ステラ(Stellar)ってどんな仮想通貨だろう。
買い方は簡単なのかな?
ステラ(Stellar)って日本では取り扱ってなかったはずだけど、それだと面倒かも…。
簡単な買い方が知りたい!
ステラ(Stellar)は、2014年に誕生した比較的新しい仮想通貨です。
個人利用しやすいようにと、リップル(XRP)を元に作られた仮想通貨なので、国際送金や決済力の高さがその魅力です。
ただ、日本の仮想通貨取引所では購入することができないと悩みを抱えている人も多いはずです。
そんな方に朗報で、日本の仮想通貨取引所でもステラ(Stellar)を購入することができるようになりました!
とはいえ、今後購入して意味があるの?どうなっていきそう?など気になる点が多いでしょう。
そこで今回は、そんなステラ(Stellar)の買い方や購入方法、将来性などについて解説していきます!
- ステラ(Stellar)はリップル(XRP)を元に作られた仮想通貨
- 国際送金や決済に対して強いのが特徴
- 現在、大企業などにも起用されており将来を期待できる
- 日本の仮想通貨取引所でも買えるようになった
目次
ステラ(Stellar)ってどんなコイン?
ステラ(Stellar)は今大注目の仮想通貨ですが、そもそもどんな仮想通貨なのかと疑問に思っている人もいるでしょう。
そこでまずは、ステラ(Stellar)がどのような仮想通貨なのかを解説していきます。
簡単にステラ(Stellar)の概要から見てみましょう。
通貨名(単位) | Stellar Lumens(XLM) |
時価総額 | 10位(2019/11/6時点) |
取引開始日 | 2014年7月31日 |
発行上限 | 1000億XLM +年1% |
コンセンサスアルゴリズム | SCP |
公式サイト | https://www.stellar.org/ |
ホワイトペーパー | https://www.stellar.org/papers/ |
ソースコード | https://github.com/Stellar |
Telegram | Stellar Lumens XLM/STR |
@StellarOrg | |
@stellarfoundation |
2014年になってから公開されたばかりのとても新しい仮想通貨です。
また、マウントゴックス社の創設者でもあるジェドマケーレブ氏が開発し、公開したことでより注目を集めました。
ステラ(Stellar)の公開と同年に破綻したマウントゴックス社ですが、それもあってか火付け役になったことには変わりありません。
時価総額ランキングでは10位(2019年11月6日時点)にランクインしているほどの人気通貨です。
基本的なランキングは10位以内となっていますので、その人気の度合いもよくわかります。
元となったリップル(XRP)が法人向けに作られているのに対し、ステラ(Stellar)は個人利用向けに作られた仮想通貨です。
リップル(XRP)の国際送金や決済力の高さをそのまま継承している仮想通貨なのです。
ステラ(Stellar)についての基礎知識
まずは、ステラについての基礎知識をおさえていきましょう。
ステラ(Stellar)の基礎知識 | |
通貨名(単位) | Stellar Lumens(XLM) |
---|---|
時価総額 | 下記を参照 |
取引開始日 | 2014年7月31日 |
発行上限 | 1000億XLM +年1% |
コンセンサスアルゴリズム | SCP |
公式サイト | https://www.stellar.org/ |
ホワイトペーパー | https://www.stellar.org/papers/ |
ソースコード | https://github.com/Stellar |
Telegram | Stellar Lumens XLM/STR |
@StellarOrg | |
@stellarfoundation |
ステラ(Stellar)をもっとくわしく
2014年に公開された仮想通貨ステラ(Stellar)。
同年に破綻したマウントゴックス社の創業者 ジェド・マケーレブ氏が開発しました。
ジェドマケーレブ氏は2011年にマウントゴックス社を売却した後、リップル(XRP)の開発に参画しています。
自身が描くビジョンとリップルの世界観に共感したんだそう。
リップルと同様にゲートウェイ(企業や個人)が発行するIOUをネットワーク内でやりとりすることで、海外送金や決済を効率化しています。
IOUとは、非公式の借用証明書のことです。
それ自体に金銭的価値はありませんが、借用した債権を保証します。
ビットコインは分散型台帳によって価値を保守・記録しているのに対し、ステラやリップルはゲートウェイが発行したIOUによって価値移動の合意形成を行っています。
ざっくり表現するとステラやリップルは中央集権的な要素があるのに対し、ビットコインのほうがより分散型といえます。
ステラは非営利団体「Stellar Development Foundation(ステラ・ディベロップメント・ファンデーション)」が運営しています。
通貨単位はXLM(ルーメン)。
開発当初はそのままStellar(ステラ)でしたが、2015年に変更されています。
ステラ(Stellar)はリップルとどう違う?
