仮想通貨は2,000以上あると言われており、将来性があるものもあれば、煮ても焼いても食えないような草コインも多数あります。
この記事では「初めて仮想通貨を買おうと思うけど、銘柄がたくさんありすぎて何を買えばいいか分からない!」という初心者の方に、おすすめの銘柄ランキングや選び方、仮想通貨を比較する際のチェックポイントなどを解説しています。
【2019年最新版】おすすめ銘柄ランキング※これから伸びる仮想通貨はこれだ!
仮想通貨の銘柄選びでお悩みの方のために、2,000を超える仮想通貨の中から「これから伸びる仮想通貨はこれだ!」と題して、【2019年最新版】おすすめ銘柄ランキングTOP10を発表します。
仮想通貨にあまり詳しくない初心者の方が、長期投資(ガチホ)目的で買うべき銘柄を、「時価総額」「実用性・将来性」「テクノロジー・スペック」の3点の比較ポイントを軸にランキングにしました。
比較ポイントについてもっと詳しく知りたい方は、「時価総額について」「実用性・将来性について」「テクノロジー・スペックについて」をそれぞれご参照ください。
また銘柄を選ぶ際のポイントや注意点についてはこちらをご参照ください。
それではランキングに行ってみましょう!
1位:イーサリアム(Ethereum)
ブロックチェーンを利用した柔軟なアプリケーション作成プラットホーム
イーサリアムは2019年2月現在、ビットコインに次いで時価総額2位につけている非常にメジャーな仮想通貨です。
イーサリアムの特徴は「スマートコントラクト」と「プラットフォーム型」の2つです。
スマートコントラクトとは、「AがBに商品を渡せば、Bは代金の1ETHを支払う。」といったようにブロックチェーン上に契約内容も記載することができる機能で、条件が満たされると自動的に支払いまでを完了させることができます。
イーサリアムのスマートコントラクトを活用することで、様々なシーンにおいてイーサリアムを介した取引が行われるようになると予想されます。
またイーサリアムのブロックチェーン技術を使って、様々な企業が独自の仮想通貨を開発することができ、独自仮想通貨による資金調達(ICO)も盛んに行われています。
今後、ビットコインに変わり仮想通貨の覇権を握ると言われており、イーサリアムの将来性は抜群です。
イーサリアムの基本情報
2019年2月26日現在
通貨名 | イーサリアム(Ethereum) |
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通貨単位(シンボル) | ETH |
分類 | DEVELOPER TOOLS(分散型アプリケーション開発用ツール) |
時価総額 | 約1.6兆円(第2位) |
流通量 | 105,011,644 ETH |
ブロック生成速度 | 約15秒 |
発行上限枚数 | なし |
コンセンサスアルゴリズム | PoW→PoS(Casper:キャスパー)へ移行中 |
考案 | ヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin) |
公式サイト | https://www.ethereum.org/ |
イーサリアムを購入できるオススメの取引所
イーサリアムを購入するならコインチェックがおすすめです。
取引所の選び方やおすすめ取引所について、もっと詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。

2位:リップル(Ripple)
送金分野で革新を起こす
リップルはアメリカのリップル社という民間企業が開発を行っている仮想通貨です。
厳密に言うとリップルはいわゆるブロックチェーンを使っておらず、独自開発のコンセンサスアルゴリズムを使ってリップル社自身が承認作業を行っています。
そのため透明性が低く中央集権的と批判されることもありますが、そのおかげで処理スピードが非常に早く、ビットコインでは約1時間ほどかかる送金がリップルだと数秒で完了させることができます。
その特徴は国際送金のシーンでの活用が期待されており、国内外の多くの銀行や送金サービス会社などの金融企業がリップルと提携し、実用化へ向けた準備を行っている段階です。
リップルネットワークを使った国際送金が実用化されれば、ブリッジ通貨であるXRPの価格上昇も大いに期待できます。
リップルの基本情報
2019年2月26日現在
通貨名 | リップル(Ripple) |
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通貨単位(シンボル) | XRP |
分類 | CURRENCIES(決済・送金など通貨としての利便性を向上) |
時価総額 | 約1.5兆円(第3位) |
流通量 | 41,365,634,610 XRP |
ブロック生成速度 | 約5秒 |
発行上限枚数 | 1000億XRP |
コンセンサスアルゴリズム | PoC(Proof of Consensus) |
考案 | Ryan Fugger |
公式サイト | https://ripple.com/ |
リップルを購入できるオススメの取引所
リップルを購入するならGMOコインがおすすめです。
取引所の選び方やおすすめ取引所について、もっと詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。

3位:ネム(NEM)
金銭的な自由、分散化、平等、および連帯感の原則に基づき、新しい経済圏の創出
NEMは「New Economy Movement(新しい経済活動)」の略から名付けられたプラットフォームで、貧富の格差を否定し、富の再分配によって自由で平等な新しい経済圏の構築を目指しています。
イーサリアムと同じように「スマートコントラクト」機能を備えており、NEMプラットフォーム上で独自のICOトークンの制作も可能となっています。
コンセンサスアルゴリズムにはNEM独自の「PoI(Proof of Importance)」を採用しており、単にマシンパワーが高い人、単にコインを多く持っている人がマイニングを行うのではなく、誰でも平等にネムネットワークにとって重要度の高い人が選ばれるようになっています。
