IoT向けの仮想通貨として開発されたIOTA(アイオータ)。
送金手数料がかからないアルトコインとして将来性を期待されています。
マイクロソフトや富士通といった大企業との連携も始まっており、上場から1年以内に時価総額ランキングで6位に入るほどの人気ぶり。
IOT技術の普及に伴う成長性に期待が高まっています。
「IOTAをすぐ購入したいけど、方法がわからない」
「賢く購入できる取引所を選びたい」
という人も多いのではないでしょうか。
この記事では、IOTAを購入できるおすすめの取引所や、具体的な購入方法(買い方)、将来性について徹底的に解説。
IOTAやIoT(Internet of Things)についての大枠を知りたいという人のために、後半で詳しく解説しています。
この記事を読んで、IOTAについての知識を完全マスターしましょう。
- IoT(あらゆるインターネット接続)に最適化されている
- 手数料無料で将来性が高い
- 大企業との連携も進んでいる
- IOTA(アイオータ)は国内取引所で購入ができない
- Huobi(フォビ)なら、日本語でIOTA(アイオータ)を購入可能!
IOTA(アイオータ)の概要
通貨名(通貨単位) | IOTA(MIOTA) |
---|---|
開発者 | David Sønstebø |
開発組織 | IOTA Foundation |
発行数上限 | 約28億枚(発行済) |
コンセンサスアルゴリズム | Proof of Work |
取引認証システム | Tangle |
時価総額 | 上記チャートを参照 |
上場日 | 2017年6月13日 |
公式サイト | https://iota.org/ |
ソースコード | https://github.com/iotaledger |
Blockchain Explorer(取引詳細) | http://www.iota.tips/ |
ホワイトペーパー | https://iota.org/IOTA_Whitepaper.pdf |
公式フォーラム | https://forum.iota.org/ |
Bitcointalk(フォーラム) | https://bitcointalk.org/index.php?topic=1216479.0 |
公式Twitter | https://twitter.com/iotatoken |
公式Github | https://github.com/iotaledger |
公式Discord | https://discordapp.com/invite/fNGZXvh |
ここからは、最初のステップである販売所・取引所について紹介していきます。
IOTAの具体的な買い方や取引所の操作方法から確認したいという人は、下のボタンから「取引所別!IOTA(アイオータ)の購入方法!」の章に進んでください。
IOTA(アイオータ)を購入できる取引所
IOTAは12社(2018年5月現在)の海外取引所で購入できます。
海外取引所を選ぶときは、以下の基準で選ぶことをおすすめします。
- 取引所の信頼性
- 手数料の安さ
- 日本語での使いやすさ
ここからIOTA(アイオータ)を購入できる仮想通貨の取引所を3つご紹介しますが、一番のオススメは簡易日本語対応のHuobi(フォビ)です!
海外取引所の場合、表示が英語なので操作ミスが起こりがちですが、Huobi(フォビ)は日本語表示が可能です!
また、日本の企業であるSBIホールディングスと業務提携を結んでいたので、セキュリティも信頼度も高く、日本人にとって最も使いやすい海外取引所と言えます。
資産を運用していく上では、信頼のおける環境で、あなたの運用状況を自分で把握することは非常に大切なことです。
取引所 | 本拠地 | 取引手数料 | 取り扱い通貨数 |
---|---|---|---|
Huobi(フォビ) | シンガポール | 0.20% | 100種類以上 |
Binance(バイナンス) | マルタ | 0.05-0.1% | 100種類以上 |
HitBTC(ヒットビーティーシー) | イギリス | -0.01%~0.1% | 230種類以上 |
OKEx(オーケーイーエックス) | 香港郊外 | -0.01%~0.2% | 150種類以上 |
Huobi(フォビ)
まずご紹介するのは、一番オススメのHuobi(フォビ)。
Huobi(フォビ)は、2018年4月現在の取引量ランキングで第4位という、世界最大級の取引量を有している海外取引所です。
通貨ペア:IOTA/BTC、IOTA/ETH、IOTA/USDT(Tether)
Huobi(フォビ)は、日本の大手IT企業SBIホールディングスと業務提携を結んでいたこともあり、信頼性とセキュリティに定評があります。
簡易的な日本語表記に対応しているので、日本人にとってもわかりやすく取引できるのがありがたいポイント。
IOTA(アイオータ)をかんたんに買いたいという方や、海外取引所初心者の方にはHuobi(フォビ)をオススメします!