基本的な特性はリップルと似ていますが、リップルの合意形成方式の不満を解消するため独自の「SCP(ステラ・コンセンサス・プロトコル)」を実装しました。
リップルの認証方式では80%以上の合意が得られなければ承認されませんが、SCPでは承認の条件を引き下げ、チェーン分岐のリスクを抑えています。
認証にかかる負荷を下げることでスケーラビリティの問題を回避し、個人間で活用しやすくなるよう設計されています。
また、個人向けの利用を想定して価格の変動(ボラティリティ)を抑える仕組みを取り入れています。
ステラのボラティリティ抑制策① 発行枚数
リップルは発行枚数を1000億枚に限定していて、それ以上増えることはありません。
一方ステラは最初に発行した1000億枚に加え、総発行枚数の1%が1年ごとに増えていきます。
ステラの流通量を増やすことで、価格の変動を抑制する意図があります。
ステラのボラティリティ抑制策① 保有枚数
リップルは開発者が流通量の25%を保有しています。
一方ステラの保有量は5%。
ステラのほうが流通している割合を高く設定しています。
ステラ(Stellar)のメリット
とても機能性の高いステラ(Stellar)のメリットを解説していきます。
- 手数料がとても安い
- 運営主体・管理者が存在している
- 価格変動が起こりにくい
- 大企業との提携で技術の推進に期待できる
上記のようなメリットがあります。
ステラ(Stellar)は個人向けに作られていることもあってか、とても取引手数料が安いのが特徴です。
また、ビットコイン(BTC)などの通貨のように非中央集権的な体制はとられていません。
リップル(XRP)にも同じことがいえますが、ステラ(Stellar)にも同様で運営主体・管理者が存在しています。
仮想通貨の取引をするうえで、価格変動はかなり重要なポイントになります。
将来性があると見込んで突然価格が暴騰してしまうことがあると、大きな負債にもなりかねません。
ですが、ステラ(Stellar)は発行上限を設定せず、あえてコインの希少性を低めています。
そうすることで、年々希少性が高まってしまうのを防ぐことができるので、価格変動を抑えられています。
さらに、IBMやデロイトといった大企業と提携していることもあり、その技術は今もなお進んでおり、世界で使われる仮想通貨への歩みを一歩一歩すすめています。
ステラ(Stellar)のデメリット
メリットばかりのように見えるステラ(Stellar)ですが、多少のデメリットがあります。
- マイニングに着目すると中央集権的
- 中国では参加することができない
- 今はまだ決済方法としての能力が確率されていない
管理者などがいることで、中央集権的になってしまうのを防いでいることがステラ(Stellar)のメリットです。
ただし、マイニングに関しては限られた人しか行う事ができません。
参加者が限定されるという意味では、中央集権的になってしまうのは致し方ないのかもしれません。
また、ステラ(Stellar)はFacebookアカウントを利用してアカウントを作成する仕組みになっています。
つまり、Facebookが禁止対象となっている中国では取引に参加することができません。
個人用の決済方法として提案されているステラ(Stellar)ですが、今はまだその能力が確立されていないため、まだ価格も安定したとはいえないというのが現在のデメリットといえるでしょう。
ステラ(Stellar)の値動き
ステラはリップルと共通する特性が多いだけに、値動きにも一定の相関性があります。
2つのチャートを見比べると一目瞭然。
ステラを取引する際はリップルの動向もチェックしておくのが安心です。
【超簡単】ステラ(Stellar)の買い方・購入方法
ステラ(Stellar)の魅力について理解が深まったところで「購入してみたいけど、どうすればいいの?」という疑問が浮かんだ人もいるでしょう。
実はステラ(Stellar)はとても簡単に購入する事ができるようになりました。
その理由と買い方を詳しく紹介します。
ステラ(Stellar)はCoincheck(コインチェック)で購入が可能!