重要度の指標はコインの保有量と他者との取引頻度が主ですが、他にも様々な独自の指標によって決められています。
NEMと言えば「コインチェックの500億円相当のNEM盗難事件」を思い出す方も多いと思います。
このことからNEMはセキュリティが弱いのではないか?と思うかもしれませんが、あの事件はコインチェックの管理体制の問題であって、NEM自体の脆弱性などが原因ではありませんでした。
仮想通貨としてのスペックが高い割に時価総額が伸び悩んでいる感のあるNEMですが、逆に考えるといまの内に購入してガチホしておけば、将来は大きく値上がりするかもしれません。
ネムの基本情報
2019年2月26日現在
通貨名 | ネム(NEM) |
---|---|
通貨単位(シンボル) | XEM |
分類 | CURRENCIES(決済・送金など通貨としての利便性を向上) |
時価総額 | 約433億円 |
流通量 | 8,999,999,999 XEM |
ブロック生成速度 | 約1分 |
発行上限枚数 | 90億XEM |
コンセンサスアルゴリズム | PoI(Proof of Importance) |
考案 | Bitcointalkフォーラムの有志 |
公式サイト | https://nem.io/ |
NEMを購入できるオススメの取引所
NEMを購入できるおすすめの取引所はコインチェックです。
NEM盗難事件後、大手証券会社のマネックスグループに買収され着々と再建が進んでおり、以前よりも安心・安全に利用できる取引所となっています。
取引所の選び方やおすすめ取引所について、もっと詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。

4位:バイナンスコイン(Binance Coin)
世界最大級の仮想通貨取引所バイナンスが発行
世界最大級の仮想通貨取引所「バイナンス(Binance)」が発行している取引所独自通貨です。
イーサリアムのブロックチェーンを利用して発行されているERC20トークンと呼ばれるものの一種です。
バイナンスで仮想通貨の取引をする際に、BNBで手数料を支払うと割引になったり、BNB建ての通貨ペアもあります。
4半期ごとに流通したBNBを買い戻す「Burn(バーン)」という施策を実施しており、バイナンスの成長とともにBNBの価値も上昇していく仕組みになっています。
日常の買い物などに使う機会はあまりありませんが、バイナンスは今後も仮想通貨業界のリーディングカンパニーとして成長を続けていくと思われるので、将来の値上がり益を狙って、長期保有しておくのもおすすめです。
バイナンスコインの基本情報
2019年2月26日現在
通貨名 | バイナンスコイン(Binance Coin) |
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通貨単位(シンボル) | BNB |
分類 | OTHER(その他) |
時価総額 | 約1,500億円 |
流通量 | 141,175,490 BNB |
ブロック生成速度 | – |
発行上限枚数 | 2億 BNB |
コンセンサスアルゴリズム | – |
考案 | – |
公式サイト | https://www.binance.com/ |
BNBを購入できるオススメの取引所
BNBの購入はバイナンスでできます。
バイナンスは海外取引所となるので英語でのやりとりとなりますが、日本人の利用者も多く非常に使いやすい取引所です。
日本国内の取引所では取り扱っていないけども、将来性のある通貨を多数取引することができるので、仮想通貨投資をするなら必ず口座開設しておきましょう。
→ Binance(バイナンス)の公式サイトはこちら
5位:ビットコイン(Bitcoin)
非中央集権的な世界共通通貨をつくる
言わずと知れた最初の仮想通貨です。
Satoshi Nakamotoと名乗る人物によって発表された論文を元に開発され、2009年1月から運用が開始されました。
現在、すべての仮想通貨の中でもっとも時価総額が大きく、多くの取引所において基軸通貨として採用されています。
スケーラビリティ問題など乗り越えなければならない課題も多くあり、将来的にはイーサリアムに基軸通貨の地位を受け渡すのでは?という声も多いです。
とはいえまだまだその気配は見えず、実際に買い物などでも使えるお店もかなり多く、現時点でも高い実用性を誇ります。
ビットコインの基本情報
2019年2月26日現在
通貨名 | ビットコイン(Bitcoin) |
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通貨単位(シンボル) | BTC、XBT |
分類 | CURRENCIES(決済・送金など通貨としての利便性を向上) |
時価総額 | 約7.5兆円(第1位) |
流通量 | 17,558,687 BTC |
ブロック生成速度 | 約10分 |
発行上限枚数 | 2,100万 BTC |
コンセンサスアルゴリズム | PoW(Proof of Work) |
考案 | サトシ ナカモト(Satoshi Nakamoto) |
公式サイト | なし (参考:https://bitcoin.org/ja/about-us) |
ビットコインを購入できるオススメの取引所
ビットコインはもっともメジャーな仮想通貨なので、国内でも海外でもほとんどすべての取引所で購入することが可能です。
その中でも初めてビットコインを購入するならcoincheckがおすすめです。
初心者から上級者まで幅広く支持されている人気の取引所です。
coincheckに口座開設をしてビットコインを買う方法は下記をご参照ください。

6位:ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)
ビットコインから分裂して誕生、真のビットコインになれるか!?
