TRON(トロン/TRX)は、ブロックチェーン技術を活用して世界的な無料のコンテンツエンターテインメントシステムを構築しようというプロジェクトです。
TRON(トロン/TRX)のシステム内で流通するトークン(仮想通貨)はTRXという単位でやり取りされます。
TRON(トロン)クリエイターに活躍の場を提供し、誰でも自由にコンテンツに触れることでエンターテイメントが溢れる世界を実現していこうとしています。
この記事では、「TRONとはなんだろう」という疑問を解消する基礎知識と、おすすめの取引所について、購入方法(買い方)、そして将来性について紹介していきます。
- TRON(トロン)はエンタメ業界を盛り上げるプラットフォーム!
- 権利保護や分散管理でクリエイティブ環境を支援
- 開発や連携が積極的で、値上がり要素が多い
- TRON(トロン)は国内取引所で購入ができない
- Huobi(フォビ)なら、日本語でTRON(トロン)を購入可能!
目次
TRON(トロン/TRX)についての基礎知識
通貨名 | TRON(トロン) |
---|---|
通貨単位 | TRX |
取引開始日 | 2017年8月23日 |
発行上限 | 10億枚 |
現在の流通量 | 65,748,111,645 TRX(2018年5月時点) |
時価総額 | 下記チャートを参照 |
コンセンサスアルゴリズム | PoS |
公式サイト | https://tron.network/enindex.html |
ホワイトペーパー | https://dn-peiwo-web.qbox.me/Tron-Whitepaper-0822-V17.pdf |
公式Twitter | https://twitter.com/tronfoundation |
公式Telegramメイングループ | https://t.me/tronnetworkEN |
公式Telegram日本語グループ | https://t.me/tronnetworkJP |
公式Facebook | https://www.facebook.com/tronfoundation |
TRONがどんな仮想通貨なのか、という点については後ほど詳しくご紹介します。
TRONの仮想通貨としての特徴からチェックしたい方は、下のボタンでジャンプしてください。
TRON(トロン/TRX)の取引所を購入できる取引所
TRON(トロン/TRX)を取り扱っている海外取引所は49社(2018年5月現在)。
海外取引所を選ぶ際には、この基準を参考にするのがおすすめです。
- 信頼性
- 手数料の安さ
- 使いやすさ
この基準をもとに、TRON(トロン/TRX)を購入できる仮想通貨の取引所を3つご紹介します。
なかでも一番のオススメは日本語に対応しているHuobi(フォビ)です!
ほとんどの海外取引所は英語表示になっておいるので使いにくいと感じる人も多いですが、Huobi(フォビ)は表示を日本語に変更できます。
さらに、日本のIT企業SBIホールディングスと業務提携を結んでいた過去もあり、セキュリティや信頼性も抜群。
日本人にとって最も使いやすい海外取引所と言えます。
大切な資産を運用するうえで、信頼性は最重要なポイント。
安心できる環境で自分の資産状況を把握しつつ運用することがとても重要です。
取引所 | 本拠地 | 取引手数料 | 取り扱い通貨数 |
---|---|---|---|
Huobi(フォビ) | シンガポール | 0.20% | 100種類以上 |
Binance(バイナンス) | マルタ | 0.05-0.1% | 100種類以上 |
HitBTC(ヒットビーティーシー) | イギリス | -0.01%~0.1% | 230種類以上 |
OKEx(オーケーイーエックス) | 香港郊外 | -0.01%~0.2% | 150種類以上 |
Huobi(フォビ)
Huobi(フォビ)の取引量は世界最大級。
2018年5月現在の取引量ランキングで第3位に位置しています。
通貨ペア:TRX/BTC、TRX/ETH、TRX/USDT(Tether)
Huobi(フォビ)は、SBIホールディングスと提携を結んでいたこともあり、日本の仮想通貨トレーダーにとって馴染み深いだけでなく、信頼性とセキュリティも抜群です。
日本語表記に対応しているので、余計なストレスや不安を感じずに運用に集中することができます。
TRON(トロン)を快適に取引したいという方や、海外取引所を使うのは初めてという方にはHuobi(フォビ)がイチオシです!
