海外FX業者って本当におすすめなの?
そもそも海外FX業者って何?
海外FX業者と国内FX業者は何が違うの?
海外FXを利用しようと思っているものの、海外のFX業者についてを深く知らない方も少なくないのではないでしょうか?
海外FXには、おすすめできる点もある反面、実は知られていない大きなデメリットがあるのです。
せっかく海外のFX業者で取引するなら、しっかりと理解した上で利用したいですよね。
この記事では、海外のFX業者が本当におすすめできるのかをわかりやすく、徹底的解剖していきます。
この記事を読めば、海外FX業者についてもう迷うことはありません!
- 海外FXとは、海外に本社を持つFX業者でFX取引を行うことを言う。
- 海外のFX業者をおすすめできないのには、以下の4つの理由がある。
① 悪徳な海外FX業者がが多数ある。
② 日本語対応が不十分なケースがある。
③ 信託保全が義務付けられていない。
④ 出金にお金と時間がかかる。 - 海外のFX業者と国内のFX業者には、以下の4つの違いがある。
① スプレッド水準
② レバレッジ規制
③ 信頼性(安全性)
④ 税金面 - 国内のFX業者で安全に取引をするなら、トライオートFX・DMM FX・GMOクリック証券の3社がおすすめ!
- もしどうしても海外FX業者を利用するなら、「資金の分散」と「ボーナス条件の確認」には要注意
目次
まず海外FXとは?
海外FXとは、海外に本社を持つFX業者で、FXの取引を行うことをいいます。
一方で、国内にあるFX業者(DMM FXやGMOクリック証券など)でFXの取引を行うことを、国内FXといいます。
海外FXと国内FXでは、細かい仕組みや制度が異なるので、それぞれにメリット・デメリットがあるのです。
海外FX業者と国内FX業者は、利用する人によって向き不向きはありますが、筆者自身は海外FXは絶対におすすめしません。
ここからは、絶対におすすめできない理由と国内FXとの比較を詳しく解説していきます。
海外FXが絶対におすすめできない4つの理由
それではどうして海外のFX業者はおすすめできないのでしょうか。
ここからは、海外FXをおすすめできない理由を4つの項目に分けてご説明します!
理由①:悪徳な海外FX業者が多数ある
海外のFX業者の中には、詐欺を目的とした悪徳な業者が存在します。
よくある手口なのが、入金したはいいものの出金ができないといったもので、入金したお金が全て悪徳FX業者の手に渡ってしまうと言うものです。
悪徳な業者は国内のFX業者にも存在しているため、これは海外のFX業者に限ったことではないのも事実です。
しかし危機回避の観点から見ると、リスクが高くトラブルが起きた際に対応のしにくい海外のFX業者を利用するのは、得策ではないと言えるでしょう。
結局、悪徳海外バイナリー業者からはお金が帰ってこなかった。
しかも、FXで稼いだ分については、ばっちり確定申告で税金を取られ。
1年の頑張りで得た利益は20万にも満たなかった。— コロナにリアルに殺されそうなサラリーマンFXトレーダー (@nakano19880523) February 20, 2019
ゆきママさんの記事にあった海外FX 業者出金出来ない問題、読んでわかった。あるところまで行くと、さらに高い所に誘い込まれちゃうンだ…Σ( ̄ロ ̄lll)ゲッ!!世の中、全部、悪徳業者だったら怖いね。
— hm (@MT_363) June 24, 2014
理由②:日本語対応が不十分なケースがある
海外のFX業者だと、利用するサイトが不自然な日本語で書かれていることなどがあります。
最近では海外のFX業者でも日本人が常駐している業者も多くなり、サイト自体も日本人でも使いやすくなっている業者も多くあります。
しかしそれでもあるページだけ英語になっていることや、問い合わせた電話口が外国人スタッフだったと言う話はよく聞く話です。
どうしても海外FX業者は国内のFX業者に比べて日本語対応の部分において劣ってしまう面はあるので、少しでも不安がある場合は、海外の業者を使うことはおすすめできません。
