仮想通貨取引所のセキュリティは最重要!
上級者ほどセキュリティで取引所を選ぶよ!
こんな話を耳にしたことはありませんか?
確かに、仮想通貨取引所を選ぶならセキュリティを最優先にするのがおすすめです。
でも、どうして上級者ほど仮想通貨取引所のセキュリティを重視するのでしょうか。
そもそも、仮想通貨取引所のセキュリティはどのように見分けたらいいのでしょうか。
この記事では、そんなセキュリティに関する疑問を徹底解消します!
仮想通貨取引所のセキュリティを最大化するポイントもご紹介。
この記事を読めば、仮想通貨取引所のセキュリティに関する知識をまんべんなく理解できること間違いなしです。
目次
仮想通貨取引所のセキュリティランキング!
仮想通貨のセキュリティ面に関する判断基準や活用されている技術を確認してきました。
ここからは、セキュリティ面で信頼性の高い取引所をご紹介していきます。
1位 BITPoint(ビットポイント)
BITPoint(ビットポイント )は、証券取引所並みのセキュリティを実現した取引所。
安全性に対するこだわりが半端ではなく、開発費の約8割をセキュリティの強化に充てています。
安定した運営のために、サーバーを某証券取引所と同じ環境に置いています。
サービスを開始してから一度もサーバーが停止しておらず、ハッキングの被害を受けたこともありません。
また親会社のリミックスポイントは東証第二部に上場していることもあり、信頼性は非常に高いといえます。
こうしたセキュリティの面だけで見ても超優秀ですが、取引所としての基本的な性能もバッチリ。
日本で人気なリップルを始め、イーサリアムやビットコインキャッシュなどのアルトコインも安全に取引可能です。
通常の仮想通貨取引だけでなく、レバレッジをかけたFX取引にも対応しています。
レバレッジの倍率は国内最大の25倍で、取引にかかるほとんどの手数料無料なんです。
フリーダイヤルの電話窓口を設けているなど、仮想通貨取引所でトップクラスの顧客サポートを実現しています。
攻守に優れた取引所ということで人気を集めており、最近ではサッカー日本代表の本田圭佑選手を起用したCMでも話題になりました。
初心者から上級者まで、仮想通貨トレーダーには必須といえる仮想通貨取引所です。
※仮想通貨交換業者:登録番号 関東財務局長 第00009号
2位 bitbank(ビットバンク)
bitbank(ビットバンク)もセキュリティに定評がある仮想通貨取引所です。
ブロックチェーン大学校という教育機関を運営しており、自社内に在籍しているブロックチェーン技術の第一人者を中心に専門的な研究を行なっています。
マルチシグやコールドウォレットなどといった基本取引所的なセキュリティ技術を組み合わせ、最先端のセキュリティ環境を実現しています。
さらに、bitbank(ビットバンク)は仮想通貨の取引手数料が全ペア無料であることでも人気です。
流動性が高く、仮想通貨の取り扱い数も豊富。
日本で人気のリップルやモナコインなどの仮想通貨をスムーズに取引できるのです!
中でもリップルでは、取引高が世界一になるほどの人気ぶり。
リップルを積極的に取引したいという方は開設しておきたい取引所です。
※仮想通貨交換業者:登録番号 関東財務局長 第00004号
3位 GMO コイン
GMOコインは信頼性と使いやすさで知られる仮想通貨販売所です。
なんといっても東証一部上場のGMOインターネットが親会社という信頼感。
資本力だけでなく、幅広いインターネット関連サービスを提供しているノウハウが活かされています。
GMOはレンタルサーバーの事業も展開しているため、GMOコインのサーバー体制も強力です。
取引所形式のBITPoint(ビットポイント)とは違い、GMOコインは販売所形式。
スプレッドはやや割高になりますが、より簡単に仮想通貨を購入できます。
また、事前に購入価格を確認した状態ですぐに購入することが可能です。
スマホアプリも充実しており、外出先から手軽に取引したい方や仮想通貨を初めて購入したいという方におすすめな販売所です。
※仮想通貨交換業者:登録番号 関東財務局長 第00006号
仮想通貨取引所のセキュリティに関する評判
仮想通貨取引所のセキュリティについて、実際の利用者はどのような感想を抱いているのでしょうか。
仮想通貨取引所のセキュリティに関するツイッターの評判を集めてみました!