Binance(バイナンス)
次にご紹介するのは、世界取引所ランキングで第2位(2018年5月現在)のBinance(バイナンス)。
マルタ島に拠点を構えているBinance(バイナンス)の魅力のひとつは、手数料の安さです。
通貨ペア:TRX/BTC、TRX/ETH
- 世界最大級の取引量
- 取引手数料が安い(0.05-0.1%)
- 取扱通貨数が100種類以上
- 翻訳機能を使えば、簡易日本語訳可能
Binance(バイナンス)の手数料はなんと0.1%!
ただでさえ安いですが、Binance(バイナンス)のオリジナルトークンBNBを活用すると手数料が半額に。
取扱通貨も120種類と豊富で、Google翻訳による日本語化ができます。
多くの仮想通貨を運用したいという人におすすめしたい取引所です。
HitBTC(ヒットビーティーシー)
2013年に創業したイギリスの老舗取引所です。
TRONを含む230種類以上の豊富なアルトコインを取り揃えており、ICO直後の仮想通貨の多くが上場を目指す取引所のひとつです。
通貨ペア:TRX/BTC、TRX/ETH、TRX/USDT(Tether)
- TRON(トロン)を含む230種類以上取引可
- 取引手数料が比較的安価(0.1%)
- ICO直後の仮想通貨が多い
- 日本語には未対応
手数料も安く、Binance(バイナンス)と通常手数料と同じ0.1%です。
ICO直後の仮想通貨が多いので、草コインへの投資に興味のある人におすすめな取引所。
日本語には未対応ながら、HitBTC(ヒットビーティーシー)を愛用する経験豊富な仮想通貨投資家は数知れず。
HitBTC(ヒットビーティーシー)の使い方は以下の記事で詳しく紹介しています。

→ HitBTC(ヒットビーティーシー)の公式サイトはこちら
OKEx(オーケーイーエックス)
中国の香港郊外にある大手仮想通貨取引所。
OKEx(オーケーイーエックス)は日本の取引所であるビットバンクトレードと提携しています。
通貨ペア:TRX/BTC、TRX/ETH、TRX/USDT(Tether)
- 世界第2位の仮想通貨取引量を誇る(2018年6月現在)
- 取引手数料はMaker、Taker、取引する通貨量によって異なる
- 取り扱っている通貨は150種類以上
- 日本語未対応
世界第2位の仮想通貨の取引量を誇るOKEx(オーケーイーエックス)は、スムーズな取引ができる事が期待できます。
手数料はMaker:0.20~0.05%、Taker:0.15~0.05%となっています。
また、通貨の取引量が多い程、Maker、Taker共に取引手数料が安くなるシステムがあります。
詳細ページを参考に。
TRON(トロン/TRX)の購入方法・買い方
ここからはTRON(トロン/TRX)の買い方をステップに分けて解説していきます。
TRON(トロン/TRX)は国内の仮想通貨取引所では取り扱っていないので、国内取引所で購入した基軸通貨(ビットコインorイーサリアム)を海外取引所の口座に送金する必要があります。
TRONの購入手順をまとめると以下のようになります。
- bitFlyerやGMOコインなどの国内取引所で口座を開設
- bitFlyerやGMOコインで基軸通貨(BTCかETH)を購入する
- Huobi(フォビ)などの海外取引所に送金する!
- Huobi(フォビ)などの海外取引所でTRONを購入する!
詳しくみていきましょう。
国内取引所に口座を開設する
国内取引所の口座を持っていない人は、まずはじめに講座の開設からはじめましょう。
国内取引所で基軸通貨(BTCをやETH)を購入し、海外取引所に送金する必要があるからです。
bitFlyer や bitbank 、DMM Bitcoin 、
GMOコイン など、たくさんの国内取引所があります。
海外取引所に基軸通貨を送るためだけの国内取引所は、手数料の安さが重要になってきます。
国内取引所を選びにおいて安全性は当然重要ですが、送金用口座として使うだけであれば国内取引所も十分な信頼性を満たしています。
送金手数料で選ぶおすすめ国内取引所!
