この記事では国内の大手仮想通貨取引所『Coincheck(コインチェック)』の登録方法を実際の画像付きで分かりやすく解説しています。
「コインチェックに登録しようかな?」と考えている方、「コインチェックの登録ってどうやるの?」と困っている方も、この記事をご覧になれば簡単に登録手続きをすることができるでしょう。
「仮想通貨は初めて!」という初心者の方も、初めての仮想通貨ならコインチェックがおすすめです。
- 東証一部上場のマネックスグループで安心
- スマホアプリが簡単で使いやすい
- 取り扱い通貨が多い(10種類)
登録する前の事前準備
実際にコインチェックの登録手続きを始める前に知っておいた方が良いこと、準備しておいた方が良いものを解説します。
コインチェックのアカウントの種類について
コインチェックには「取引アカウント」「貸仮想通貨アカウント」「決済アカウント」の3種類のアカウントがあります。
■「取引アカウント」は、仮想通貨の売買などを行う一般的なアカウント。
■「貸仮想通貨アカウント」は、手持ちの仮想通貨をコインチェックに貸し出す時に利用するアカウント。
■「決済アカウント」は、店舗などがコインチェックのシステムを使って、仮想通貨の決済を取り入れたいときに使うアカウント。
この記事では「取引アカウント」の登録方法を解説しています。
「取引アカウント」を開設後、「貸仮想通貨アカウント」「決済アカウント」を別途、開設することも可能です。
コインチェックの登録に必要なもの
コインチェックの登録手続きに必要なものは下記3点です。
- メールアドレス
- (SMS受信可能な)携帯電話
- 本人確認書類
メールアドレス
メールアドレスはパソコンでも携帯電話のものどちらでも大丈夫です。
ただし、コインチェックからメールアドレスの認証が入るので、きちんと受信できる有効なアドレスであること、迷惑メール等のフィルタには注意しましょう。
(SMS受信可能な)携帯電話
SMSを使って携帯電話番号の認証が入ります。
SMSを受信できない場合は、SMSを送信することで認証する方法もありますが、固定電話等を使った代替の認証方法はありません。
格安SIMなどでSMS機能を使えない場合は、コインチェックに登録することができません。
本人確認書類
顔写真付きの有効期限内の本人確認書類が必要です。
コインチェックで受け付けている本人確認書類は下記の7種類です。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- マイナンバー(個人番号)カード
- パスポート
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 住民基本台帳カード
有効な本人確認書類についてもっと詳しくは下記のコインチェックのヘルプをご覧ください。
参考 口座開設に必要な本人確認書類と郵送ハガキについてCoincheckヘルプセンター本人確認書類の記載の住所と現在お住まいの住所は一致していることが必須です。
もし引っ越し等をして本人確認書類の住所変更がまだの場合は、口座開設ができないので、先に本人確認書類の住所変更手続きをしましょう。
もしくは住民票や保険証、公共料金の領収書などの補助書類を追加することでも登録が可能です。
参考 補助書類のご案内Coincheckヘルプセンターコインチェックの登録方法を画像付きで分かりやすく解説
登録の手順を実際の画像付きで分かりやすく解説しています。
コインチェックの登録はパソコンでもスマホでもどちらでもできますが、写真をアップロードする必要があるためカメラ付きのスマホで手続きをした方が簡単です。
こちらでもスマホでの登録方法を解説しています。
- アカウント登録~メールアドレスの認証
- SMSでの携帯電話番号認証
- 各種重要事項に同意
- 本人確認書類を提出&個人情報を入力
- 本人確認ハガキを受け取る
① アカウント登録~メールアドレスの認証
まずはメールアドレスを入力してアカウント登録から始めます。
メールアドレスの認証が入るので、受信できる有効なメールアドレスを使うようにしましょう。
- STEP.1コインチェック公式ページを開く
- STEP.2アカウント登録ページを開く
