EOSとは、2017年に誕生した比較的新しい仮想通貨です。
取引開始直後から価格が急上昇し、時価総額ランキングの上位に食い込みました。
EOS最大の特徴は、処理速度が早く、トランザクションの手数料がかからないという点。
人気の仮想通貨イーサリアムの上位互換と呼べるほどの機能性を持っています。
既存の仮想通貨の問題を解決する可能性を秘めたプロジェクトとして注目を集めています。
トレーラームービーではEOSが実現したいクールな世界観が表現されています。
この記事では、「仮想通貨のEOSとはなんだろう」という疑問を解消する基礎知識と、おすすめの取引所や具体的な購入方法(買い方)、そして将来性について紹介していきます。
- 処理速度が早く手数料がかからない
- 実用化に伴う価格上昇が期待される
- EOS(イオス)は国内取引所で購入ができない
- EOS(イオス)はBinance(バイナンス)では購入可能!
目次
EOS(イオス)についての基礎知識
通貨名/通貨単位 | EOS |
---|---|
時価総額 | 下記を参照 |
取引開始日 | 2017年6月26日 |
発行上限 | 10億EOS |
現在の流通量 | 約9億2000万 EOS(2018年4月時点) |
ブロック認証サイクル | DPoS |
コンセンサスアルゴリズム | Ethash |
公式サイト | https://eos.io/ |
ホワイトペーパー | EOSIO/Documentation |
ソースコード | EOSIO |
Telegram | @EOSProject |
@EOS_io | |
@eosblockchain |
EOS(イオス)とは?概要と特徴
「EOS(イオス)」とは、将来的な企業の業務サポートを目的とする分散型プラットフォームです。
スマートコントラクトやDPoS(Delegated Proof of Stake)、非同期通信との並行処理を可能にするソフトウェア「EOS.IO」によって、圧倒的な処理速度と安全性の両立を実現しようとしています。
ソフトウェアの開発に必要な資金を調達するために、「EOS」というトークン(仮想通貨)発行されています。
プラットフォーム名と仮想通貨の名前がどちらも「EOS」なので、ややこしいですね。
EOSとは?という質問に対しては、以下のように答えるのがわかりやすいでしょう。
EOS.IO:ソフトウェア
EOSトークン:資金調達用に発行された仮想通貨
トークンには今のところ投機以外に用途がありません。
しかし、近い将来EOSプラットフォームが実用化されるとみられており、今後の価格上昇に期待が高まっています。
EOS(イオス)の配布枚数
EOSトークンの総発行枚数は10億枚に設定されています。
10億EOSは以下のように割り振られています。
保有率 | 割当 |
---|---|
10%(1億枚) | 運営が保有 |
20%(2億枚) | ICOで配布 |
70%(7億枚) | 市場に配布 |
市場に配布される7億枚のEOSは、2017年7月1日から2018年6月1日までの
350日間、24時間に200万枚トークンずつ配布されることになっています。
EOS(イオス)の買い方
EOSは国内の仮想通貨取引所では購入できません。
国内取引所で購入したビットコインかイーサリアムを海外取引所の口座に送金する必要があります。
EOSの買い方をまとめると以下のようになります。
- bitFlyerやGMOコインなどの国内取引所で口座を開設
- bitFlyerやGMOコインで基軸通貨(BTCかETH)を購入する
- Binance(バイナンス)などの海外取引所に送金する
- Binance(バイナンス)などの海外取引所でEOSを購入する
基軸通貨を買う国内取引所は手数料が重要
まずはじめに日本円でビットコインやイーサリアムといった基軸になる仮想通貨を購入する必要があります。
御存知の通り、bitFlyerやbitbank、
DMM Bitcoin、
GMOコインなどたくさんの取引所があります。
海外取引所への送金を想定するなら、手数料の安さが重要になってきます。
手数料で取引所を比較すると、ビットコイン(BTC)の送金手数料が無料の、DMM Bitcoin、
GMOコイン、
BITPOINTで口座を開設するのがおすすめです。
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)は、FXでおなじみのDMMグループが運営する取引所で、スマホアプリが非常に使いやすいのがポイントです。
もちろん、ビットコインの送金手数料は無料。
ビットコインの購入からEOS(イオス)への送金まで、スマホ一つで済ませたい人にオススメの取引所です。
ちなみに6月30日までは、口座開設で1000円のキャッシュバックキャンペーンが行われているので、口座を作ると1000円戻ってきます。
GMOコイン
次にご紹介するGMOコインも、ビットコインの送金手数料が無料です。
こちらも「クリック証券」でおなじみのGMOが運営する『販売所』なので、取引所とは違い、GMOコインからビットコインを買う形になり、買う前に購入価格が正確に把握できます。
正確に購入価格を把握してから、ビットコインを購入してから、EOS(イオス)に送金したい人には、GMOコインがオススメです。
BITPOINT(ビットポイント)
最後にご紹介するBITPOINT(ビットポイント)もビットコインの送金手数料が無料。