ビットコインは1ブロックのサイズが1MBと小さく、利用者が増えるに連れて処理が遅延するスケーラビリティ問題に直面していました。
この解決策として、取引データを圧縮する「Segwit(セグウィット)」を導入し分裂せずに対応する案と、ブロックサイズを拡大して対応する案が対立しました。
ブロックサイズを拡大するにはビットコインを分裂(ハードフォーク)させる必要があり意見が分かれましたが、結果的にビットコインは分裂。
この分裂騒動によって誕生したのがビットコインキャッシュです。
ブロックサイズをビットコインの1MBから8MBに拡大し処理能力を向上しています。
「ビットコインキャッシュこそ真のビットコインだ!」という支持派も多く、今後のさらなる拡大も見込まれています。
ビットコインキャッシュの基本情報
2019年2月26日現在
通貨名 | ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash) |
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通貨単位(シンボル) | BCH、BCC |
分類 | CURRENCIES(決済・送金など通貨としての利便性を向上) |
時価総額 | 約2,600億円(第6位) |
流通量 | 17,642,525 BCH |
ブロック生成速度 | 約10分 |
発行上限枚数 | 2,100万 BCH |
コンセンサスアルゴリズム | PoW(Proof of Work) |
考案 | – |
公式サイト | https://www.bitcoincash.org/ |
ビットコインキャッシュを購入できるオススメの取引所
ビットコインキャッシュを購入できるオススメの取引所はcoincheckです。
日本円および仮想通貨の入出金手数料も無料で低コストで仮想通貨を始めることができます。
→ GMOコインの公式サイトはこちら
7位:クアンタム(QTUM)
ビットコインとイーサリアムのハイブリッド通貨
クアンタムは2016年12月に公開された後発組の仮想通貨です。
後発組ならではのメリットを活かし、時価総額1位のビットコインと2位のイーサリアムの強みを活かし、弱みを解消する設計をされているのが特徴です。
ビットコインの安定した仮想マシン技術を使ったまま、スマートコントラクトを動かすことに成功しています。
これによりイーサリアムでは難しかったスマホやタブレットなどで手軽にスマートコントラクトを動かすことができます。
クアンタムの時価総額は第30位とまだまだこれからではありますが、非常に高い技術を持っているため、長期的にはビットコインやイーサリアムの牙城を脅かす存在に成長するかもしれません。
クアンタムの基本情報
2019年2月26日現在
通貨名 | クアンタム(Quantum) |
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通貨単位(シンボル) | QTUM |
分類 | CURRENCIES(決済・送金など通貨としての利便性を向上) |
時価総額 | 約2,000億円(第30位) |
流通量 | 89,283,296 QTUM |
ブロック生成速度 | 約2.2分 |
発行上限枚数 | 1億QTUM発行後、1%ずつ増加 |
コンセンサスアルゴリズム | PoS(Proof of Stake) |
考案 | – |
公式サイト | https://qtum.org/en |
クアンタムを購入できるオススメの取引所
クアンタムは国内の取引所では取り扱っていないので、海外の取引所であるバイナンスなどで購入してみましょう。
バイナンスは世界でも最も人気な取引所のひとつなので、国内での仮想通貨取引に慣れてきたらバイナンスでの海外取引所でしか取引できない通貨も取引してみましょう。
8位:アイオタ(IOTA)
IoT(Internet of things)の未来を変える
IoT(Internet of things)とは、身の回りにあるテレビや冷蔵庫、お風呂やトイレなど様々なモノがインターネットにつながること(=モノのインターネット)を指します。
これにより帰宅前にスマホでお風呂を沸かしたり、実家にいる親のトイレの使用状況から健康状況を子どもにメールしたりといった様々な使い道があります。
最近だと、Google HomeやAmazon Echoなど、音声で様々な家電を操作できるスマートスピーカーをイメージすると分かりやすいです。
IOTAはIoTにもっとも適した仮想通貨と言われています。
通常のブロックチェーンでは取引ごとにマイナーによる承認作業が必要になってしまうため、IoTのように頻繁に取引が発生する用途では手数料が高騰してしまいます。
IOTAではTangle(トラングル)と呼ばれる従来のブロックチェーンとは違う別の承認システムを構築しており、これによりマイナーによる承認を必要とせず手数料がかかりません。
実用化も着々と進んでおり、2018年4月にドイツのハノーバーで行われたハノーバーメッセ2018では、富士通がIOTAを活用したサプライチェーン管理のデモを公開し、大きな話題となりました。(参考:IoT向け仮想通貨技術「IOTA」、富士通がサプライチェーン管理に活用|MONOist(モノイスト))
アイオタの基本情報
2019年2月26日現在
通貨名 | アイオタ(IOTA) |
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通貨単位(シンボル) | MIOTA |
分類 | DEVELOPER TOOLS(分散型アプリケーション開発用ツール) |
時価総額 | 約880億円(第14位) |
流通量 | 2,779,530,283MIOTA |
ブロック生成速度 | – |
発行上限枚数 | 2,779,530,283MIOTA |
