ジャック先生
- FXには為替レートや金利の変動で、価格が変わることによる損失発生のリスクがある
- FX会社の信頼性が低いと、破綻による資産の紛失や個人情報などが流出するリスクがある
- カントリーリスクなど、国が破綻する可能性があることも考慮しておこう
- リーマンショックやスイスショックなど、急激な価格変動にも要注意
- FXを始めるなら、信頼性が高く資金力も豊富で最小4円から手軽にトレードできるSBI FXトレードがおすすめ!
目次
FXは安全?借金の可能性がある6つのリスク
FXの危険① 為替の価格変動
その後、1ドル90円まで下がってしまったらどうなるでしょうか。
1ドルの購入時の価格 – 1ドルの値下がり後の価格 = 為替変動による損失
100円 – 90円 = 10円
しかし、金額が大きくなればなるほど、損失もさらに大きくなります。
- 1ドルが110円から1ドル100円まで値下がりするなど、FXには為替の価格変動によるリスクがある
- 運用する金額が大きくなるほど、損失も比例して大きくなる
- FXに慣れるまでは、小さな金額で取引するべし!
FXの危険② 金利変動
そうなると、金利が低い通貨は売却されるから、価格も下がってしまうね。
もちろん価格が必ず下がるわけではありませんが、通常時よりもその可能性は高くなります。
- 市場全体の金利が高ければ、金利が低い通貨の価格は下がる可能性が高い
- 市場全体の金利が低ければ、金利が高い通貨の価格は上がる可能性が高い
- 主要国の政策金利の発表には警戒すべし!
FXの危険③ FX会社の信頼性
FXでは信頼性の低い会社を使うと、資産を失うこと以外にもさまざまなリスクが考えられるのです。
これによって、仮にFX会社が倒産しても顧客に資産が戻ってきます。
- FX会社が倒産してしまい、自分の資産を失う可能性がある
- 個人情報の悪用や、FX会社による他事業への資産の流用なども考えられる
- 規模、実績、評判に注目して、信頼性の高いFX会社を選ぶべし!
FXの危険④ システムトラブル
- 注文が殺到した時など、システムがダウンして取引ができなくなってしまう可能性がある
- 自分のスマートフォンやパソコンが故障して、取引できなくなってしまうことも考えられる
- システムが安定しているFX会社で取引するべし!
ショートについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
FXの危険⑤ 流動性の低下
流動性が戻ってくるまでは、ポジションを解消して別の通貨を取引するのが無難です。
- 流動性が低いというのは、取引量が極端に低く売り手も買い手もいないことで取引ができない状態
- 市場において、何かしらのトラブルが起きた場合にも発生する可能性がある
- 流動性が極端に低い場合は、諦めて別の通貨に乗り換えるべし!
FXの危険⑥ カントリーリスク・地政学リスク
カントリーリスクは、地政学リスクに加えて現時点で起こっているリスクも含めた指標です。
しかし、実際に世界では先行きが不透明な国が数多くあります。
その他の通貨をどうしても取引したいなら、早めの損切りを心がけましょう。
- 地政学リスクは政治や経済などにおける、将来の不安を示した指標
- カントリーリスクは地政学リスクをさらに突っ込んだ、現時点で起こった要素も含めている指標
- 初心者は安定通貨が無難!ハイリスク通貨を取引するときは損切りを早めにするべし!
FXの危険性がわかる実際のチャートや失敗談
トランプ相場で2,000万円を失った話
「最大6000万円あった資産が残り200万円を切りました。今年はイケるかも、と思っていた矢先にドル高が進み、トルコリラがどんどん落ちて行って……ロスカットされないよう何度も資金注入しましたが、もはやこれまで。相続した遺産まで溶かしてしまった」出典:https://nikkan-spa.jp/1280839
こちらの方は、2013年に1,800万円を入金してトルコリラを購入したようです。
こちらの方も当初の計算では、1日あたり7,200円の金利収入を見込んでいたようです。
そして、アメリカのトランプ大統領の当選によって、一気に2,000万円の損失を出してしまったようです。
トランプ大統領の当選したタイミングでは、たった1日で10%以上も価格が変動しています。
加えて、年明けからは一気にトルコリラの価格が下落していきました。
最終的には、トランプ相場だけで2,000万円近くの損失を出してしまったようです。
実際、そのようにして利益をあげたトレーダーも少なくないはずです!
トルコリラやスワップポイントについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみましょう。
FX初心者がやりがちな「スワップ金利しか見ない」の危険性
FXの危険⑥ カントリーリスク・地政学リスク の項目でもご紹介した通り、スワップポイントに目を取られてリスクの高い通貨を取引するのは危険です。
豪ドル円の全ポジションを損切りしました…:;(∩´﹏`∩);:🇦🇺
スワップ金利目的というFX初心者あるあるの失敗。他人の甘い言葉を信じてしまった結果ですね、自業自得。勉強になりました。残りは別の方法で運用していきます!— 肉球@FX下手なりのアウトプット (@nikukyuuuu88) 2019年5月28日
Twitterの一例ですが、スワップ金利目的で豪ドルを取引し続けて、損切する結果になったようです。
スワップ金利目的だとしても、相場が刻一刻と変動していることを忘れてはいけません。
価格が不安定な通貨を取引するときは、しっかりと損切りの設定を行うことが大切です。
スイスフランの暴騰で大損者が続出
しかし、2015年1月15日この介入を撤廃したことで、スイスフランが一気に暴騰したのです。
たった1日で、なんと20%以上も上昇しています。
今回の上限撤廃の意図は勿論理解できますし一面合理があるような部分も事実ではありますが、各国の政策当局としては世界全体に多大な影響を与える事をある程度考慮に入れつつ政策を決めるべきだと思います。http://t.co/VZt4qHYuAa #為替 #fx #SNB #スイスショック
— 北尾吉孝 (@yoshitaka_kitao) 2015年1月20日
また、個人だけでなく、FX会社の中にも破綻したり大きな損失を受けたところもあります。
規制当局による介入で、一瞬で大きな損失が出ることを示した事例といえます。
リーマンショックで損切りできず大損に
低所得者向け住宅ローンの債務不履行が多発したことが、直接の原因といわれています。
そして、2008年の年末までに10%以上もの下落を記録しています。
リーマンショックは、どんな大企業でも破綻する可能性があることがわかる事例といえます。
また、アメリカは世界の経済の中心地であるため、その影響力はとても大きいです。
FX取引をする際にも、アメリカ政府や経済の動きはできるだけ注意しておきたいところです。
この様子は、アメリカの映画「マネーショート」で詳しく描かれています。
投資における心構えなどとても勉強になるので、気になる方はぜひ見てみてください。
FXの危険を回避!安全に儲けるための3つのコツ
安全に稼ぐ方法はないのかしら。
しかし、ポイントさえ抑えておけばリスクを回避しながら儲けることが可能です。
安全に儲けるコツ① 低レバレッジで損失を小さくしよう
FXではレバレッジの仕組みを使って、元手の数倍や数十倍という大きな金額で取引できます。
レバレッジは資金が少なくても大きな利益を狙える、とても便利な仕組みです。
いっぽう、レバレッジを大きくすれば、その分だけ損失も大きくなります。
こうした事態を防ぐためにも、できるだけ低レバレッジで取引をするようにしましょう。
安全に儲けるコツ② 証拠金に余裕を持って取引しよう
FXではFX会社に入金したお金のことを、証拠金と呼びます。
損失が一定水準以上大きくなると、証拠金が足りなくなりロスカットが入ります。
持っていたポジションが、強制的に決済されます。
ロスカットが入ってしまうと、どれだけ大きな損失が出ていても強制的に確定されます。
加えて、価格の変動が速すぎるとロスカットすら入らずに、証拠金がマイナス(=借金)になってしまう場合もあります。