Binance(バイナンス)
次にご紹介するのは、世界取引所ランキングで第1位(2018年4月現在)に君臨するBinance(バイナンス)。
最近マルタ島に移転したBinance(バイナンス)は、手数料の安さに定評があります。
通貨ペア:IOTA/BTC、IOTA/ETH、IOTA/USDT(Tether)、IOTA/BNB
- 世界最大級の安心、信頼
- 取引手数料が安い(0.05-0.1%)
- 取扱通貨数が100種類以上
- 翻訳機能を使えば、日本語訳可能
Binance(バイナンス)の手数料はなんと0.1%!
しかもBinance(バイナンス)が独自に発行しているBNBトークンを活用すれば更に半額になります。
取扱通貨も120種類と豊富で、Google翻訳による日本語化ができます。
多くの仮想通貨を運用したいという人は、マストで登録しておきたい取引所です。
HitBTC(ヒットビーティーシー)
2013年から運営しているイギリスの大手取引所です。
ICO直後の仮想通貨を積極的に上場させており、IOTAを含む230種類以上の豊富なアルトコインを取り揃えています。
通貨ペア:IOTA/BTC、IOTA/ETH、IOTA/USDT(Tether)
- IOTA(アイオータ)を含む230種類以上取引可
- 取引手数料が比較的安価(0.1%)
- ICO直後の仮想通貨が多い
- 日本語には未対応
HitBTCは手数料も安く、Binance(バイナンス)と同様の0.1%です。
ICO直後の仮想通貨が多いので、ICO系のコインを取引したい人は、メインの取引所として使っている人もいるようです。
日本語には未対応ながら、実力派の投資家にはHitBTC(ヒットビーティーシー)もオススメです。
HitBTC(ヒットビーティーシー)を使う際には以下の記事も参考にしてみてください。

→ HitBTC(ヒットビーティーシー)の公式サイトはこちら
IOTA(アイオータ)の購入方法・買い方
IOTAは国内の仮想通貨取引所では購入できません。
国内取引所で購入した基軸通貨(ビットコインorイーサリアム)を海外取引所の口座に送金する必要があります。
IOTAの買い方をまとめると以下のようになります。
- bitFlyerやGMOコインなどの国内取引所で口座を開設
- bitFlyerやGMOコインで基軸通貨(BTCかETH)を購入する
- Huobi(フォビ)やBinanceなどの海外取引所に送金する
- Huobi(フォビ)やBinanceなどの海外取引所でIOTAを購入する
詳しくみていきましょう。
国内取引所に口座を開設する
海外取引所では日本円で仮想通貨を購入できないため、国内取引所でビットコインやイーサリアムなどの基軸通貨を購入し、海外取引所に送金する必要があります。
御存知の通り、国内には bitFlyer や bitbank 、DMM Bitcoin 、GMOコイン などたくさんの取引所があります。
海外取引所に送金する前提で国内取引所を選ぶときは、手数料の安さを重視して国内取引所を選ぶのがおすすめです。
安全性はもちろん大切ですが、取引のメイン口座として使うのでなければどの国内取引所も十分信頼できる水準といえます。
送金手数料の安い国内取引所!
