コインチェックが再開し、こんなことを考えてはいませんか?
2018年1月から仮想通貨取引や入出金を停止していたコインチェックですが、2018年10月から数回に渡って一部仮想通貨の入金・購入再開が発表されました。
とはいえ、まだ全てのサービスが利用できるわけではないため、「結局何ができるの?」と混乱する人も少なくありません。
また、一部サービスの停止に大きな事件が関連していただけに、「今後は大丈夫なの?」という不安を持っている人も多いことでしょう。
そこで今回は、コインチェックで再開したサービスと社会的な期待度について紹介していきたいと思います。
今現在利用できるサービスとできないサービスも分かりやすくまとめているので、この記事を読めばスムーズにコインチェックを利用することができますよ!
- 2019年1月11日に金融庁の交換業認可登録済み!
- コンチェックでは全ての通貨で取引が可能
- 新規口座開設はもちろん、入金・購入・売却もできる
- 金融庁への登録も完了し、安心して利用できる状態
- ただし、まだ利用が再開していないサービスもある
- コインチェックの期待度はマネックスの株で一目瞭然!
- まだ利用できないサービスも順次再開する予定
目次
Coincheck(コインチェック)とは
出典:https://coincheck.com/ja/
これまで約10ヶ月もの間ほとんどのサービスが利用できなかったコインチェック。
そのため、「コインチェックってどんな取引所だったっけ?」となってしまう人も多いのではないでしょうか。
まずは、コインチェックがどんな取引所で、サービス停止となったきっかけについて簡単におさらいしてみましょう。
- 日本一使いやすい取引所
- ネムの流出事件
日本一使いやすい取引所
コインチェックは国内トップクラスの人気を誇る仮想通貨取引所で、現在では大手金融グループ「マネックス」の傘下となっています。
日本一使いやすい取引所を目指しているだけあって、取引画面の配色やボタンの配置など、非常に使いやすいと高く評価されているんです。
特にスマホアプリは初心者の間でも好評で、操作がわからない全くの初心者でも簡単に取引が始められると人気があります。
また、取り扱い通貨が9種類と国内取引所にしては豊富。
そのため、アルトコインユーザーにも人気があるのです。
コインチェックの概要 | |
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会社名 | コインチェック株式会社 |
設立 | 2012年8月28日 |
資本金 | 1億円 |
代表取締役 | 勝屋敏彦 |
本社住所 | 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-28-13 渋谷新南口ビル3F |
取り扱い通貨 | ・ビットコイン(BTC) ・イーサリアム(ETH) ・イーサリアムクラシック (ETC) ・リスク(LSK) ・ファクトム(FCT) ・リップル(XRP) ・ネム(XEM) ・ライトコイン(LTC) ・ビットコインキャッシュ(BCH) |
ネムの流出事件
国内トップを争うほどの人気ぶりを見せていたコインチェックですが、2018年1月26日にネムの入金制限を発表します。
そして、この発表を機にネムの入出金や売買の停止、さらに日本円を含む全通貨の出金停止が発表されたのです。
これにより大きな不安を抱いた人も多かったことでしょう。
その後、ネムがハッキングにあったと正式に発表され、被害総額約580億円という過去最大規模の大事件となりました。
Coincheck(コインチェック)再開までの経緯
ネムの流出事件後、コンチェックは行政処分となり、ほとんどのサービスを停止することになります。
ここでは、サービス停止から再開までの経緯をまとめてみました。
- 被害者への返金完了
- NEM(ネム)の取り扱いを再開
- 新規口座開設の受付再開
- ETH・XEM・LSKの取引再開
- XRP・FCTの取引再開
- 金融庁に認可される
2018年3月 被害者への返金完了
コンチェックは、ネムの流出事件後すぐにネム保有者に対する日本円の返金を発表しました。
保有者側としては約2ヶ月ほど待たされる形にはなりましたが、3月に全ての返金が完了しています。
つまり、コインチェックは補償額となる約463億円を自己資金でまかなったのです!
