2019年に入りビットコイン(BTC)が値を下げていることもあり、イーサリアムも調整が続いています。
イーサリアムがこのまま下落するのか、それとも再び上昇するかは、イーサリアムに投資している人でなくても気になるところでしょう。
そこで今回は、イーサリアムの価格が今後どうなるかについて、徹底的に予想したいと思います。
- イーサリアムは2017年に、他の仮想通貨と同様に価格が大きく上昇。
- 2019年に入って、他の仮想通貨と同じく価格は落ち着くも、今もシェア3位の人気ぶり。
- イーサリアムは、ICOという仮想通貨のプロジェクトの多くで使われており、今後も需要の急増が見込まれる。
- 元マイクロソフトスタッフが作成したウェブボットや、業界の著名人マイケル・ノボグラッツ氏はCNBCのインタビューで価格の上昇を予想。
- これらのように、イーサリアムは需要と合わせて、価値の上昇が見込まれている。
- イーサリアムに期待して、黎明期の今から購入する人は、手数料が無料の取引所から購入するのがかしこい選択。
- 中でもイーサリアムもビットコインも取引手数料が無料でレバレッジが国内最大の25倍対応の『BITPoint(ビットポイント)』は使い勝手がよく一番オススメ。






目次
イーサリアムの基礎知識
イーサリアム が今後どうなっていくのか見ていく前に、そもそもイーサリアムとはどのような通貨なのかをおさらいしましょう。
イーサリアムとは?ビットコインと何が違うの?
イーサリアムは、「仮想通貨2.0」と呼ばれ、ビットコインの次の世代の仮想通貨と考えられています。
ビットコインは、ブロックチェーンを分散型の信頼に基づいた理論をから作られた初の”通貨”として注目を集めましたが、イーサリアムなど「仮想通貨2.0」は“通貨”という役割に加え、なんらかの付加機能がつけられたものになっていることが多いです。
ビットコインとイーサリアム の違いは、主に以下のような点が挙げられます。
- 発行上限がない
- スマートコントラクト(自動契約)が注目されている
- DApps(分散型アプリケーション)のプラットフォームとしての活躍
- ERCトークンによるさらなるプラットフォーム
発行上限がない
イーサリアムとビットコインの最も分かりやすい違いは、ビットコインは通貨の発行上限を公言しているのに対して、イーサリアムは発行上限を設けていない点です。
発行上限があるということは需要が増えても供給は増えないため価値が上がりやすいく、上限のない通貨は、発行通貨が増えすぎると通貨の価値が下がるインフレーションが起こりうるこということです。
このイーサリアムの通貨の上限数についての議論は、イーサリアムの投資家からの通貨の価値が低くなるという批判もあり、コミュニティーの中でも頻繁に議論されているので、今後イーサリアムの通貨発行数に上限が設定される可能性も十分あり得るでしょう。
スマートコントラクトとは?