コンセンサスアルゴリズム | PoW(Proof of Work) |
考案 | – |
公式サイト | https://www.iota.org/ |
アイオタを購入できるオススメの取引所
IOTAは国内の取引所では取り扱いがありません。
おすすめは世界最大級の仮想通貨取引所「バイナンス」です。
IOTAについてもっと詳しく知りたい、おすすめの取引所についてもっと教えて欲しいという方は下記を参考にしてください。

9位:ジーキャッシュ(Zcash)
完全匿名で使える第2のビットコイン
Zcashはビットコインと同じような仕組みでそのスペックを進化させた仮想通貨です。
一番の特徴はゼロ知識証明という暗号学の研究を採用した完全な匿名性にあります。
ビットコインなど従来の仮想通貨ではブロックチェーン上の取引履歴はすべて公開されているため、あるウォレットアドレスの残高や全取引履歴を誰でも見ることができます。
万が一、ウォレットアドレスと名前や住所などの個人情報が紐付けられてしまえば、財産や買い物の履歴などを公開され、プライバシーの問題が発生するだけでなく、生命や財産の危険性さえあります。
Zcashでは匿名性が非常に高いため、そのような問題をクリアにでき、ビットコインに代わる仮想通貨になるのではないか?と期待されています。
2017年5月にはJPモルガンとの提携を発表し話題になりました。
匿名性が高いが故にマネーロンダリングなどの犯罪に利用されるリスク、暗号化することでどうしてもデータ容量が大きくなるのでスケーラビリティ問題が発生すること、以上2つの課題を克服できれば大きな成長が期待できます。
ジーキャッシュの基本情報
2019年2月26日現在
通貨名 | ジーキャッシュ(Zcash) |
---|---|
通貨単位(シンボル) | ZEC |
分類 | CURRENCIES(決済・送金など通貨としての利便性を向上) |
時価総額 | 約350億円 |
流通量 | 5,976,231 ZEC |
ブロック生成速度 | 約2分半 |
発行上限枚数 | 2,100万 ZEC |
コンセンサスアルゴリズム | PoW(Proof of Work) |
考案 | Zooko Wilcox |
公式サイト | https://z.cash/ja/ |
ジーキャッシュを購入できるオススメの取引所
以前は日本の取引所「コインチェック」での取り扱いがありましたが、2018年6月に取り扱いが廃止されました。
Modero、Dashなど匿名性の高い同様の通貨の取り扱いも同時に停止されています。
現在、Zcashを購入するならバイナンスがおすすめです。
格安の手数料、高い流動性など世界最大級の仮想通貨取引所なので安心です。
→ Binance(バイナンス)の公式サイトはこちら
10位:ウェーブス(Waves)
分散型取引所(DEX)、スマートコントラクト、高速送金、ICOプラットフォームなど機能盛りだくさん
ウェーブス(Waves)は「Nxt(ネクスト)」という仮想通貨から分裂して誕生したロシア発祥のプラットフォームです。
誰でも簡単・低コストでICOトークンを発行することができ、スマートコントラクト機能も実装されています。
分散型取引所(DEX)機能も持っており、bitFlyerやBinanceなど大手企業が運営している取引所を介さず取引できるため、手数料も安く済ませた上、安全に取引ができるようにもなっています。
さらに「Waves-NG」というプロトコルを実装しており、毎秒100件の高速送金も実現しています。
一見地味で日本ではまだまだ知名度は低いですが、以上のようにめちゃくちゃハイスペックなので、今後が非常に楽しみな銘柄です。
ウェーブスの基本情報
2019年2月26日現在
通貨名 | ウェーブス(Waves) |
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通貨単位(シンボル) | WAVES |
分類 | CURRENCIES(決済・送金など通貨としての利便性を向上) |
時価総額 | 約297億円(第22位) |
流通量 | 100,000,000 WAVES |
ブロック生成速度 | 約1分 |
発行上限枚数 | 100,000,000 WAVES |
コンセンサスアルゴリズム | LPoS(Leased Proof of Stake) |
考案 | – |
公式サイト | https://wavesplatform.com/ |
ウェーブスを購入できるオススメの取引所
ウェーブス(Waves)は国内の取引所では取り扱いがありませんので、購入するには海外取引所を使う必要があります。
海外取引所のおすすめはなんといってもバイナンスです。
バイナンスでは、WAVES/BTC、WAVES/USDT、WAVES/ETH、WAVES/BNBなど多数の通貨ペアが日々多く取引されています。
→ Binance(バイナンス)の公式サイトはこちら
銘柄の選び方のポイントや注意点
仮想通貨を選ぶ際に気をつけたい注意点や選び方のポイントは下記の3点です。
以下よりそれぞれについて詳しく解説しています。
投資スタイルに合った通貨を選ぼう
仮想通貨の銘柄選びを始める前に「自身の投資スタイルや目的」をハッキリさせておく必要があります。
数年スパンでガチホして値上がりを待つ長期投資をしたいのか、それとも値下がりの局面でも利益を出せるFXでハイリスクハイリターンの投資をしたいのか?によっても選ぶべき銘柄は変わってきます。
また投資対象としてだけでなく、買い物に使えるなど実用性を重視するという選び方や、その仮想通貨の目指す社会や理念に共感して応援したいという買い方も当然アリです。
ご自身の投資資金やスタイル、目的をしっかりと整理した上で銘柄選びを始めるようにしましょう。
系統による分類を把握しよう
仮想通貨には色々な種類があり、それらの目的や技術などによっていくつかの系統に分類することができます。
