取引所の入金に銀行にいちいち行くのめんどくさい
仮想通貨取引所へコンビニ入金できるって本当?
仮想通貨の取引を行う前の準備として、仮想通貨取引所に口座開設をしてから入金する必要があります。
入金方法としてコンビニ入金を選択できる仮想通貨取引所もありますが、コンビニ入金の場合は注意が必要で、銀行振込の方が良い場合もあります。
この記事では、コンビニ入金できる仮想通貨取引所の例と、コンビニ入金を利用するメリットとデメリットなどを詳しく紹介します。
この記事を最後まで読んでいただけると、仮想通貨取引所への最適な入金方法がわかるのでぜひ参考にしてください!
目次
コンビニ入金ができる仮想通貨取引所
コンビニ入金に対応している仮想通貨取引所は限られており、それぞれ手数料や資産移動制限などの有無が異なります。
資産移動制限とは、仮想通貨取引所へ入金後に仮想通貨の送金や日本円の出金などが制限されるものです。
コンビニ入金の場合は資産移動を制限される仮想通貨取引所が多いため注意が必要です。
手数料の金額を含めて、各仮想通貨取引所のコンビニ入金について紹介します。
Coincheck(コインチェック)
Coincheck(コインチェック)では2019年2月末現在でコンビニ入金を停止していますが、今後再開される可能性もありますので紹介します。
一回あたりの上限額 | 300,000円(手数料1,000円を含むので実質299,000円) |
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一日あたりの上限額 | なし |
手数料 | 3万円未満 756円 3万円以上30万円以下 1,000円 |
資産移動制限 | 7日間(半額) |
利用できるコンビニ | ローソン ミニストップ セイコーマート ファミリーマート |
Liquid by Quoine(リキッドバイコイン)
Liquid by Quoine(リキッドバイコイン)では「クイック入金」でコンビニ入金を選択できます。
一回あたりの上限額 | 300,000円 |
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一日あたりの上限額 | なし |
手数料 | なし |
資産移動制限 | なし |
利用できるコンビニ | ローソン ミニストップ セイコーマート ファミリーマート |
Zaif
Zaifでは「コンビニ決済入金」を選択できます。
一回あたりの上限額 | 299,400円 |
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一日あたりの上限額 | なし |
手数料 | 3万円未満 486円 3万円以上 594円 5万円以上 594円+200円(印紙税) |
資産移動制限 | 一週間(半額) |
利用できるコンビニ | ローソン ミニストップ セイコーマート ファミリーマート |
bitFlyer
bitFlyerでは「クイック入金」の方法で「コンビニから入金する」を選択できます。
一回あたりの上限額 | 300,000円 |
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一日あたりの上限額 | なし |
手数料 | 324円 |
資産移動制限 | 7日間 |
利用できるコンビニ | ローソン ミニストップ セイコーマート ファミリーマート デイリーヤマザキ |
仮想通貨取引所にコンビニ入金する流れ
仮想通貨取引所にコンビニ入金する場合は、以下のように事前に仮想通貨取引所のWEBサイトから手続きを行い、コンビニATMから入金する流れになります。
- 本人確認手続き(携帯電話のSMS認証や運転免許証などの書類を提出)
- 仮想通貨取引所のWEBサイトよりコンビニ入金の決済申込
- お支払いするコンビニを選択
- 受付番号を控えておく
- コンビニATMで控えた受付番号等を入力
- コンビニATMから払込票が出てくる
- 払込票をレジでお支払い
このように特に難しい手続きが必要なく、簡単に入金手続きを済ませられます。
仮想通貨取引所にコンビニ入金するメリットとデメリット
仮想通貨取引所にコンビニ入金するメリットもありますが、デメリットになる部分も多いので注意が必要です。
具体的にどんなメリットとデメリットがあるのか確認してみましょう。
銀行口座がない人でも入金可能
仮想通貨取引所へ今すぐに入金したいが銀行口座を持っていないという場合には、コンビニ入金を利用できるととても便利です。
銀行口座を開設する予定だけど今すぐ手続きができない!でも、仮想通貨取引所への入金は早く済ませておきたい!
という場合にも、取り急ぎの入金方法としてコンビニ入金を選択できると利便性が良いですね。
いつでも入金できて反映も早い
コンビニに設置されているATMは24時間365日いつでも利用できる場合が多いので、仮想通貨取引所へのコンビニ入金も24時間365日決済可能になる場合がほとんどです。
コンビニ入金をする際には、事前に仮想通貨取引所のWEBサイトからコンビニ入金決済の申込み手続きを行う必要があり、受付番号を控えてコンビニATMで手続きを行って、レジでお支払いします。
レジでお支払い後1~2時間程度(早ければ数分)で仮想通貨取引所の口座に入金が反映されるため、できるだけ早く仮想通貨取引所へ入金させたい場合に便利な方法といえます。
入金手数料が高め
コンビニ入金のデメリットとして挙げられるのが、入金手数料が高めに設定されている点です。
各仮想通貨取引所のコンビニ入金手数料は異なり、1回あたりの手数料は高くても1,000円以下ですが、頻繁にコンビニ入金を利用するほど手数料がかさんでしまいます。
この他に、仮想通貨を取引する際に売買手数料が発生し、仮想通貨取引所から日本円を引き出す際には出金手数料、仮想通貨を他の仮想通貨取引所などへ送付する際には送金手数料などの手数料が発生する場合があります。
まだ仮想通貨取引に慣れていない頃には手数料が気にならない金額かもしれませんが、取引する回数や金額が多くなってくるほど手数料の有無が大きな差になります。
仮想通貨取引を成功させるためには、できるだけ手数料をかけない取引を心がけることも大事なので、入金手数料が高めのコンビニ入金を頻繁に利用することはおすすめできません。
わざわざコンビニに行くのが面倒
コンビニ入金をするためには、コンビニまで出向かなければいけません。
早く仮想通貨取引所へ入金手続きを済ませたいからと言っても、わざわざコンビニに行かなければいけないのは面倒だと感じる人も多いのではないでしょうか。
特に注意したいのは、コンビニ入金に対応しているコンビニにセブンイレブンがない点です。
セブンイレブンは近くにあるのに、コンビニ入金に対応していないから遠くのコンビニに行かなければいけない!
