やさしい仮想通貨の始め方を解説

GMOコインのレバレッジがまるわかり!倍率から取引方法・手数料まで徹底解説!

GMOコイン-レバレッジ

国内でも人気の高いビットコインやリップル、イーサリアムなどを取り扱っている「GMOコイン」

今までは仮想通貨の交換所として運営されてましたが、2018年9月5日から正式に取引所のサービスの提供を開始しました。

この記事ではそのGMOコインにおけるレバレッジを使った取引方法について、

レバレッジの倍率からやり方、手数料まで徹底的に解説していきます!

「GMOコインでレバレッジを使った具体的な取引方法が知りたい!」という方や、

「GMOコインのレバレッジって何倍まで取引できるの?」なんて方には必見の内容となっていますので、

ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

GMOコインってどんな取引所?

出典: https://coin.z.com/jp/

「GMOコイン」は東証一部上場企業であるGMOインターネットグループが運営する仮想通貨取引所です。

即時入金、仮想通貨の送金、口座開設にかかる各種手数料を無料で使うことができます。

また、GMOコインでは仮想通貨の現物取引だけでなくレバレッジを使った先物取引も提供しており、最大で10倍のレバレッジをかけて取引を行うことができます。

選べる2種類のレバレッジ取引

GMOコインでは2018年9月5日から取引所のサービスが開始したことで、

従来の販売所形式の「仮想通貨FX」か、取引所形式の「レバレッジ取引」の2つの取引方法から好きなほうでレバレッジ取引を行うことができます。

販売所と取引所の違い
販売所は仮想通貨と法定通貨の交換を行っており、購入者は販売所が提示した金額で仮想通貨の売買を行います。

取引所は板形式でユーザー同士が価格を提示し、双方が合意する金額で仮想通貨の売買を行うことができます。

販売所(今回の場合GMOコイン)では販売所の提示する金額でしか仮想通貨を売買することができないのに対して、

取引所ではユーザー間の直接取引ができるので合意が得られれば、より自分が納得できる金額で売買を行うことができます。

このように、取引所の方が金額面でより柔軟な取引を行うことができるのが違いとなっています。

レバレッジ取引と仮想通貨FXの違い

 ビットコインのレバレッジ倍率注文方法ロスカットロスカットアラート現引/現渡し
レバレッジ取引10倍成行/指値証拠金維持率75%以下証拠金維持率100%以下-
仮想通貨FX10倍・5倍成行/指値/逆指値/IFD/OCO/IFDOCO買建:建玉レート−(1単位あたりの必要証拠金×50%)
売建:建玉レート+(1単位あたりの必要証拠金×50%)
買建:ロスカットレート+(1単位あたりの必要証拠金×25%)
売建:ロスカットレート−(1単位あたりの必要証拠金×25%)
有り

GMOコインの取扱い銘柄

GMOコインでは以下の5つの銘柄を使って取引を行うことができます。

GMOコイン取引銘柄一覧
  • ビットコイン
  • ビットコインキャッシュ
  • リップル
  • イーサリアム
  • ライトコイン

販売所形式の「仮想通貨FX」ではこの5つの銘柄全てがレバレッジを使った取引に対応しています。

ビットコインはレバレッジ5倍または10倍の取引に対応しており、

アルトコインはレバレッジ5倍での取引を行うことができます。

取引所形式の「レバレッジ取引」でも2019年1月5つの銘柄全ての取引ができるようになりました。

レバレッジの倍率はビットコインは一律で10倍と定められています。

アルトコインは仮想通貨FXと同様レバレッジ5倍での取引のみです。

よって、ビットコインを5倍のレバレッジで取引したい場合は仮想通貨FXでしかできないことになります。

レバレッジを使った取引(FX)を行う場合の手数料

GMOコインのレバレッジ取引で発生する手数料は以下の3つとなります。

GMOコインレバレッジ取引の手数料
  • レバレッジ手数料:翌日に建玉を持ち越す場合「建玉レート × 0.04%/日」の手数料
  • ロスカット手数料:ロスカット対象建玉の「建玉レート × 建玉数量 × 0.5%」の手数料
  • 現引/現渡し手数料:受渡し時に対象建玉の「建玉レート × 建玉数量 × 20%」の手数料

なお、通常のレバレッジ取引にかかる取引手数料は無料となっています。

建玉(たてぎょく)とは?
建玉とは注文をしてから決済せずにそのまま持ち続けている契約のことを指しています。

 