BITPointのセキュリティは国内仮想通貨取引所随一!
セキュリティに関してはまじでビットポイント一強やん
こぺナントカさん推しのSBIはバカでもできるセルバイしかない販売所やし
— ジャンボタニシ V3 (@RMBdMyfL11hPHu2) 2018年9月19日
私もビットポイントを推奨します^^
出金手数料無料なのに処理早いとか、税金計算が簡単にできる機能あるとか、セキュリティレベル高いとか、スプレッドが結構狭くて良いとか、今までの三大取引所からユーザーが流れてきて板が厚くなりつつあるとか、色々良い点があります。— 慶ニ郎🇯🇵北海道民コイナー (@necronomicon256) 2018年10月8日
仮想通貨のセキュリティが騒がれるほど、ビットポイントが優勢になると思うが。。
地道にやる取引所が勝つ。必ず。
更に業界、コモディティ化 してるから業界再編?的な?あるんじゃないかと。— サージ (@ElsTwLMOVJRWqpu) 2018年10月1日
地道にセキュリティを高めているBITPoint。
やはり国内の仮想通貨取引所で随一の評判を獲得しています。
会社のリソースの8割をセキュリティに投下する情熱は、利用者にしっかりと届いているようです。
bitbankのセキュリティに関する評判
「ICORating」のセキュリティレポートにおいて「ビットバンク」が国内No.1に。
ちなみに世界No.1はみんな大好き「Kraken」みたいです。 pic.twitter.com/0rWGOXTWLl— しずく✲仮想通貨ブログ (@sizuku_bitcoin) 2018年10月10日
私の愛する #ビットバンク…
頑張ってくれ。なんで、贔屓するかって??
理由は、去年のバブル前から広告に金も掛けずに使いやすくて、セキュリティも高くて、地道に頑張ってるから
(・ε・` ) https://t.co/TBXYIhG5Ux— XRピーRyo-サン@投機家🚀 (@ryosukemazda) 2018年10月9日
金融庁指導受けてるのに鵜呑みは禁物。 RT @bitbank_inc 仮想通貨取引所「ビットバンク」が、「ICORating」の取引所セキュリティレポートにおいて国内No.1の評価を受けました。
▼ 取引量&セキュリティが国内No.1の仮想通貨取引所「ビットバンク」に今すぐ無料登録!https://t.co/RsZQph7Ohe
— ぽてを。【IYRK】 (@potewo) 2018年10月10日
仮想通貨格付けサイト「ICORating」のセキュリティレポートで日本勢トップになったbitbank。
ツイートにもある通り、金融庁の指導などの兼ね合いもあるためこの結果が全てというわけではありません。
しかし、国内ユーザーの信頼感は大幅に高まったように見受けられます。
GMOコインのセキュリティに関する評判
そういえば、GMOコインとコインチェックを選んだ理由は、セキュリティの高さが垣間見えるからだった♪
詳しいことはわからないけど、ネットから乖離している所に保管されているのは、両方共一緒だから。 https://t.co/0XjaNCSwkA— ぱやん@チマチマトレーダー (@payan726) 2017年11月6日
GMOコインはGMOグループだからセキュリティは高いだろうけど。
専門のハッカーにかかれば日本はざる。— ぽんたちゃん#ソロ充党代表\(^o^)/ (@pontacyan7777) 2018年1月26日
GMOコインは母体の大きさに対する信頼感が高い状態。
GMOコイン単体のセキュリティの実力に関しては様々な意見が上がっています。
仮想通貨取引所のセキュリティはどうして重要?
上級者ほどセキュリティを重視して取引所を選ぶのはどうしてでしょうか。
以下のような理由があります。
仮想通貨取引所はハッキングの標的にされやすい!
