最近よく聞くフィスコ仮想通貨取引所
ってどんな取引所なの?
最近注目を集めているフィスコ仮想通貨取引所。
興味はあるけど、いまいちどんな取引所なのかわからない方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、フィスコ仮想通貨取引所の代表取締役と役員にインタビューを敢行しました!
特徴や今後の展望についてはもちろん、話題になっているZaifへの資金援助や事業譲渡についても直撃。
「怒られたらどうしよう」と思いつつも深めに切り込んでいます。
「フィスコ仮想通貨取引所についての概要」と「直近の話題、今後の展望」を前後編でお届けします!
目次
フィスコ仮想通貨取引所の基礎知識
フィスコ仮想通貨取引所は2016年4月に設立された国内仮想通貨取引所です。
投資の情報配信をしている株式会社フィスコの(JASDAQ上場)のグループ企業です。
株式会社フィスコについては、仮想通貨以外の投資を経験されている方はよくご存知かもしれません。
上場企業のグループ会社であることで、信頼性が非常に高く安心して利用できる取引所として知られています。
運営会社 | 株式会社フィスコ仮想通貨取引所 |
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資本金 | 3億8,706万円 |
設立 | 2016年4月 |
仮想通貨交換業登録番号 | 近畿財務局長第00001号 |
会社住所 | 〒107-0062 東京都港区南青山5-11-9 |
会社URL | https://fcce.jp/ |
取り扱い通貨 |
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フィスコ仮想通貨取引所の特徴やサービス内容についての詳細は、こちらの記事で解説しています。
Zaifへの資金援助が話題に!
フィスコ仮想通貨取引所は、不正アクセスの被害を受けたZaifに資金援助を行ったことで認知度が急上昇しました。
2018年9月にZaifから流出した仮想通貨は67億円相当。
フィスコグループは55億円もの支援を発表しています。
連携関係にあるとはいえ、同業他社であるZaifに対する巨額な資金援助は異例。
事件発覚の翌日に実施したという点も、市場全体に大きなインパクトを与えました。
役員・中川博貴氏は書籍を出版中!
株式会社フィスコIRの取締役COOの中川氏は仮想通貨についての本を執筆しています。
タイトルは「【ザ・キャズム】今、ビットコインを買う理由」。
仮想通貨の今後に光を当てています!
本書は、ビットコインないし、
仮想通貨が台頭した社会の未来像を想定、
さまざまな実例や根拠を踏まえて
新しい「貨幣論」を展開していく。
これまでの“仮想通貨ブーム”は序章に過ぎない。
すぐ目の前に来ているデジタルエコノミー時代に
ビットコインに代表される仮想通貨が、
最も「お金らしいお金」になるだろうとの仮説検証から、
今、ビットコインを買う理由を記す。
「仮想通貨を勉強したいけど、何から手をつければいいかわからない」
「ビットコインや仮想通貨の仕組みをもっと知りたい!」
という方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
お話を伺ったフィスコ仮想通貨取引所のお二人
大阪大学 経済学部 経営学科卒業。
情報サービス企業にてITシステムエンジニアリングやコンサルティング、 プロジェクトマネジメント業務に従事。
2004年に投資会社へ参画。
国内外のM&A候補先企業のデューディリ ジェンスやM&A実行後の事業戦略・マーケティング戦略・オペレーショ ン戦略の企画立案・実行に携わる。
特に、中国本土における社会貢献 事業のフィージビリティ・スタディに関与し、中国における文化や商慣習 にも精通。
2006年には社会福祉法人の立ち上げにも参画し、主に管理部門にて 事業戦略・オペレーション戦略の企画立案から実行まで幅広く携わる ほか、直接的な社会貢献活動にも従事した。
2014年4月に株式会社フィスコに入社 、株式アナリストとして従事する ほか、事業開発担当として各社との提携にも関与。
2016年4月より現職。
慶應義塾大学経済学研究科修士課程修了。
株式会社フィスコ(証券コード:3807)にて国内外のM&A候補先企業のデューディリジェンスや実行後の戦略立案・オペレーションの管理に携わる。
2014年より子会社である株式会社フィスコIRの取締役COOに就任。さまざまな上場企業のIR活動に対するコンサルティングに従事。
2017年より株式会社フィスコデジタルアセットグループ取締役に就任。
公益社団法人日本証券アナリスト協会検定会員、環境省「持続可能性を巡る課題を考慮した投資に関する検討会」委員(2015~2017)。
IR専門誌「フィスコファイナンシャルレビュー」編集長(2017~)
フィスコ仮想通貨取引所とは?特徴やメリット・他社との違い
フィスコ仮想通貨取引所は、他社の仮想通貨取引所とどのような違いがありますか?