ビットコインは、ブロックチェーン技術を利用することによって、通貨の取引が第三者を通さずとも改ざんされることなく、公正に行われるものでした。
これに対して、イーサリアムなどが付帯しているマートコントラクトとは、通貨に限らず“契約”がブロックチェーン上に書き込まれることにより、契約の履行が第三者を通さずとも公正に行える技術です。
例えば、自動販売機はよくスマートコントラクトの一番最初の例に例えられますが、ある一定の価格を渡し商品を選択すれば、その商品が購入できるといったような契約がブロックチェーン上で第三者を介さずに行えるのがスマートコントラクトの特徴です。
Dappsのプラットフォームとしての活躍
dappsとは、ブロックチェーンの技術を利用した分散型のアプリケーションのことです。つまり、通常アプリケーションは中央管理者が存在しますが、dappsの場合は管理者なしのアプリケーションになります。
イーサリアムの特徴は、イーサリアムのプラットフォームを利用することによって、イーサリアムを利用したdappsを開発することができる点です。
市場予測に使われるAugerや分散型取引所のEther Delttaもイーサリアムのプラットフォームを利用して作られたものであり、dappsや通貨の多くがイーサリアムのプラットフォームから作られています。その為イーサリアムはICOなどには欠かせない通貨となっていると言えるでしょう。
ERCで、イーサリアム ベースの通貨に統一性を持たせている
イーサリアムはアプリケーションのプラットフォームとして非常に大きな役割を果たしており、イーサリアム のプラットフォームからできたアプリケーションや通貨なども増えてきました。
そこで、問題化してきたのがイーサリアムベースの通貨などのソースコードをどのように統一化させていくかということです。ソースコードを統一化することのメリットは、統一化されるとイーサリアムベースで新たな通貨を作った時に、取引所への上場やウォレットへの対応がしやすくなることです。
そして、このイーサリアムをプラットフォームとして使う場合の技術仕様が文章化されまとめられているものが、ERCと呼ばれています。ERCはいくつもあり、中でも有名なものがERC-20と言われているものです。
ERC20は、ERC20仕様のトークンを一括のウォレットで管理できることや、ERC20トークンはトークンの発行が容易に出来やすいことから、バイナンスコイン(BNB)やオミセゴー(OMG)などの有名アルトコインを含め、非常に多くの通貨がこの仕様で発行されました。
ただし、ERC-20トークンには誤送金された通貨が失われてしまうという致命的欠陥があり、イーサリアムはその改善を含めた新たなERCも出ており、そちらが使われる通貨もこれからは増えてくるでしょう。
イーサリアムの価格上昇へのプラス材料
イーサリアムの今後の価格に影響を与える可能性があるプラス材料には次のようなものが挙げられます。
- 大きなアップデートが予定されている
- ドミナンスが上昇
- ICO増によるイーサリアムの需要増
- 大企業が企業連合を組んでイーサリアムを活用
今後大きなアップデートが予定されている
イーサリアムは現在も開発の途中で、2018年中もしくは来年には新たなアップデートが予定されています。
これまでアップデートするたびに価格が上昇していることから、今後予定されているアップデートでさらに価格が上昇する可能性があります。
イーサリアムのアップデートは、大きく分けて以下の4段階あり、現在は第3段階の途中まで完了しています。
1. フロンティア(Frontier)
フロンティアは、2015年7月30日に行われたアップデートで、イーサリアムの開発者・技術者のためのパイロット版プラットフォームとしてリリースされました。
2. ホームステッド(Homestead)
ホームステッドは、イーサリアムの取引手数料の引き上げや、ブロックチェーンの分岐を防ぐための採掘難易度の調整など、第1段階のアップデートであるフロンティアの安定性を高めたアップデートです。
このアップデートにより、安定的なプラットフォームが開発され、多くの企業がイーサリアムを利用したアプリケーションを開発することが可能になりました。
3. メトロポリス(Metropolis)
過去2回のアップデートと違い、メトロポリスは2回に分けてアップデートが行われる予定で、1回目のアップデート「ビザンティウム(Byzantium)」は、2017年10月16日に行われました。
