ビットコインの簡単な始め方

イーサリアムクラシック(ETC)とは?5つの特徴と今後の価格は?

イーサリアムクラシック(ETC)とは

仮想通貨は、「ビットコイン(BTC)」と、その他の通貨「アルトコイン」の2つに分けられますが、アルトコインの中で王様的な存在になっているのが「イーサリアム(ETH)」ですよね。

そして、そのイーサリアム(ETH)のハードフォークによって誕生したのがイーサリアムクラシック(ETC)なんです。

イーサリアムクラシック(ETC)が誕生したのは2016年7月なのですが、その後すぐに多くの取引所がイーサリアムクラシック(ETC)を取り扱い始めたため、価格は年々上昇。

現在では、仮想通貨の時価総額ランクトップ20に入っているほどの人気通貨となっています。

イーサリアムクラシック(ETC)の概要
名称Ethereum Classic(イーサリアムクラシック)
通貨単位ETC
公開日2016年7月20日
発行上限数2億1,000万ETC
ブロック再生速度 約15秒

Ethereum Classic公式ホームページ

イーサリアム(ETH)のハードフォークなだけあり、イーサリアムクラシック(ETC)の性質はイーサリアム(ETH)とほぼ同じ。

そうなると、わざわざ分裂させなくても良いのでは?”とも思いますよね。

しかし、イーサリアムクラシック(ETC)が誕生した理由は、ある事件がきっかけとなっているんです。

The DAOのハッキング事件

イーサリアムクラシック(ETC)がハードフォークされた理由は、“The Dao事件”が原因となっています。

The Dao事件というのは、イーサリアム(ETH)の大きな特徴である“スマートコントラクト”という機能の脆弱性を突かれ、360万ETHが盗まれてしまったというもの。

日本円にすると約50億円ほどとなりますから、かなり大きなハッキング事件となったわけです。

そして、この解決策として実行されたのがイーサリアム(ETH)のハードフォーク。

イーサリアムクラシック(ETC)を誕生させることで、盗まれたETHを凍結させ、ハッキングされる前の状態に戻したんですね。

その後イーサリアムクラシックは、「誰かの意思で通貨の差し止めをするべきではない」という考えから、イーサリアムとは別のコミュニティによって運営されることとなり、イーサリアム(ETH)とは別の通貨として取り扱われているのです。

イーサリアムクラシック(ETC)の5つの特徴

イーサリアムクラシック(ETC)は、イーサリアム(ETH)との大きな違いは特になく、現状ではこれといったオリジナリティーを感じられるものではありません。

そのため仮想通貨の時価総額ランクでは、事件後も変わらずイーサリアム(ETH)の方が断然上位を勝ち取っています。

とはいえ、イーサリアムクラシック(ETC)も常にトップ20入りしている人気通貨ですから、どんな特徴を持っているのか今一度確認をしてみましょう!

イーサリアムクラシック(ETC)の主な特徴
  1. 非中央集権を重視
  2. 発行上限数2億1000万ETC
  3. スマートコントラクト搭載
  4. Ethash/Casper
  5. イーサリアム(ETH)の変動に影響

1.非中央集権を重視した通貨

イーサリアムクラシック(ETC)では、“Code is Law(コード イズ ロウ)を厳守しながら経営されている仮想通貨です。

Code is Lawとは、「ブロックチェーンのコードが唯一の支配権を持つ」という考え方のことで、どんなことがあっても仕様変更をしないことが約束されています。

実は、ここがイーサリアム(ETH)との大きな違いともいえて、“The Dao事件”があった際には、「イーサリアム(ETH)は非中央集権を無視してハードフォークを行った」という意見があります。

イーサリアム(ETH)は誕生当時、非中央集権を売りにしていたものの、現在では多数決による仕様変更を可能としており、中央集権化してしまっているという見方もできるんですね。

これに対抗してイーサリアムクラシック(ETC)では、Code is Lawを厳守し、いかなる場合にも仕様変更をしないという意志を持つ、非中央集権に重きを置いた通貨となったのです。

2.長期的に利益を得られる仕組み

イーサリアムクラシック(ETC)は、以前まで発行上限数が決まっておらず、技術的に上限を増やすことが可能とされていました。

しかし、これでは開発者や投資家たちが継続的に利益を得られないということで、発行上限数を2億1000万ETCと設定したんですね。

また、仮想通貨では、マイニングによって報酬を受け取れるというのも大きな魅力となっていますが、イーサリアムクラシック(ETC)では、一定の時期が来るとその報酬が減少する仕組みがあります。