数ある仮想通貨取引所の中で、特に自信があるポイントを教えて頂けますと幸いです。
フィスコ仮想通貨取引所の特徴やメリット、他社との違いを教えてください!
そのためステークホルダーの利益保護に対しても上場会社と同等の目線をもっていると考えております。
それに伴ってセキュリティを大幅にアップデートしました。
フィスコの独自システムへ移行しセキュリティ向上!
9月にはZaifへのハッキングが起こったわけですが、かなり前から準備をされていたんでしょうか?
セキュリティなどもゼロから自社開発しているので、しっかりと時間をかけて計画を進めました。
ハッキング発生前の9月12日には自社システムの実装とプレスリリースが完了していました。
将来的にトークンや仮想通貨投資運用を行うための、ナレッジを蓄える目的で始めたんです。
ブロックチェーン業界の成長過程で、取引所というビジネス領域が鍵になる。
それに備えて、機能を強化していこうという方向性になりました。
そう考えてくるとシステムをOEMのまま(*後述)運用していくのは無理があると判断しました。
関連会社発行のトークンが豊富!
上場企業のトークンを資金決済法に則って取り扱っている取引所は弊社しかありません。
- フィスココイン(FSCC)
- ネクスコイン(NCXC)
- カイカコイン(CICC)
- 信頼のある上場会社グループ!
- 独自トークンを含めた6種類の仮想通貨!
- セキュリティを大幅に強化!
フィスコ仮想通貨取引所の今後は?アップデートに期待!
他社の取引所に引けを取らない品質をご提供していきたいと考えています。
具体的に伺ってもよろしいですか?
外出先でもスマートフォンから取引したいというニーズにお応えしていきます。
取引できる仮想通貨の種類が増えれば、利益を上げるチャンスが広がります!
従来の板取引や簡単売買に加え、信用取引やレンディングもご提供する予定です。
さらに、独自機能としてビットコインを担保としたローンもご提供します。
いくらになったら自動で売買する、といった取引ができるようになります。
クリプト × クリプトの取引も対応されるのでしょうか?
これまで強かった取引所さんが次々に失速する中、御社の勢いが垣間見えてワクワクします。
業界全体をリードする存在になっていただけたら。。。
その中で、黎明期の仮想通貨業界で一緒にマーケットを作っていこうという目的で一致していました。
しかし、デジタル領域から発信されるトークンという概念や、そこに富が生まれるという現象が起こりました。
価値のパラダイムシフトが起こったわけです。
これは仮想通貨業界のみならず日本にとってブレーキになっていると思います。
取引所という産業(ビジネス)を作っていく、というのが自分たちの役目だと考えています。
国内の仮想通貨業界の風向きは当局の主導によるところが大きいと思います。
お答えいただきにくい質問かもしれませんが、規制は厳しいと感じますか?
イノベーションが起きる際には、少なからず凸凹ができるものだと思います。
その凸凹が、今回のように「事件」という形で世間に認知されるかもしれません。
そうしたことを未然に防ぐために規制が入るのは当たり前のことです。
規制を遵守した上でどのようなサービスを提供できるか、という点が取引所に求められるところだと思っています。
- 近日中にアプリをリリース!
- 新たに3種類の仮想通貨をリスティング予定!
- クリプト×クリプト、信用取引、売買予約を提供予定!
- レンディング、ローンも検討中!
フィスコ仮想通貨取引所を立ち上げたきっかけは?
フィスコ仮想通貨取引所やフィスコグループについて簡単にお教えいただけますか?