ビザンティウムでは、送金・取引時のプライバシーの保護を可能とし、「マスキング」と呼ばれるセキュリティ対策を導入するなど、ハッキングへの対策をより強化しました。
2回目のアップデート「コンスタンティノープル(Constantinople)」は、2018年中〜2019年始めごろに予定されており、
現在のマイニングの報酬が3ETHから2ETHに変更され、取引における承認方法である「プルーフオブワーク(PoW)」から、「プルーフオブステーク(PoS)」に変更するための準備が行われる予定です。
4. セレニティ(Serenity)
セレニティでは、ブロックの承認方式の変更が予定されています。
これまでのProof of Workという承認方法から、仮想通貨の保有量が多いほど採掘の成功確率が上がる「キャスパー」という承認方式に変更される予定です。
- イーサリアムのアップデートは4段階あり、現在第3段階の途中まで完了している
- 2018年内にあと2回アップデートを予定している
- これまでアップデートのたびに価格が上昇しており、今後のアップデートでさらに価格が上昇する可能性がある
イーサリアムが今後予定しているこれらのアップデートにより、以下のことが期待されています。
インフレを抑制し通貨の価値が高まる
イーサリアムは当初予定していたよりも、多くの人が取引を行い使われれるようになったことから、マイニングされる機会も増え、その結果、マイニングの報酬としての通貨も増え、インフレ傾向になり価値が上がらないのではないか?と言われています。
その為、前回のビザンティアムでは、マイニング報酬が5ETHから3ETHに下げられ、次のアップデートであるコンスタンティノープルでは3ETHから2ETHに下げられる予定です。
これにより、インフレ傾向が弱まり、通貨の価値が高まることが期待されます。
決済に使われる通貨になり得る
イーサリアムは、raidenと言われる通貨の送金の際の手数料の高速化や少額決済を可能にするネットワークを使ったプロジェクトを進行中です。
ビットコインの送金にかかる時間が非常にかかるというスケーラビリティー問題がとりただされる中、取引量2位であるイーサリアムが、raiden networkを使いこの問題を解決すれば、イーサリアム は決済手段と使われやすくなりさらに価値が高まるのではないでしょうか。
スマートコントラクトの実用化
イーサリアムの大きな特徴の一つと言われる、スマートコントラクトの実用化も期待されます。
スマートコントラクトは契約をベースとする業種である保険や不動産など利用範囲は広く、これから分散型のビジネス浸透してくる時に、イーサリアム のスマートコントラクトがどのように実用化されていくかは期待がもてるでしょう。
イーサリアムベースのゲームの発展
イーサリアムのプラットフォームから作られたゲームは非常に人気が出たゲームがいくつかあります。
例えばCryptoKittiesというゲームはノンファンジブルトークン(代替え不可能でトークンごとに価値が変わってくるトークン)として1000万円ほどの値をつけるキャラクタートークンが出るなどして人気を集めていました。
このように、イーサリアムのプラットフォームからできたゲームがどのように発展していくかも今後注目です。
ドミナンスが上昇
ドミナンスとは、「占有率・支配力・シェア」という意味です。
仮想通貨市場で最もよく使われるのは「ビットコイン・ドミナンス」で、仮想通貨市場におけるビットコインの占有率(シェア)がどれくらいあるのかを示しています。
ドミナンスを見ると、ビットコイン(BTC)が36.40%と下落しているのに対し、イーサリアムは17.94%に上昇していることがわかります。
つまり、ビットコイン(BTC)は資金流出によりシェアを落としているのに対し、イーサリアムは新規資金の流入によってシェアを増やしています。
もうひとつ注目なのが、Others(その他のアルトコイン)の比率が25.26%に上昇していることです。
今後さらにマーケットの資金がアルトコインに移動すれば、ビットコイン(BTC)の比率が下がり、イーサリアムが時価総額1位になることも十分考えられます。
ICO増によるイーサリアムの需要増
一部の国では規制する動きがみられるものの、世界的にICO(仮想通貨の新規公開による資金調達)が急増しています。
