ビットコインを中心とした仮想通貨は『時間・場所を選ばずに送金できること』が特徴的で、今もどんどんとユーザー数を伸ばしています。
そんな仮想通貨に興味をもった方が次におこなうことは、仮想通貨取引所の開設です。
国内の仮想通貨取引所ではコインチェック、ビットフライヤーなどが有名であり、特にコインチェックは2018年1月26日にNEMのハッキング被害をうけ一躍有名となりました。
もともと使いやすさに定評があったコインチェックは、現在マネックス証券の傘下となり徐々に信頼を取り戻しつつあります。
この記事に辿り着いた方の中には、
コインチェックにログインできないんだけど、どうしたらいいの?
コインチェックに不正ログインされたんだけど、対策はあるの?
といったことを思われている方が多いと思います。
今回の記事では、コインチェックの基本情報からログイン方法・ログインできない場合の解決策についてしっかりとみていきます。
仮想通貨取引所・コインチェック(Coincheck)は、2018年1月に発生したネム(NEM/XEM)の不正流出事件の影響を受けて一部の取引しか再開していません。
(2018年6月日現在)
コインチェックの基本情報
出典: https://coincheck.com/
運営会社 | コインチェック株式会社(英語表記:Coincheck, Inc.) |
---|---|
資本金 | 1億円 |
設立 | 2012年8月28日 |
取り扱い通貨 | BTC、BCH、ETH、ETC、XRP、LTC、ZEC、XMR、DASH、XEM、LSK、FCT、REP |
セキュリティ | 2段階認証ログイン コールドウォレット マルチシグネチャウォレット |
現物取引手数料 | 0% |
信用取引/先物取引手数料 | 0.05%(借入手数料/日) |
信用取引/先物取引 | レバレッジ最大5倍/なし |
日本円出金手数料 | 400円 − 756円 |
BTC出金手数料 | 0.0005BTC |
コインチェックは2012年8月28日に設立された日本を代表する仮想通貨取引所です。
次の3点が魅力的な特徴で、多くのユーザーを獲得しています。
- 直感的な操作性で初心者にも優しい
- 取扱い通貨の数が豊富
- 取引ボリュームが大きく、流動性が高い
また、国内取引所としては珍しくチャット機能を実装しており、ユーザー間でコミュニケーションをとることが可能です。
コインチェック株式会社は仮想通貨取引所だけではなく、『Coincheck Pament』、『Coincheck Lending』という2つのサービスを提供しています。
出典: https://coincheck.com/
前身のレジュプレス株式会社は、もともとWEB運営を事業の柱としていたため多角的なサービス展開を強みとしています。
コインチェックのログイン手順
①コインチェックトップページ右上のログインを選択します。
②3つのアカウントの選択の中から『取引アカウント』をクリックします。
③『メールアドレス』、『パスワード』を入力の上、ログインボタンをクリックします。
コインチェックにログインできない原因
コインチェックにログインできない原因の多くは、次の4つのパターンが考えられます。
- パスワードの紛失
- 二段階認証のログインの失敗
- コインチェックアカウント種別の間違い
- Facebookアカウントを使用したログイン
- 集中アクセスによるサーバー負荷
コインチェックにログインできな問題の多くは、わたしたちユーザーのオペレーションが誤っていることがほとんどです。
順番に確認していきましょう。
ケース① パスワードの紛失
コインチェックにログインできない一番多い原因は『パスワード』を忘れてしまった場合です。
パスワードは8文字以上の複合文字が推奨されているため、登録者本人もしばらくログインしていない間に忘れてしまうことが多いです。
WEB版のコインチェック公式サイトのログイン画面より、パスワードの再設定を行うことが可能です。
<解決方法>
①『パスワードをお忘れですか?』をクリックします。
②『ご登録のメールアドレス』を入力し、送信ボタンをクリックします。
③コインチェックよりご登録の携帯電話へワンタイム認証コードが送られます。
認証コードを入力の上、送信ボタンをクリックします。
④ご登録のメールアドレスへパスワードの再設定用リンクが届くのでクリックします。
※24時間以内にリンククリックする必要があります。
⑤最後に新しいログインパスワードを入力の上、送信ボタンをクリックすれば完了です。
ケース② 二段階認証のログインの失敗
仮想通貨取引所のセキュリティ設定で最も普及している方法が『二段階認証』です。
Google Auehtnticatorを使用して二段階認証を設定することが一般的な手法として広まっています。
Google Authenticatorアプリ(iPhone版)はコチラ
Google Authenticatorアプリ(android版)はコチラ
コインチェックでは、二段階認証をおこなうことで次のメリットがあります。