他の取引所に仮想通貨(BTC)を送金する際の、各国内取引所の手数料を比べてみましょう。
取引所 | BTC送金手数料 |
---|---|
DMM Bitcoin(DMMビットコイン) | 無料 |
GMOコイン | 無料 |
BITPOINT(ビットポイント) | 無料 |
bitFlyer(ビットフライヤー) | 0.0004 BTC |
bitbank(ビットバンク) | 0.001BTC |
zaif(ザイフ) | 0.0001BTC以上選択可 |
この表のとおり、DMM Bitcoin、
GMOコイン、
BITPOINTはビットコイン(BTC)の送金手数料が無料に設定されています。
この3つの中から、気に入った取引所を使用するのがおすすめです。
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)
FXでおなじみのDMMグループが運営する販売所で、スマホアプリの使いやさが魅力なDMM Bitcoin(DMMビットコイン)。
ビットコインの購入からTRON(トロン/TRX)への送金まで、スマホ一つで済ませたい人にオススメです。
6月30日までは、口座開設で1000円のキャッシュバックキャンペーンを実施中。
口座を作ると1000円戻ってくるという、さすがDMMといった感じの太っ腹な企画です。
GMOコイン
GMOコインも、同じくBTCの送金手数料がかかりません。
「GMOクリック証券」などのWEBサービスで知られるGMOグループが運営しています。
DMM Bitcoin同様、取引所ではなく『販売所』なので、GMOコインから直接ビットコインを買う形になります。
そのため、事前に購入価格が把握でき、かつ即時購入できるというメリットがあります。
東証一部上場企業であるGMOが運営しているという信頼性も特徴です。
送金用といえど、より安心感のあるとろを選びたいという人には、GMOコインがオススメです。
BITPOINT(ビットポイント)
最後にご紹介するBITPOINT(ビットポイント)も送金手数料が無料の取引所。
TRON(トロン/TRX)の購入に欠かせない、基軸通貨の購入と送金用として使うのもいいですが、BITPOINT(ビットポイント)の最大の魅力は、「Meta Trader4」というFXツールです。
BITPOINT(ビットポイント)は、上記の2つとは違い取引所形式になっています。
運営が売買を直接行う販売所にくらべて、ユーザー同士で売買する取引所のほうが手数料(スプレッド)が割安になります。
ビットコインの送金だけでなく、コンスタントに仮想通貨を取引したい人や、FXに興味のある人まで幅広く使える取引所といえます。

取引所での開設方法や基軸通貨の買い方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

日本の取引所で基軸通貨を買う
GMOを例に、基軸通貨の買い方を確認しておきましょう。
1:仮想通貨の売買画面に入る
会員トップページから「仮想通貨売買」に入ります。
画面右側の注文画面で、購入数と購入金額のどちらを指定するか選択します。
数字を記入すると、その時のレートに合わせた購入金額が反映されます。
購入金額に問題がなければ6秒以内に「購入」ボタンをクリックしましょう。
2:「購入」、確認ボタンを押して完了
「購入」ボタンをクリックして決定すれば、ビットコインの購入は終了。
ビットコインの残高はマイページの中でチェックできます。
海外取引所に基軸通貨を送金する
基軸通貨を海外取引所に送金するための国内取引所で操作をします。
GMOからバイナンスの口座に送金する場合を想定します。
1:バイナンスのIDを確認する
バイナンスにログインし、メニューからBTCアドレスを確認し、記録します。
暗号化された長い文字列なので、入力ミスが起こらないよう必ずアドレスの右下にある「Copy」ボタンを使いましょう。
2:GMOからバイナンスのID宛に送金する
GMOビットコインにログインし、左側の一覧から送付画面を開きます。
過去にバイナンスに送金したことがない場合は、「+新しい宛先を追加」ボタンに進みます。
先ほどコピーしたバイナンスのBTCアドレスを、出てきたポップアップの「ビットコインアドレス」欄にペーストします。
名称の欄は宛先を見分けやすいよう「バイナンス」と記載しておくのがおすすめです。
念のためBTCアドレスが正しいか確認し、「登録する」を押します。
希望する送金額を入力し、二段階認証コードボタンをクリックします。
スマートフォンなどで二段階認証コードを確認し、入力欄に打ち込みましょう。
それが完了したら「確認画面へ」を押下します。
内容に問題がなければ、以上で送金完了です。
国内取引所から送ったビットコインはバイナンスの画面から届いているか確認できます。
画面上部の「Funds」にある「Balances」の項目から確認できます。
海外取引所でTRON(トロン/TRX)を購入する
バイナンスでTRONを購入する方法を確認していきましょう。
トップ画面からTRONの取引画面に進みます。
BTCでTRONを購入するか、ETH購入するかで進み方が異なるので注意しましょう。
TRONの取引所に入ると、板やチャートなどが表示された画面が表示されます。
指値注文でTRONを買うときは注文画面のタブから「Limit」を選びます。
成行注文で買うときは「Market」を選びましょう。
金額の入力など、その後の操作方法は国内取引所とほとんど同じです。
戸惑うことは少ないかと思います。
仮想通貨TRON(トロン/TRX)とは?概要と特徴
「TRON(トロン/TRX)」はブロックチェーン技術を生かしてネットワークやシステムを作る、プラットフォーム形式のプロジェクト。