もちろん、EOS(イオス)を購入する際の、基軸通貨を購入・送金するためにも利用できますが、BITPOINT(ビットポイント)は、「Meta Trader4」というFXツールが売りの取引所です。
なので、BITPOINT(ビットポイント)は、ビットコインの送金だけでなく、本格的な仮想通貨FX取引をしたい人にオススメです。
EOSに送金可能な国内主要取引所一覧表
取引所 | BTC送金手数料 |
---|---|
DMM Bitcoin(DMMビットコイン) | 無料 |
GMOコイン | 無料 |
BITPOINT(ビットポイント) | 無料 |
bitFlyer(ビットフライヤー) | 0.0004 BTC |
bitbank(ビットバンク) | 0.001BTC |
zaif(ザイフ) | 0.0001BTC以上選択可 |
取引所での開設方法や基軸通貨の買い方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
EOS(イオス)を購入できる海外仮想通貨取引所
EOSを取り扱っている海外取引所は2018年6月現在で60社以上存在します。
以下のボタンからEOSを取引できる取引所のリストをご覧いただけます。
気になる人はチェックしてみてください。
数ある取引所の中から、現役投資家が選ぶ最もおすすめな取引所をご紹介します。
EOS(イオス)を購入する海外取引所はバイナンスがおすすめ
EOSを購入できる取引所の中で、最もおすすめな取引所はバイナンス(Binance)です。
世界取引所ランキングで第1位(2018年6月現在)に君臨する大手で、信頼性やセキュリティ性に定評があります。
また、手数料が0.1%とただでさえ安いのに、独自に発行しているBNBトークンを活用すれば更に半額に。
取扱通貨も120種類と豊富で、Google翻訳による日本語化ができます。
さらに、後述する通り仮想通貨の仕様変更などの際にも対応が早い取引所として知られています。
海外取引所とは思えない迅速かつ誠実な対応を見せており、利用者からの信頼感が高まっています。
仮想通貨を運用したいという人は、マストで登録しておきたい取引所です。
その他のおすすめ取引所
バイナンス以外の取引所の中にも、もちろんおすすめできるところがあります。
Huobi(フォビ) や Kucoin(クーコイン) などの取引所はバイナンスに匹敵するほどの取引量があり、手数料も格安。
仮想通貨の種類も多く、ブランド力という点以外ではバイナンスとほとんど変わらないと言っていいかもしれません。
それぞれの取引所についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
どちらも個性的な特徴がある取引所ですので、気になる方は参考までにチェックしてください。
仮想通貨取引所バイナンスでEOS(イオス)を買う方法
まず、バイナンスで口座を開設して取引を行います。
英語に慣れていない方は、右上の「Google翻訳」のマークから日本語を選択しましょう。
基本的な買い方は国内取引所と同じです。
二段階認証は必ず行いましょう。
購入する際は、トップ画面から「Mariket/市場」を選択します。
BTC建てで購入する場合はBTC Market、ETH建ての場合はETH Marketを選び、取扱通貨の一覧からEOSを選択します。
日本の取引所同様、板や注文画面があります。
指値注文の場合は「Limit/リミット」、成行注文の場合は「Market/市場」を選択し、希望価格などを入力して、購入しましょう。
EOS(イオス)を買ったあとの保管方法
EOSを購入したあとは、イーサリアムに対応しているウォレットに送金するのがおすすめ。
ICO終了後のインセンティブなどの可能性も考えると、取引所のウォレットに放置するのはおすすめできません。
詳しくは後述しますが、EOSはすでに独自ネットへの移行が完了しています。
そのため、今後購入したEOSは取引所から対応しているウォレットに送金するのが安全です。
使用するウォレットは、EOS公式で連携しているMetaMaskか、eosDACに対応しているGincoがおすすめです。
Gincoについては以下の記事で詳しく紹介しています。
EOS(イオス)の将来性
EOSは今後どうなるのでしょうか。
仮想通貨の先行きを予知するAIとして知られているWebBotは、「2018年にEOSが実用化され、さらに価格が上昇する」と予想し話題になりました。
さらに、アメリカの格付け会社ワイスレーテイング(Weiss Rating)は1月24日に発表した格付けの中で、イーサリアムと並んでEOSに最高タイの「B」を付けました。
ビットコインの格付けが「C+」だったことを考えると、ビットコインを越えたともいえます。
現状の用途はありませんが、将来的に企業の業務サポートとして実用化されれば、仮想通貨に革命を起こす存在になり得ます。
2018年4月15日にはEOSトークン保有者に対するeosDACのエアドロップが行われ、さらにEOSの価格が上昇しました。
異例のICOから始まり、話題の絶えないEOS。
値動きだけでなく、EOSプロジェクト自体の今後も絶対要チェックです。
→ Binance(バイナンス)でEOS(イオス)を購入する
EOS(イオス)が買えるBinance(バイナンス)はこちら
EOS(イオス)のメリット
取引開始後またたくまに人気通貨となったEOSトークン。
それほどまでの人気を集めているのには、大きく分けて2つの理由があります。
圧倒的な処理速度
EOS最大の特徴とは、取引の処理能力が桁違いに高いこと。
