やさしい仮想通貨の始め方を解説

【決定版】仮想通貨の価格推移まとめ【2009~2018年】

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2009年、世界初の仮想通貨「ビットコイン」が誕生しましたが、誰もその価値を信じなかったというのは有名な話です。

まさか現在のように、何十兆円という時価総額に成長するとは誰も思わなかったのです。

では、仮想通貨はどのように成長し、その価値を高めてきたのでしょうか。

今回は、仮想通貨の歴史を振り返るため、2009年~2018年までの価格推移を一気に振り返ります。

この記事をお読みいただくことで、仮想通貨の代表格であるビットコインの歴史が丸わかりです。

歴史的な上昇もしくは下落があったとき、どのような材料(イベント)があったのか、ということも短時間で理解できます。

それではさっそく、みていきましょう。

2009年~2018年の仮想通貨の推移は?

出典: https://jpbitcoin.com

ビットコイン価格の推移
2009年1月1BTC/0円
2010年1月1BTC/約0.09円
2011年1月1BTC/約24円
2012年1月1BTC/約405円
2013年1月1BTC/約1210円
2014年1月1BTC/約10万2970円
2015年1月1BTC/約3万1749円
2016年1月1BTC/約5万1406円
2017年1月1BTC/約11万6396円
2018年1月1BTC/約194万26円
2018年9月現在1BTC/約78万9945円

上記では、仮想通貨の代表格であるビットコインが、誕生してから1年ごとにどのように推移してきたのか、を示しています。

  • ビットコインは誕生時、まったくの無価値だった
  • 上昇と下落を繰り返しながらも、基本的には値上がりし続けている

ということが見て取れます。

 

さて、もう一度ロングチャートの価格推移を見てみましょう(再掲)。

出典: https://jpbitcoin.com

チャートの左側を見ると、折れ線グラフはほとんど地を這うかのように推移しています。

まるで値動きがなかったかのようにも見えますが、もちろんそれは「錯覚」

最近の仮想通貨が暴騰しているためそのように見えますが、実際には、仮想通貨やビットコインは昔から激しく価格変動しています

多くの人々が仮想通貨を知る以前の2009~2014年であっても、それは同じ。

いろいろな出来事があり、価格は推移していたのです。

ここからは、1年ごとの価格推移と歴史的な出来事をしていきます。

ちなみに、初期の仮想通貨はビットコインしか存在せず、本記事でもビットコインを例に取り上げています。

とはいえ、仮想通貨全体の推移についてもほとんど同じだと考えて問題はありません

それでは詳しくみていきましょう。

2009年

出典: https://jpbitcoin.com

上図で示している部分が、2009年にあたります。

拡大すると、下図のようになります

出典: https://jpbitcoin.com

この年のビットコインや仮想通貨には、どのような出来事(イベント)があったのか、価格推移とともにみてみましょう。

ビットコインの誕生(1BTC/0円)

2009年1月3日、ビットコインが誕生しました

正確にいえば、ビットコインの最初のブロックが誕生しました。

ブロックとは?:
ビットコインは「ブロックチェーン」と呼ばれる場所にデータが保存されている。

その保存領域の1単位を「ブロック」といい、ブロックがチェーン状に現在まで途切れることなく続いているのがブロックチェーンである。

ビットコインに初めて価格が付けられる(1BTC/0.07円)

2009年10月15日、New Liberty Standardによりビットコイン価格が提示されました

ビットコイン専用の取引所はまだ存在しませんでしたが、ビットコインが必要とする電気代を参考にして、価格が提示されたといいます。

無価値と考えられていた仮想通貨に価値が生まれるかもしれない、という期待が膨らみつつあった時期でもあります。

ビットコインが初めてドルと取引される(1BTC/0.09円)

2009年10月12日、New Liberty Standardが5,050BTCを5.02ドルで購入しました。

これは法定通貨と仮想通貨との世界初の取引となります。

この取引は日本円で1BTC/0.09円に換算することができますが、公な取引というよりも、ビットコインコミュニティ内での取引。

「市場価格」と言える代物ではありませんでした。

2010年

出典: https://jpbitcoin.com

上図で示している部分が、2010年にあたります。

拡大すると、下図のようになります

出典: https://jpbitcoin.com

この年のビットコインや仮想通貨には、どのような出来事(イベント)があったのか、価格推移とともにみてみましょう。

ビットコイン決済にてピザが購入される(1BTC/0.2円)

2010年5月22日、実際の店舗にて初めてビットコイン決済が行われます

購入されたのはピザで、価格は1万BTC(2018年9月時価に換算すると70億円)でした。

このビットコイン決済を記念し、毎年5月22日は「ビットコインピザの日」(Bitcoin Pizza Day)とされています。

取引所Mt.Gox(マウント・ゴックス)が誕生(1BTC/7円)