プロジェクトの性質としてはイーサリアムやネムに近いところがあります。
TRON(トロン/TRX)は以下のような目標を掲げています。
- デジタルエンタメコンテンツ(ゲームや絵、音楽)の共有・保護
- 広告によるマネタイズから脱却し、品質で評価される経済圏をつくる
- ブロックチェーンによる世界的な無料の分散型ストレージ
TRON(トロン/TRX)は利益ではなく、クリエイティブなエンターテイメントコンテンツをよりたくさんの人々が楽しめる社会の実現を目的としています。
世界中のクリエイターがデジタル資産を配信することはもちろん、ブロックチェーンによってその権利を保証し、評価を受け、報酬を受け取れるPlatformを目指しています。
TRON(トロン/TRX)の仕組みが普及することで、実力のあるクリエイターが正当に評価され、次々と新しい才能が見出される社会が実現するのです。
TRON(トロン)の通貨「TRX」について
TRON(トロン/TRX)自体はイーサリアムの規格であるERC-20に準じています。
ERC-20トークンはテンプレートをもとにパラメータを決めるだけで作成できるため、幅広いプロジェクトで採用されています。
通貨としての技術的な優位性は正直なところありませんが、規格のおかげで問題点や短所も特にありません。
2018年5月31には、ERC-20の規格から独立し、独自のメインネットに移行する予定です。
新しいTRON(トロン/TRX)を保有することで、TRONネットワークのセキュリティー権限を持つ「Super Delegates」を選ぶための投票権を得ることができます。
メインネットのオープンに伴って、旧TRON(トロン/TRX)は使用できなくなります。
旧TRONは新TRONと交換することができるので、しっかりと確認して事前に対応しておくようにしましょう。
特に操作は必要ありませんのでご安心ください。
個人のウォレットで保管している人は、この期間中だけはBinanceなどの取引所に預けておくようにしましょう。
オープンネットが始まることでプラットフォームとしての魅力だけでなく通貨としての独自性も高まっていけば、TRON(トロン/TRX)の価値はますます上がっていくでしょう。
TRON(トロン/TRX)の運営チーム
TRON(トロン/TRX)は公明なネットワーク運用を目的とした「TRON財団」という団体が開発しています。
設立の際はシンガポールのACRAという企業規制当局の承認を得ており、健全性に信頼できる団体と言えそうです。
チームメンバーの多くは中国人で、代表を務めているJustin Sun(ジャスティン サン)氏は中国の大手音楽ストリーミングサービス「Peiwo」の創業者としても知られています。

出典:https://tron.network
エンタメのためのプラットフォームであるTRON(トロン/TRX)を、実際にエンタメサービスを提供している会社の創業者が展開しているというのはとても整合性がありますよね。
マカフィー創業者の発言で注目度急上昇!
2017年12月に、世界中で利用されているセキュリティソフト「McAfee(マカフィー)社」の創業者であるJohn McAfee(ジョン マカフィー)氏がトロンについて言及し注目を集めました。
Tron is a long term Hodl. Those who are flipping it are losing out.
— John McAfee (@officialmcafee) 2017年12月26日
【日本語訳】
TRON(トロン/TRX)は長期的にホールドする銘柄。そうしない人は損をする。
McAfee氏はこれまでに仮想通貨の銘柄について発言しており、そのたびに価格が市場が大きく動くことから「マカフィー砲」とも呼ばれています。
今回の場合も「McAfee氏のような世界的インフルエンサーが長期保管をすすめるということは、このプロジェクトの将来性に期待が持てるのでは」という予想から結果的にTRON(トロン/TRX)の価格が急上昇しました。
TRON(トロン/TRX)は詐欺仮想通貨?疑惑の理由
人気仮想通貨として取引量も指折りのTRON(トロン/TRX)ですが、一部では詐欺なのではないかという意見もあがっていました。
その原因は以下のとおりです。
- 創業者Justin Sun氏のTRX売却が噂された
- ホワイトペーパーの盗用疑惑があった
- ロードマップがふわっとしていて、開発の進捗も遅い
創業者Justin Sun氏のTRX売却が噂された
2018年1月5日に、海外の大手インターネット掲示板「Reddit」で「Justin Sun氏が持っている60億TRXをTRONを売却したのではないか?」という疑惑が指摘されました。
投稿内容によれば、Justin Sun氏のものと思われるウォレットを発見し、そこにTRXを複数回にわたって売却した痕跡があったとのこと。
これ対して、同氏はそのウォレットが自分および財団と無関係であると発言しています。
悪意あるユーザーによるでっち上げの可能性が高いものの、TRON(トロン/TRX)に疑念をおぼえる人も一定数いたようです。
The Reddit account is not my account and also foundation account. It belongs to our private investor and market maker. We don’t have an account in @GeminiDotCom. The market maker uses an account to trade and increase the liquidation of #TRX not sell $TRX.