トランザクション能力に長けたアルゴリズム「DPoS(Delegated Proof of Stake)」を採用している。
さらに、非同期通信と並行処理を組み合わせることで、1秒で何百万件もの取引を処理することができます。
参考までに、大手WEBサービスや仮想通貨の処理速度と比較した表を作ってみました。
サービス/仮想通貨名 | 取引処理数(件/秒) |
---|---|
52,000 | |
40,000 | |
Bitcoin(ビットコイン) | 5-6 |
Ethereum(イーサリアム) | 15 |
Ripple(リップル) | 1,500 |
EOS(イオス) | 数100万(参考値) |
世界中で利用されているサービスや、数ある仮想通貨の中でも取引処理に長けていると言われるリップルと比較しても圧倒的なことは一目瞭然です。
トランザクション手数料がかからない
EOSのもう一つの特徴に、取引時の手数料がかからないという点が挙げられます。
通常、ビットコインやイーサリアムといった仮想通貨をやり取りする際、分散処理を行うユーザーに対して少額の手数料を支払います。
しかしEOSの場合、何らかの決済処理を行ったユーザーに対して年率5%のトークンが配布されるので、手数料が全くかからないのです。
企業のようにたくさんの取引を行う場合は、とても有用な仕様です。
EOS(イオス)のデメリット
EOSが異次元のハイスペックを備えた仮想通貨であることは明らか。
しかし、気をつけておきたいポイントもあります。
通貨としての利用価値がない
EOSプラットフォームの開発資金を調達するために発行されたトークンのため、決済などに使用することはできません。
EOSはイーサリアムのブロックチェーンを使っている試験運用の段階。
イーサリアム上でのテスト運用の後、EOSオリジナルのブロックチェーンを作る予定になっています。
ICOのためだけのトークンといえるこの手法は大きな話題を呼んでおり、一般的なICOというより会社の株式上場に近いと表現されることがよくあります。
メインネットへの移行が完了し、EOSプラットフォームの拡張性があがってくれば、用途が明確になってくるでしょう。
プロジェクトの今後に期待が集まります。
ICO後に対応しないと価値がなくなる
対応のしかたを間違えると、ICO終了後に持っているEOSが使えなくなってしまうという点も注意が必要です。
市場に配布される予定の7億枚のEOSは、2018年6月1日にトークンセールが完了し、その48時間後(6月3日)に移転できなくなります。
所有している旧EOSは、6月1日から6月3日の間に新しいEOSと交換することができます。
EOSを取り扱っている取引所に預けておくだけで自動的に新EOSに変換されるようになっており、特別な操作は必要ありません。
ウォレットでEOSを管理している人は変換に対応している、以下のような取引所に送金しておきましょう。
EOSの公式サイトから個別で手続きすることもできますが、かなり手間がかかるため上記の取引所での保管をおすすめします。
[/box]イオス(EOS)
EOSを
イーサ系ウォレットで保管してる人!只の電子ゴミになります。
メインネット移行サポート取引所一覧
BINANCE(バイナンス)
Bitfinex(ビットフィネックス)
Kucoin(クーコイン)取引所に移しましょう!
— 茶谷のりお@MACROSS (@chataninorio) May 21, 2018
EOSのメインネット移行はすでに完了しています。
今からEOSを購入するという方は、すでに新しい仕様に生まれ変わったEOSトークンを獲得できます。
そのため、特別な対応が必要になることはありません。
EOS独自の仮想通貨ネットワークが始動!※2018年7月9日更新
2018年6月15日に、イーサリアムのブロックチェーン規格から独立し、EOS(イオス)独自のネットワーク上で開発したメインネットへの移行が完了しました。
新しいEOSトークンに切り替わることで、所有者人がブロックを作る人を投票選出する仕組みが実装されたり、プラットフォーム上のアプリケーションも活発になっていくとみられています。
EOSは企業サポートに特化して開発されている仮想通貨だけに、ローンチされれば大企業の連携が続出する可能性も。
大企業との連携は仮想通貨の価格を上昇させる大きな要因になります。
順調にプロジェクトが進んでいけば、今後もさらに価格が上がっていくことでしょう。
これからのEOSプロジェクトから目が離せません!
EOS(イオス)のスケジュール
EOSの買い方を理解した後は、いつ購入するかが重要です。
購入するベストなタイミングを逃さないよう、今後のEOSの値動きに注目しましょう!
- STEP.1最小限の実行可能なテスト環境の構築2017年夏
- STEP.2実行可能な最小限のテストネットワーク構築2017年秋
- STEP.3テスト&セキュリティ監査2017年冬~2018年春
- STEP.4eosDACエアドロップ実施2018年4月15日
- STEP.5EOSトークンセール終了2018年6月1日
- STEP.6EOSメインネットオープン2018年7月2日
- STEP.7並列処理のためにコードを最適化2018年夏/秋
- STEP.8クラスタ導入(詳細不明)2018年冬
今後の将来性に期待できる仮想通貨「EOS(イオス)」。
バイナンスなら、国内取引所しか使ったことがない方でも比較的使いやすい取引所です。
この機会に海外取引所に挑戦してみてはいかがでしょうか!