ICOで発行されるトークンのほとんどにイーサリアムのブロックチェーンが利用されており、ICOが増えれば増えるほどイーサリアムが買われ、価値が高まります。
これは他の仮想通貨にはない、イーサリアムの大きな強みです。
大企業が企業連合を組んでイーサリアムを活用
イーサリアムは世界中の大企業から注目を集めており、技術活用や普及のための企業連合が組織されています。
この企業連合はエンタープライズ・イーサリアム・アライアンス(EEA)と呼ばれています。
参加しているのは以下のような150社以上の超有名企業。
- Microsoft
- JPモルガン
- トヨタ自動車
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ
ここに挙げたのはほんの一例です。
IT関連だけでなく、金融や法律関係の企業なども多数名を連ねています。
各企業がイーサリアムを活用した実験・研究を行なっており、すでに検証結果が出ているプロジェクトも存在します。
イーサリアムの今後への懸念となるマイナス材料
プラズ材料があれば、一方、イーサリアムの今後への懸念となるマイナス材料もあります。
- 証券に分類される可能性
- アップデートの遅れ、バグ発生の可能性
- スケーラビリティー問題
- 安全性への懸念
- 各国のICO規制による影響
証券に分類される可能性
米証券取引委員会(SEC)と米商品先物取引委員会(CFEC)は、イーサリアムが2014年に行ったトークン先行販売について、近日中に調査すると発表しました。
規制当局は、イーサリアムが有価証券に分類されるべきかどうか精査しており、2014年に行われたETHトークンの先行販売が問題となっています。
イーサリアム財団は、イーサリアムの開発のために合計で3万1000BTCを調達しました。これは当時の価格で1830万ドル(約19億9000万円)に相当します。
規制当局は、この先行販売自体が証券販売に分類されるのではないかと考えています。
もし証券であると認められれば、イーサリアム財団はトークン販売を実施する前にETHを有価証券として登録しなければならなかったことになります。
未登録の有価証券を販売したという理由で有罪となれば、財団や取引所、そしてイーサリアムのブロックチェーンに基づいて構築された他のICOが罰金を受けることになるでしょう。
そうなれば、イーサリアムの価格は暴落し、購入や販売により損害を受けた被害者から民事訴訟を起こされることも考えられます。
アップデートの遅れ、バグ発生の可能性
イーサリアムは、まだ開発の途中で、2018年10月にもアップデートが予定されていましたが、現時点でもアップデートは先送りされ遅れているようです。
もし、予定されているアップデートのスケジュールがさらに遅れたり、バグが見つかれば、失望感による売りが出てイーサリアムの価格が下落する恐れがあります。
また、現行のPoWからPoSへ移行する際に流動性が損なわれてしまうことも考えられます。
スケーラビリティー問題
ビットコインと同様、現在はイーサリアムも取引量が膨大になった際に承認が遅くなるというスケーラビリティー問題を抱えています。
しかし、raiden networkの導入やSerenityのアップデートでは、この問題を改善し大幅な承認速度の向上が見込まれていますので、それまでの問題と言えるでしょう。
安全性への懸念
イーサリアムといえば、過去にDAO事件というハッキングを受けていることがあります。
この事件はイーサリアムをベースとした、TheDAOというプロジェクトの貧弱性が狙われ、48億円総統が不正入金された事件です。
ブロックチェーンはハッキングに強いとは言われており、DAO事件はtheDAOのプロジェクト自体に問題があったとはいえ、このような事件があると安全性への懸念が残るところもあるかと思われます。
各国のICO規制による影響
仮想通貨が浸透し始め、ICOが流行し始めたことにより、ICOにより資金調達のみを行い開発は実際には行われないなどの詐欺事件も増え始め、各国が仮想通貨やICOの規制に取り組み始めています。
この規制いかんで、ICOなどが行いづらくなるとICOに欠かせない通貨となっているイーサリアムも打撃を受けることが予測されます。
イーサリアムの価格推移とチャートの傾向分析
まずはイーサリアムの直近の動きを確認しておきましょう。
イーサリアムの基礎知識についての詳細はこちらの記事で解説しています。