— Justin Sun (@justinsuntron) 2018年1月6日
ホワイトペーパーの盗用疑惑があった
上の件と同じ2018年1月、TRON(トロン/TRX)のホワイトペーパーが他のプロジェクトの盗作だという声も上がりました。
メディア分散プロトコル「IPFS」と仮想通貨プラットフォーム「Filecoin」の開発者自身が、その2つのプロダクトのホワイトペーパーの言い回しや文章構成を盗作されたとTwitterで訴えたのが発端。
.@justinsuntron why does your TRON whitepaper make wholesale copying of @IPFSbot and @MineFilecoin without a single reference? Bitswap, PoRep, PoSt, these are not your ideas?
— Bedeho (@bedehomender) 2018年1月7日
これについて、Justin Sun氏は「原本である中国語版には問題がなく、ボランティアが翻訳した英語版に参照元の記載漏れなどの不備があったことが原因」と発表。
盗作ではなくあくまで引用だと主張しつつも、誤解を招く表記について謝罪をし、現在は修正中となっています。
なお、公開されている中国語版のホワイトペーパーには問題が無いことが証明されています。
ロードマップがふわっとしていて、開発の進捗も遅い
TRON(トロン/TRX)は、6段階の計画を含み、完成に約10年を要する壮大なプロジェクト。
- エクソダス
- オデッセイ
- グレートヴォヤージュ
- アポロ
- スタートレック
- エターニティ
2017年12月にGithubでTRONのソースコードが公開された際には、公開時点で中身がなくプロダクトとして機能していないと揶揄されました。
さらに、TRXの価格は高騰しており、開発の進捗とのあいだにギャップがあることも、そうした批判を加速させていました。
TRON(トロン/TRX)は信頼を取り戻しつつある!
紹介したようにいくつかの指摘によって詐欺と疑われてしまったTRON(トロン/TRX)。
それに対して、代表は以下のようにコメントしています。
What’s the best way to clear all FUDs? More partnerships, more developers, more exchanges and more efforts! #TRON #TRX $TRX
— Justin Sun (@justinsuntron) 2018年1月10日
【日本語訳】
詐欺疑惑を完全に払拭する最善の方法は?それはさらなる提携、開発者、取引所と、さらなる努力だ!
誠意のあるプロジェクト開発をすすめること以外に信頼を取り戻す方法はないという殊勝な発言ですが、実際にこの発言からさらにプロジェクトは目覚ましい進展を遂げています。
当初の計画よりかなり前倒しで進んでいる
運営チームは、1月23日には第1段階であるエクソダスの開発が完了し、3月31日運用がスタートしたと発表しています。
エクソダスは2018年12月の完成を予定していたので、現時点で開発がかなり前倒しに計画が進んでいることになります。
プロジェクトが絵に描いた餅である、という声に対するこれ以上ない回答といえます。
情報開示にも力を入れており、ブログサービスの「Medium」で開発の進捗を定期的にまとめており、Twitterも頻繁に更新されています。
信頼性が高まるだけでなく、今後どんな動きを控えているのかといった、トレーダーとしても有用な情報が発信されています。
開発メンバー保有のTRXをロックアップ
代表がTRXを売却しているのでは?と指摘されたTRON(トロン/TRX)ですが、これに対して開発メンバーは保有しているTRX300億以上を2020年1月まで売却せずにコールドウォレットに保管すると約束しています。
ロックアップとよばれるこの対応によって、TRXを売却し、利益を持って雲隠れすることができなくなります。
プロジェクト開発に対する本気度を示しています。
TRON(トロン/TRX)と大企業の連携が加速している
さきほどのツイートでも言及されているとおり、企業との連携も積極的に行っています。
TRON(トロン/TRX)代表が創業した1000万人のユーザーを抱える「Peiwo」はもちろん、それ以外にも世界中での採用が決まっています。
サービス名 | サービス概要 |
---|---|
oBike | 世界20ヵ国で利用されているシンガポール発の自転車シェアリング |