また取引所を設立するきっかけをお伺いできますと幸いです。
その中で、ブロックチェーンに代表されるデジタル技術へのパワーシフトに目が向きました。
優秀な人材と資金が集まることで、ビジネスイノベーションの活性化が期待できます。
私たちとしても仮想通貨領域やデジタル領域に経営資源を投下していくべきだと考え、注目していました。
資本提携を結びパートナーになると同時に、仮想通貨事業のノウハウをお借りしてフィスコ仮想通貨取引所を設立しました。
初めはZaifさんのOEMのような形でスタートしました。
あの事件では色々な意味でビットコインが認知されることになりましたね。
その頃から仮想通貨領域に可能性を感じていらっしゃったんですね。
その頃にはビジネスの情報感度が高い人たちの間で一つのキーワードになっていたんです。
フィスコ本社には投資アナリストなども多数在籍おり、その様子を目の当たりにしました。
比較的早いタイミングから目をつけることができていたと思います。
当時はフィスココインという社名でしたが、フィスコ仮想通貨取引所に変更して2016年8月から運営を開始しました。
現在は設立から2年目を過ぎたところですね。
2016-2017年に流れ込んだ資金を見ると、他国の法定通貨に比べて日本円が非常に多かったんです。
都市国家であるシンガポールや香港に抜かれ、国際競争力は世界で20番目程度です。
国というマクロな単位で見ても、絶好のチャンスだと考えたんです。
日本の仮想通貨市場を活性化させる存在になっていきたいと考えています。
- 金融・投資情報の配信から横展開!
- 仮想通貨の可能性を感じて参入!
- テックビューロと提携し仮想通貨のノウハウを獲得!
- 日本は仮想通貨立国になれる!
- 仮想通貨はまだ適正価格ではない?!
フィスコ仮想通貨取引所の取り扱い通貨(トークン)について
フィスコ仮想通貨取引所では、独自トークンが購入できるなど、取扱通貨が特徴的です。
今後さらに取り扱う仮想通貨について詳しくお伺いできますか?
それだけでなく、これから新たに3通貨の仮想通貨を取り扱っていくご予定なんですよね。
2019年3月までを目処に計画を進めています。
もちろん、ルールを遵守した上で!笑
難しいかもしれませんが、取り扱いが少ないネム(XEM)、イーサリアムクラシック(ETC)などは魅力的です。
- イーサリアム、ライトコイン、リップルを追加予定!
- 2019年3月に取引開始予定!
- そのほかの仮想通貨も検討中!
フィスコ仮想通貨取引所のセキュリティ対策は?
2018年には取引所を狙ったハッキング事件が多発しています。
フィスコ仮想通貨取引所では、どのようなセキュリティ対策をされているのでしょうか?
性能に自信は持っているのですが、セキュリティに完璧はありません。
奢ることなく、常にアップデートをしていきたいと考えています。
具体的な技術としてはどういったものがありますか?
安全性を最優先しているため、出金のレスポンスでは若干ご迷惑をかけているかもしれません。
個人的には、そこまで安全性を重視してくれている取引所さんの方が安心です!
安定した取引ができることも、セキュリティに匹敵するほど重要なポイントだと考えています。
今回のアップデートでは完成度をさらに高め、満を持してリリースしています!
- 自社開発でセキュリティー性能が向上!
- 資金の大半をコールドウォレット管理!
- スケーラビリティもバッチリで安心!
フィスコ仮想通貨取引所での口座開設について聞いてみた!
フィスコ仮想通貨取引所で口座開設する際、本人確認完了まで何日ほど必要ですか?
平均日数をお伺いできますと幸いです!
フィスコ仮想通貨取引所さんは何日ぐらいで本人確認が完了しますか?
土日祝日を含めて平均を出すと、4.5日程度になるかと思います。
口座開設をするなら平日の早い時間帯がおすすめですね!
ここに注意!本人確認のポイント
提出していただいた免許証に記載された住所が、入力された住所といったケースです。
ピントが合い、全体がしっかりと映った写真をご提出いただくとスムーズです。
項目を短かくしたり、選択式にしたりして入力ミスを防いでいく予定です。
- 平日なら最短翌日に本人確認完了!
- 本人確認書類の記載、ピント、映り込みに要注意!
- 登録フォームをさらに使いやすく改善予定!
フィスコ仮想通貨取引所とZaifの今後は?後編に乞うご期待!
お二人の口から「乞うご期待!」が何度も飛び出した今回のインタビュー。
お話を伺っているうちに私たちもワクワクしてしまいました。
セキュリティの向上や、クリプト × クリプトの対応、登録の導線など積極的なアップデートを実施中。
さらには現金のキャンペーンも計画中と、勢いを感じます。
これだけでも十分なインパクトですが、後編ではさらなる重大発表が!
フィスコ仮想通貨取引所の今後や、仮想通貨全体の展望について後編でお届けします。
みなさんお待ちかねのZaifへの資金提供の件も詳しく伺いました。
2019年3月までを目処に計画を進めています。ぜひ次回の更新をお楽しみに!