ビットコインとの相関関係
まずは、ビットコインとイーサリアムの相関性をみていきましょう。
下の画像はビットコインに対する各仮想通貨の相関係数を表したものです。
相関係数は、ある2つの数値がどの程度一致しているかを表した数値です。
一般的に、以下のような数値が相関係数の目安とされています。
- 0.7~1:強い相関がある
- 0.4~0.7;やや相関あり
- 0.2~0.4;弱い相関あり
- 0~0.2;ほとんど相関なし
したがって、イーサリアムとビットコインにはかなり強い相関があるということが言えます。
チャートでも確認してみましょう。
確認するスパンによって見え方が変わりますが、ここでは1日足のチャートを例にしています。
上下の幅は差がありますが、大きなトレンドは共通している部分が多いことがわかります。
また、イーサリアムの方がややなだらかに推移している傾向があると言えるでしょう。
8月からの下落はビットコインの方が大きいものの、その後はイーサリアムの下げ基調が続いています。
9月以降はICOブームが下火になり、イーサリアムの開発者であるヴィタリック・ブリテンが「今後、仮想通貨が1000倍になる可能性は低い」と発言した時期と一致しています。
最後に、人気のリップルもまとめたチャートを掲載しました。
BTC/JPYはBitfinex,ETH/JPYとXRP/JPYはKrakenのチャートを表示しています。
指数平滑移動平均線(EMA)で見たトレンド
トレーダーに人気の指標である指数平滑移動平均線(EMA)でも確認してみましょう。
指数平滑移動平均線(EMA)とは、直近のデータに比重をかけて算出した移動平均線です。
移動平均線についての詳しい解説は割愛しますが、一般的に抵抗線(レジスタンスライン)や支持線(サポートライン)として機能することが多いとされています。
抵抗線(上値抵抗線 / レジスタンスライン)は過去の高値どうしを結んだ線のことです。
その価格帯まで上昇すると売り圧力が強まり、下落する可能性が高くなります。
支持線(下値支持線 / サポートライン)は上値抵抗線の逆です。
過去の安値どうしを結んだ線を指します。
価格が下がりすぎたことで買いが入り、上昇に転じる可能性が高くなります。
最も一般的な単純移動平均線(SMA)に比べてダマシが少ないとされており、仮想通貨トレーダーの間ではEMAを活用する人が多いようです。
あ、ちなみにいつもチャート画面に表示されるMA5.10.20は無視で大丈夫、消せない設定になってるだけ。
もし仮にチャートにMAを表示させるのであれば、SMAではなく必ずEMAを表示させること。
これは勝つためには鉄則だと思えばいい。— The chartman (@traders_No1) 2018年10月26日
イーサリアムのEMAを確認していきましょう。
上の画像では75日間、100日間の指数平滑移動平均を表示しています。
9月21日にEMA75を上抜け、そこをサポートとしながらEMA100の突破を試みています。
2018年10月27日現在ではEMA100と揉み合っており、やや抜けたような印象です。
やや勢いが弱いのが気がかりですが、ここを足がかりに一段階上の価格隊を目指す可能性があります。
マイナス材料や価格操作などが起きない限り、価格上昇に期待ができるでしょう。
ボリンジャーバンドで見た場合
ボリンジャーバンドは値動きの幅を予測した指標です。
移動平均線を太いバンドで包んだように表示されています。
将来の値動きの95.5%がこのバンド(±2σ)に収まると言われています。
ボリンジャーバンドは収束と拡散を繰り返します。
バンドの幅が広い時は変動が激しく、狭い時はレンジ相場と直感的に判断できます。
また、価格が+2σに近づくと売り時、-2σに近づいたくと買い時、という逆張り目安にできます。
では、イーサリアムの価格とボリンジャーバンドを確認してみましょう。
オレンジで囲った部分に注目してみましょう。
10月11日に-2σを下抜け、大きく反発していることがわかります。
現在は再度-2σに接近しつつ、かなり値幅が狭いレンジ相場を形成しています。
ボリンジャーバンドだけでは方向性が掴みにくい相場ですが、右下がりのバンドを形成しているため慎重に取引したいところです。
数秒から数時間単位のうちにポジションを解消するトレードスタイルです。
短い間隔で細かく値幅を取っていきます。
RSIで見た場合