基軸通貨を海外取引所に送金する際の、各国内取引所の手数料を比較してみましょう。
取引所 | BTC送金手数料 |
---|---|
DMM Bitcoin(DMMビットコイン) | 無料 |
GMOコイン | 無料 |
BITPOINT(ビットポイント) | 無料 |
bitFlyer(ビットフライヤー) | 0.0004 BTC |
bitbank(ビットバンク) | 0.001BTC |
zaif(ザイフ) | 0.0001BTC以上選択可 |
ビットコイン(BTC)の送金手数料が無料の、DMM Bitcoin、
GMOコイン、
BITPOINTで口座を開設するのがおすすめです。
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)は、FXでおなじみのDMMグループが運営する販売所・取引所で、スマホアプリが非常に使いやすいのがポイントです。
もちろん、ビットコインの送金手数料は無料。
ビットコインの購入からIOTA(アイオータ)への送金まで、スマホ一つで済ませたい人にオススメの取引所です。
ちなみに6月30日までは、口座開設で1000円のキャッシュバックキャンペーンが行われているので、口座を作ると1000円戻ってきます。
GMOコイン
次にご紹介するGMOコインも、ビットコインの送金手数料が無料です。
こちらも「クリック証券」でおなじみのGMOが運営する『販売所』なので、取引所とは違い、GMOコインからビットコインを買う形になり、買う前に購入価格が正確に把握できます。
正確に購入価格を把握してから、ビットコインを購入してから、IOTA(アイオータ)に送金したい人には、GMOコインがオススメです。
BITPOINT(ビットポイント)
最後にご紹介する国内取引所のBITPOINT(ビットポイント)もビットコインの送金手数料が無料。
もちろん、IOTA(アイオータ)を購入する際の、基軸通貨を購入・送金するためにも利用できますが、BITPOINT(ビットポイント)は、「Meta Trader4」というFXツールが売りの取引所です。
BITPOINT(ビットポイント)は、上記の2つとは違い取引所形式になっており、販売所にくらべて手数料(スプレッド)を割安に抑えることができます。
ビットコインの送金から仮想通貨FX取引をしたい人まで幅広く使える取引所といえます。

取引所での開設方法や基軸通貨の買い方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

国内取引所で基軸通貨を購入する
GMOコインを例に、基軸通貨の買い方をおさらいしましょう。
1:仮想通貨売買画面を開く
会員トップページから「仮想通貨売買」を開き、購入数を指定するか、購入金額を指定するか選択します。
数字を入力すると、その時のレートに合わせた購入金額が表示されるので、間違いがなければ6秒以内に「購入」ボタンを押しましょう。
2:「購入」、確認ボタンを押して完了
「購入」ボタンを押して決定すれば、ビットコインの購入が完了します。
購入したビットコインは自分のアカウント内で確認することができ、すぐに送金することができますよ!
その他取引所の購入手順については、こちらの記事で詳しく解説しています。

海外取引所に基軸通貨を送金する
国内取引所で購入した基軸通貨を、海外取引所に送金します。
今回は、GMOからバイナンスへの送金を例にとって解説します。
1:バイナンスのIDを確認する
メニューからバイナンスのBTCアドレスを確認します。
複雑な文字列になっているので、必ずアドレスの右下にある「Copy」ボタンを使うようにしましょう。
2:GMOでバイナンスのID宛に送金する
次に、GMOビットコインを開き、左側のメニューから送付画面に進みます。
バイナンスなど海外取引所に、はじめて送金する場合は「+新しい宛先を追加」ボタンをクリックします。
コピペしたバイナンスのBTCアドレスを、GMOの送付画面に登録します。
名称の欄は送り先の目印として「バイナンス」などと入力しておきましょう。
BTCアドレスに間違いないことを確認し、「登録する」をクリックします。
送金額を入力し、二段階認証コードボタンをクリックします。
他の端末で確認した二段階認証コードを入力し、「確認画面へ」を押下。
確認画面の内容に問題がなければ、送金完了です。
国内取引所から送付したビットコインが届いているかどうかは、画面上部の「Funds」にある「Balances」の項目から確認できます。
海外取引所でIOTA(アイオータ)を購入する
バイナンスでIOTAを購入する方法を確認していきましょう。
トップ画面からIOTAの取引画面に進みます。
BTC建てで取引するか、ETH建てで取引するかで進み方が違うので注意しましょう。
板やチャートのある、見慣れた感じの取引画面が表示されます。
指値注文でIOTAを購入するときは注文画面のタブから「Limit」を選択。
成行注文は「Market」を選択しましょう。
その他の操作は国内取引所とほとんど同じなので、戸惑うことは少ないかと思います。
IOTA(アイオータ)ってどんな通貨?