このような場合は特に不便さを感じられるかもしれません。
資産の移動を制限される場合もある
コンビニ入金は資産移動制限の対象になる仮想通貨取引所がほとんどである点も注意が必要です。
コンビニ入金で仮想通貨取引所に入金すると仮想通貨の取引はできますが、取引で購入した仮想通貨を他の仮想通貨取引所へ送付したり、日本円にして出金することが制限されてしまいます。
資産移動制限の期間は1週間程度ですが、以下のような不利益が生じる可能性があります。
- あるアルトコインを購入したい!
- 海外の仮想通貨取引所(ビットコイン建て)でしか扱っていなかった
- まずは国内の仮想通貨取引所でビットコインを買おう!
- コンビニ入金で仮想通貨取引所に入金してビットコインを買った
- 資産移動制限で1週間は海外の仮想通貨取引所へ移動できない!
- その間に狙っていたアルトコインが高騰して買い時を逃した・・・
このような資産移動制限は、マネーロンダリングなどの犯罪行為を防ぐセキュリティ対策として実施されているものですが、仮想通貨取引所への入金反映が早くても、肝心な時に資産移動できないことがあるデメリットを覚えておく必要があります。
なお、銀行振込の場合は資産移動制限の対象になっていません。
コンビニ入金は入金反映の早さや手軽さなどのメリットはありますが、手数料の高さや資金移動制限のデメリットもあります。
今後頻繁に仮想通貨取引を行う場合は、仮想通貨取引所へ簡単に即時反映されて、手数料もかからず資金移動制限もない、インターネットバンキングを使った「即時入金」をおすすめします。
コンビニ入金はできないが即時入金対応の仮想通貨取引所
コンビニ入金には対応していませんが、コンビニ入金と同様にすぐ入金反映される「即時入金」に対応している仮想通貨取引所も存在しています。
即時入金は、コンビニ入金のように入金手数料がかからず、資金移動制限の対象にもならないため、スムーズに仮想通貨取引を行いたい方におすすめです。
即時入金に対応しているインターネットバンキングの口座が必要になりますが、インターネットから簡単に申込できます。
即時入金に対応しているおすすめの仮想通貨取引所を3つ紹介します。
GMOコイン
GMOコインでは「振込入金」と「即時入金」に対応しており、対象のインターネットバンキング口座をお持ちであれば「即時入金」を選択しましょう!
即時入金対応のインターネットバンキング | GMOあおぞらネット銀行 楽天銀行 住信SBIネット銀行 ジャパンネット銀行 三菱UFJ銀行 三井住友銀行 みずほ銀行 りそな銀行 埼玉りそな銀行 |
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入金の反映 | 即時反映 |
取引方式 | 販売所(現物)、仮想通貨FX、取引所(現物・レバレッジ) |
手数料 | 入出金手数料:無料 【取引手数料】 販売所・仮想通貨FX・取引所(レバレッジ):無料 取引所(現物):Maker:0.05%、Taker:-0.01% 送受金手数料:無料 |
通貨ペア | BTC/JPY ETH/JPY BCH/JPY LTC/JPY XRP/JPY |
BITPoint
BITPointでは「指定の銀行口座振込」と「即時入金サービス」の2種類から入金方法を選択できます。
「指定の銀行口座振込」の場合は銀行振込手数料が自己負担になるので、「即時入金サービス」を選択しましょう!
即時入金対応のインターネットバンキング | ジャパンネット銀行 住信SBIネット銀行 イオン銀行 |
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入金の反映 | 即時反映(16時~16時10分は日替わり処理時間帯のため翌営業日の10時以降) |
取引方式 | 取引所(現物取引) |
手数料 | 入出金手数料:無料 取引手数料:無料 送受金手数料:無料 |
通貨ペア | BTC/JPY、USD、EUR、HKD ETH/JPY BCH/JPY LTC/JPY XRP/JPY |
DMM Bitcoin
DMM Bitcoinでは「振込入金」と「クイック入金」に対応していますので、「クイック入金」を選択しましょう。
クイック入金対応のインターネットバンキング | 1,000件以上(マイページの「入金・入庫」→「日本円入金(クイックに入金)」で確認) |
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入金の反映 | 即時反映 |
取引方式 | 販売所(レバレッジ取引・固定4倍) |
手数料 | 入出金手数料:無料 取引手数料:無料 送受金手数料:無料 レバレッジ手数料:0.04% / 日 |
通貨ペア | BTC/JPY ETH/JPY、BTC XEM/JPY、BTC BCH/JPY、BTC LTC/JPY、BTC XRP/JPY、BTC ETC/JPY、BTC |
仮想通貨取引所への入金はコンビニ入金よりネットバンク振込がおすすめ
仮想通貨取引所への入金方法としてコンビニ入金は利便性が良い面もありますが、入金手数料や資金移動制限の面で不便さを感じられます。
コンビニ入金と同じように即時入金が反映され、入金手数料がかからずに資金移動制限もない方法として、インターネットバンキング(ネットバンク)を利用した即時入金(クイック入金)を利用するのがおすすめです。
インターネットバンキングがあると今後の仮想通貨取引にも便利なので、仮想通貨取引所の口座開設と合わせてインターネットバンキングの口座も開設しておくことをおすすめします。