今回のゼロはじMarketGuide相場解説アナリスト
仮想通貨トレーダー 髙橋 翔一郎(@Lexion13)
髙橋 翔一郎 -Shoichiro Takahashi-
株式投資の投資家として、長く経験を積み、仮想通貨バブルであった、2017年から仮想通貨トレードを行い、仮想通貨バブルが弾けた後もFX取引を中心に利益を出し、仮想通貨取引所Bybit(バイビット)では、トレードスコアで、世界TOP20に入り続けている仮想通貨トレーダー。
ビットコイン相場
今週のビットコインは100万円まで価格をあげてもみ合い状況。
Facebookがリリースしたリブラに、クレジットカードブランドのVISA、MasterやUberなどが参加を表明。
このイベントに乗じて価格は上昇に転じました。
しかしFacebookのリブラも米議会から公聴会開催まで開発中断という報道もあるなか現在も高値圏で推移しています。
そしてアメリカのトランプ大統領がイラン攻撃命令を出すと金相場が上昇し、ビットコインも105万円まで上昇。
現在はファンダメンタルが上向きなので引き続き調整の下落はあるもののチャート上は上昇一択と考えられます。
1日足
現在のビットコインは日足レベルで上昇中。
現在の9800USDラインは2018年5月の高値水準。
2019年入ってからなかなか大きな下落はないまま上昇を辿っているビットコインの価格ですが、
大手ファンドや香港デモなどを背景にその性質から買い上げが反映されていると考えられます。
日本ではすでに100万円の大台に乗っているがUSD建てで見ると10,000USDの大台も間近といったところです。
上昇が急すぎて確たるサポートを引くのはダウ理論で水平に引く方がわかりやすいので分割してロングを入れていきたいところです。
4時間足
少し粒度を細かくして4時間足で見てみると出来高が徐々に現象しながらも価格を上げている状態。
基本的にはこの後、大きな上昇よりは短期的な下落の予兆と捉えることができます。
RSIも75を超えてきており、短期的な高騰が伺えます。
ビットコイン相場まとめ
現在はファンダメンタルありきで買いが入っている状況です。
しかしFacebookが自社仮想通貨の開発に乗り出したのは大変良いニュースであり、今後もビットコインを始めとしたブロックチェーン技術が楽しみになりました。
イーサリアム相場
価格の低迷が続いているイーサリアムですが、ビットコインの上昇につられて現在も上昇をしている状況です。
しかしビットコインに比べてどうしても見劣りする価格推移で、やや弱気な印象。
今後のPoSやシャーディング技術採用に関しては価格上昇以外にも現在のトランザクション問題も合わせて大きな解決策となりプラットフォームとしてさらに便利になることが想定されるので、現物保持には向くと考えられます。
1日足
250USD前後でボックス相場を形成していたイーサリアムですが、本日6月21日でレジスタンスラインを突破するかもしれません。
現在は290USDまで上昇中。
ビットコインが昨年5月まで価格を戻しているのに対して、5月時点のイーサリアムが700USDあったと考えるといまいち伸び悩んでいる状況とみるほかありません。
4時間足
4時間足では大きな陰線をつけることなくもみ合いながらも下値を切り上げている状況です。
まだ気を抜けるようなほどレジスタンスをブレイクしたとは言えない状況で、ここで価格の下落を見せるとサイドボックス相場に元どおりになることがあり得そうです。
現在の価格290USDは取引高の少ない価格帯なのでボラティリティが上がる傾向にあります。
また売り圧のほとんどはICO事業者やマイナーたちによるものでしょうから相当数の売り圧が想定されます。
この点でもビットコインに比べて価格が伸び悩む一因なのかもしれません。
明確に上値をブレイクしたビットコインに比べて反応が遅いイーサリアムといった印象です。
イーサリアム相場まとめ
現在のイーサリアムはどうしても投資対象として弱い印象です。
今後の開発ありきで現物保有をするのであれば伸び代は現在のビットコインよりもポテンシャル含めてありうると考えられます。
6月21日時点で今日の値動きはビットコインよりも上昇率が高いのでレジスタンスブレイク後にどこまで価格が伸びるのかに注目したいです。