かつてマウントゴックスが470億円の被害総額で倒産してしまったことを考えると、コインチェックは相当の利益をあげていたことがわかりますよね。
2018年6月 NEM(ネム)の取り扱いを再開
6月になり、コインチェックはようやくネムの取り扱いを再開します。
仮想通貨の購入や出金はまだできない状態でしたが、仮想通貨取引所としての技術的なチェックも無事完了し、先行きが明るくなってきた時期だといえるでしょう。
ネット上では、8月の再開を目指しているといった情報が多くみられ、コインチェックユーザーの期待はさらに高まりました。
2018年10月30日 新規口座開設の受付再開
噂の8月から2ヶ月遅れましたが、沈黙を続けていたコインチェックがいよいよ新規口座開設の受付を開始しました。
また、このタイミングで一部仮想通貨の入金・購入も再開。
◆新規口座開設
◆ビットコイン(BTC)/イーサリアムクラシック (ETC)/ライトコイン(LTC)/ビットコインキャッシュ(BCH)の入金および購入
2018年11月12日 ETH・XEM・LSKの取引再開
11月12日、今度はETH・XEM・LSKについての入金および購入を再開する旨の発表がありました。
◆イーサリアム(ETC)/ネム(XEM)/リスク(LSK)の入金および購入
2018年11月26日 XRP・FCTの取引再開
11月26日、今度はXRP・FCTの2通貨について入金、購入を再開したことが発表されました。
これで、全通貨の入出金および売買が再開されたこととなります。
◆リップル(XRP)/ファクトム(FCT)の入金および購入
2019年1月11日 金融庁に認可される
2018年1月のネム流出事件からさまざまな噂が飛び交い、マネックスグループ傘下となったコインチェック。
丸一年経過した2019年1月11日に無事、改正資金決済法に基づく「仮想通貨交換業者」として金融庁の認可登録を受けました。
認可する方針であることは2018年12月ごろから発表されており、サービス自体も徐々に幅を広げていました。
以前から指摘されていたセキュリティ面を大幅にアップデートして、いよいよ本格稼働となります。
これを機に、混乱が続いていた仮想通貨業界も健全化に進んだといえるのではないでしょうか。
今、Coincheck(コインチェック)でできること
2019年1月現在、コインチェクでは全ての仮想通貨の取引が可能となりましたが、まだ完全復活というわけではありません。
現在利用できるサービスは、現物取引などの基本的なサービスのみとなっていますので注意しましょう。
- 新規口座開設
- 仮想通貨の入出金
- 仮想通貨の現物取引
新規口座開設
新規口座開設とは、その名の通りこれからコインチェックの口座をつくるというサービスのこと。
これまでは「新規受付を一時停止しています」という文言が表示されて口座開設ができませんでしたが、現在は受付が可能。
そのため、以前からコインチェックが気になっていたという人は、さっそく口座をつくってみましょう!
仮想通貨の入出金
これは、仮想通貨を購入するため口座に日本円を入金したり、持っている仮想通貨を日本円として銀行口座に振り込むこサービスを言います。
これまでは出金はできたものの入金ができず、コインチェックで新しく仮想通貨を購入することができませんでした。
しかし、現在は入金も可能になっていますので、日本円を入金して機になる通貨を購入することができますよ
仮想通貨の現物取引
取り扱い通貨全において入出金、売買が可能となったコインチェックですが、利用できる取引は基本的な現物取引のみ。
レバレッジをかけた取引についてはまだ再開となっていませんので、少ない資金で大きな取引をしたい人はもうしばらく待つ必要があります。
まだ利用できないサービスも…
コインチェックでは、レバレッジ取引をはじめ、いくつかのお得なサービスはまだ利用できない状況となっています。
その中には、銀行の営業時間を気にせず入金ができる「クイック入金」や、銀行口座が必要ない「コンビニ入金」も含まれますので注意しましょう。
- レバレッジ取引
- アフィリエイト
- コンビニ入金
- クイック入金(Pay-easy)
- Coincheck Payment
- Coincheckでんき
とはいえ、これらのサービスも順次利用再開される予定ですので、気を落とさずにもう少し待ってみてくださいね。
Coincheck(コインチェック)の再開に寄せられる期待
利用再開にはなったものの、コインチェック=ネムの流出事件というイメージもまだ強く、いまだに不信感を抱いている人も少なくありません。
しかし、今回のサービス再開に伴い、社会的には大きな期待が寄せられているよう。
というのは、コインチェックの親会社となるマネックの株が急騰を見せているのです。
もちろん、完全復活にはもう少し時間がかかりますが、コインチェックならではの魅力がそれだけ大きいというのがわかります。
また、補償額を全額自己資産でまかなったことや、どん底から這い上がったという部分も、今後の大きな期待に繋がっているといえるでしょう。
長い準備期間を終えたCoincheck(コインチェック)がついに本格始動!
2019年1月現在、コインチェックでは9種類全ての通貨で取引が可能となっており、日本円の入出金も問題なく行える状態です。
ただし、レバレッジ取引をはじめ、クイック入金やコインチェックでんきといった便利なサービスはまだ利用することはできません。
しかし、準備が整い次第順次利用再開となる見込みですので、完全復活もそう遠くはないはず。
また、コインチェックの再開が発表されたと同時にマネックスの株が急騰。
これにより、今後のコインチェックはかなり期待されているといっても過言ではないでしょう。
初心者でも使いやすいという大きな魅力もありますので、機になる人はぜひコインチェックの使い心地を体感してみてくださいね!
- コインチェックでは、9種類全通貨の入出金及び売買が可能
- 利用できる取引は現物取引のみ
- クイック入金やレバレッジ取引などは順次利用再開となる見込み
- マネックスの株が急騰により、今後のコインチェックが期待されていることがわかる
- 現在は金融庁の認可を取得した安全な取引所となっている