でも、安心して取引できる海外FXで日本語対応なところはtradeviewくらいで他は英語のみとかになるので、手続きミスった!みたいなときに大変なので結局日本における海外FXで安心できるところはtradeview一択になってくる。なので頻回な大枚スキャルピングで嫌われないように大事に口座を温存すべき。
— tontonmum (@tontonmum1) March 24, 2020
理由③:信託保全が義務付けられていない
信託保全とは、預けられた顧客の資産を信託銀行が管理する方式のことを言い、日本では金融庁の規制により信託保全が義務付けられているためこの方式が取られています。
信託保全が取られていると、顧客の資金が業者に流用されることなく、万が一にFX業者が倒産したとしても資金は必ず返ってくるようになっています。
海外FX業者は信託保全が義務付けられていないため、FX業者が倒産した場合に、預けている顧客の資金ごと債権者に差し押さえられてしまうことがあります。
つまり、信託保全が義務付けられている国内FX業者と異なり、海外FX業者では倒産した際に預けている資金が返ってこないという心配があるのです。
海外FX業者も、業者の運営資金と顧客の資金を分けて管理する分別管理という管理はしており、絶対に資金が返還されないというわけではありません。
しかしやはり信託保全と比較した場合、もしもの時の安心という観点からみるとやはり海外FX業者には不安が残ります。
海外fxは今日で引退決定。国内一択。不安要素は出来る限り少ない方向で考えたい
— クロ🧐FX (@kuromos711) April 2, 2020
海外FXは危険のイメージは正しい。
日本での日本人向けの営業はグレーゾーンだし、約定拒否はあるし、出金拒否もある。一方、それは限られた条件の時に起こる現象だったりする。正しい使い方でメリットだけすくい上げるのがベスト。
目的地まで使えるところは高速道路使ったほうが近道です👍
— Jon (@Jonko40476838) November 7, 2019
海外FXでスワップの良いXMの口座を作ろうかと考えていた時期がありました。
でも私が個人的に信頼している投資家さんは、皆さん海外口座はつかってないんですよね💦
その中の1人の方が海外FX口座は危険だとツイートされていたのを思い出してやめました😌
基本的にハイレバなので、夢はあるかと😄— みらい☘じぶん年金つくるママ☘ (@mirairesipi) February 20, 2019
理由④:出金にお金と時間がかかる
海外のFX業者を利用していると、資金の出金と入金に手数料と時間がかかります。
相手は海外口座になるので、お金のやり取りをする際は国際送金扱いとなり、1回にあたり数千円の手数料を取られ、出金依頼をしてから1週間近く経たないと出金がされません。
出金を頻繁にする方にとっては、これも大きなデメリットになるでしょう。
ビットウォレット出金おせえよ
証明書の確認も遅いし
こういうところが海外FXのダメなポイント— にる@FX勉強 (@NIL_FX) February 8, 2020
海外業者は出金手続きがクソ面倒な上に遅いことが多い。
国内業者も淘汰統合が進む。
RT @YOL_national: 海外FX業者の実態不明…払い戻し応じない例も http://t.co/tMP5vZm4Ky— Scygo (@Scygo_d) December 13, 2013
海外FX業者vs国内FX業者|比較してわかる国内FX業者の4つのおすすめポイント
ここからは、おすすめなのは海外FX業者と国内FX業者のどちらか、比較していきます。
2つの違いをしっかり理解して、どちらの業者を使うのが良いかを見極めましょう。
違い①:スプレッド水準の違い
- 国内FX業者:スプレッドが狭い(固定スプレッド)
- 海外FX業者:スプレッドが広い(変動スプレッド)