銘柄を選ぶにあたってどのような系統に属する仮想通貨なのか把握しておけば、銘柄選びの助けになります。
仮想通貨の分類には様々なものがありますが、Josh Nussbaum(@josh_nussbaum)さんが作成された分類図が分かりやすいです。
“Blockchain Project Ecosystem” [new blog post] https://t.co/QgHpbkUvdo
— Josh Nussbaum (@josh_nussbaum) October 13, 2017
以下よりJosh Nussbaumさんの分類図について簡単に解説しておきます。
CURRENCIES(決済・送金など通貨としての利便性を向上)
最初の仮想通貨であるビットコインを代表とするこのカテゴリは、円やドルなどの既存の通貨の問題点を解決するために作られています。
たとえばリップルは国際送金の手数料や時間を大幅に削減することができる仮想通貨です。
日本円をアメリカに送金する場合、ゆうちょ銀行だと手数料が2,000円~5,000円程度、日数も3日~1週間ほどかかります。
リップルの場合、手数料は送金額にもよりますが数円~数十円程度、時間も数分で完了します。
またモネロやダッシュなどは匿名性の高い通貨として有名です。
仮想通貨はその特性上どのユーザーが何を買ったかが公開されています。
しかし匿名性の高い仮想通貨であれば秘密の買い物にも安心して使えますし、取引の機密を守りたい企業にとっても重要です。
DEVELOPER TOOLS(分散型アプリケーション開発用ツール)
イーサリアムを代表とするこのカテゴリは、主に開発者が分散型アプリケーションを構築するためのプラットフォームとして利用されています。
分散型アプリケーション(DApps)とは、中央管理者が不在で、ブロックチェーン上で開発・維持されているアプリケーションのことです。
たとえばみなさんがよく使っているチャットアプリのLINEは、LINE株式会社という企業により開発・運営されています。
これはいわゆる中央管理者がいるという状態です。
このLINEのようなアプリがブロックチェーン上で多くのユーザーにより開発・運営されればそれが分散型アプリケーションと言えます。
分散型アプリケーションになれば欲しい機能を自分達で実装させることもできますし、アプリから得られる収益を開発者達で分配できるようになります。
そしてそのプラットフォームになり得るのがイーサリアムやEOS、LISKなど、このカテゴリに属する仮想通貨です。
SOVEREIGNTY(主権)
現在、WebサイトやWebサービスのデータは中央管理者のサーバーで保管されていることが一般的です。
多くのデータが集まっているためクラッカー達のターゲットになりやすく、度々ハッキング等によって個人情報流出などの事件も起こっています。
このようなユーザーデータの主権を中央管理者からブロックチェーンによる分散管理に移すのがこのカテゴリの仮想通貨です。
たとえば「Blockstack」は「もうひとつのインターネット」を開発することを目指しており、「Blockstackブラウザ」を介して様々なWebサービスを利用することで、自分のデータをそのWebサービスの管理者たちが一元的に管理するのではなく、自分自身で管理することができるようになります。
また「Civic」ではブロックチェーンを使った個人認証システムを構築することを目指しており、現在、Webサービスを利用する際に必要なID、メールアドレス、パスワードなどの管理を安全に低コストで行うことができるようになります。
FINTECH(フィンテック)
フィンテックとは「金融(Finance)」と「技術(Technology)」を組み合わせた造語で、ICT(情報通信技術)の発達により様々な金融サービスにおいて革新的な動きが起こっていることを指しています。
フィンテックにおいて仮想通貨・ブロックチェーンによる影響も非常に大きく、投資、保険、レンディングなど多くの金融サービスのシーンを変容させる銘柄が存在しています。
保険であればブロックチェーンを用いて、保険の売り手と買い手のやりとりを簡略化することで、安価でスピーディーな保険契約が可能となります。
また保険市場や株式市場など様々なデータがブロックチェーン上に公開されるため、市場分析や市場予測が容易になるというメリットもあります。
VALUE EXCHANGE(価値の交換)
現在、コンテンツホルダーがその価値をお金に換えようとした場合、多くの場合、YouTube、メルカリなど特定の企業が提供するプラットフォームに依存しています。
改ざん不可能なブロックチェーンの技術を活用して、まったく知らない個人同士が信頼性を担保した上でつながることができれば、それらの企業が提供するプラットフォームを利用しなくても、直接やりとりができるようになります。
価値を交換できるものは多種多様で、ストリーミング動画、パソコンのリソースや余っているストレージ、仕事(クラウドソーシング)など、様々な「価値」を交換できるようになります。
SHARED DATA(データの共有)
ブロックチェーンは基本的にデータが公開されているのが特徴です。
これによりそのデータの正確性、透明性、追跡可能性を維持しています。
この特性をサプライチェーンに活用すれば、スーパーで牛肉に付いているQRコードをスキャンすれば、その牛肉の産地や輸送経路、輸送途中の温度などの管理状態といったデータを簡単に得ることができるようになります。
物流だけでなく、音楽の著作権、個人の信用情報など様々なデータを共有することができます。
AUTHENTICITY(信頼性)
ブロックチェーンの特徴はデータの改ざんが不可能で安全に管理できることにあります。
この特性を活かせば住民票などの公的な書類もブロックチェーン上に安全に保管・管理することができるようになります。