RSIは、端的にいうと「売られすぎ」「買われすぎ」という投資家の心理を可視化した指標です。
RSIは50を中心に、30から70の幅で背景に色が塗られています。
この帯を下に抜けた状態が「買われすぎ」、上に抜けた状態が「売られすぎ」と判断できます。
どちらかに極端な触れ方をしたあとは、RSIが中央付近まで戻るように価格が調整される傾向があります。
この調整を俗に「冷却期間」と呼びます。
イーサリアムのRSIを確認してみましょう。
9月上旬の極端な「売られすぎ」状態からじわじわと冷却しています。
2018年10月27日現在は42.1と、やや売られすぎの状態です。
極端な値ではありませんので、参考程度に捉えるといいでしょう。
MACDで見た場合
MACDは短期と中長期の移動平均線を組み合わせて売り時、買い時を判断する指標です。
市場の動きに対して「敏感な線」と「鈍い線」がクロスした瞬間が、売買の目安になります。
敏感な線(先行線)が鈍い線(遅行線)を上に抜ければ上昇、下に抜ければ下落のサインとなります。
オレンジで示したところがシグナルとなります。
売りシグナルのことを「デッドクロス」、買いシグナルのことを「ゴールデンクロス」と呼ぶこともあります。
また、併記されている「MACDヒストグラム」から上昇、下落の勢いを判断することができます。
どのような数値を設定するかで見え方が変わってきます。
ここではそれぞれの指標を以下のように設定しています。
- 先行線:8
- 遅行線:13
- MACDヒストグラム:5
前置きが長くなりましたが、イーサリアムのMACDを確認していきましょう。
10月25日にデッドクロスが発生していますが、その後先行線と遅行線が揉み合った状態が続いています。
相場の勢いを表すMACDヒストグラムも極めて弱く、判断が難しい状態。
MACD的に見るとフラットな状態と言えるでしょう。
一目均衡表で見た場合
一目均衡表は日本で考案された指標です。
MACDと同じく、複数の移動平均線を組み合わせた指標です。
最大の特徴は、二本の「先行スパン」という線の間に色が塗られていることです。
塗られた範囲のことを「雲」と呼び、価格の抵抗帯や支持帯になります。
この雲で価格のターニングポイントを視覚的に捉え、残る「基準線」「転換線」「遅行線」そしてローソク足を組み合わせて今後の値動きを予想します。
線が多く複雑ですが、慣れればたくさんの情報を一目で判断できるため人気があります。
- 基準線:中期的な相場の方向性を示した線
- 転換線:短期的な相場の方向性を示した線
- 先行スパン1:基準線と転換線の中心を、26日先に表示した線
- 先行スパン2:52日間の最高値と最安値の中心を、26日先に表示した線
- 遅行スパン:当日の終値を26日前に記入した線。
- 雲:先行スパン1と先行スパン2に囲まれた領域
イーサリアムの一目均衡表を見てみましょう。
8月上旬以降、下げトレンドのため雲の遥かかなたを推移してきました。
9月下旬にようやく雲に突入し、その後現在に至るまで雲の中をさまよっています。
今後に目を向けてみると、現在から11月中旬に向けて雲が薄くなっていきます。
薄い雲は比較的突破しやすいと言われています。
厚い雲を突き破るほどの勢いは今のところありませんが、今後の1週間程度でどれだけ上抜けれるかに注目です。
突破するタイミングで転換線がローソク足を上抜けてくれば、トレンド転換の可能性が高くなるでしょう。
ここでご紹介した各指標は、チャートのスパンとの相性があります。
日足で見るのに適した指標もあれば、5分足などの短期のチャートと組み合わせると効果的なものが別れているのです。
これといった正解はありませんので、好みや経験で最適化していくのがおすすめです。
仮想通貨業界の大物は上昇を予想
仮想通貨業界の大物、マイケル・ノボグラッツ氏は、米国大手メディア CNBC のインタビューで、
「2018年も上昇傾向は続き、イーサリアムの価格は1.500ドル(約 165,000円)に達するだろう」
と述べています。
ノボグラッツ氏は、2008年にForbesの億万長者リスト入りした人物で、自身の資産約10%をビットコイン(BTC)とイーサリアムに投資しています。
ビットコイン(BTC)の暴落を予言した人物としても有名なノボグラッツ氏の発言に、仮想通貨関係者の大きな注目が集まっています。
米格付け会社はビットコインの2倍のシェアになると予想!