仮想通貨取引所ではユーザーの資産を保管します。
たくさんの資金が集中するため、ハッキングや不正アクセスなどのターゲットにされやすいのです。
セキュリティの隙を突かれ、ハッキングのターゲットになってしまった仮想通貨取引所はどうなってしまうのでしょうか。
次の項目から、実際の事例をみていきましょう。
仮想通貨取引所のセキュリティが招いた事例
Coincheck(コインチェック)
代表的な事例は2018年1月に起きたコインチェックのNEM流出被害です。
当時の日本円で総額約580億円にもおよぶ5億2600万XEMものNEMが不正に引き出されました。
コインチェック側の資金管理におけるセキュリティに問題があったことが原因とされています。
コインチェック側は被害に遭ったユーザーへの返金を行いましたが、資本力が大幅に低下。
その結果、インターネット大手のマネックスグループに買収されてしまいました。
問題を重く受け止めた運営サイドは新規登録を中止しており、2018年9月現在でも続いています。
制限されるサービスも多く、他の取引所に移行せざるを得なくなったユーザーも数多くいます。
現在では買収先のマネックスグループによるセキュリティ面の改善と、今後の本格的なサービス再開が待たれています。
bitFlyer(ビットフライヤー)
bitFlyerは実際に流出などの被害に遭ったわけではありませんが、管理体制の問題を金融庁からの指摘されています。
その影響により、現在bitFlyerでは新規登録を一時中止しています。
既存ユーザーの出金処理も遅延が頻発するなど、運営も不安定になっている印象を受けます。
セキュリティの格付けで世界トップになったことのある取引所だけに、業界全体に大きなインパクトを与えています。
Zaif(ザイフ)
Zaif(ザイフ)は、不正アクセスにより仮想通貨が流出したことを2018年9月20日に発表しました。
ハッキングは9月14日に起こり、被害額はビットコインを中心に67億円にも登るとしています。
流出した仮想通貨はホットウォレットで保管されていたもので、以前から不安視されてきたZaifのセキュリティを狙われた格好になりあす。
Zaif(ザイフ)を運営しているテックビューロ社は、ユーザーの損失を補填するための財源を確保するため、株式会社フィスコから50億円の金融支援を実施。
この際、テックビューロ社は自社株式の過半数をフィスコに譲渡しており、事実上同社の傘下に入りました。
現在は仮想通貨の入出金が停止されており、ユーザーからは不満の声が上がっています。
顧客対応を含め、セキュリティ上のアップデートなど今後の動向に注目です。
仮想通貨取引所のセキュリティを判断するためのポイントは?
仮想通貨取引所はセキュリティが大事!とはいっても、目で見てわかれば苦労はしません。
しかし、ちょっとしたコツを覚えるだけである程度自分の目でも判断できるようになるんです。
そのポイントとは、大きく分けて以下の二つ。
- 運営会社の信頼性
- セキュリティ技術の実装
セキュリティの判断基準① 会社の信頼性
会社の運営体制や経済状況に信頼性が高ければ、必然的にセキュリティを強化する余力が生まれます。
さらに、経営に安定感があることで倒産や業務停止などのリスクが低くなります。
したがって、会社としての信頼性が高いほど、取引所としての安全性が高いといえるのです。
ほんの一例ですが、以下のようなポイントを抑えることで運営の信頼性をある程度判断できるでしょう。
- 金融庁の仮想通貨交換業認可
金融庁が主導している「仮想通貨交換業」の認可は、いわば仮想通貨取引所を運営するための免許書のようなものです。
この認可を受けていない取引所の運営会社は「みなし業者」と呼ばれ、金融庁の求める基準をクリアしていないことを表します。 - 株主構成・資本金(財務状況)
株主構成を見れば、その会社にどんな会社が出資しているかがわかります。
大手銀行や大企業が出資していれば、厳正な審査を通過するだけの信頼を勝ち得たことがわかります。
資本金からはそれらの企業がどれだけの金額を出資しているかが推定できます。 - 運営実績(年数・ユーザー数推移など)
運営年数やユーザー数は、その取引所の人気を比較的簡単に判断できる指標といえます。