また公的書類だけでなく、コンサートやイベントなどのチケットの管理もブロックチェーンを活用することで、転売を防止し公正な価格で取引ができるようになります。
ブロックチェーンによりデータの信頼性が保証されることにより、様々なシーンでこのカテゴリの仮想通貨が使用されます。
OTHER(その他)
仮想通貨・ブロックチェーンの可能性はまだまだ大きく、上記の分類に当てはまらないものも多数あります。
特にオンラインカジノなどのギャンブルやゲームなどのシーンでは、実際に多くのゲームがリリースされており、今後の発展が期待されています。
スキャム(詐欺)に注意しよう
仮想通貨は世界中に2,000件以上の銘柄があり、残念ながらその中には詐欺コイン(スキャム)や詐欺まがいのコインも混ざっているのが実情です。
詐欺コインはセミナーや友人、代理店を名乗る会社など、主に人づてに投資話を持ちかけられるケースがほとんどです。
投資話を持ちかける人自身が詐欺師のケースもあれば、マルチ商法のように詐欺師に騙された友人・知人などから誘われる場合もあります。
このような詐欺コインには高額な配当があったり、価格保証があったりと「絶対に損しない!」「絶対に儲かる!」という空気を醸し出しながら、言葉巧みに勧誘してきます。
間違ってもこのような人づてに紹介される仮想通貨の投資話には乗らないようにしましょう。
必ずバイナンスのように信頼できる取引所に上場されている仮想通貨を選ぶことをおすすめします。
ただし取引所に上場しているから100%詐欺じゃないとは言えないのが難しいところです。
ビットコネクトのように取引所に上場していても詐欺コインだったという可能性はあります。
また騙すつもりはなかったけど、結果としてICOプロジェクトが失敗に終わってしまったというケースもあります。
マイナーなICOトークンに投資する場合はこのようなリスクもきちんと把握した上で行いましょう。
主な詐欺コイン一覧(疑い段階のものも含む)
銘柄名 | 状態 | 概要 |
---|---|---|
ビットコネクト | 詐欺確定 | 高配当を謳う典型的なHYIP(ポンジスキーム)です。一時は時価総額10位に入るなど加熱しましたが、すぐに配当の支払いがなくなり、現在は上場廃止で無価値となっています。 |
クローバーコイン | 詐欺確定 | 48(よつば)ホールディングスという日本の会社が販売していたICOコイン。 会員を紹介すればその会員の購入額の60%のクローバーコインが手に入る等、典型的なマルチ商法の手法で展開。 |
ノアコイン | 疑いあり | フィリピンの経済成長を支援することを目的とするICOコイン。 フィリピンの国家プロジェクトと謳っていましたが、フィリピン政府が無関係であることを発表するなど、詐欺の疑いは強いです。 現在もHitBTCやYobitなど複数の取引所で購入可能です。 |
トルコイン | 詐欺確定 | トルコの国家仮想通貨を謳い投資家を勧誘していましたが、ポンジスキームと判明しています。 |
SPINDLE(スピンドル) | 疑いあり | タレントのGACKT氏が広告塔となり大々的に登場したICOコイン。 2018年8月には販売会社のBLACKSTAR&Co.が日本オフィスを閉鎖、HitBTC、Yobitなど複数取引所に上場するも大暴落など、今後の雲行きは怪しいです。 |
Dircoin(ディールコイン) | 詐欺確定 | 取引所に上場せず、そのまま公式サイトも閉鎖。 |
Jewel Coin(ジュエルコイン) | 詐欺確定 | 同上 |
銘柄を選ぶ際に比較するべきポイント
2,000を超える仮想通貨の銘柄の中からおすすめを選ぶに当たって、基準とした比較ポイントは下記の3点です。
以下よりそれぞれの項目について詳しく解説しています。
時価総額
仮想通貨の時価総額は「通貨の発行数量 × 市場価格」で計算することができ、その仮想通貨の規模や価値を表すものです。
時価総額が大きいほど知名度が高く、多くの人に支持されており、将来にわたって安定していると言えます。
たとえば株式市場で言うと、日本の会社の時価総額TOP5は「トヨタ自動車」「ソフトバンク」「ドコモ」「NTT(日本電信電話)」「キーエンス」です。
世界でいうと「Amazon」「マイクロソフト」「Apple」「アルファベット(Google)」「バークシャー・ハサウェイ」とそうそうたる企業が並びます。
時価総額は仮想通貨の銘柄を選ぶ上でもっとも重要と言っても過言ではないほどの指標です。
仮想通貨の時価総額ランキング
1位~20位までの仮想通貨の時価総額ランキングを掲載しています。
21位以降のランキングはCoinMarketCapの仮想通貨の時価総額ランキングをご覧ください。
ビットコイン(約7.5兆円)がイーサリアム(1.6兆円)に大きく差を付けて1位となっています。
2019年2月25日現在
順位 | 仮想通貨 | 時価総額 |
---|---|---|
1位 | Bitcoin(ビットコイン) | ¥7,451,575,359,660 |
2位 | Ethereum(イーサリアム) | ¥1,623,651,654,138 |
3位 | XRP(リップル) | ¥1,391,736,998,998 |
4位 | EOS(イオス) | ¥364,563,535,898 |
5位 | Litecoin(ライトコイン) | ¥302,602,344,159 |
6位 | Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ) | ¥259,365,908,037 |
7位 | Tether(テザー) | ¥225,889,957,637 |
8位 | Stellar(ステラ) | ¥181,863,021,836 |
9位 | TRON(トロン) | ¥178,290,308,101 |
10位 | Binance Coin(バイナンスコイン) | ¥159,136,744,696 |