IOTA(アイオータ)は、IoTに最適化された仮想通貨です。
ざっくりというと、2つの大きな特徴があります。
- 送金手数料がかからない
- 量子コンピューターに耐えられる堅牢性
日本語にすると「モノのインターネット」になります。
モノにセンサーや通信機器を組み込むことで、インターネット通信を介して離れた場所から操作をしたり、情報を送受信できる仕組みのことです。
例えば、外出先からエアコンを操作したり、猫の首輪から現在地を確認したりといった活用方法があります。
近年でGoogleHomeなどのスマートスピーカーの登場で一般家庭にも浸透しつつあります。
IoTでは、「電源をつける」「消す」といった小さなデータのやり取りがたくさん発生します。
そうした細かな処理のことを「マイクロトランザクション」と呼びます。
マイクロトランザクションを処理する場合、一般的な仮想通貨ではブロックチェーンに記録し、承認を行う必要があるためやりとりに時間がかかりすぎたり、手数料が割に合わなくなってしまいます。
そこでIOTAは、ブロックチェーンではなくTangleというネットワークを使うことで、手数料の無料化と処理時間の短縮を実現しています。

出典:https://steemit.com/technology/@cryptoballer/iota-and-the-tangle
IOTA(アイオータ)を支える技術、Tangleについて
ビットコインなどの仮想通貨では、取引をブロックチェーンに記録し、マイナーの承認を得ることでトランザクション(処理)が完結します。
前の処理が終わらないと次の処理に移れないため時間がかかりやすく、またマイナーに対する手数料も発生してしまいます。
IOTAはこの問題を、DAG(有向非巡回グラフ)という技術を応用したネットワーク「Tangle」によって解消しています。

出典:Coinpickings
Tangleは、マイナーではなく取引を行う人自身がお互いの取引を承認をする仕組みになっています。
自分たちで相互に取引を行うかわりに、手数料が発生しないんです。
さらに、ブロックチェーンとは違い、処理が完了していない取引を飛び越えて、更に次の取引を処理することができます。
これによって、処理詰まりによる遅延を解消することができるのです。
さらに、IOTAはTangleを採用することで、強固なセキュリティを実現しています。
Tangleではブロックチェーンに比べてより細かなスパンで分散的に承認を行います。
そのため、取引が増えるほど不正が付け入るスキがなくなり、安全性が上がっていくのです。
近年、飛躍的な処理能力をもった量子コンピューターによるハッキングが不安視されています。
しかし、IOTAでは上記のような特徴や三進法を採用しているという点から、量子コンピューターにも耐性があると言われています。
この動画ではIOTAの特徴をアニメーションで解説しています。
英語が苦手な人は字幕で日本語を選択してください。
IOTA(アイオータ)の今後・将来性
GoogleやAmazon、Appleなどの参入によって一般家庭にも浸透してきたIoT技術。
長期的に見れば、今後さらに一般的になっていくのは間違いないでしょう。
そうなった時、インフラになるIOTAの価値はますます上がっていくと考えられます。
IoTデバイス間のマイクロトランザクションだけでなく、手数料無料の超少額決済(マイクロペイメント)によって支払いへの活用も盛り上がるかもしれません。
日本人に馴染みの深い富士通や、アクセンチュア、マイクロソフトやボッシュといった世界的企業との連携も進んでおり、今後さらに価格が上昇していくと考えて間違いなさそうです。
それらの連携が発表された2017年12月には大暴騰しましたが、2018年に入ってからは一旦波が落ち着きました。
今年4月からは復調傾向で、一目均衡表でも雲を抜けている状態。
チャートを見る限り、このまま昨年の最高値を越えてもおかしくありません。
あくまでも仮想通貨投資は余裕のある範囲内で、というのが鉄則。
今回解説したIOTAの取引所での買い方や基礎知識を抑えつつ、今後の動向に注意して自己判断での購入をおすすめします。