具体的にいうと、500万ブロックごとにマイニング報酬が20%減少し、その後も500万ブロックごとに20%ずつ減少するというもの。

MEMO
ちなみに、マイニング報酬が減るタイミングは“半減期”と呼ばれていて、半減期には価値が上がりやすい傾向があります。

ですが、発行上限数を設定することによって半減期が安定して訪れるようになりますから、イーサリアムクラシック(ETC)の値段を高騰しやすくする流れが生み出せます。

ですのでイーサリアムクラシック(ETC)は、開発者や投資家たちにとって、継続して利益を得やすい通貨だといえるでしょう。

Ethereum Classicのコミュニティは、2016年の7月の創業以来、大幅に成長しました.Ethereum Classicのビジョンをさらに高めるために、投資家、開発者、ビジネスオペレーターの長期的な利益を保つ金融政策を採用する必要があります。
新しい金融政策は、ETC発行総額の限度額を設定します。ブロック報酬は、ブロック数5,000,000で20%、その後5,000,000ブロックごとに20%減少します。ブロックの報酬も減額されます。ETCの報酬率の変動により、総供給は約2億1,000万ETCとなる見込みであり、2億3,000万ETCを超えることはないと予想している。

3.スマートコントラクトを搭載している

スマートコントラクトというのは、“契約の自動化”とも呼ばれている機能のこと。

ビットコインでは、ブロックチェーン上にに取引の記録のみが記憶されますが、スマートコントラクト機能では、取引記録に加えて「契約情報」まで記憶することができます

そのため、イーサリアムクラシック(ETC)では、売買契約などが自動で行えるようになっているんですね!

これはイーサリアム(ETH)にもある機能なのですが、よく考えてみれば、このスマートコントラクトは“The Dao事件”の発端となった機能…。

ですから、“またハッキングされる危険があるんじゃない?”と不安を募らせる人もいるかもしれませんね。

しかし!

イーサリアムクラシック(ETC)では、再びハッキング被害にあうことがないよう、セキュリティや安定性がかなり向上されてます。

さらに、イーサリアムよりも拡張性が制限されたスマートコントラクトを搭載していますから、現在では人気の通貨として、多くの人たちが取引を行なっているんですね。

4.Ethash/Casperというアルゴリズム

イーサリアムクラシック(ETC)では、Ethash(PoW)と呼ばれるアルゴリズムが採用されています。

Ethash(PoW)とは

最も早くハッシュ値を出した人にマイニング手数料が支払われる

つまり、マイニングによって資産を増やして行く際には、高性能な演算機への投資が必要になるんです。

イーサリアムクラシック(ETC)にも、多くの仮想通貨にEthashが採用されていますが、Ethashでは不平等さが出てしまうということで、徐々にCasper(PoS)へシフトする動きが始まっています。

Casper(PoS)とは

通貨を最も所有している人が取引承認権を獲得できる

イーサリアムクラシック(ETC)でも、今後はCasper(PoS)の採用も予定していますから、そうなれば高価な専用機材を持っていない人でも、マイニング報酬を受け取りやすくなるでしょう。

5.イーサリアム(ETH)の影響を受けやすい

イーサリアムクラシック(ETC)は、イーサリアム(ETH)との違いがほとんどないことから、お互いに影響を与え合う傾向にあります。

つまり、イーサリアム(ETH)の価格変動に影響されたり、逆に影響を与えたりする関係性ということ。

そのため、他の仮想通貨に比べて変動しやすいといえますね。

イーサリアムクラシック(ETC)の将来性は?

イーサリアムクラシック(ETC)で運用を行うには、今後の将来性や価格の高騰ぶりが気になるところ。

イーサリアムクラシック(ETC)は、2017年10〜12月にかけて派手に高騰しましたが、このまま価値が上がっていく通貨なのでしょうか?

中国のBinance(バイナンス)取引所に上場

イーサリアムクラシック(ETC)が高騰した理由には、Binance取引所に上場することが大きく関係しています。

2017年10月頃に、中国のBinance取引所に上場することが発表され、これをきっかけに凄まじい高騰ぶりを見せたんですね。

Binanceは中国大手の取引所となっていますから、ここでの上場は今後の取引をさらに拡大させることとなるでしょう。

Binance公式ホームページ

香港でサミットが開催された

2017年11月には、香港でイーサリアムクラシック(ETC)のサミットが開催されています。

こういったイベントでは重大発表が期待されますから、事前にイーサリアムクラシック(ETC)を購入する人が増え、高騰に繋がったんですね。

また、イベントでは今後の技術開発や魅力を広めることができるため、サミットをきっかけに興味を持ち始めた人も非常に多いんです。

それ以外にも、仮想通貨本来の概念を重視している人たちから大きく支持されていたり、イーサリアム(ETH)との相関性を考えると、今後も安定しながら市場価値を高めていくといえるでしょう。

ETHEREUM CLASSIC SUMMIT公式ページ