仮想通貨のデイトレードは
普通のトレードとどう違うの?
こう感じたことはありませんか?
株取引などで耳にする「デイトレード」という言葉。
仮想通貨のデイトレード(現物取引)は通常のビットコインの購入のやり方と違い、損益に関係なく1日単位で取引を終了させるトレード方法を意味します。
今回は、仮想通貨のデイトレードは本当に儲かるのか、デイトレードのメリットとデメリットについてわかりやすく解説します。
この記事を読めば仮想通貨デイトレードのやり方が理解できます!
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目次
デイトレードとは
デイトレード(短期売買)とは、その日のうちに買いと売りを行って取引を完結させる投資方法です。
日をまたがないため、「夜寝ている間に大損失を被る」といったリスクを防ぐことができるため、為替のFXなどでも初心者に人気のトレード方法です。
しかし、デイトレードで利益を上げるためには、闇雲に取引をするのではなく、きちんと値動きを推測しなければなりません。
元本割れや資産を全額損失するリスクは、取引サイクルが長くなればなるほど低くなります。
経験豊かなトレーダーたちはデイトレードをしながらスキャルピングトレードをしたり、相場の動きが少なくなったときはスイングトレードを用いるなど、その時の状況に臨機応変に対応しています。
- 株やFX投資を経験したことがあるひと
- 時間を自由に使える人
- 冷静にデイトレードができる人
- チャートを眺めるのが楽しいと感じる人
デイトレードは「自制心」を持っている人に適する投資方法とも言われています。
株取引やFX取引との違い
ビットコインの取引所は世界中に数多くあり、それらは独立した企業によって運営されています。
そのため、お互いにビットコインの価格を調整しているわけではないため、価格は取引所参加者の売買によって決められます。
株式の取引価格とFXの取引価格と比較してみましょう!
日本には証券会社が数多くありますが、取引そのものは基本的に証券取引所で行われます。
日本の場合、東京証券取引所(東証)が有名です。
よって、証券会社は取引の窓口としての機能を担います。
このため、どの証券会社経由でも同じ価格で株式の売買ができます。
FXの場合、基本的に株式のような集中取引所がありません。
このため、個々の業者と顧客の間で取引されます。これを相対取引(あいたいとりひき)と言います。
よって、業者ごとに為替レートは少しずつ異なります。
しかし、業者はインターバンク市場の為替レートを元にして顧客に為替レートを提示しますので、業者間のレート差はとても小さくなります。
仮想通貨取引との違いがわかりましたね。
仮想通貨はデイトレード向き?
出典: https://coinmarketcap.com/
「仮想通貨市場はもうすでにピークを過ぎたのでは」と感じている方も多くいらっしゃるようですが、まだまだ成長途上にあります!
日本国内の株取引は、今年2018年10月に約640兆円と報告されています。
11月現在の仮想通貨の世界市場規模を確認してみましょう。
出典: https://coinmarketcap.com/
世界規模でわずか約21兆円。
日本の株式市場の30分の1程度であることが言えますね。
ビットコイン価格は1日で3~7%程度動き、高い頻度で10%以上変動します。
このような価格変動幅のことを「ボラティリティ」と言います。
「ボラティリティが大きい=短い周期の売買で大きな利益を狙いやすい」
という法則が成り立ちますので覚えておくとよいでしょう。
つまり、仮想通貨市場が成熟してボラティリティが小さくなる前の今が、デイトレードの絶好のチャンスだと言えます。
ビットコインは1日の間に大きな価格変動が起こる時があります。そのため、タイミングなどが合えば大きな利益を得ることができます。
その一方、大きく損をしてしまうリスクもあるため注意が必要です。
では、次に仮想通貨のデイトレードのメリットとデメリットをみてみましょう。
仮想通貨デイトレードのメリット
もうすでにご存知の通り、日本の株式市場(東証)は平日の9時〜11時30分、12時半〜15時の間しか取引ができず、FXは24時間取引可能ですが土日は取引ができません。
その一方、仮想通貨は24時間365日、時間や曜日を気にすることなくいつでも投資可能です!