アメリカの格付け会社「Weiss Ratings」は、イーサリアムのシェアが5年以内にビットコインの2倍に達すると予測しています。
金融商品としての価値だけでなく、イーサリアムの拡張性が高く評価されたことが要因です。
スマートコントラクトなど柔軟性の高い機能を持つイーサリアムは、ブロックチェーン技術を日常に落とし込む架け橋になる存在。
格付けの中では「イーサリアムは仮想通貨の王になる」と表現されていることからも、イーサリアムへの期待の高さが伺えます。
ウェブボット(Webbot)は乱高下を予想
ウェブボット(Webbot)とは、元マイクロソフトのクリフ・ハイ氏が株価の値動きを予測するために作った情報収集プログラムです。
ウェブボット(Webbot)は、TwitterやSNSをはじめインターネット上のあらゆる書き込みから、人の感情に関するキーワードを収集し、将来の出来事や客観的価格を分析します。
ウェブボット(Webbot)は2017年10月のレポートで、
「イーサリアムが新しい技術の期待感から徐々に上昇し始め、2018年の3月からはかなり高騰する」
と、イーサリアムの値動きを見事に的中させています。
また、2018年3月に発表された最新版のレポートでは、
「2018年から2019年にかけて上昇するが、深刻なバグが見つかり、スマートコントラクトが機能しなくなるため、大きく下落する局面もある」
「秋にも別のバグが見つかるが、開発者が迅速に対応し短期で解決する」
と、イーサリアムの価格が乱高下すると予測しています。
イーサリアムの今後の価格についてまとめ
イーサリアムは、5月6日に92,680円の高値をつけた後、調整が続いていますが、他のアルトコインに比べると下落率は限定的で、中期のトレンドは崩れていません。
イーサリアムの価格に影響を与える可能性がある材料には以下のようなものがあります。
プラス材料
- 大きなアップデートが予定されている
- ドミナンスが上昇
- ICO増によるイーサリアムの需要増
マイナス材料
- 証券に分類される可能性
- アップデートの遅れ、バグ発生の可能性
仮想通貨業界の大物、マイケル・ノボグラッツ氏は、2018年もイーサリアムの上昇傾向は続き、価格は1.500ドル(約 165,000円)に達するだろうと予想しています。
ウェブボット(Webbot)は、2018年から2019年にかけて上昇するが、深刻なバグが見つかり大きく下落する局面もあると予想しています。
2018年内に予定されているアップデートが問題なく完了すれば、マイケル・ノボグラッツ氏が予想する1.500ドル(約 165,000円)あたりまで上昇する可能性はあると考えられます。
今後、成長が予測されるイーサリアムはどうやって買うの?
これだけの可能性を知ると、イーサリアムはどうやったら買えるのか気になってくるものです。
イーサリアムは仮想通貨の「取引所」や「販売所」と呼ばれる仮想通貨を売り買いできるサイト(取引所)に、コンビニ払いや、銀行振込などで日本円を入金して、イーサリアムに交換することで購入できます!
