現在、新規登録ができなくなっているCoincheck(コインチェック )ですが、2018年6月中の完全再開に向けて着々と準備を進めているよう。
Coincheck(コインチェック )は、仮想通貨初心者にはかなりおすすめの取引所となっていますので、これから仮想通貨取引を始める人はぜひチェックしておきたいところ。
また、取引で利益が出た際には早々に出金したくなるものですよね!
そこで今回は、Coincheck(コインチェック )での出金方法やその際の手数料について紹介していきたいと思います。
この記事をしっかり読んでおけば、無駄な手数料を払うことなくスムーズな出金ができるようになりますよ!
目次
Coincheck(コインチェック )とは?
出典: https://coincheck.com/ja/
まずはCoincheck(コインチェック )について簡単におさらいしましょう。
Coincheck(コインチェック )は、2012年8月28日に設立された日本の仮想通貨取引所。
数ある国内取引所の中でもトップクラスの取引高を誇っており、特に画面の使いやすさについて高く評価されています。
その他にも、取り扱い通貨が豊富だったり、取引量が多く取引が確定しやすいということで、初心者にも人気がある取引所です。
2018年1月に起きた580億円分のNEM流出事件からは、安全性が低いマイナーコインの取り扱いを廃止するなど、通常運営の再開に向けて体制を整えています。
一部仮想通貨の取り扱い廃止について
当社は、このほど発生した不正アクセスによる仮想通貨NEMの不正送金に関連し、2018年3月8日、金融庁から資金決済に関する法律第63条の16に基づく業務改善命令を受けました。今回の措置を厳粛かつ真摯に受け止め、深く反省するとともに、内部管理態勢及び経営管理態勢等を抜本的に見直し、顧客保護を徹底した経営戦略の見直し等を進めております。
この見直しの一環として、今後さらなるAML/CFTの管理態勢の整備・強化が必要となること等を踏まえ、少しでも懸念のある通貨を取扱うことについては、当社として適切ではないと判断し、仮想通貨の特性を踏まえた各種リスクの再検証を実施いたしました。その結果、下記の通貨の取扱いを廃止といたします。
廃止日:2018年6月18日
詳細内容:Coincheck上における一部対象仮想通貨の売買、入出金、保有、当社への貸し出しの廃止
対象通貨:XMR、REP、DASH、ZEC
NEMの流出事件が起こる前までは、国内で最初にビットコインの信用取引を開始したり、独自のビットコイン決済サービスを開始するなど、積極的な取り組みも評価されていました。
ですので、全面再開後のさらなる取り組みにも大きく期待ができるでしょう。
Coincheck(コインチェック )の出金手数料
出典: http://www.thinkstockphotos.jp/
使いやすく初心者にも人気のCoincheck(コインチェック )ですが、『手数料が高い』という声が多いのも事実です。
これは、Coincheck(コインチェック )が取引所ではなく「販売所」としての機能を持ち合わせているからで、手数料の安い取引所機能を利用できるのはビットコインのみ。
ですので、他の取引所と比べるとやや手数料が割高になってしまうんですね。
しかし、出金となれば販売所としての機能は全く関係ありませんから、他の取引所とさほど変わらない手数料で換金することができます。
コインチェック |
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ビットフライヤー | 三井住友銀行
三井住友銀行以外
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ザイフ |
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Coincheck(コインチェック )での出金は銀行振込の一択。
さらに日本円とUSドルが選択できるのですが、USドルの場合は手数料がかなり高めなのがわかりますよね。
ですので、出金の際には日本円を選ぶのが賢い方法ということになります。
また、ビットフライヤーやザイフでは出金金額によって手数料が変わりますが、Coincheck(コインチェック )ではいくら換金しても一律400円です。
つまり、出金金額が大きいほど他の取引所よりも手数料が安くなります。
Coincheck(コインチェック )から日本円を出金する方法
出典: http://www.thinkstockphotos.jp/
では、Coincheck(コインチェック )で出金する手順を紹介しましょう。
Coincheck(コインチェック )ではパソコンのサイトはもちろん、スマートフォンのアプリからも簡単に出金することができます。
どちらも手順は同じですので、ここでは公式サイトからの手順を紹介していきます。
1:アカウントのログイン
出典: https://coincheck.com/ja/
まずは、Coincheck(コインチェック )の公式サイトからログインをします。
2:ウォレットの表示
ログインができたら『ウォレット』をクリックし、左側メニューの『日本円を出金する』を選択します。
すると中央に“¥日本円を出金する”という画面が表示されるので、そこに表示されている口座の中から振込先にする口座を選択しましょう。
あらかじめ口座登録をしていない場合は『新しい口座を登録する』をクリックして、出金先の口座を登録してください。
出金先の口座には、登録者名義以外の口座を登録することができないため、必ず自分名義の口座を登録しましょう。
また、登録の際に必要となる情報は下記の5項目となります。
- 銀行名
- 支店名
- 口座種類
- 口座番号
- 口座名義
3:出金申請
出金口座の登録、もしくは選択を行うと出金申請画面が表示されますので、出金金額を入力して『出金申請をする』をクリックします。
これで出金手続きは完了です!