11位 | Cardano(カルダノ) | ¥123,275,357,710 |
12位 | Bitcoin SV(ビットコインSV) | ¥120,687,218,326 |
13位 | Monero(モネロ) | ¥92,227,200,822 |
14位 | IOTA(アイオタ) | ¥88,139,415,914 |
15位 | Dash(ダッシュ) | ¥78,932,525,241 |
16位 | Maker(メイカー) | ¥75,279,891,128 |
17位 | NEO(ネオ) | ¥66,697,166,454 |
18位 | Ethereum Classic(イーサリアムクラシック) | ¥50,736,835,915 |
19位 | NEM(ネム) | ¥42,884,118,910 |
20位 | Zcash(ジーキャッシュ) | ¥34,809,135,378 |
実用性・将来性
現在の仮想通貨は「今後、値上がりするかどうか?」と言った投機対象として語られることが多いです。
ですが、本来、仮想通貨はその名の通り「通貨」であり、多くの人に実際に使われてナンボです。
また仮想通貨は「通貨」としての機能の他に、円やドルなどの法定通貨とは別の新たな経済システムを構築する可能性があります。
それらの新しい経済システムの実現可能性や、実際に実現された際の利便性、現状の進捗などを総合的に評価しています。
実用性が高いほど、今後、値上がりする可能性も大きくなるので投資対象としても将来性が高く優秀と言えます。
実用性の高い仮想通貨ランキングTOP3
現時点の実用化の進捗具合や実現可能性、実現した場合の社会に与えるインパクトなどの面から、特に実用性・将来性が大きいと思われる3つの仮想通貨をピックアップしました。
1位:リップル(XRP)
アメリカの「リップル社(Ripple Inc.)」が発行している仮想通貨です。
「価値のインターネット(Internet of Value、IoV)」を実現することを理念としており、国をまたいだ送金 / 決済を手軽に迅速に低コストで行える特徴があります。
2019年2月現在で既に100を超える企業と提携しており、リップルの技術を使った国際送金を実用化するための準備が着々と進められています。
提携している企業には、三菱UFJ銀行やみずほ銀行、住信SBIネット銀行、三井住友信託銀行、SBIホールディングス、クレジットカード会社のアメリカンエクスプレス、イギリスの送金サービス大手の「TransferGo」などがあります。
またイングランド銀行、タイ銀行、インドネシア銀行、連邦準備制度(アメリカ)、シンガポール金融管理局、インド準備銀行、サウジアラビア中央銀行など多くの国の中央銀行もリップルと提携しています。
さらにGoogleが唯一出資している仮想通貨がリップルです。
以上のように優秀な企業がリップルの実用化に向けて動いていることから、リップルの将来性にはもはや疑いの余地はありません。
2位:イーサリアム(ETH)
イーサリアムは分散型アプリケーションプラットフォームとして多く利用されており、イーサリアムベースのICOトークンが多数発行されています。
またイーサリアムの代名詞とも言えるスマートコントラクトは様々なシーンにおいて、革新的な変化を及ぼすこととなります。
従来であれば何らかのサービスの提供側と受け取る側の間に立つ第3者がほとんどのケースで存在していました。(民泊、カーシェア、音楽など。)
スマートコントラクトが実用化されれば、家を貸したい人と借りたい人が直接やりとりして契約することができる等、契約にまつわる様々なコストを削減することができます。
このようなスマートコントラクトが浸透していく社会の中枢を担うのがイーサリアムになるのではないか?と言われています。
3位:アイオタ(IOTA)
2025年までにはインターネットにつながるモノが500億個に達するようになると言われています。
世の中のあらゆるものがインターネットに接続された「IoT時代」において、IOTAが重要な役割を担うようになるのではないかと言われています。
その理由は「IOTAのセキュリティの高さ」と「取引手数料無料」の2点にあります。
あらゆるモノがインターネットにつながっているということはハッキングのリスクも増えます。
ブロックチェーンを活用すればハッキングリスクを非常に低くすることができますが、細かな取引が多く行われるIoTだと手数料が高くなってしまいブロックチェーンは向いていないと言われていました。
そこでIOTAはブロックチェーンに似た独自のシステム「Tangle」を開発し、セキュリティ面とコスト面の課題を乗り越えました。
IOTAをIoT製品に組み込めば、ブロックチェーンのような強固なセキュリティを確立しつつ、手数料無料でのやりとりが可能になります。
実際、ドイツの車メーカー「フォルクスワーゲン」や日本の電機メーカー「富士通」などがIOTAとの提携を発表しており、実用化に向けて進んでいます。
テクノロジー・スペック
最初の仮想通貨であるビットコインは画期的なものでしたが、誕生から10年以上の月日が経過し、様々な問題点も指摘されています。
ビットコイン以降、新しく誕生した仮想通貨には、初期の仮想通貨が抱えている問題点を解消するための様々な新しい技術が採用されています。
また独自のエコシステムを構築するために画期的な技術が開発されているものもあります。
どんなテクノロジーを実装しているかどうかは銘柄を選ぶ上で非常に重要なポイントです。
仮想通貨の主なスペック・テクノロジー
仮想通貨の主なスペックやテクノロジーをいくつか簡単に紹介しています。
ここで紹介しているものは仮想通貨を取り巻くほんの一部ですが、非常に重要なモノです。
仮想通貨をチェックする際にはここに上げた項目を少し気にしてチェックしてみるといいでしょう。
処理速度