2010年7月18日、後に世界最大級の取引所となるMt.Gox(マウント・ゴックス)がサービスを開始

仮想通貨トレードのためのインフラが整いつつありますが、それでもまだ1BTC/7円と非常に安価で推移しています。

2011年

出典: https://jpbitcoin.com

上図で示している部分が、2011年にあたります。

拡大すると、下図のようになります

出典: https://jpbitcoin.com

この年のビットコインや仮想通貨には、どのような出来事(イベント)があったのか、価格推移とともにみてみましょう。

ビットコインが大高騰、最初のバブル到来(1BTC/1489円)

2011年6月12日、メディアでの露出などが重なりビットコインは大高騰

1BTC/1489円まで急激に上昇しました。

取引所Mt.Goxがハッキングされる(1BTC/1401円)

2011年6月19日、Mt.Goxがハッキングされました。

この影響でビットコインは下落。

ただしこれは1度目のサイバー攻撃被害であり、巨額の仮想通貨が流出したいわゆる「マウント・ゴックス事件」はこの後に発生することになります。

2012年

出典: https://jpbitcoin.com

上図で示している部分が、2012年にあたります。

拡大すると、下図のようになります

出典: https://jpbitcoin.com

この年のビットコインや仮想通貨には、どのような出来事(イベント)があったのか、価格推移とともにみてみましょう。

ワードプレスがビットコイン決済を受入(1BTC/909円)

2012年11月15日、ブログ・サイト作成サービス「ワードプレス」(WordPress)がビットコインによる支払いを受け入れました

今でこそ、仮想通貨決済に対応する店舗が増加していますが、当時としては非常にめずらしく、歴史的な瞬間だったといえます。

ビットコイン、1度目の半減期を迎える(1BTC/1013円)

2012年11月28日、ビットコインのマイニング報酬が最初の半減期を迎えました。

ビットコインのマイニング報酬は4年に1度半分になる仕組みで、この最初の半減期では、マイナーの報酬は50BTC→25BTCへ減少しました。

2013年

出典: https://jpbitcoin.com

上図で示している部分が、2013年にあたります。

拡大すると、下図のようになります

出典: https://jpbitcoin.com

この年のビットコインや仮想通貨には、どのような出来事(イベント)があったのか、価格推移とともにみてみましょう。

キプロス危機によりビットコインが上昇(1BTC/4597円)

2013年3月16日、キプロス危機が発生しました。

ビットコインが値上がりするきっかけとなった金融危機です。ユーロの信用度が低下し、ビットコインへと換金する流れが加速

ビットコイン価格も急騰しました。

仮想通貨がリスク回避のための「安定通貨」として利用された、歴史的な出来事です。

中国の金融機関でビットコインが全面禁止(1BTC/11万円)

2013年12月05日、中国が実施した規制により、金融機関でのビットコインの取り扱いが全面禁止となりました。

2018年9月現在も中国は仮想通貨を規制していますが、この頃からすでにビットコインを規制すべき存在と見なしていたことが分かります。

2014年

出典: https://jpbitcoin.com

上図で示している部分が、2014年にあたります。

拡大すると、下図のようになります

出典: https://jpbitcoin.com
この年のビットコインや仮想通貨には、どのような出来事(イベント)があったのか、価格推移とともにみてみましょう。

「マウント・ゴックス事件」が発生し470億円相当が流出(1BTC/1万8280円)

2014年2月24日、取引所Mt.Goxがサイバー攻撃を受け、ビットコインが大量に盗難

取引所が閉鎖に追い込まれました。

これがいわゆる「マウント・ゴックス事件」です

メディアにも大きく取り上げられ、「ビットコインは怖い」「突然消えて無くなる」といった、誤ったイメージを作ることになってしまいました。

日本初の仮想通貨取引所「etwings」が設立(1BTC/4万9614円)

2014年4月1日、国内大手取引所Zaifの前身となる国内初の取引所「etwings」が設立されました。

これを皮切りとして、同じく2014年4月にBtcBox、5月にbitFlyer、6月にbitbankとQuoine、9月にcoincheck、10月にKrakenが設立しました。

現存する多くの国内取引所は、2014年に誕生しているということになります。

2015年

出典: https://jpbitcoin.com

上図で示している部分が、2015年にあたります。

拡大すると、下図のようになります

出典: https://jpbitcoin.com

この年のビットコインや仮想通貨には、どのような出来事(イベント)があったのか、価格推移とともにみてみましょう。

ニューヨークで「BitLicense」が発表される(1BTC/2万8027円)

2015年6月3日、ニューヨークにて「BitLicense」が発表されました。

BitLicenseとは

このライセンス(BitLicense)を取得しなければ、ニューヨークで取引所が運営できないという免許のこと。この仕組みは現在も続いており、取引所が登録制となるきっかけを作った。

ビットコインが初めて「分裂」を経験する(1BTC/3万227円)