Baofeng | 2億人以上が利用する動画ストリーミングサービス |
BitGuild | ICOで約25億円相当を調達したゲームプラットフォーム |
Game.com | ブロックチェーンを活用したゲーム制作 |
GSC.social | 1億人以上が利用するブロックチェーンを活用したSNS統合サービス |
現時点で決定しているだけでもこれだけあるのに加え、中国の超巨大企業・アリババとの連携も噂されています。
もし中国で圧倒的なシェアを獲得しているアリババでTRON(トロン/TRX)が活用されることになれば、価格が暴騰する可能性は高いでしょう。
アリババのCEOであるJack Ma(ジャック マー)とTRON(トロン/TRX)の代表Justin Sunは親交が深く、Jack Maが主催している起業家向けの教育コースに招待したほど。
このコースに参加した中で、1989年以降に生まれたのはJustin Sunただ一人。
有名ビジネス誌「Forbes」では、Justin SunがJack Maの後継者になれるのか、という特集が組まれるほど注目されています。
仮想通貨TRON(トロン/TRX)の将来性・チャート
詐欺を疑う声もある仮想通貨TRON(トロン/TRX)ですが、決定的証拠に欠けている疑惑ばかり。
アリババをはじめとした企業間提携や、dAppsがリリースされたりと話題に事欠きません。

TRONのdApps
疑問視されているプロジェクトの実現可能性についても、指摘に対して真摯な対応を見せ、前倒しで開発を進めているなどポジティブな点が多くあります。
「Peiwo」を中国屈指のサービスに押し上げた経験のあるJustin Sunだけに、今後TRON(トロン/TRX)のプロジェクトを実現していく可能性は十分にあります。
エンターテイメントコンテンツの需要が今後も世界的に高まっていくことは明白です。
現在のYouTuberのように発信者が報酬を受け取れ、かつ分散的に管理される仕組みが整えば、世界中の人々がもっと気軽にエンターテイメントを視聴し、自らも発信できる社会が実現するでしょう。
将来性、規模感ともに期待が持てるプロジェクトといえます。
仮想通貨TRON(トロン/TRX)のチャート状況は?
チャートを見てみると、1月の頭に高騰していることがわかります。
これはJustin SunがTwitterでBAOFengとの提携をほのめかした日。
We will announce our partnership with a very prestigious public listed company next week. Looking forward to it!
— Justin Sun (@justinsuntron) 2018年1月4日
それ以降は徐々に価格が下がり、4月下旬から盛り返しています。
いまは雲を抜けているものの、基準線と転換線がデッドクロスしており、買い支えもこれまでに比べると勢いが弱い印象を受けます。
一見すると強気な相場ですが、注意が必要なタイミングです。
もちろん、長期的な成長を期待してガチホしたい、という人にとっては更に価格が上昇する前に買っておきたいところでしょう。
個人の戦略に基づいて、自己判断で購入ポイントを見極めましょう。
TRON(トロン/TRX)のロードマップ
- STEP.12017/8-2018/121)Exodus(エクソダス)←完了!
分散型のコンテンツアップロード、保存、配布体制を構築。
5月31日からメインネット開始!
- STEP.22019/1-2020/62)Odyssey(オデッセイ)
TRONネットワーク上でTRXを使用できるようにする。
- STEP.32020/7-2021/73)Great Voyage(グレートヴォヤージュ)
ブロックチェーン技術によるコンテンツ提供者の所得の測定、TRX保有者への配当分配、サポーターの管理を実装。
- STEP.42021/8-2023/34)Apollo(アポロ)
TRONネットワーク上で独自トークンの発行を可能に。
- STEP.52023/4-2025/95)Star Trek(スタートレック)
コンテンツのブロックチェーン化。TRON上でゲーム開発者がオンラインゲームプラットフォームの開発を可能にする。
- STEP.6時期未定6)Eternity(エタニティ)
TRON上でのプラットフォーム設計し、資金確保、投資までのフローを実装。
「ビデオゲームをブロックチェーン上に乗せる」と表現しています。