コインチェック公式ページを開くと、目立つ位置に「口座開設(無料)はこちら」というボタンがあるのでタップします。
- STEP.3メールアドレスを登録する
メールアドレスとパスワードを入力します。
ロボット認証にチェックを入れ、「登録する」ボタンをタップします。
- STEP.4メールアドレスの認証
入力したメールアドレスに確認メールを送ったとのことなので、受信メールを確認します。
上図のようなメールアドレスの確認メールが届くので、メール内のURLをタップします。
URLをタップすれば上図のような本人確認のお願いページが開きます。
② SMSでの携帯電話番号認証
SMSを使って携帯電話番号の認証をします。
SMSを受信できない等のトラブルについては「携帯電話番号認証のSMSが届かない」をご覧ください。
- STEP.1携帯電話番号の認証画面を開く
本人確認のお願いページを下にスクロールすると、「本人確認書類を提出する」というボタンが出てくるのでタップします。
本人確認の前に携帯電話番号の認証をお願いしますという画面が開きます。
- STEP.2携帯電話番号を入力
携帯電話番号を入力し、「SMSを送信する」をタップします。
「認証コードを指定の電話番号にお送りしてよろしいでしょうか?」とメッセージが出るので、「OK」をタップします。
- STEP.3認証コードを入力
SMSを確認して、数字6桁の認証コードを確認します。
認証コードを入力して「認証する」をタップします。
「認証が成功しました」と表示され、SMS認証が完了です。
③ 各種重要事項に同意
プライバシーポリシーや電子交付に関する同意書、反社会的勢力でないことの誓約書など、コインチェックに登録するには多くの重要事項を確認して同意することが必須です。
ちゃんと目を通す人は少ないでしょうが、さらっとでも確認しておきましょう。
- STEP.1ナビゲーションメニューを開く
SMS認証完了画面で右上にある横線のメニュー(ハンバーガーメニュー)をタップします。
- STEP.2
各種メニューが開くので、タブメニューから「人型のアイコン」をタップします。
メニューから「本人確認」をタップします。
- STEP.3各種重要事項を確認する
各種重要事項同意のお願いページが開きます。
プライバシーポリシーや取引説明書など各種重要事項の書類(PDF)が色々あります。
タップすれば開くので内容を確認します。
- STEP.4チェックを入れて同意する
内容に同意できれば、下にスクロールしてチェックボックスにチェックを入れます。
「各種重要事項に同意、承諾してサービスを利用する」をタップします。
- STEP.5本人確認ページを開く
各種重要事項に同意すれば、「本人確認書類を提出する」ボタンが表示されるのでタップします。
④ 個人情報を入力&本人確認書類を提出
いよいよ、名前や住所などの個人情報を入力し、運転免許証などの本人確認書類を提出する手続きです。
この手続きを終えれば登録手続きは完了です。
もう少しなので頑張っていきましょう!
- STEP.1本人確認手続きの注意点を確認する
本人確認手続きの流れと注意点が表示されますのでしっかりと内容を確認しておきましょう。
- STEP.2個人情報を入力
名前、性別、生年月日、住所等の個人情報を入力します。
個人情報以外には「取引目的」に答える必要があります。
取引目的は選択肢から選ぶ形式で「仮想通貨への投資のため」「仮想通貨のウォレットとして」「決済機能を利用するため」の3つの選択肢があります。
普通に「仮想通貨への投資のため」を選んでおけばOKです。
MEMO2019年7月16日より、一般社団法人日本仮想通貨交換業協会の自主規制規則に基づき、お客様情報の追加登録が必要になっています。追加で必要とされる項目は、金融資産の状況や仮想通貨の経験などです。
上図は追加情報が必要になる前のキャプチャ画像なので、現在は、取引目的に加え、上記の項目も追加になっているかもしれません。
- STEP.3セルフィーをアップロードする
「セルフィー」とは上図のSample画像にあるように、運転免許証などの本人確認書類を手に持った状態での自分の顔写真のことです。
本人確認書類の文字がきちんと読めないとダメなので、ピントがちゃんと合うように注意して撮りましょう。
「ファイルを選択する」をタップします。