2015年8月15日、ビットコイン運営の方針(スケーラビリティ問題への対処)についてコミュニティ内で意見が分裂

それに伴い、Bitcoin TXが出現し、ビットコインは初めて「分裂」を経験しました。

2016年

出典: https://jpbitcoin.com

上図で示している部分が、2016年にあたります。

拡大すると、下図のようになります

出典: https://jpbitcoin.com

この年のビットコインや仮想通貨には、どのような出来事(イベント)があったのか、価格推移とともにみてみましょう。

ビットコイン、2度目の半減期を迎える(1BTC/6万6749円)

2016年7月9日、ビットコインのマイニング報酬が2度目の半減期を迎えました。

2012年の半減期では、マイニング報酬が50BTC→25BTCへと半減しましたが、今回の半減期でさらに25BTC→12.5BTCへと減少することとなりました。

取引所Bitfinexにてハッキングが発生(1BTC/6万1296円)

2016年8月2日、Bitfinex(ビットフィネックス)がサイバー攻撃を受け、約12万BTC(日本円換算約70億円)を失いました

同取引所は当時、世界最大の出来高を誇っており、金額も大きかったためビットコイン価格の下落に繋がりました。

2017年

出典: https://coinmarketcap.com/ja/

上図で示している部分が、2017年にあたります。

拡大すると、下図のようになります

出典: https://coinmarketcap.com/ja/

この年のビットコインや仮想通貨には、どのような出来事(イベント)があったのか、価格推移とともにみてみましょう。

国内の取引所が登録制になる(1BTC/12万1628円)

2017年4月1日、日本にて改正資金決済法等が施行されました。

これにより、取引所が原則として「登録制」となり、金融庁の「仮想通貨交換業」に登録されない限り取引所を運営できなくなりました

ただし以前より営業していた取引所については、「みなし業者」として運営を続けられる例外も設けられました。

ビットコインキャッシュが誕生(1BTC/29万8849円)

2017年8月1日、ビットコインが分裂し、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)が誕生しました。

ビットコインキャッシュは2018年9月現在でも、すべての仮想通貨の中で時価総額4位

ビットコインから分裂した仮想通貨として、もっとも成功を納めることになりました。

中国が仮想通貨取引所の「全面閉鎖」を決定(1BTC/47万9712円)

2017年9月8日、中国で仮想通貨取引所の「全面閉鎖」が報じられました。

またその4日前となる9月4日には、中国国内のICO全面禁止が報じられています。

この規制により、ビットコイン価格は一時的な下落を見せます。

なお、ICOと仮想通貨取引所を禁止したこの規制は現在も中国で続けられており、2017年12月からの下降トレンドの大きな要因とされています。

ビットコインが史上最高価格を記録(1BTC/222万円)

2017年12月17日、ビットコインが222万円の高値を記録

CBOE(シカゴ・オプション取引所)とCME(シカゴ・マーカンタイル)取引所に「ビットコイン先物」が上場する好材料も重なり、相場は絶頂に達します。

2018年

出典: https://coinmarketcap.com/ja/

上図で示している部分が、2018年にあたります。

拡大すると、下図のようになります

出典: https://coinmarketcap.com/ja/

この年のビットコインや仮想通貨には、どのような出来事(イベント)があったのか、価格推移とともにみてみましょう。

coincheckが580億円分のネムをハッキングで失う(1BTC/115万円)

2018年1月26日、日本の大手取引所coincheck(コインチェック)がサイバー攻撃を受け、580億円分のネムを失いました

いわゆる「コインチェック事件」です。

流出金額はマウント・ゴックス事件を上回り、歴代最大の仮想通貨ハッキング事件となりました。

韓国の取引所で本人確認が義務化(1BTC/114万円)

2018年1月30日、韓国にて仮想通貨取引所を使うために本人確認が義務付けられることになりました。

韓国ではこの時期、中国のように「仮想通貨取引所の全面規制」の動きもあり懸念されていましたが、それは何とか免れる形となりました。

SECが9つのビットコインETFを非承認に(1BTC/70万3930円)

2018年8月22日、アメリカ証券取引委員会(SEC)に申請されていた9つのビットコインETFが、いっせいに非承認(審査落ち)となりました。

ビットコインETFとは

ビットコインを組み入れ資産としたETF(上場投資信託)のこと。

SEC認可されれば仮想通貨市場の上昇が期待される大きな材料である。

9つのETFが同時に非承認となったことで、上昇トレンドへの復帰は先送りとなりました。

仮想通貨の価格推移まとめ

ここまで、仮想通貨の代表格であるビットコインの2009年~2018年現在までの推移をご紹介してきました。

最近のビットコインの価格推移だけを見ると、1BTC/222万円→70万円へと下落しています。

このことから「もう仮想通貨は“終わった”」と思ってしまう方もいるでしょう。

しかし上記のように、ビットコインは何度も大きな下落を経験しています

そしてその後、値を戻して高値を更新してきています。

つまり、「今、仮想通貨が大きく下落しているから、将来的に上昇しない」とは誰にも断言できないのです。

他にも、仮想通貨の長期的な推移からさまざまなことが読み取れます。

この記事が、あなたの何らかの気付きとなれば幸いです!