スプレッドとは売値と買値の差のことを指します。
FX業界においては、一般的に手数料として捉えられており、スプレッドが広いということは手数料が高いということになります。
複雑な仕組みのため詳しい説明は割愛しますが、国内のFX業者は、固定スプレッドという方式をとっているため、スプレッドが狭い状態で固定されているのです。
一方で海外FX業者は、変動スプレッドという方式をとっており、スプレッドが相場の状況に応じて変動する仕組みになっているため、スプレッドが広くなっています。
海外のFX業者を利用する場合、通常の価格変動だけでなく、手数料であるスプレッドの変動にも気を遣って取引をしなければいけないことを認識しておきましょう。
違い②:レバレッジ規制の違い
- 国内FX業者:レバレッジ規制が厳しい
- 海外FX業者:レバレッジ規制が緩い
レバレッジとは、投資をするにあたって取引額を資金以上に引き上げることを指します。
例えば、レバレッジが10倍の場合、自己資金が10万円しかない場合でも100万円まで取引をすることができます。
国内FX業者は、このレバレッジ規制が25倍までと定められていますが、海外FX業者ではその数十倍である1000倍や2000倍といったレバレッジをかけて取引をすることができるのです。
海外のFX業者を利用する多くの人は、ハイレバレッジで勝負できることを理由に海外FX業者を選びますが、普通にFX取引をする分には国内業者の25倍でも大きすぎるくらいです。
もちろんハイレバレッジであることのメリットもありますが、安定的に通常のFX取引をしていきたい方は、国内業者のレバレッジ範囲でも十分であると言えるでしょう。
違い③:信頼性(安全性)の違い
- 国内FX業者:金融庁の監督のもとで運営
- 海外FX業者:金融庁に認められていない
国内のFX業者は金融庁の監督のもとで運営している一方で、海外のFX業者は日本の金融庁には認められていません。
日本の金融庁が海外のFX業者に対して警告を出しており、トレーダーに海外FX業者の利用を勧めていないためです。
海外FX業者が金融庁に登録をしていないことも、レバレッジ規制など、金融庁からの規制を受けないためにわざとしていることなので、金融庁に登録していいこと=危険には繋がりません。
しかしやはり信頼性(安全性)と言う面においては国内FX業者を使うのが良いでしょう。
信託保全の義務付けやレバレッジ規制などの規制も、金融庁が管轄内でトレーダーを守るために行なっていることです。
そのことを理解した上で、海外FX業者にするのか国内FX業者にするのかを決めるようにしましょう。
違い④:税金面の違い
- 国内FX業者:利益に対して一律20%税金
- 海外FX業者:利益が上がるほど税率の上がる仕組みの税金
国内FX業者と海外FX業者の違いは、税金面にも顕著に現れます。
国内のFX業者を使って取引をした場合はわかりやすく、所得の大小に関わらず生じた利益の20%が税金としてかかる仕組みになっています。
一方で海外FX業者を使って取引した場合は少し複雑になり、利益が上がるほどに税率が上がって行く仕組みになっています。
海外FXの場合には、かかる税金は最大で50%になり、国内の業者を使った場合と比べて30%も税金の差が出てきます。
稼ぐためにやっているFXにおいて、稼げば稼ぐほど損をする仕組みになっている海外FXは、利用する上での大きなデメリットになっていると言えるでしょう。
比較の結論|海外FX業者よりも絶対におすすめできる国内FX業者3選
これまでの比較から、国内FX業者と海外FX業者の違いは理解いただけたかと思います。
国内のFX業者も海外のFX業者も、それぞれにメリットとデメリットはありますが、安心して安定的に取引を進めていきたいという方にはやはり国内FX業者をおすすめします。
ここからは、海外FX業者よりも絶対におすすめできる国内のFX業者を厳選3社ご紹介します。
トライオートFX
- JASDAQ上場企業だから安心して取引ができる
- 自動売買の設定が簡単!