Coincheck(コインチェック )では、平日の朝9:00までに出金申請が完了していれば、当日中の振込が可能です。
また、9:00を過ぎた場合は翌日、もしくは翌営業日の振込となります。
ちなみに、以前までは手数料756円を払えば出金申請後数分で口座振込されるという『高速出金サービス』がありました。
これがかなり好評だったのですが、利用者の増加に対応が間に合わなくなり、2017年5月でサービス廃止となっています。
Coincheck(コインチェック)で出金できない4つの理由
このように、Coincheck(コインチェック )では簡単に出金を行うことができます。
しかし、『出金申請をする』のボタンをクリックした際にエラー画面が出て、出金申請ができないという人も少なくありません。
出金申請ができない原因には4つのパターンがありますので、自分がどれかに当てはまっていないか、今一度チェックしてみましょう!
① 本人確認が済んでいない
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Coincheck(コインチェック )では、アカウント登録の際に本人確認を求められますが、『後で申請する』という項目を選べば本人確認をしていない状態でも一部サービスを利用することができます。
しかし、本人確認が完了していない場合は出金申請が拒否されてしまうため、いくら申請し直したとしても出金はできません。
ですので、何度申請をしてもエラーになってしまう場合は、本人確認が完了しているか今一度確認してみましょう。
Coincheck(コインチェック)では、IDセルフィーと公的本人確認書類を提出し、登録情報と照合性を取ることで本人確認を行います。
その際は下記の書類が必要となりますので、1回で本人確認を完了させるためにも、事前にチェックしてから郵送しましょう。
【有効書類】
- 運転免許証(裏面も要提出)
- パスポート(顔写真ページと住所記載ページ)
- 在留カード(裏面も要提出)
- 特別永住者証明書(裏面も要提出)
- 運転経歴証明書(裏面も要提出・交付年月日が平成24年4月1日以降のもの)
- 住民基本台帳カード(裏面も要提出)
- 個人番号カード(写真のない通知カードは不可)
IDセルフィーとは、提出書類と本人が一緒に写っている写真のこと。
自分の顔と書類それぞれがしっかり見えるように撮影し、有効書類と一緒に郵送します。
② 日本円の残高不足
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仮想通貨取引所を使い慣れていない場合に多いのですが、取引所で保有している仮想通貨は、まず取引所内(ウォレット内)で日本円に換金する必要があります。
仮想通貨をそのまま日本円で出金しようとしてもエラーが出るだけなので、Coincheck(コインチェック)のマイページ内できちんと日本円残高が表示されていることを確認しましょう!
③ 7日以内にクイック入金をしている
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これも知らない人が多いのですが、直近1週間以内(7日)にCoincheck(コインチェック)でクイック入金を行なった場合、その金額分の出金が制限され出金ができません。
これについてはCoincheck(コインチェック)に申し入れをしても制限は解除されませんので、クイック入金した日から8日目以降に出金しましょう。
④ 上限金額以上を入力している
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最後の原因として考えられるのは、Coincheck(コインチェック)の出金上限金額5,000万円を超えた金額で出金申請をしている場合。
これはそうそうない原因にはなりますが、タイプミスで高額が入力されてしまっている可能性もありますので、再度金額を入力し直してみましょう!