セルフィーをまだ撮影していない場合は「写真またはビデオを撮る」をタップ、既に撮影済みの場合は「フォトライブラリ」をタップします。
撮影するか、既存の写真を選択してアップロードします。
- STEP.4本人確認書類の表面と裏面をアップロード
運転免許証などの本人確認書類をセルフィーと同様の手順でアップロードします。
裏面も必要な書類の場合は裏面も忘れずにアップロードします。
運転免許証の場合、裏面に記載がなくてもアップロードする必要があるので注意しましょう。
- STEP.5本人確認書類を提出する
本人確認書類をアップロードできれば、「外国PEPsに該当しない」に忘れずチェックを入れて、「本人確認書類を提出する」をタップします。
ユーザー側でしないといけない口座開設の申し込み手続きは以上で完了です。
コインチェック側で口座開設の審査が開始されます。
MEMO外国PEPsとは、内閣総理大臣や最高裁判所の裁判官など国家の重要な役職に就いている人のことです。一般の人は基本的に当てはまりませんので、通常は「該当しない」で大丈夫です。
⑤ 本人確認ハガキを受け取る
実際にその住所に住んでいる人なのか?を確認するためのハガキがコインチェックから発送されます。
ハガキは転送不要の簡易書留で送られてきますので、対面での受け取りが必要です。
- STEP.1住所確認のためのハガキが発送される
口座開設の審査が完了すれば、住所確認のためのハガキが発送されます。
ハガキが発送されれば上図のようなメールが届きます。
- STEP.2ハガキを受け取る
上図のようなハガキが届きます。
ハガキは転送不可の簡易書留で届くので、対面で受け取る必要があるので注意しましょう。
- STEP.3ハガキの受け取りを確認
ハガキが無事に届いたことをもって、住所確認の手続きは完了するので、ハガキを受け取ってから何かをする必要はありません。
コインチェック側でハガキの到着を確認できれば、上図のようなメールが届きます。
このメールが届ければ、口座開設の手続きがすべて完了です。
日本円を入金して仮想通貨の取引を開始できます。
トラブルシューティング&よくある質問
コインチェックに登録する前や登録手続き中によくあるトラブルや疑問について解説しています。
コインチェックはNEM盗難事件以降、新規口座開設を停止していたり、一部機能を制限していたと思うが、現在は通常通り使えるの?
コインチェックはNEM盗難事件以降、東証一部上場のマネックスグループの配下となり、経営体制を刷新、セキュリティ対策を中心に再建を進めてきました。
以前は金融庁の認可を受けておらず、いわゆる「みなし業者」として運営していましたが、2019年1月11日、資金決済法に基づく仮想通貨交換業社に正式に登録され、金融庁の認可を受けています。
現在は、新規口座開設受付も再開し、仮想通貨の売買や送受金等に制限もなく、通常通り使うことができます。
携帯電話番号認証のSMSが届かない
スマホの初期設定でSMSが受信できないようになっている場合があります。
下記手順に沿って、SMSの設定を確認してみてください。
iPhoneの場合
- STEP.1設定からメッセージを開く
iPhoneの設定画面から「メッセージ」をタップします。
- STEP.2不明な差出人をフィルタをオフにする
メッセージの設定画面で「不明な差出人をフィルタ」がONになっていれば、上図のようにオフにします。
また、iPhoneやAndroidに限らず、ドコモやソフトバンクなど携帯キャリアの設定で、海外からのSMSを拒否するなどの設定になっている場合もあります。
コインチェックからのSMSは海外事業者を通して送信されるので、海外からのSMSを拒否する設定になっていると届きません。
下記ページ等を参考に設定を確認してみてください。
参考 SMS拒否設定NTTドコモ 参考 受信許可・拒否設定ソフトバンク 参考 迷惑SMS、MMSを拒否したいauどうしてもSMSが受信できない場合は、逆にSMSを送信することで認証する方法もあります。
詳しい手順は下記ページをご覧ください。
参考 電話番号認証(SMS認証)の設定方法Coincheckヘルプセンター格安SIMのためSMS機能が使えない
格安SIMや格安スマホを使っている場合、契約内容によってはSMSが使えないものもあります。