- 不正ログインが防止できる
- 万が一ログインさせてしまった場合に100万円の補填をうけることができる
<解決方法>
①『メールアドレス』、『パスワード』を入力の上、ログインボタンをクリックします。
②GoogleAuthenticatorアプリに表示される6桁の認証キーを入力します。
※GoogleAuthenticatorアプリに表示される最新の認証キーをタイミングよく入力することがポイントです。
二段階認証未設定の場合は、事前に次の手順で設定しておく必要があります。
①WEB版コインチェック公式サイトへログインし、『設定 – 二段階認証』をクリックします。
②アプリを取得後に、『設定する』ボタンをクリックします。
③アプリからQRコードを読み取り、認証キーを下段に入力の上、『設定する』ボタンをクリックします。
以上で次回のコインチェックログイン時より、認証キーの入力が求められるようになります。
ケース③ アカウントの種類を間違えている
コインチェックは仮想通貨取引所としては珍しく、3種類のアカウントが提供しています。
- 取引アカウント
- 決済アカウント
- 貸仮想通貨アカウント
<解決方法>
コインチェックログイン時に選択するアカウントは『取引アカウント』を選択する。
ケース④ Facebookアカウントを使用してログインしている
出典: https://ja-jp.facebook.com/
コインチェックは、Facebookアカウントでのログインに対応しています。
しかし、Facebookアカウントでのログインはセキュリティ上好ましくありません。
外部サービスで利用しているユーザー名・パスワードの使い回しは、ハッキングリスクを高める原因となってしまうためオススメできません。
可能な限り、新規メールアドレス・パスワードを設定するようにしてください。
<解決方法>
Facebookアカウントを使用したログインはしないようにする。
万が一使用したい場合は、次の2つのポイントに注意してください。
- Facebookに登録しているメールアドレスは変更しない
- Facebookアカウントを削除しない
Facebook内の登録メールアドレスとコインチェックの登録メールアドレスは連動していません。
登録メールアドレスを変更することで、コインチェックアカウントとの紐付けができなくなり、ログインができなくなります。
また同様に、Facebookアカウントを削除した場合も復元は困難です。
ケース⑤ 集中アクセスによるサーバー遅延
集中アクセスによりサーバー遅延問題は、コインチェックだけではなく仮想通貨取引所全体の問題としてあげられます。
トレンドである仮想通貨業界は、たびたびアクセス数増加に伴い『サーバー遅延』が発生します。
コインチェックへログインできないことは勿論のこと、公式サイトが『502エラー』となりページ表示に対応できなくなります。
本日午前11時台に発生致しました障害につきまして、ご報告とお詫びを申し上げます。弊社Coincheck取引所サービスにおきまして、正常はでない価格が表示される障害が発生致しました。深くお詫びを申し上げますと共に、該当時間に取引をされたご利用者様に関しましては、取引前の状態へ戻す可能性がありますことをご了承いただけましたら幸いでございます。
なお、現在関連するサーバーを停止する措置を取り、入出金・売買を停止させていただいております。詳細等、分かり次第ご報告をさせていただきます。
ご迷惑をおかけしておりますが、何卒宜しくお願い申し上げます。
この場合の解決策は基本的にはありません。仮想通貨取引所のインフラ問題と呼ばれています。
最近は、国内主要取引所においては設備増強に力をいれてユーザーの同時ログイン数増加に備えている状況です。
いくつかの仮想通貨取引所を平行して開設しておくで不測の事態に備えることが重要です。
コインチェックへの問い合わせ方法
自身での解決が困難な問題が発生した場合は、コインチェックの運営窓口へ問い合わせすることが有効です。
コインチェックお問い合わせフォームより、トラブルの内容を記載することで折返し連絡の上、対応してもらうことができます。
対応にあたっては、次の情報が必要になります。
- お名前
- 登録住所
- 生年月日
- 登録電話番号
- 登録メールアドレス
- 新規IDセルフィー
お問い合わせフォームでは、IDセルフィーの添付ができません。コインチェックより返信を確認後に添付する形となります。
返信までの期間は、平均して2 – 5日間程度を要しますが、慌てずにトラブルの内容を正確に伝えることが重要です。
コインチェックにログインできない場合の対処法は?のまとめ
今回の記事では、コインチェックの基本情報からログインできない場合の対処方法までを順番にみていきました。
『大事な個人資産を預ける仮想通貨取引所にログインできなった』ということにならないために、常にリスク管理をおこないながら仮想通貨を運用することが何より大事です。
原因と改善策を知ることで、今後の取引所運用に役立ててください。