ステラ(Stellar)を購入するためには、基本的に海外のFX会社を利用する必要がありました。
ですが、2019年11月1日にコインチェックから重大な発表がありました。
コインチェック株式会社(本社:東京都渋谷区 代表取締役:勝屋敏彦 以下、当社)は、新たにStellar Lumens(XLM)の取扱いを2019年11月12日(予定)に開始することをお知らせいたします。
(引用:コインチェック公式サイト)
そうです、コインチェックでステラ(Stellar)の取扱いを開始するというものです。
日本での取扱いは初めてのことで、日本の取引所で購入したいという人はコインチェックの利用がおすすめです。
2019年11月12日の12時ころから、取り扱える予定になっています。
コインチェックにログイン
では、コインチェックで実際に購入する方法を紹介します。
まずは、コインチェックにログインしましょう。
左のメニューバーから『コイン購入』を選択
続いて、左側にあるメニューバーの中から『コイン購入』を選択してください。
ステラ(Stellar)を選択
続いて下にスクロールすると取引できる通貨一覧がありますので、ステラ(Stellar)を選びましょう。
これがステラ(Stellar)の買い方です、とても簡単ですので誰でも購入可能です。
購入前にはウォレットへの入金が必要
ステラ(Stellar)の購入前のワンポイントですが、購入する前にはウォレットへの入金が必須になります。
コインチェックへの入金はステラ(Stellar)の取引前にすませておきましょう。
そうすれば、スムーズな取引ができるはずです。
ステラ(Stellar)は海外取引所でも購入可能
「わざわざコインチェックに登録するのはちょっと・・・」「すでに海外の取引所で取引してるからそっちの方がわかりやすい!」という人もいるでしょう。
ステラ(Stellar)は海外取引所でも購入する事ができます。
むしろ、コインチェックでの取扱いの発表がなければ、ステラ(Stellar)を購入する方法は海外取引所しかありませんでした。
ですので、この方法は一般的なステラ(Stellar)の買い方になります。
ただし、日本から海外取引所を利用するためにはコインを購入し、海外に送金する必要があります。
海外に送金する際にはそれなりに手数料がかかってしまうので、できるだけ送金手数料が安い取引所を探すのがおすすめです。
取引所 | BTC送金手数料 |
---|---|
DMM Bitcoin(DMMビットコイン) | 無料 |
GMOコイン | 無料 |
BITPOINT(ビットポイント) | 無料 |
bitFlyer(ビットフライヤー) | 0.0004 BTC |
bitbank(ビットバンク) | 0.001BTC |
Zaif(ザイフ) | 0.0001BTC以上選択可 |
上記の様に手数料が無料のところもありますので、比較表を参考にしながらチェックしてみてください。
続いて、資金を送る海外の取引所は『バイナンス』がおすすめです。
大手企業で、セキュリティ対策などもなされているので、安心して取引することができます。
また、手数料がとても安いので利益が出た際にも出金を行いやすいため、おすすめです。
基軸通貨を買う国内取引所は手数料で選ぶ
まずはじめに、日本円でビットコインやイーサリアムといった基軸通貨を購入します。
御存知の通り、bitFlyerやbitbank、DMM Bitcoin、GMOコインなどたくさんの取引所があります。
海外取引所への送金を想定するなら、手数料の安さが重要になってきます。
取引所 | BTC送金手数料 |
---|---|
DMM Bitcoin(DMMビットコイン) | 無料 |
GMOコイン | 無料 |
BITPOINT(ビットポイント) | 無料 |
bitFlyer(ビットフライヤー) | 0.0004 BTC |
bitbank(ビットバンク) | 0.001BTC |
Zaif(ザイフ) | 0.0001BTC以上選択可 |
手数料で取引所を比較すると、DMM Bitcoin、
GMOコイン、
BITPOINTで口座を開設するのがおすすめです。
DMM Bitcoin 公式サイト
GMOコイン 公式サイト
BITPOINT 公式サイト
開設方法や基軸通貨の買い方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
海外取引所でステラ(Stellar)を買うならバイナンスがおすすめ
ステラを扱っている海外取引所は2018年4月現在で40社近く存在します。
なかでも、最もおすすめな取引所はバイナンス(Binance)です。
世界取引所ランキングで第1位(2018年4月現在)に君臨する大手で、信頼性やセキュリティ性に定評があります。
また、手数料が0.1%とただでさえ安いのに、独自に発行しているBNBトークンを活用すればさらに半額に。
取扱通貨も120種類と豊富で、Google翻訳による日本語化が可能です。
登録必須といっても過言でない取引所です。
バイナンスでステラ(Stellar)を買う方法
まず、バイナンスで口座を開設して取引を行います。
英語に慣れていない方は、右上の「Google翻訳」のマークから日本語を選択しましょう。
基本的に国内取引所と同様の手順になります。
二段階認証は必ず行いましょう。
注文する際は、トップ画面から「Mariket/市場」を選択します。
BTC建てで購入する場合はBTC Market、ETH建ての場合はETH Marketを選び、取扱通貨の一覧からステラの単位である「XLM」を選択します。
XLMの欄をクリックすると、日本の取引所と同様に板や注文画面があります。
指値注文の場合は「Limit/リミット」、成行注文の場合は「Market/市場」を選択し、希望価格などを入力して、購入しましょう。
国内取引所感覚で使いたいならKraken!