他のサービスに比べて古くから業界に参入していたり、ユーザーが順調に増えている取引所が安心です。 - 事業推移(過去の事業内容やノウハウなど)
その会社が取引所を始める前に行なっていた事業から、その企業がどういったノウハウを有しているか推測できます。
ブロックチェーン関連の開発事業や、金融関連のサービスを提供してきた会社は、その技術を生かした取引所の運営が期待できます。 - ビジョン・情報発信
事業のビジョンやそれをどのように世間に発信しているかという点から、今後の方向性が伺えます。
代表者がメディアやSNSなどでの情報発信を積極的に行なっている取引所は安心に値します。
また、中にはユーザーのために投資情報を発信している取引所もあります。 - 顧客対応・保証サービス
ユーザー視点に立った健全な誠実な対応をしている取引所は信頼に値します。
フリーダイヤルを設けたり、トラブルの際の保証金を設けたりしているか、というポイントから判断できます。
セキュリティの判断基準② 実装している技術
実際にその取引所がどのようなセキュリティ技術を実装しているのかという点も判断基準になります。
どのような技術が活用されているかを知れば、ある程度のセキュリティ強度が推測できるでしょう。
仮想通貨取引所で活用される代表的なセキュリティ技術は次の章で詳しく解説します。
仮想通貨取引所のセキュリティに関する対策
仮想通貨取引所のセキュリティを強くするために、どんな方法が用いられているのでしょうか。
セキュリティを高めるために欠かせない6つの技術的なポイントをご紹介します。
- 資産の分別管理
- コールドウォレット
- 二段階認証
- マルチシグウォレット
- SSL暗号化通信
- サーバー構築
仮想通貨取引所のセキュリティ対策① 資産の分別管理
仮想通貨取引所は、自社の資産とユーザーから預かっている資産を分けて管理しています。
2017年4月から施行された仮想通貨法施行によって義務付けられました。
資産を分離することによりハッキングや破産してしまったとしても顧客の資産を守ることができるのです。
仮想通貨取引所のセキュリティ対策② コールドウォレット
コールドウォレットは、仮想通貨をインターネットに繋がっていない環境で保管することです。
コインチェックからNEMが流出した一件は、この対策が不十分だったことも一因と考えられています。
仮想通貨交換業の認可を受けている取引所は全て導入しています。
しかし、入出金の利便性を上げるために一部ネットに繋がったホットウォレットも併用しています。
ホットウォレットの活用に対して各取引所が安全性に配慮した運用基準を設けているか、というところが判断基準になります。
仮想通貨取引所のセキュリティ対策③ 二段階認証
2段階認証は簡単かつ強力なセキュリティ対策で、全ての取引所で活用されています。
設定すると、取引所にログインする際に自分で設定したパスワードに加えて、ランダムで生成される暗証番号の入力が求められるようになります。
暗証番号は携帯電話のSMSに通知したり、専用のアプリで表示することが可能です。
暗証番号は60秒などのごく短い間隔で更新されるので、不正なログインを防ぐことができるのです。
仮想通貨取引所のセキュリティ対策④ マルチシグネチャ
マルチシグネチャとは、ひとつの仮想通貨アドレスに対して複数の秘密鍵を割り当てる仕組みです。
つまり、仮想通貨を取り出すために、別々に保管している複数の鍵を使わないといけないのです。
この対策により、内部犯や悪意のある第三者の攻撃によるリスクを分散できます。
現在はほとんどの取引所で採用されていますが、仮想通貨の種類によっては対応できていないものもあります。
仮想通貨取引所のセキュリティ対策⑤ SSL暗号化通信
SSLとは、閲覧者の個人情報を暗号化する通信のことです。
ログインパスワードなどが傍受されるのを防ぐことができます。
現在は取引所をはじめとして個人情報を扱うサイトのほとんどで導入されています。
当サイトももSSLに対応しており、サイトURLが「https://」から始まっていればSSLが導入されていることがわかります。