英語では「ポジション」と呼び、こちらの方がなじみ深いかもしれませんね。

ショート(売り)からも入れる

GMOコインのレバレッジを使った取引では「ショート(売り)」の注文からも入ることができます。

通常の取引では仮想通貨を購入して値上がりした後に売ることで利益を出しますが、「ショート(売り)」から入ることで売却した仮想通貨が値下がりすることで利益を出すことができます。

このように上昇相場か下降相場かによって取引の注文方法を柔軟に変更できる点も、GMOコインのレバレッジを使った取引における特徴ということができます。

MEMO

仮想通貨のレバレッジについての詳細はこちらの記事で解説しています。

仮想通貨レバレッジ-thumbnail仮想通貨レバレッジを完全攻略!基礎知識から取引所の比較、取引方法までやさしく解説

GMOコインでレバレッジを使った取引をやってみよう!

出典: https://pixabay.com/ja/

それでは実際の取引画面を使ってGMOコインにおけるレバレッジを使った取引のやり方を解説していきたいと思います。

今回は従来の販売所形式「仮想通貨FX」と新しく開始した取引所形式「レバレッジ取引」の2つのやり方を見ていきましょう。

わかりやすいようにどちらもビットコインでの購入方法で解説していきます。

販売所形式の「仮想通貨FX」の使い方

まずはGMOコインのホームページでログイン後、ページ右上の赤枠で囲った「会員ホーム」をクリックします。

会員用ページに移ったら画面左側のメニューバーから赤枠で囲った「仮想通貨FX」の項目をクリックします。

取引画面の見方

こちらが仮想通貨FXの取引画面となります。

赤枠①では、取引をしたい銘柄の選択を行います。

今回はビットコインを購入したいので「BTC/JPY」を選択しています。

赤枠②では、注文の細かい内容を入力できます。

「注文タイプ」では指値や成行などの注文方法を選ぶことができます。

「売買区分」は名前の通りで売るか買うかの選択を行います。

「取引数量」は自分が購入したい仮想通貨の数量を入力します。

「許容スリッページ」は注文したレートの誤差の許容範囲を設定するものです。

赤枠③では、レバレッジの設定証拠金維持率などの自分の今の現状を確認することができます。

また、レバレッジを変更したい場合は「レバレッジ」の項目の右どなりにある青字の「変更する」で変更することができます。

スリッページとは?
値動きが激しい商品などの場合、注文した値段がリアルタイムでの反映に追いつかず、注文した値段と別の値段で約定してしまうことがあります。

 

こういった誤差の範囲を「ここまでならOK!でもこれ以上違かったらムリ!」といった感じでスリッページで設定することで自分が希望しない注文の約定を防ぐことができます。

 

GMOコインでは「0〜999円」の間でスリッページを設定することができます。

ちなみに、赤枠②のさらに上に表示されているのはその時のビットコインの売買価格で、

「BID(売)」が売る時の値段で「ASK(買)」が買う時の値段です。

赤枠③のさらに上に表示されているのは販売所内でのビットコインのリアルタイムのチャートです。

レバレッジを設定しよう

それではレバレッジを設定してみましょう。

上記の画像は先ほどの取引画面の赤枠③を拡大したもので現在のレバレッジの設定は5倍となっています。

この画像で赤枠で囲った青字の「変更する」をクリックします。

するとこちらの確認画面に切り替わります。

冒頭でも記載しましたが、仮想通貨FXではビットコインのレバレッジは5倍か10倍のどちらかで取引を行います。

今回の場合だと「現在の設定が5倍」となっており「変更後の設定が10倍」となっているので、

「5倍から10倍に切り替えますか?」という内容の確認ですね。

問題なければ赤枠で囲った変更するをクリックします。

変更後の取引画面です。

赤枠で囲ってあるように、レバレッジの設定が5倍から10倍に変更されていますね。

ビットコインを買ってみよう!