本業で忙しい方でも仮想通貨であれば帰宅途中や就寝前に投資ができるので嬉しいですね。
この他にも仮想通貨デイトレードのメリットがあります。
- 値幅が大きい
- 決済期限がない
- 手数料が安い
それぞれのメリットを詳しくみてみましょう。
仮想通貨の値幅は大きい
仮想通貨の市場では一日に数十%動くことは頻繁にあります。
しかし、ここまで値動きが激しい金融市場は仮想通貨以外にはありません。
また、値動きが激しいため、レバレッジを効かせる必要がありません。
レバレッジは自分の保有資産の何倍もの資金運用を行うため、多大な負債を負うというリスクが伴うので取り扱いに注意しなければなりません。
ですが、仮想通貨の場合は、そもそもの値幅が大きいため、レバレッジのリスクを取って取引をする必要がなくなるのです。
また、価格が下がったとしても保有しておくことができるのも仮想通貨FXの特徴の一つだと言えます。
レバレッジ取引とは、日本円を証拠金として持っている資金の数倍のお金を使って売買することです。
例えば、10倍で取引すると元手が10万円の場合、100万円分の取引ができる、ということです。そのため、多くのリターンが期待できますが、その分リスクも大きくなり、手数料も高くなります。
レバレッジ取引は「ハイリスク・ハイリターン」取引ですので、仮想通貨取引が初めての方は手を出さない方がよいでしょう。
仮想通貨には決済期限がない
株式やFXの取引に慣れている方はもうすでにご存知だと思いますが、商品先物や株の信用取引には決済期限があります。
そのため、長期保有という選択肢はありません。
ですが、仮想通貨には他の金融取引にある決済期限がありません。
その理由のため、長期保有ができるのです。
また、為替のFXなどでは値下がりすると即時決済を要求されますが、仮想通貨の場合は好きなだけ保有することが可能です。
長期間保有しながら複利の力を利用することによって、着実に資金を増やしていくことができます。
長期保有のメリット
- 取引する時間を必要がない
- 上昇トレンドを生かして購入時より値上がりする可能性あり
*仮想通貨の価格が急落したり、突然無価値になったりするなど、損をする可能性もある
長期保有のデメリット
- 値動きが予測できない
仮想通貨取引の手数料が安い
手数料は利用する取引所によっては異なりますが、一般的な金融取引に比べて仮想通貨の取引所は取引や通貨の発行は基本的に自動で行われているため固定費が安くなります。
手数料がかからない現物取引を提供している取引所を利用したり、レバレッジ取引でも1日の内に取引を終了させれば手数料がかかりません。
そのため、運用の仕方によっては手数料がゼロになることもあります。
手数料が安いのは、デイトレードのような短期的な投資にとても有利になるポイントだと言えます。
仮想通貨デイトレードのデメリット
- デイトレード向きの銘柄コインが少ない
- 値幅が大きい
- フェイクニュースで価格が大きく変動することもある
- 拘束時間が長い!
それでは、それぞれのデメリットも詳しくみていきましょう。
デイトレード向きのコインが少ない
まず、基本中の基本ですが、仮想通貨のデートレードをする上で利益を出すには2つの重要な要素があります。
- 出来高が大きい
- 値幅が大きい
ですが、仮想通貨には上記2つの要素を満たすコインの種類がまだそれほど存在していません。
仮想通貨は全部で約1200種類あると言われていますが、国内の取引所で取引できる銘柄が20種類ほどだと言われています。
また、海外の取引所で売買できるコインの中でも、一日の売買代金が3億円を超えるものは20~30種類ほどしかありません。
ですが、出来高はこれからさらに大きく成長する可能性があると予測されていますので今後に期待しましょう。
値幅が大きい
先に仮想通貨の値幅の大きさは仮想通貨デイトレードのメリットの一つとして紹介しましたが、実は個人投資家としては特に大きなリスクでもあるため注意が必要です。
値動きが大きいのは、出来高が少なく、少人数の売り買いに市場価値が大きく影響されてしまうという要因があります。
ですので、値幅の大きさは仮想通貨デイトレードにはメリットでもデメリットにもなり得るのです。
フェイクニュースで価格が大きく変動することもある
仮想通貨は国や政府が発行したものではありません。
また、政治や経済に依存していません。
そのため、値動きを予測する明確な指針がなく、それぞれの仮想通貨に関係の深い人物や企業の発言一つで価格が高騰したり、暴落します。
実際に、イーサリアムの開発者が死亡したというデマを拡散したところ、価格が急降下しました。
その後、開発者はまだ生きている!というツイートによって再度価格が戻り始めたということが起きた事例があります。
このように、フェイクニュースやデマなどによって価格が大きく変動することも起こる可能性があります。
拘束時間が長い!