SSLの中にも様々な仕様があり、対応しているから安全というわけではありません。
SSLの強度をランク付けしてくれるツールもあります。
上記のサービスでは4つの観点からSSLの強度を査定しています。
- 証明書(Certificate)
- プロトコルサポート(Protocol Support)
- 鍵交換(Key Exchange)
- 暗号強度(Cipher Strength)
試しにBITPointのホームページをチェックしてみると、「A+」と表示されます。
上記の5つの基準で全て高水準となっているため、SSLで個人情報がしっかりと守られているということができるでしょう。
仮想通貨取引所のセキュリティ対策⑤ サーバー構築
サーバーは、取引所のサービスを運営するインターネット上の心臓のような部分です。
管理画面にログインできたり、注文の操作が正常に処理されたりするのも、サーバーがあってこそ。
貧弱なサーバーではアクセスに耐えきれずにダウンしてしまい、取引に支障をきたします。
ダウンしている間に価格が大きく変動し、損をしてしまったら大変ですよね。
意図的にサーバーをダウンさせて利益を上げようとする人たちにターゲットにもされかねません。
サーバー環境を公表している取引所は多くありません。
逆に考えれば、サーバーの性能をアピールしている取引所は特に信頼性が高いといえるでしょう。
仮想通貨取引所のセキュリティを最大化するには?
セキュリティが強い仮想通貨取引所を選んだだけで安心ではありません。
安全性を高める設定を各自で行うことで、さらに安全に仮想通貨を取引できるのです。
二段階認証
仮想通貨取引所のセキュリティ技術でもご紹介したように、二段階認証の設定は重要です。
取引所のアカウント作成が完了したら真っ先に設定しましょう。
操作はどの取引所でもだいたい同じ。
管理画面の「セキュリティ」などの項目から設定できます。
暗証番号の確認には専用アプリを使うのが一般的。
特に、Googleが開発している「Google Authenticator」が人気です。
スマートフォンを機種変更した際などに二段階認証コードがわからなくなり、取引所にログインできないケースもあるようです。
そのため、設定時に表示されるQRコート、および秘密鍵をスクリーンショットなどで保存しておくのがおすすめです。
ログインパスワードの設定を工夫する
基本中の基本ですが、パスワードを推測されにくいものに設定しましょう。
他の取引所と同じものを使いまわすと、パスワードが流出した際の被害が連鎖してしまいます。
以下のように、ランダムなパスワードを生成してくれるアプリやWebサービスも公開されています。
こうしたツールを活用して複雑なパスワードを作成し、信頼性の高いパスワード管理ツールに保管しておくのがおすすめです。
PCのローカルフォルダに鍵付きで保管する方法も比較的安全性が高いでしょう。
フリーWi-Fiでアクセスしない
これも基本的なところですが、暗号化通信に対応していないフリーWi-Fiを使って仮想通貨取引所にアクセスするのはセキュリティ上避けるべきです。
悪意のある第三者にスマホでのアクセス内容が覗かれる可能性があるのです。
パスワードなどに注意をしても、傍受されてしまっては意味がありません。
またウイルスを拾ってしまい、取引所に登録した個人情報が流出してしまう可能性もあるため危険です。
セキュリティ最強のハードウェアウォレットで資産管理
どんなに対策をしても、取引所のセキュリティは完璧ではありません。
さらに安全性を高めるには、ハードウェアウォレットを活用しましょう。
トレードに使わない資産はハードウェアウォレットで保管するのが賢明です。
ウォレット自体も信頼できる物を選ばなければ、セキュリティ対策になりません。
信頼できるおすすめのウォレットについての詳細はこちらの記事で解説しています。

セキュリティ最優先なら海外取引所は避けるのがおすすめ
国内取引所は、金融庁主導のもと厳格な規定を受けています。
そのため、しっかりと認可を受けている時点である程度信頼できる取引所であるといえます。
現に、NEMが流出したコインチェックは、金融庁の認可を受けていない「みなし業者」でした。