日本の取引所と同じ感じで使いたいという人にはKrakenがおすすめです。
日本法人があったため、日本語のサポートが手厚い海外取引所です。
2018年5月をもって日本法人の撤退が決まったため円建ての取引はできなくなりますが、現状もっとも日本の取引所に近い感覚で使える海外取引所です。
ステラ(Stellar)の将来性
少額決済や海外送金を効率化するだけでなく、スケーラビリティにも高い柔軟性をもったステラ。
その機能性はすでに評価を集めていて、大手企業や各国政府と提携した実用化が始まっています。
ステラ×世界最大級のIT企業IBM
IBMはStellarおよびKlickExと提携し、ブロックチェーン・バンキング・ソリューションを展開。
金融機関の決済時間短縮や、ボーダーレスな支払いを促進していくと発表しています。
ステラ×パリの送金業者TEMPO
TEMPOは保険金や公共料金などをボーダレスに支払えるサービスを提供。
ステラを活用することで透明性と送金手数量の削減を実現しています。
1500億ドル規模の送金体制を整える予定になっています。
ステラ×ナイジェリアの通信事業者Parkway
はステラネットワークを活用してナイジェリアの5大通信事業者を接続。
顧客同士が通信業者を問わず相互に送金できるモバイルマネーを開発しました。
携帯での送金が普及してきたアフリカで、効率性を大きく高めるサービスとして反響を呼んでいます。
ステラ(Stellar)の将来性とは?
最後に、ステラ(Stellar)を購入してみたいものの、その将来性に期待することができるのかというのは気になるものです。
そこで、ステラ(Stellar)の実際のチャートや現状などから、今後どうなっていくのかを予想してみましょう。
ステラ(Stellar)のチャート
ステラ(Stellar)はリップル(XRP)と共通点が多いことから、チャートも似たようなものができる性質があります。
最初は異常なまでに価格が高騰していますが、全体を見てみるとやはり最近になってからは山が少なくなっています。
ステラ(Stellar)の価格高騰抑制がうまくかかっている証拠ともいえるでしょう。
今後、ステラ(Stellar)の取引を行う場合には、リップル(XRP)も参考にするようにしてください。
そうすることで、今後の動きも先読みすることもできるはずです。
また、今後個人用の決済方法としての技術が進歩すれば、個々が決済に利用するようになるので、価格の上がりは必至かもしれません。
企業提携との結果がとても楽しみです。
初の日本取引所での取り扱い
現在まで海外の取引所でしか扱われていなかったステラ(Stellar)が、突然コインチェックで取引できるようになりました。
実は日本の取引所でステラ(Stellar)が取り扱われるのは、初めてのことです。
つまり、将来が期待されているが故に取引することができるようにしたのでは、と考えることができます。
ですので、ステラ(Stellar)は今後も伸びていく仮想通貨とみて問題ないでしょう。
ステラ(Stellar)の買い方に関するまとめ
いかがだったでしょうか。
ステラ(Stellar)の買い方はとても簡単です。
むしろ、日本での取扱いが直前に迫っているので、取引したいのであればそれまでにはコインチェックへの登録は済ませておきたいところです。
そうすることで誰よりも早くステラ(Stellar)を購入する事ができます。
また、日本の市場にステラ(Stellar)流れた際に、チャートがどのような動きを見せるのかというのも、大きなポイントになるでしょう。
ただし、ステラ(Stellar)は人気の通貨のため、取引開始当日はサーバー自体も取り合いになってしまうこと間違いなしです。
ネットの環境によっては繋がらないという自体も可能性として大いに考えられますので、注意しておきましょう。
サーバーダウンしてしまう可能性もあるほど、ステラ(Stellar)は期待されています。
「あのときステラ(Stellar)を購入しておけばよかった」なんてならないためにも、メリットを生かして今のうちに投資しておくのがおすすめです。
そのためにはまず、コインチェックを登録しておくのがおすすめです。
- コインチェックでステラ(Stellar)を購入する事ができる
- 技術さえ確立されてしまえば、個人用の決済方法として利用可能に
- 購入方法はとても簡単で、誰でも購入可能
- 多少のデメリットはあるものの、今後が期待できる仮想通貨
- 取扱いが開始されれば、便利になることがより増えることに期待