SMS機能がまったく使えない場合、残念ながらコインチェックに登録することはできません。
住所確認のハガキが届かない
なかなかハガキが発送されないのか、ハガキは発送されたけど届かないのかによって状況は異なります。
ハガキが発送されるのは本人確認書類をアップロード後、コインチェック側で口座開設の審査を終えてからになります。
ハガキがなかなか発送されないということは審査に時間がかかっていることになります。
審査自体はクレジットカードや住宅ローンの審査のように厳しいものではないので、入力内容や本人確認書類に不備などがなければ普通に通るはずです。
通常は本人確認書類を提出後1~2営業日で審査が完了し、ハガキが発送されます。
1週間以上経ってもハガキが発送されないようなら一度問い合わせた方がいいでしょう。
ハガキが発送されれば到着までは2~4営業日程度です。
簡易書留で発送されるので、お問い合わせ番号がついており郵送状況を確認できます。
転送不可で発送されるので、入力した住所が間違っている、引っ越し前の住所を入力した等の場合は届かないので注意しましょう。
口座開設の審査に落ちてしまった
先述しましたが、コインチェックに限らず仮想通貨取引所の審査はそれほど厳しいものではありません。
専業主婦やフリーター、無職の方でも基本的に大丈夫です。
信用情報の照会もかからないので、クレジットカードやカードローンの滞納があるような場合でも問題ありません。
もし審査に落ちるとすれば、入力した個人情報に偽りや間違いなどの不備がある、アップロードした本人確認書類と記載が違う、本人確認書類の偽造が疑われる等の場合です。
審査基準は公開されておらず、万が一、審査に落ちて口座開設を断られてしまっても理由を教えてもらうことはできません。
あまりあることではありませんが、残念ながらコインチェックの審査に落ちてしまった場合は、GMOコインやビットバンクなど他の仮想通貨取引所を検討しましょう。
未成年の口座開設はできますか?
仮想通貨取引所には未成年の登録ができない所もありますが、コインチェックでは追加の書類を提出すれば未成年でも口座開設は可能です。
未成年の場合は保護者の同意書に記入・押印してもらう必要があります。
コインチェックの保護者同意書はこちらからダウンロードできます。(PDF)
同意書を印刷して保護者(親権者)に自筆で氏名・住所・続柄を記入してもらい、押印してもらいます。(両親がいる場合は2人とも)
口座開設時に、記入・押印済みの同意書をスマホのカメラで撮って、追加書類としてアップロードして提出します。
法人の口座開設はできますか?
コインチェックは法人での口座開設も可能です。
個人と法人でのコインチェックのサービス内容は同じです。
法人アカウント開設のための必要書類は下記の5点です。
- 発行から6ヶ月以内の履歴事項全部証明書の写し(全項分)
- 法人名義の口座通帳で、法人名義及び口座番号表記のある面の写し
- 取引担当者のIDセルフィー
- 取引担当者の本人確認書類
- 法人取引担当者届出書 (代表者と取引担当者が異なる場合のみ必要です )
住所確認のハガキは会社住所宛てと取引担当者宛てと2通発送されるので、2通とも受け取りが必要です。
法人の場合、含み益に課税される等、個人とは税務処理が異なるので、事前に仮想通貨に詳しい税理士等に相談されることをおすすめします。
まとめ
以上、コインチェックの登録方法について分かりやすく解説しました。
コインチェックは2018年初頭に起きたNEM盗難事件により、世間の仮想通貨に対する信頼を大きく失墜させ、会社の経営的にも大打撃を受けました。
しかし、その後、東証一部上場のマネックスグループの一員となり、経営体制を刷新し、一歩ずつ着実に再建してきました。
現在、じわじわと回復しつつある仮想通貨への信頼と、大幅に上昇したビットコインなどの仮想通貨相場にも押される形で、コインチェックへの新規登録者はうなぎ登りとなっています。
参考 コインチェック、口座開設の申請が急増 仮想通貨の大幅高でロイター2017年に仮想通貨が盛り上がった際には、口座開設希望者が殺到して登録完了までに1ヶ月近くかかることもありました。
いまはまだそこまでの事態にはなっていませんが、登録希望者が殺到していざ口座開設をしたいときにできなくなる前に登録を済ませておきましょう。