仮想通貨ブームにはじまり、多くの仮想通貨取引所が海外を中心に毎日のようにオープンしています。
国内も例外なく、仮想通貨取引所のオープンが相次いでいる状況です。
そんな中、インターネットサービス最大手のGMOグループが2017年5月にオープンした『GMOコイン』がひときわ注目されています。
この記事に辿り着いた方の中には、
といったことを考えていらっしゃる方も多いと思います。
今回の記事では、GMOコインの概要から取り扱い仮想通貨の特徴までを詳しく解説していきます。
目次
GMOコインとは
出典: https://coin.z.com/jp/
GMOコインとは、2017年5月にオープンした東証一部上場企業であるGMOインターネット社のグループ企業です。
グループ会社の金融ノウハウを活かし運営されている仮想通貨取引所で仮想通貨FXに特化していることが特徴としてあげられます。
また手数料においては、『入出金手数料』・『取引手数料』ともに無料となっています。
しかし、実際には『スプレッド』と呼ばれるものがあり、このスプレッドが実質的な取引手数料にあたります。
スプレッドとは、買値と売値の差をさします。
例えば、1ビットコイン(BTC)の購入価格が1,000,000円で、売却価格が980,000円の時、 20,000円の差額があります。
この差額のことを『スプレッド』といいます。
このスプレッドが実質、販売所へ支払う手数料です。
つまり、スプレッドが大きいほど、手数料が高くなるといえます。
GMOコインの取り扱い仮想通貨一覧
GMOコインで取り扱われている仮想通貨はいわゆる主要仮想通貨というものであり、時価総額が高く将来性が期待できる安定した仮想通貨だといえます。
GMOコインで取り扱われている仮想通貨の一覧は次の通りです。
現物取引 | レバレッジ取引 |
---|---|
ビットコイン(BTC) | ⭕ |
イーサリアム(ETH) | ☓ |
リップル(XRP) | ☓ |
ビットコインキャッシュ(BCH) | ☓ |
ライトコイン(LTC) | ☓ |
レバレッジ取引が可能な仮想通貨はビットコイン(BTC)のみとなっていますが、レバレッジ倍率は国内最高倍率である25倍まで設定可能であることが特徴的です。
次に、GMOコインで取り扱いがされている通貨の特徴を順番に確認していきましょう。
レバレッジ取引とは、仮想通貨取引所に資金を保管し、その資金(証拠金)を元に取引を行う取引手法です。
別名、証拠金取引と呼ばれます。
レバレッジ取引では、証拠金をもとに実際の保有資金より大きな金額の取引が可能です。
現物取引では、通常『安い時に購入して、高いときに売る』という取引方法になりますが、レバレッジ取引では『高い時に売って、安いときに買う』という事で利益を生み出すことが可能です。
GMOコイン取り扱い仮想通貨【1】ビットコイン
出典: https://bitcoin.org/ja/
名称 | Bitcoin(ビットコイン) |
発行日 | 2009年1月12日 |
発案者 | サトシ・ナカモト |
通貨単位 | BTC |
発行枚数 | 21,000,000BTC |
公式フォーラム | https://bitcoin.org/ja/ |
時価総額 | $115,509,790,738 第1位(2018/8/25現在) |
最初にご紹介するGMOコインの取り扱い仮想通貨はビットコインです。
ビットコインとは、2008年にサトシ ナカモトという人物が発表した論文を元に開発された世界初の仮想通貨です。
『仮想』の『通貨』なので実態は存在しませんが、日本円と同じ様に取引の決済に使用できる通貨の一種といえます。
米フロリダ州のプログラマーが、ピザ2枚を1万ビットコインで購入した事は、ビットコインで商取引が成立した最初の例として、あまりにも有名な話となっています。
ブロックチェーン技術が発明されるきっかけとなった通貨であり、決済や送金といった経済活動を円滑に進めるために作られた仮想通貨です。
現在では、DMM.com・ビックカメラ・H.I.S.などで決済手段としてビットコインが導入されています。
- 商品やサービスを購入することが可能
- ブロックチェーンによる分散台帳技術
GMOコイン取り扱い仮想通貨【2】イーサリアム
出典: https://www.ethereum.org/
名称 | Ethreum(イーサリアム) |
発行日 | 2015年7月 |
発行者 | イーサリアム財団 |
通貨単位 | Ether(イーサー) |
発行枚数 | 上限なし |
公式フォーラム | https://www.ethereum.org/ |
時価総額 | $115,509,790,738 第2位(2018/8/25現在) |
GMOコイン2番目の取り扱い仮想通貨はイーサリアムです。
イーサリアム(ETH)は、ビットコイン(BTC)と同じ様に”仮想通貨の名称”と思われがちですが、正式には、プラットフォームの名称であり、通貨の名称はether(イーサー)と呼びます。
ほとんどの場合、イーサリアム(ETH)取扱い取引所においては、『イーサリアム』または、『ethreum(ETH)』と表記されている為、イーサリアム(ETH)をそのまま仮想通貨の名称として使用することが一般的です。
イーサリアム(ETH)は2013年にスイスを拠点とした『イーサリアム財団』によりプロジェクトが発足し、2014年からプレセールによる資金調達が開始されました。市場に公開され、仮想通貨取引所で取引が開始されたのが2015年7月になります。
- スマートコントラクト(smart contract)
- ICOへの活用
- 段階的なアップデートによる機能拡張
スマートコントラクト(smart contract)は、日本語に直訳すると『賢い契約』です。
つまり、あらゆる契約行動をプログラム化して、自動的に執行することができます。
スマートコントラクトの実装により、実世界での取引に利用できる場面が格段に増えます。
GMOコイン取り扱い仮想通貨【3】リップル
出典: https://ripple.com/
名称 | リップル(Ripple) |
発行日 | 2013年9月26日 |
発行者 | Ripple Inc. |
