やさしい仮想通貨の始め方を解説

ディーカレット(DeCurret)って実際どう?専門家ひろぴーが解説するお得な取引方法と使い方

ひろぴー

ディーカレット(Deccuret)は、日本で初めて仮想通貨を電子マネーにチャージできるサービスを開始した取引所です。

またJR東日本をはじめ、電通やビックカメラなど大手27社が出資をしており、資本金は86.28億円と業界一の規模を誇ります。

今回はこのディーカレットについて、仮想通貨トレーダーのひろぴーがトレーダーの視点でレビューします。

今回のゼロはじMarketGuide専門家

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ラジオ日経パーソナリティ兼FX・BTCコラムニスト ひろぴー

プロフィール

専業トレーダー ひろぴー

2010年からFX取引をはじめ、2013年、アベノミクスの恩恵もあり、FX取引で資産を急激に増加、この年からFX最大ポータルサイトのZAIFXでの企画出演をはじめ、インタビューを受けるようになる。

2014年には、ZAIFXとYahooファイナンスのコラボレーション企画で、タレントのボビー・オロゴンさんや福田萌さんとのトレードバトルが話題となり、2016年から2019年まで、ラジオ日経のFX番組トレードパーティーでラジオパーソナリティーを務める。

現在は週5本のFXや仮想通貨ポータルサイトのコラム執筆、講演、ラジオのレギュラー番組を持ちつつ、自己資金の資産運用も実施している。

Twitter @hiropi_fx

ひろぴーは元々FXの専業トレーダーでしたが、現在は仮想通貨をメインにトレードしています。

ディーカレットのオススメな使い方

結論として、オススメの使い方はレバレッジトレードです。

現時点では、PCとタブレットのみに提供されていますが、今後スマートフォンでもレバレッジトレードができるようになれば、より多くのトレーダーにとってメリットのある取引所となるでしょう。

ではその理由について解説します!

ディーカレットの主なサービス

ディーカレットの主なサービスは以下の3つです。

デカーレットの主なサービス
  • 販売所
  • 仮想通貨の電子マネーへチャージ
  • レバレッジ取引(FX方式)

最初に販売所仮想通貨の電子マネーへチャージについて簡単に説明します。

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ディーカレットの販売所では、ビットコイン、イーサリアム、リップル 、ライトコイン、ビットコインキャッシュを取扱っており、円建てとビットコイン建ての両方で取引ができます。

 

実は仮想通貨をビットコイン建てで売買できる取引所は多くありません。

ただし販売所のスプレッドは、円建て、ビットコイン建て共にやや広い点には注意しましょう。

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また仮想通貨による電子マネーチャージは、現在auウォレット楽天エディナナコギフトの3種類に対応しています。

しかし兼ねてより期待されている、Suicaへのチャージにはまだ対応していなく、今後の発表に期待したいところです。

 

なおチャージ手数料は130円ですが、3,000円以上であれば無料となります。

ディーカレット(Deccuret)レバレッジ取引の特徴

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トレーダーの視点から、ディーカレットのレバレッジ取引の特徴は以下の通りです!
  • スプレッドが狭く、一覧が見やすい
  • 豊富な注文方法に加え、ドテン注文ができる
  • カラーテーマの切替えが可能
  • 口座の状況が常に確認できる

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ではそれぞれの詳細を見てみましょう。

スプレッドが狭く、スプレッド一覧が見やすい

まず前提としてディーカレットのレバレッジ取引所は、FX方式なので板がありません。

画面上部の赤枠で囲った箇所で、ディーカレットの全通貨ペアのスプレッドが確認できます。

ひろぴー

またディーカレットは、業界最低水準のスプレッドを提示しています。

例えば9月のBTC/JPYのスプレッドは平均約400円を維持していて、これはGMOコインの380円と大差はありません。

参照:bitcoin-fx.com(仮想通貨取引所スプレッド比較)https://bitcoin-fx.jp/?page_id=15840

豊富な注文方法

レバレッジ取引の注文では、基本的な成行や指値、逆指値、OCO注文に加えて、ドテン注文(FIFO:First in First outの略称成)が選べます。

ひろぴー

ドテン注文とは、約定日時が古いポジションから順に決済される注文方法です。

成行や指値、逆指値、OCO注文を出す時に併せて発注し、既に持っていたポジションがドテン注文と逆方向だった場合、自動的に相殺してくれます。

今持っているポジションとは逆方向にエントリーしたい時に、わざわざ決済する手間が省けるので、覚えておくと良いでしょう。

カラーテーマの切替えが便利

ディーカレットのレバレッジ取引では、カラーテーマが選択できます。ホワイトベースの「通常モード」の他に「ダークモード」が搭載されています。

目に優しく、状況によっては視認性が上がるので、嬉しい機能ですね。

カラーテーマの切替えは、チャート右上の太陽と月のマークから行えます。

口座の状況が常に確認できる

ひろぴー

レバレッジ取引では、現物仮想通貨のトレードよりもさらに資金管理が大切になります。

 

その理由は、レバレッジ取引には「ロスカットルール」が設けられていて、資金やポジションの管理ができていないと、すぐに強制的に決済されてしまうためです。

 

ディーカレットのレバレッジ取引では、資金管理がしやすいように画面右下に口座の状況がわかるスペースが設けられています。

具体的には以下4つの項目が並んでいます。

口座の状況がわかるステータス
  • 資産評価額
  • 証拠金維持率
  • 口座ステータス
  • 余力

そしてこの中「証拠金維持率」を気にしておくことで、ロスカットを回避しやすくなります。

ひろぴー

ロスカットルールをわかりやすく説明すると、「あなたの保有するポジションの大きさとその損益が、あなたの口座資金よりも大きくなって、このままだと口座が赤字になるかもしれないから、強制的に決済しますね」といったルールです。

 

このときにロスカットの基準となるのが「証拠金維持率」です。ディーカレットでは証拠金維持率が100%を下回ったときに、ロスカットルールが発動するようになっています。

引用:bitcoin-fx.com

証拠金維持率100%のイメージは、例えばレバレッジ4倍で1万円分のポジションを持とうとしたときに、口座に2,500円しかない状態です。

なのでポジションは持てますが、少しでも含み損が発生したら強制決済されてしまいます。

ロスカットや証拠金維持率について詳しく知りたい方は「FXのロスカットって何なの?仕組みや各社の設定を比較して借金・大損を回避しよう!」の記事をご覧ください。

FXロスカットサムネイルFXのロスカットって何なの?仕組みや各社の設定を比較して借金・大損を回避しよう!

ディーカレット(Deccuret)レバレッジ取引の注意点

最後に、ディーカレットでレバレッジ取引をする際の注意点について触れておきます。

ひろぴー

具体的には、以下の点を注意しましょう。

  • スマートフォンアプリでは、レバレッジ取引ができない
  • IFD注文がない
  • 証拠金維持率は100%とやや高め
  • レバレッジ取引を始める前に、簡単な審査がある

特にスマホアプリで、レバレッジ取引ができないのは残念です。しかし追々対応することでしょう。

さらにSuicaへのチャージ機能が加われば、トレーダーから一般ユーザーまでより多くの人が、ディーカレットをメインに利用するようになるでしょう。

今後のディーカレットの展開に期待したいところです。