FXとは為替を売買し、その差益を狙う取引のことをいいます。
FXは英語で「Foreign Exchange」といい、その略称です。
日本語に訳すと「外国為替証拠金取引」といいます。
これを略して「外為(がいため)」とも呼ばれており、テレビの経済ニュースでは「本日の外為市場では~」などと放送されていることがあります。
ひろぴー
日本のFXトレーダーは世界からミセスワタナベと呼ばれており、皆さんも、テレビなどで「FXで100万円を稼いだ!」などと報じられている様子を見たことあるのではないでしょうか。
そんなFXに関して、今回は解説していきます。
という方のために、絶対に覚えておきたいFX用語をまとめました。
この記事と併せてチェックしましょう!

今回のゼロはじMarketGuide専門家
ラジオ日経パーソナリティ兼FX・BTCコラムニスト ひろぴー
専業トレーダー ひろぴー
2010年からFX取引をはじめ、2013年、アベノミクスの恩恵もあり、FX取引で資産を急激に増加、この年からFX最大ポータルサイトのZAIFXでの企画出演をはじめ、インタビューを受けるようになる。
2014年には、ZAIFXとYahooファイナンスのコラボレーション企画で、タレントのボビー・オロゴンさんや福田萌さんとのトレードバトルが話題となり、2016年から2019年まで、ラジオ日経のFX番組トレードパーティーでラジオパーソナリティーを務める。
現在は週5本のFXや仮想通貨ポータルサイトのコラム執筆、講演、ラジオのレギュラー番組を持ちつつ、自己資金の資産運用も実施している。
FXの基本は安く買って高く売る
例えば日本円を売ると、必ず他の何かの通貨を買うということになります。
そのため、米ドル円やユーロ円など2つの通貨がセットになっています。
これを通貨ペアと呼びます。
日本円を売ってドルを買った場合は、ドル円を買った。ユーロを売って日本円を買う場合は、ユーロ円を売ったと言います。
取引可能な通貨
通貨に投資できるFXですが、世界中の通貨に投資できるわけではありません。
国際的に頻繁に取引される通貨、約15種類の取引が可能となっています。
取引が一番行われるのは基軸通貨であるドルですが、日本円は3番目に取引される通貨となっています。
- 米ドル
- ユーロ日本円
- 英ポンド
- 豪ドル
- ニュージーランドドル
- カナダドル
- スイスフラン
- 南アフリカランド
- トルコリラ
- 人民元
- シンガポールドル
- 香港ドル
- メキシコペソ
- ノルウェークローネ
利益を出す方法
利益を出す方法は、株式取引と同じで「安く買って、高く売る」、「高いところで売って、安いところで買い戻す」が基本となります。
その他にもFXには、「スワップポイント」と「レバレッジ」という2つの特徴があります。
スワップポイントとは?
FXは通貨の売買を行うのですが、通貨には金利があります。
銀行に預けると、金利が付きますよね。
さて、金利の異なる2つの通貨を売買する場合、国によって金利が異なるため、金利差が発生することになります。
例:アメリカ2.5% ー 日本0.1% = 2.4%
この金利差をもらうことができる仕組みがスワップポイントです。
なお、スワップは交換、ポイントは金利のことを指します。
しかも、およそ金利差を日割りしたものをほぼ毎日受け取れるものです。
例えば金利の高い米ドルを売って、低金利の日本円を買った場合は、スワップポイントの支払いが発生してしまうのです
また、スワップポイントは国の金利はもちろん、景気やインフレ動向、その他様々な金融情勢によってたとえ金利が変化しなくとも、日々変動します。
マーケットの変化により受取額が減少することがあるばかりでなく、受払いが逆転し、当初受取っていたスワップポイントが支払いになる場合があります。
それでも、主要国では基本的に政策金利に連動してスワップポイントが発生するため、受け取れる場合はメリットがあるといえます。
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レバレッジ
この仕組みを、レバレッジといいます。
「レバレッジ」とはテコの原理のことで、小さな力で大きなものを動かすテコの如く、少ないお金を担保にして、大きなお金を動かすことが可能なのです。
為替は、1日1~2%程度しか動きません。
そして、基本的にドル円の取引では1万ドル(約100万円)からという大きな取引単位からとなっています。
最低100万円も必要などとなれば、個人投資家にはハードルの高い世界です。
そのため、レバレッジを掛けることで、少ないお金でも取引できるようになっているのです。
FXは4000円程度から取引可能
レバレッジ取引ができることで、FXは株式投資よりも少額取引が可能となります。
FXの初心者の方は10万円くらいから始める人が多いようでが、ドル円だと4,000円程度から投資できます。
FX業者ごとに最低取引通貨単位があり、大きく1,000通貨か1万通貨から始められる2つに分けられます。
1,000通貨ということはドル円が100円の時には10万円です。
計算式:ドル円100円 × 1,000通貨 = 10万円
レバレッジで資金の25倍を運用することができるため
10万円 ÷ 25(レバレッジ)=4,000円
よって、ドル円は最低取引通貨単位が1000通貨の場合、4,000円から取引できるということになります。
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証拠金取引
それはFXが証拠金取引と呼ばれるものだからです。
証拠金=担保と考えてもらえば良いのですが、全ての投資資金を用意する必要はないので、これだけは用意して下さいというものが証拠金なのです。
円高・円安ってなに?
テレビのニュースで毎晩のように「本日の外国為替市場は、1ドル109円25銭まで下落し、昨日よりも25銭の円高ドル安となりました」などと放送されているのを目にする機会があると思います。
聞きなれた言葉ですが、この意味をちゃんと説明できる人は意外と少ないのではないでしょうか。
FXを学ぶ上で基本となりますのでこの機会に知っておきましょう。
通貨の価値
通貨ペアは両替になりますので、綱引きのように必ずどちらかが高くなれば、どちらかが下がるということになります。
しかし、ちょっとよく分からないですよね。
具体的に説明していきましょう。
まず、世界の基軸通貨はアメリカドルですので、この場合、『ドルに対して日本円が高くなるか弱くなるか』ということになります。
世界の通貨のトップであるドルを中心に、『1ドルは今いくらで買えるのかを見ている』ということを知っておくと、分かり易いのではないでしょうか。
この場合、1ドルを買うのに100円必要となります。
つまり、1ドルの価値は100円ということになります。
しかし、明日1ドルが105円になったとします。昨日100円で買えた1ドルが、今日は5円高くなっているのです。
すると、5円分円を余計に払わなくてはなりません。
つまり、昨日よりもドルの価値が上がり、日本円の価値が下がった。
円安ドル高になったということなのです。
これを実際の商品で考えてみるともっとスッキリします。
2013年4月までは80円で購入ことのできたiPhoneアプリが、2014年4月以降は100円になりました。
これはアベノミクスによる円安ドル高が進んだせいなので、それによりドル円は80円台から100円台まで上昇しました。
円の価値が約2割も下落してしまったことから、これまでよりも多くの円を払わないとドルを買うことができずに、アプリの値段が80円から100円まで上がってしまったことになります。
円高といえば普通は80円から100円になると考えがちですが、これは『1ドルを払うために必要な金額が80円から100円になっている』ということになり、円安となりますが、表示の仕方次第ではどうしても間違えやすいですよね。
こういうことを押さえた上でFX取引を行うと、実生活にいかに為替が関わっているのかをよく感じることができ、よりFX取引の大切さが分かるのではないでしょうか。