通貨単位 | XRP |
発行枚数 | 上限なし |
公式フォーラム | https://ripple.com/ |
時価総額 | $115,509,790,738 第2位(2018/8/25現在) |
GMOコイン3番目の取り扱い仮想通貨はリップルです。
リップルとは、2004年にRyan Fuggerによって考案された送金に特化した仮想通貨です。
実際にはリップルは通貨名称ではなく、プラットフォーム名称または開発団体であるRIpple incを指します。
通貨名称は『XRP』といいます。
リップルプラットフォームでは法定通貨や仮想通貨が自由に交換できる仕組みとなっており、共通の決済プロトコルとしてXRPが存在しているという位置づけです。
そのためリップルは『ブリッジ通貨』という名称でも世間に広まっています。
リップルは既存の海外送金の仕組みを手数料を安く、素早い送金を実現するために開発された送金システムで、ビットコインとは全く違う思想のもと運営されています。
リップルの最終的な目標は『価値のインターネット(Internet of Value)』を実現することであり、あらゆる場所に瞬時に価値を届けることができる未来を創造していくことを提唱しています。
- コンセンサスアルゴリズムにPoCを採用
- IOU取引
『PoC』とは、コンセンサスアルゴリズムの一つです。
ビットコインでは、10分間に一度ブロック(取引の塊)が生成され、ブロックを承認するためにマイニングが行われる『PoW』が採用されています。
Proof of Consensusとは直訳すると『合意による証明』という意味があり、リップルネットワークでつながっているP2Pによって、その取引を合意して信頼できるものとするという仕組みです。
また、全取引記録のことを『Ledger(レジャー)』といい、取引を承認する代表者を『Validator(バリデーター)』といいます。
この仕組みを『XRP Ldgder』といい、ビットコインでいうところのブロックチェーンと同じ役割を提供しています。
IOUとは、簡単にいうと借用証明書を意味します。
リップルネットワークでは、通貨決済にXRPそのものをやりとりするのではなく『IOUによる残高の書き換え』によって決済が行われます。
また、IOUを発行する主体のことを『ゲートウェイ』といいます。
ゲートウェイとはもともとネットワーク用語で、異なる二つ以上のネットワークを接続する機器のことを指し、リップル社はこのゲートウェイを管理する中央団体組織ということがいえます。
GMOコイン取り扱い仮想通貨【4】ビットコインキャッシュ
出典: https://www.bitcoincash.org/
名称 | ビットコインキャッシュ(BCH) |
発行日 | 2018年8月1日 |
発行者 | ハードフォーク(BTCより誕生) |
通貨単位 | XRP |
発行枚数 | 21,000,000BTC |
公式フォーラム | https://www.bitcoincash.org/ |
時価総額 | $9,031,026,503 第4位(2018/8/25現在) |
GMOコイン4番目の取り扱い仮想通貨はビットコインキャッシュです。
ビットコインキャッシュは、2017年8月1日にビットコインがハードフォークして誕生した仮想通貨であり、通貨のシンボルは『BCH』と表現されています。
ビットコインキャッシュは、ビットコインが本来目指していたPeer-to-Peer Electronic Cashを引き継ぐプロジェクトで、デジタルゴールドを目指すビットコインとは対象的に、真のビットコインとして決済システムであることを目指しています。
また、ハードフォークの段階で特定の取引所でビットコインを保有していた方には、同量のビットコインキャッシュが付与されました。
- ブロックサイズが32MB
- ブロック生成時間の短縮
- 難易度調整アルゴリズム(DAA)の改良
DDAとは、ハッシュレート(マイニングの計算速度)が低い場合にマイニングの難易度を自動で20%下げる仕組みです。
ハッシュレートが安定しているときは難易度変更をせず、ハッシュレートが急激に変化した場合に、難易度を即座に調整します。
DDAの導入により、マイナーは故意にマイニング難易度の調整ができなくなります。
GMOコイン取り扱い仮想通貨【5】ライトコイン
出典: https://litecointalk.io/
名称 | Litecoin(ライトコイン) |
発行日 | 2011年10月7日 |
発行者 | Charlie Lee(チャーリー・リー) |
通貨単位 | LTC |
発行枚数 | 84,000,000枚 |
公式フォーラム | https://litecointalk.io/ |
時価総額 | $3,321,102,703 第7位(2018/8/25現在) |
最後にご紹介するGMOコインの取り扱い仮想通貨はライトコインです。
ライトコインとは、ビットコインが抱えるスケーラビリティ課題を克服するために開発された仮想通貨です。
ビットコインの『決済や送金にかかる時間』を短縮するために開発された仮想通貨です。
元Google社員であるCharlie Leeにより、ビットコインを基に開発されました。
ビットコインとは異なり、私たちの実生活での決済活用を目的としています。
ライトコインは決済や送金に必要な時間が2.5分(ビットコインの1/4)で完了するので、ビットコインよりもライトコインの方が普段使いには適しているという意見があります。
- ブロック(取引データ)の承認時間が2.5分
- コンセンサスアルゴリズムにScryptを採用
- 発行枚数がビットコインの4倍である8,400万枚
GMOコインの取り扱い仮想通貨を徹底解説!!のまとめ
今回の記事では、GMOコインの概要から取り扱い仮想通貨の特徴までを解説しました。
GMOコインは初心者でも使いやすい操作性があり、一度憶えた使い方はわからなくなることもないと思います。
また、GMOコインの取り扱い仮想通貨に関しては時価総額が高い銘柄ばかりのため将来性が期待できます。
それぞれの機能を学習して、しっかりとした使い方を憶えて取引をはじめてください。