- 充実したサポート体制
トライオートFXは、JASDAQ上場企業で安心して取引ができるFX業者です。
システムが自動的に売買をしてくれる自動売買設定が非常に簡単なことが評判で、選択型売買口座数No.1を獲得しています。
あらかじめ決めたトレードルールに従ってシステムが自動的に売買を繰り返してくれるので、初心者でも簡単に取引を進めることができます。
また、充実したサポートも評判であり、公式ガイドが最新情報やスタートガイドを掲載してくれるので、トライオーFXなら慣れるまでの心配も無用です。
トライオートFXで、ビルダー機能さわってみてますが、
かなり使いやすい印象(^^)
視覚的にも見やすいし、いい感じですね。
ブログ書いてますー。— くません 雰囲気投資家 (@kumasenpai1) July 22, 2019
DMM FX
- FX口座数国内No.1の実績
- スマホやPCに最適化した最新ツール
- あらゆる手数料が無料
DMM FXは、FX口座数国内No.1で国内最大級のFX業者です。
DMM FXでは、スマホで使いやすい最新ツールからPC取引システムまで、様々な取引ツールを取り揃えており、自分の用途に合ったものを選んで快適に取引を進めることができあます。
また、出金手数料、口座維持手数料、ロスカット手数料や口座開設手数料などあらゆる手数料が無料になっており、こちらもFXを始めるにあたっては非常に嬉しい特典になっています。
サポートについても、24時間の安心サポートになっているので安心で、初心者から上級者まで登録して絶対に損のないFX業者です。
ほんとDMMFXのスマホアプリ使いやすいなぁ
FXアプリで一番使いやすいかも
あとは両建てMAX方式だったら最強だったのに
— 川崎ドルえもん (@kawasakidoruemo) November 27, 2018
GMOクリック証券
- 東証一部上場のGMOグループの信頼
- FX取引高8年連続国内第1位(*ファイナンス・マグネイト社調べ 2012年1月-2019年12月)
- 使いやすい高性能取引ツール
GMOクリック証券は、FX取引高8年連続国内第1位の実績を持つ非常に人気のFX業者です。(*ファイナンス・マグネイト社調べ 2012年1月-2019年12月)
東証一部上場のGMOグループが運営しており、抜群の信頼と安定感を誇るので、安心して取引を進めることができます。
また、使いやすい高性能取引ツールも評判で、初心者でも使いやすいものになっています。
特に、1クリックで即時注文が可能な「はっちゅう君FX+」は人気で、操作性も高く人気のPCアプリになっています。
マネックス証券開設してみたけど、アプリが使いづらい。
今までSBI、GMOクリック証券、マネックスと使ってきたけどアプリはGMOがダントツで使いやすい。
またGMOに戻ろうかなあ〜。手数料安いし😓— とーま (@thoma_hatera) January 10, 2020
海外FX利用で絶対にやってはいけない2つの行動
最後に、ここまで読んだ上でも、海外FX業者に挑戦してみたいと言う方に向けて、海外FX利用で絶対にやってはいけない2つの行動をご説明します。
利用する上でリスクの高い海外FXですが、2つの注意点に気をつけて、少しでもリスクを減らして取引をするようにしましょう。
1つのFX業者に多くの資金を投入する
海外のFX業者を利用するにあたって、1つの業者に多額の資金を投入することは絶対にやめましょう。
FXをする上で一番大事なことは、リスクヘッジです。
どんなに安全性が担保されている大手の取引業者であっても、今後なにがあるかはわかりません。
海外のFX業者においては、信託保全を取っていないので、倒産した際に1つの会社に全ての資産を投入していた場合は、多額のお金を失う可能性があります。
また、海外のFX業者では、一時的に出金拒否のような状況になることもあるので、そういった際の資金的なダメージを避けるためも、FX業者を分散させることは必要です。
最悪の事態も想定し、資産や利用するFX業は分散させるようにしましょう。
ボーナスの存在に惑わされる
海外FXでは、ボーナスが非常に充実しており、ボーナスを目的に海外FXを初めてみようという方も多いのではないでしょうか。
しかしボーナスは非常に魅力的である一方で、ボーナスの内容についてをしっかり理解しておかなければ損をしてしまう場合もあります。
海外FXで付与されたボーナスは基本的には出金できないことや、期限が設けられていることが多いです。
それぞれ条件をよく読んでから申し込むようにしましょう。
海外FXはおすすめできないのまとめ
いかがだったでしょうか。
海外のFX業者の落とし穴や国内のFX業者との違いなどを少しでも理解いただけていたら幸いです。
国内のFX業者との比較や海外のFX業者のリスクなどを鑑みると、やはり個人的には、国内のFX業者をおすすめします。
まずは、ご紹介した国内のFX業者で着実に経験と利益を積み上げ、さらに資金が余裕が出て来たら海外FX業者に登録してみましょう!