 

レバレッジの設定も完了したのでビットコインを購入してみたいと思います。

今回は成行注文で購入してみましょう。

画像の1番上の赤枠で注文タイプから「成行」を選択し、売買区分から同じく赤枠で囲った「買」を選択します。

次に取引数量に購入したい数量を入力します。

ビットコインの場合単位表記は「BTC」となっていますが単位の入力は必要なく、

購入したいBTCの量(数字)だけ入力すればOKです。

その下のスリッページですがビットコインは非常に価格の上下が激しいため、

多少大きめに入力しておいてもいいかなと思います。

個人的には「10〜50」くらいのスリッページをおすすめします。

入力が終わったら一番下にある青いボタンの「確認画面へ」をクリックします。

最終の確認画面が出てきます。

特に問題がなければ1番下にある赤枠で囲った「確定」をクリックします。

以上で購入完了となります。

取引所形式の「レバレッジ取引」の使い方

ここからは取引所形式のレバレッジ取引のやり方を確認していきましょう。

まずは会員用ホームの左側メニューバーにある取引所の項目から赤枠で囲った「レバレッジ取引」を選択します。

取引画面の見方

「レバレッジ取引」の取引画面の見方を確認していきます。

赤枠①が、取引所特有の取引板になります。

取引板にはいくらの「価格」でどれくらいの「量」を買いたいのかいくらの「価格」でどれくらいの「量」を売りたいのかの情報がそれぞれ表示されています。

この売りたい人と買いたい人の価格と数量がマッチングすれば取引成立となる仕組みです。

赤枠②が、注文の細かい内容を入力できる項目です。

「売買区分」で「買」か「売」りかを選択し、「取引数量」に購入したい数量を入力します。

ここに関しては仮想通貨FXの時と同じですね。

「注文レート」には自分が購入したいビットコインの価格を入力します。

また、赤枠①の取引板に表示されている金額をクリックすると自動で注文レートに反映してくれます。

「成行」のチェックボックスにチェックを入れれば成行注文をすることもできます。

赤枠③では、レバレッジや取引余力などの自分のステータスが確認できます。

注意

記事の冒頭でも少し触れましたが取引所の「レバレッジ取引」ではレバレッジの倍率は一律で10倍と決まっています。

よって仮想通貨FXと違ってレバレッジの倍率変更はできない仕様となっていますので注意しましょう。

ビットコインを買ってみよう!

それでは「レバレッジ取引」でビットコインを購入してみたいと思います。

今回は値下がりした時に利益を出せる「ショート(売り)」から入ってみましょう。

まずは売買区分から赤枠で囲った「売」を選択し、その下の赤枠に自分が購入したい分のビットコインの「数量」を入力します。

次に「注文レート」を入力します。

購入したいレートを直接入力もできますが、せっかくなので取引板からレートを拾ってみましょう。

上記は取引板の拡大画像となり、上部が「売り」で下部には「買い」の情報がそれぞれ出ています。

今回は「ショート(売り)」なので上部の「売り」の情報を使います。

赤枠①は、レートに対してどれくらいの数量の「売り」注文が入っているかを表しています。

赤枠②は、今現在入っているビットコインの「売り」注文のそれぞれのレートです。

自分が「どれくらいの量のビットコインを売りたいか」

また「その量のビットコインをいくらで売りたいか」を考えながらベストなレートを赤枠②から選択します。

今回は購入数量を「0.5BTC」で、注文レートには赤枠②の1番下の「713,730円」をクリックします。

すると上の赤枠の注文レートのところに自動で価格が反映されます。

それと同時に下の赤枠に「必要証拠金」「概算約定代金」「ロスカット予想値」も自動で反映されます。

「必要証拠金」はその取引を行うために担保として必要な証拠金です。

レバレッジを使った取引では借り入れを行い自己資金以上の取引を行うという性質上、

担保として自己資金を証拠金として提出する必要があります。

「概算約定代金」はその取引を行うのにかかる日本円の総額です。

「ロスカット予想値」ロスカットが入るレートを表しています。

ロスカットとは証拠金に対して損失が大きくなった場合に自動で注文を決済してくれる仕組みのことです。

確認して問題なければ下の青色の「確認画面へ」をクリックします。

 

最終確認画面が表示されます。

問題がないか確認して、赤枠で囲った「確定」ボタンを押せば注文完了です。

以上が取引所形式の「レバレッジ取引」を使ったビットコインの購入方法となります。

そこまで難しくなかったですね。

GMOコインのレバレッジまとめ

出典: https://pixabay.com/ja/

以上、ここまでGMOコインにおけるレバレッジを使った取引の概要や使い方、手数料などを解説してきましたがいかがでしたでしょうか。

今回、販売所での購入方法と取引所での購入方法をそれぞれを比較したことで、

販売所ではできなかった顧客ニーズの「かゆいところ」にまで手が届くようになった印象があります。

手数料面でも割引の多いGMOコインは非常に使いやすい取引所なので、

レバレッジを使った取引に興味があるはぜひ使ってみてくださいね!