仮想通貨は取引の履歴を小さなブロックに分解し、ブロックチェーンと呼ばれる取引台帳に記録していくのが特徴です。
初期の仮想通貨であるビットコインは1ブロックの容量が1MBしかなく、ブロックの生成速度がおおよそ10分間となっています。
このスペックだとビットコインを使う人が多くなってくると処理が間に合わなくなり送金詰まりを起こします。
2017年の仮想通貨バブルの頃には、本来、1時間程度で送金できるビットコインが数日経っても送れず、送金手数料も高騰するという事態になりました。
これをいわゆる「スケーラビリティ問題」と言います。
後発組の仮想通貨では「スケーラビリティ問題」を起こさないよう、処理速度が速くなっています。
主な仮想通貨の処理速度比較
参考:How XRP Stacks Up Against Other Digital Assets
銘柄 | 送金スピード | 送金手数料 | 1秒あたりの処理可能件数 |
---|---|---|---|
ビットコイン | 45分 | $1.88 | 16件 |
イーサリアム | 4.49分 | $0.46 | 16件 |
リップル | 3.3秒 | $0.0004 | 1,500件 |
ビットコインキャッシュ | 60分 | $0.21 | 24件 |
ダッシュ | 15分 | $0.39 | 10件 |
ライトコイン | 12分 | $0.12 | 56件 |
コンセンサスアルゴリズム
ブロックチェーンに取引履歴を記録していく際には、過去のデータの比較して、2重払いや不正がないかどうか等をチェックして、正しい取引であると「承認」する必要があります。
この「承認」の作業を行うことを「マイニング」と言い、マイニングを行う人を「マイナー」と言います。
人と書きましたが、実際は世界各地の有志によるコンピューターがマイニングをしています。
このマイニングは誰でもできるわけではなく、仮想通貨のアルゴリズムによって抽出されています。
マイニングを行うコンピューターを選ぶアルゴリズムを「コンセンサスアルゴリズム」と言います。
コンセンサスアルゴリズムにはいくつかの種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
名前 | 特徴 | メリット | デメリット | 採用している主な仮想通貨 |
---|---|---|---|---|
PoW (Proof of Work) | CPUの計算能力が一番高い人が選ばれる。 | 改ざんに強い | 電気代が高くなる。 大規模なマイニング集団に権力が集中するリスクがある。(51%攻撃) | ビットコイン Monero ZCash 等 |
PoS (Proof of Stake) | そのコインの保有量が多い人が選ばれる。 | 電気代が安く済む。 51%攻撃を回避 | 貧富の格差が生まれ、流動性を損なう。 | DASH NEO Qtum 等 |
PoI (Proof of Importance) | 保有量と取引頻度によって決められる重要度によって選ばれる。 | PoSよりも貧富の格差が低く、流動性が高い。 | 貧富の格差がゼロではない。 | NEMのみ |
PoC (Proof of Consensus) | 不特定多数から選ばず、特定のパソコンに限定する。 | 承認が早い。 | 透明性が低く中央集権的。 | リップルのみ |
DPoS (Delegated Proof of Stake) | そのコインを保有している人たちの投票による選挙で選ばれる。 | PoSのデメリットを回避。 承認が早い。 | 特定の集団にコントロールされるリスクがある。 | EOS Bitshares LISK 等 |
LPoS (Leased Proof of Stake) | 基本はPoSですが、ノードをリースすることができる。 | 1WAVESさえ持っていれば誰でもエアドロップを受け取れる。 PCを常時稼働させなくてもよい。 | エアドロップでもらえるWAVESは少なく無名のトークンも多い。 | Wavesのみ |
スマートコントラクト
スマートコントラクトとは、直訳すると「スマート(賢い)」「コントラスト(契約)」となり、通常の決済以外に、「契約内容」もブロックチェーンに書き込むことができる機能です。
たとえば、インターネットオークションでAさんがBさんから釣り竿を買うとします。
通常のやりとりであればAさんが釣り竿が欲しいと申し込みし、Bさんがその申し込みを承諾すれば売買契約が成立します。
Aさんは代金の支払い義務が、Bさんは釣り竿の引き渡し義務が生じます。
しかしAさんが支払いをしたのにBさんが釣り竿を送ってくれないリスク、Bさんが釣り竿を送ったのにAさんが支払いをしてくれないリスクが存在します。
これは「決済」と「契約」が別々に管理されているからこそ起こる問題です。
「スマートコントラクト」であれば、「決済」と「契約の履行」の双方をブロックチェーン上で管理することができます。
この例でいえば、AさんがBさんから釣り竿を受け取った時点で、自動的にAさんからBさんに支払いをするという処理が可能となります。
単純な売買契約だけでなく、株式や先物取引、レンタカーやカーシェアリング、クラウドソーシング、不動産売買、遺言信託など、スマートコントラクトの活用シーンは多岐にわたります。
まさにスマートコントラクトは今後の社会システムを一変させる可能性がある技術です。
まとめ
以上、これから伸びる仮想通貨のおすすめランキングや銘柄選びのポイント、仮想通貨を比較するときのチェックポイントなどを解説しました。
仮想通貨は2,000以上あるので、すべてを自分で比較して選ぶのは不可能です。
まずはこの記事で紹介しているランキング10位くらいまでの銘柄の中から買ってみることから始めてみましょう。
ある程度、慣れてくれば自分でホワイトペーパーを読み込んでみたりして、本格的に銘柄選びを始めてみると見えてくるものもあるかもしれません。