- 「取引所」や「販売所」に登録する
- 日本円を、コンビニや銀行で入金
- イーサリアムを買う
イーサリアムを購入する方法は、たったこれだけで、とってもかんたんです。
仮想通貨の「取引所」や「販売所」はたくさんありますが、冒頭でおすすめした『BITPoint(ビットポイント)』さえ登録していれば、とてもかんたんにイーサリアムを購入できます。
他の取引所の場合、手数料が高い場合や、サーバーが落ちるなど、セキュリティや運営体制に疑問を持つことがありますが、『BITPoint(ビットポイント)』は、各種手数料が無料で、サーバーが落ちたことがなく、独自のセキュリティ体制を構築してサービスを提供しているので、非常におすすめです。

またBITPoint(ビットポイント)の場合、ビットコインのFX取引をしたい方も、レバレッジが国内最大で25倍なので、堅実な取引から大きい取引まで、幅広く対応してくれます。
BITPoint(ビットポイント)は口座さえ持っていれば、イーサリアムの購入だけでなく、大半の仮想通貨取引を行うことができるので、仮想通貨トレーダーには必須の仮想通貨取引所です。
→ BITPoint(ビットポイント)からイーサリアムを買ってみる
イーサリアムの購入にオススメな仮想通貨取引所3選
ここからは、イーサリアムを購入するのにオススメの取引所を3つご紹介します。
ここでご紹介する、イーサリアムを取り扱う取引所は、特にオススメなのは『BITPoint(ビットポイント)』や『GMOコイン』、『bitbank(ビットバンク)』などの金融庁から認可を受けた大手の仮想通貨取引所です。
先ほどからご紹介していますが、その中で一番のおすすめはイーサリアムもビットコインも手数料無料の『BITPoint(ビットポイント)』です。
1位 BITPoint(ビットポイント)
『BITPoint(ビットポイント)』は、取引手数料が無料なだけでなく、取引所では唯一、フリーダイヤルでの電話サポートを行うなど、上場企業ならではの、初心者にもやさしい運営体制が整っています。
また送受金手数料が無料というサービスがあるので、取引に慣れてきて、海外取引所を利用したくなった場合も手数料無料で、海外取引所に飛ばせるので、中級者以上にもオススメです!
もしあなたが、「イーサリアムを買ってみようかな?」と考えているのであれば、『BITPoint(ビットポイント)』で取引することがオススメです。
2位 GMOコイン
2位では、株やFXで有名なGMOクリック証券でおなじみ、GMOグループが運営するGMOコインをおすすめします。
GMOコインは、普通の仮想通貨取引所ではなく、“販売所”のGMOコインには以下の特徴があります。
- 販売所形式なので、面倒な取引ナシで、すぐ買えて価格も事前にわかる!
- スマホアプリが使いやすいので、手軽に取引できる
- 運営がGMOクリック証券でおなじみのGMOグループ
先ほどご紹介した『BITPoint(ビットポイント)』は、仮想通貨の『取引所』ですが、GMOコインは仮想通貨の『販売所』なので、イーサリアムの購入金額を事前に把握することが可能です。
取引所でありがちな「なかなか取引が成立しない!」「思ったより高く買ってしまった…。」といったことを予防することができます!
また、イーサリアムのレバレッジ(FX)取引にも対応している数少ない取引所なので、イーサリアムでFX取引をしたいという方は、GMOコインがおすすめです。
3位 bitbank(ビットバンク)
3位では、bitbank(ビットバンク)をご紹介します。
bitbank(ビットバンク)は現在、全ペア取引手数料ゼロキャンペーンを行なっているので、手数料がお得になっています。
- キャンペーン中は、取引手数料がゼロ。
- アルトコインを板取引が可能。
- リップルの取引高、世界一の実績。
ビットバンクはイーサリアムやリップルの他に、モナコインを取引することができます。
また日本人に人気のリップルという通貨では、取引高が世界一になるほどの信頼度があります。
まずは少額でもイーサリアムを購入して慣れてみるのがオススメ
今回は、イーサリアムの今後に関して、価格予想やその将来性についてご紹介してきました。
イーサリアムは仮想通貨の中でも、技術の根幹を担うほど重要な通貨として、今もなお人気を博しています。
イーサリアムを購入するというのは、仮想通貨の技術の未来を買うということに近いかもしれませんね。
有識者も注目するイーサリアム、仮想通貨の将来に明るい期待を持っている方は、まずは手頃なBITPoint(ビットポイント)から少額でも持ってみる経験をすることをおすすめします。
「習うより慣れた方が早い」という言葉もあるように、まずは少額からはじめて慣れてしまうことがオススメです!