメンタル分析を使うことで、チャートの知識などがなくても投資をする判断を行うことができるので、初心者の方にはおすすめです。
実際にどんな情報が役に立つのか簡単に紹介しておきます。
ハードフォーク
ハードフォークとは仮想通貨が分裂し、現在保有している仮想通貨の量と、同じ量の新しい仮想通貨をもらうことができるというとってもハッピーなイベントです。
これによって単純に新しい仮想通貨をもらえるだけでなく、その仮想通貨を売却し利益をあげることができます。
ハードフォークの時期が近くなってくると新しい仮想通貨欲しさで多くの人が買いに入るので、必然的に値段も上がるようになります。
このようにハードフォークには「新しい仮想通貨を売却して利益をあげれる」という点と、「ハードフォーク前に仮想通貨自体の値段が上昇する」という2つのメリットがあります。
よって初心者の方でも利益を上げやすくなっており、ハードフォークの情報が出たら、積極的に活用して投資に役立てることをおすすめします。
仮想通貨取引所の年齢制限まとめ
以上、仮想通貨取引所の年齢制限について解説してきました。
いかがでしたでしょうか?
仮想通貨取引所では基本的に20歳以上の口座開設を前提としており、未成年で登録できる取引所は少なくなっています。
また、現在は金融庁の規制の影響もあり、新規での口座開設を受け付けている取引所も少ないため、仮想通貨をはじめたい未成年の方には少し厳しい状況となっています。
しかし、紹介してきたようにコインチェック未成年でも使うことができ、国内でも優良な取引所であることは間違いありません。
もし、未成年の方で仮想通貨取引をしてみたいという方は親御さんに相談してみると良いでしょう。
→ Coincheck(コインチェック)公式サイトはこちら