仮想通貨はボラティリティ(価格変動幅)が大きいため、1時間目を離しただけで一気に資金をロスト(損失)する可能性があります。
そのため、時間やルールを決めずに何となく取引していると、チャートの動きに1日中拘束されてしまいます。
拘束時間を必要以上に長くしないために、以下のポイントを抑えながら取引を進めることをお勧めします。
- ポジションを持っている時や上げトレンドの勢いが強いときは目を離さない!
- 時間を決めて利益確定し、プライベートの時間に入る前に資金を撤退させる!
この2点さえ抑えておけば拘束時間を短くしたり限定することができます。
拘束時間が長くてお困りの方や、相場の値動きが気になって携帯依存症になってしまう方はぜひ一度試してみてくださいね!
仮想通貨・デイトレードにおすすめの取引所
仮想通貨取引所は取引所ごとに特徴があります。
数ある仮想通貨取引所の中でも、デイトレードに向いている取引所をピックアップしました。
仮想通貨・デイトレード向け取引所①GMOコイン
- 販売所・取引所・FX取引と様々な方法で仮想通貨取引ができる
- アプリや操作画面が使いやすいと評判
- GMOインターネットグループの運営する取引所でセキュリティーも安心
GMOコインはアプリなども使いやすくどこでも操作できてデイトレードに初めて挑戦する人にもおすすめの取引所です。
FX取引もビットコインだけではなく人気のイーサリアムやリップルと言ったアルトコインもあるので仮想通貨の中でも分散投資することができますね。
仮想通貨・デイトレード向け取引所②BitMEX(ビットメックス)
- 最大レバレッジ100倍の高レバレッジ
- 独自のゼロカットシステムで追証の心配もなし
- 1日1回の出金とうでしっかりしたセキュリティ
デイトレードでレバレッジ取引をするなら登録しておきたいのがビットメックスです。
国内取引所ではかけられない高レバレッジでの取引ができたり、国内ではレバレッジ取引ができなアルトコインのレバレッジ取引ができデイトレードにおすすめです。
仮想通貨・デイトレードのやり方
短期デイトレードは、毎日・毎時間、細かく時間を区切って値動きを見ていくことで利益を生む投資方法です。
デイトレード初心者の方は最低1度は短期トレードを経験して値動きをチェックするコツをつかみましょう!
短期トレード(スキャルピング)
短期トレードには2つのタイプがあります。
- 数秒から数分で細かく利益を積んでいくスキャルピング
- 数分から数時間、1日で利益を積むデイトレード
それぞれ取引回数は違いますが、仕事をしながらチャートを上記のように続けるのは心身共にキツイですね。
日常生活に影響しない範囲で自分でルールを決めて短期トレードに向き合うとよいでしょう。
毎日チャートを眺めるため、相場の流れがつかめるようになったり、他の取引方法の時に応用が効くようになります。
中期トレード(スイングトレード)
中期トレードは1週間〜1ヶ月区切りで値動きを見ながら投資する方法です。
売買したい通貨の情報をしっかり下調べすることで効果的に利益を狙うことができます。
中期トレードを用いることで、強い銘柄に資産を多く投入したり、底値を切り上げている銘柄のみエントリーするなど、話題の銘柄を探しながらデイトレードをしていくことが可能となります。
仮想通貨デイトレードをする際に注意したい3つのポイント
これまでビットコインの価格の確認を意識したことはありますか?
仮想通貨デイトレードをする際は以下の3つのポイントに注意しましょう。
- ビットコインの価格変動
- 海外との価格乖離
- 取引量の規模
また、海外のビットコインの価格やFXの価格も把握しておけばデイトレードにもかなり役立ちますので、ぜひこの機会に試してみてくださいね!
仮想通貨デイトレードは儲かる?仮想通貨のデイトレードのメリットとデメリットのまとめ
いかがでしたでしょうか?
「安く買い・高く売る」ことが投資の基本です。
しかし、デイトレードは1日区切りの取り引きであるため、同じ日に何度も売買を繰り返します。
仮想通貨は値動きが大きいので「タイミングや思惑がうまくいけば」1日で多くの利益が出せるでしょう。
また、仮想通貨のデイトレードは手数料が低いため、レバレッジをかけずに大きなリターンを得られる可能性があります。
仮想通貨のデイトレード、長期保有ともにメリット・デメリットを理解し、自分に合った投資スタイルを決めましょう!