近年、かなりの盛り上がりを見せている仮想通貨ですが、「ホワイトリスト」というものが存在するのはご存知でしょうか?
「ホワイトリスト」に登録されている仮想通貨は、他の仮想通貨より比較的安心度が高いと言えます。
その理由についても本記事中で解説していきますので、是非最後までご覧くださいね!
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仮想通貨の『ホワイトリスト』とは?
2017年4月に『改正資金決済法』(通称:仮想通貨法)というものが施行されました。
これにより国内の仮想通貨取引において、内閣総理大臣に登録を受けた「仮想通貨交換業者」でなければ、仮想通貨の交換業を行うことが不可能になりました。
(国内取引所を対象としている話なので、海外取引所はこれに当てはまりません)
この「改正資金決済法」の発足により、仮想通貨のホワイトリストという概念が誕生しました。
金融庁から認可を受けた「仮想通貨交換業者」で取り扱いされている仮想通貨のこと
金融庁から登録を受けた『仮想通貨交換業者』で取り扱いされている仮想通貨は『ホワイトリストに入っている仮想通貨』として表現されています。
しかし、この「ホワイトリスト」という言葉は、金融庁や政府から正式に発表された言葉ではなく、仮想通貨界隈のトレーダーなどの間で使用されている造語になります!
2017年4月の『改正資金決済法』の施行を受けて、同年9月29日に、金融庁によって認可された『仮想通貨交換業者』が発表されました。
2018年9月時点での『仮想通貨交換業者』と、「ホワイトリスト入りしている仮想通貨」は以下の通りです。
仮想通貨交換業者名 | 取り扱い通貨(ホワイトリスト入り通貨) |
株式会社マネーパートナーズ | BTC |
QUOINE株式会社 | BTC/ETH/BCH/QASH/XRP |
株式会社bitFlyer | BTC/ETH/ETC/LTC/BCH/MONA/LSK |
ビットバンク株式会社 | BTC/ETH/XRP/LTC/MONA/BCC |
SBIバーチャル・カレンシーズ株式会社 | BTC/XRP/BCH |
GMOコイン株式会社 | BTC/ETH/BCH/LTC/XRP |
ビットトレード 株式会社 | BTC/ETH/XRP/LTC/MONA/BCC |
BTCボックス株式会社 | BTC/BCH/ETH/LTC |
株式会社ビットポイントジャパン | BTC/ETH/XRP/LTC/BCC |
株式会社DMM Bitcoin | BTC/ETH |
株式会社ビットアルゴ取引所東京 | BTC |
Bitgate株式会社 | BTC |
株式会社BITOCEAN | BTC |
株式会社フィスコ仮想通貨取引所 | BTC/MONA/FSCC/NCXC/CICC/BCH/ |
テックビューロ株式会社 | BTC/MONS/BCH/XCP/ZAIF/BCY/SJCX/PEPECASH/FSCC/ CICC/NCXC/Zen/XEM/ETH/CMS |
株式会社Xtheta | BTC/ETH/BCH/XRP/LTC/ETC/XEM/MONA/XCP |
計16社が金融庁から『仮想通貨交換業者』として認可されています。
『ホワイトリスト』の目的とは?