一方、海外取引所のなかで日本ほど厳しい規制のもとで運営しているところはほとんどありません。
仮想通貨の信頼性を裏付けるのも国内取引所に比べて難しくなります。
したがって、セキュリティを第一に取引所を選ぶなら、海外取引所の利用は控えておくのが無難です。
仮想通貨取引所のフィッシングサイトに気をつける
最近では人気の取引所を装ったフィッシングサイトによる被害も報告されています。
よく似た作りになっており、ぱっと見では違いがわからないほど。
気づかずにログインIDやパスワードを入力してしまい、仮想通貨を盗難されるケースも出てきています。
最近では海外取引所のBinanceでの被害が話題になりました。
BINANCEのフィッシング詐欺で、3桁BTCを盗難されたと友人から連絡があった。。。「取引所へアクセスする時に、検索結果の広告部分は踏まない」ことを徹底
Cryptocurrency scammers are tricking users with fake Binance links on Google https://t.co/gwW3cnT5qI
— 有安 伸宏 (@ariyasu) 2018年1月13日
対策のためには、事前に正しいアクセス先をブックマークしておくことや、信頼できる外部サイト経由からアクセスするのなどの方法があります。
セキュリティが強い?次世代の仮想通貨取引所「DEX」
ご存知のように、仮想通貨は高度な暗号化技術によって価値を持った次世代の通貨ですよね。
ブロックチェーン技術によって分散型ネットワークを構築しています。
しかし、その仮想通貨をやり取りする取引所は、運営会社が管理する中央集権型。
資金が集中することによるセキュリティのリスク(セキュリティインシデント)が伴ってしまいます。
こうしたジレンマを解消するために、仮想通貨取引所の新しい形が生まれてつつあるんです。
次世代の仮想通貨取引所「DEX」
DEXは分散型仮想取引所(Decentralized EXchange)の略称です。
その名の通り資産を分散管理する、つまりユーザー各自で管理します。
他のユーザーと取引する際だけ、DEXのプラットフォームを利用します。
ウォレットの口座から直接取引できるようなイメージですね。
従来の取引所のように資金を一箇所で管理する訳ではありませんので、不正アクセスのリスクも低くなります。
DEXが一般的になれば、大規模なハッキング被害は減っていくと考えられるのです。
「DEX」のセキュリティ・課題は?
「DEXがもっと普及すればいいのに!」と感じるかもしれませんが、DEXにも課題があります。
- 個人レベルで資金管理が必要
- 運営のリスク
- 流動性・取引量の問題
取引用の資産を個人のウォレットで保管しなければならないため、より慎重な管理が必要になります。
顧客サポートや使い勝手の面で従来の取引所に劣るという課題もあります。
中央集権型の取引所は運営者が主体的にサービスを改善したり、顧客対応を行うことができます。
さらに、DEXは一般的に馴染みの浅い取引所。
現状では利用者が少ないというのももどかしいところです。
大口の取引も生まれにくく、流動性が伸びていくには時間がかかりそうです。
将来的に見ても、機関投資家などは中央集権的に管理されている従来の取引所を好む可能性が高いと考えられます。
こうした課題が解消されれば、セキュリティの面で従来型の取引所を上回る取引環境が実現するかもしれません。
次世代型仮想通貨取引所であるDEXの今後に注目です。
仮想通貨取引所のセキュリティまとめ!
いかがだったでしょうか。
「仮想通貨はハッキングに遭いやすい」というイメージがあったかもしれませんが、取引所などからの流出と仮想通貨そのものの安全性とは無関係。
しっかりとした管理体制が整っていさえすれば、仮想通貨自体があなたにセキュリティ面で悪影響を及ぼすことはありません。
仮想通貨取引所のセキュリティはあなたの資産を安全に取引するためにとても重要なポイントです。
運営会社の信頼性と実装している技術の両面を判断基準にして、セキュリティを判断しましょう。
口座開設後のセキュリティ対策も活用して自己防衛し、安全で快適な仮想通貨投資を行って行きましょう!