金融庁が『仮想通貨交換業者』などを制定した目的としては、仮想通貨取引者の保護が大きな理由になります。
現在、仮想通貨の国内実需はほとんどなく、本格的に普及するにはまだ数年かかると思われます。
そのような状態で仮想通貨取引が活発化し、投機的な取引(根拠のない取引)が増えると、レートが乱降下して、大きな損失を被ることが懸念されます。
現時点では仮想通貨についての知識がある方は少ないので、そういった人の弱みに付け込んだ詐欺なども横行しています。
- ICO詐欺
- HYIP(高収入投資プログラム)
ICOは仮想通貨(トークン)を利用した資金調達のことを指します。
資金調達者はプロジェクトを公開してトークンを発行し、投資家はそれに対して出資を行い、トークンを受け取ります。
ICOで価格を大きく上げた仮想通貨ももちろん存在しますが、ICOを利用した詐欺も非常に多いです。
上記のような仮想通貨を利用した詐欺に歯止めをかけるために「ホワイトリスト」という言葉が生まれたという見方が強いようです。
金融庁が「ホワイトリスト」という言葉を公式に定義付けした訳ではありませんので、「ホワイトリスト」という言葉が誕生した目的は、正確には分かりません…
有名シンガーソングライターの『GACKT』さんがプロデュースした、
『スピンドル』という仮想通貨は、資金調達時点で約170億円という大金が集まりました。
しかしICO後に価格は暴落し、仮想通貨にロックアップ(一定期間売却できなくする仕組み)をかけていたために、保有者がスピンドルを売却することができずに取引者は大きな損失を被ってしまいました。
GACKTら運営側は、上場後に保有しているスピンドルを売り抜けてぼろ儲けしたという噂も広まっています。
スピンドルで大損した人の怒りはGACKTに向けられるでしょうね…
さらに、スピンドルを売買する会社は今年の8月には既に日本を撤退しているようです。
スピンドルの一件を受けて、ファンを辞める方も多いように見受けられます。
『ファンだから』という理由で出資をしたとしても、投資の世界では全て『自己責任』ですので失った資金を取り戻すことはできません。
定期的にガクトコインのチャート見てるけど、27銭に上がってた。一か月前は17銭だったのでかなり増加
— たまき (@tamaki2) November 13, 2018
【2018年11月情報追記】
ガクトコインは10月から11月にかけて、約70%の価格上昇をしていたようです。
『ホワイトリスト』に入っている仮想通貨
『仮想通貨交換業者』で取引されている仮想通貨、つまり『ホワイトリスト』入りを果たしている仮想通貨は以下の通りです。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- イーサリアムクラシック(ETC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)(BCC)
- リップル(XRP)
- ライトコイン(LTC)
- キャッシュ(QASH)
- モナコイン(MONA)
- リスク(LSK)
- フィスココイン(FSCC)
- ネクスコイン(NCXC)
- カイカコイン(CICC)
- ザイフトークン(ZAIF)
- ビットクリスタル(BCY)
- ストレージコインエックス(SJCX)
- ぺぺキャッシュ(PEPECASH)
- ゼン(Zen)
- ネム(XEM)
- コムサ(CMS)
2018年8月時点、合計で20種類の仮想通貨が『ホワイトペーパー』入りを果たしています!
『ホワイトペーパー』入りの仮想通貨は安全?
結論、『ホワイトリスト』入りしているからといって必ずしも安全なわけでなはい!」です。
確かに、『ホワイトリスト』という概念は安全な仮想通貨を取引する際の1つの判断材料にはなりますが、絶対的なものだとは思ってはいけません。
この『ホワイトリスト』を参考にしつつ、自分自身で安全なのか判断していく必要があります。
- 投資する通貨の目的・用途がはっきりしているかどうか
- 開発者・運営元は積極的に活動しているかどうか
- 仮想通貨の取引量(時価総額)が十分あるかどうか
- 利用する仮想通貨取引所のセキュリティが高いかどうか
まずは、目的・用途がはっきりしている仮想通貨なのかどうかを確認しましょう。
用途がはっきりしていない仮想通貨は将来性がありませんので、まず投資するべきではありません。
また、「仮想通貨の取引量」も非常に大事です。
24時間あたりにどれだけの通貨が取引されたのかを表すもの。
取引量が多ければ多いほど、取引者数が多い。(流動性が高い)
取引量(取引ボリューム)が少ないと、自分が売却したい時に買い手が見つからなくて売却できない、という事態が発生する可能性があります。
また、仮想通貨だけでなく、取引をする「仮想通貨取引所」の安全性(セキュリティ)も重要です。
2018年に入り、コインチェックやZaif(ザイフ)などの大手仮想通貨取引所へのハッキングが多発しています。
仮想通貨投資で利益を得れたとしても、取引所がハッキングされて資産がなくなってしまったら元も子もありませんよね。
ですので、セキュリティがしっかりしている取引所を選ぶのがオススメです。
- 顧客資産の分別管理
- コールドウォレットでの資産管理
- マルチシグ対応
コインチェック(coincheck)のNEM流出事件も、NEMをホットウォレット(オンライン上)で管理していたのが原因です。
ですので、上記で述べたセキュリティ対策がしっかりと施されている取引所で取引しましょう!
また、ホワイトリストに登録されている仮想通貨を取引する場合は、「GMOコイン」で取引するのが非常にオススメです!
上記で述べた3つのセキュリティ対策を導入しており、取引手数料・出入金手数料が完全無料になっています!
仮想通貨の「ホワイトリスト」について まとめ
今回の記事では、仮想通貨の『ホワイトリスト』について解説しました。
いかがでしたでしょうか?
仮想通貨はまだ値動きが安定しておらず、レートが乱高下する可能性があるため、余剰資金・自己責任で投資するようにしましょう。