コインチェック(Coincheck)はリップル(XRP)をはじめとしたたくさんの人気仮想通貨を取り扱っている販売所です。
アプリからも簡単に仮想通貨を購入できるので、初心者を中心に人気です。
この記事では、なにかと話題のコインチェックについて、買い方(使い方)を中心に徹底解説します。
後半では、コインチェックの特徴や、最新情報、今後の見通しについて紹介します。
「コインチェックとはなに?」というところから知りたい方は、下のボタンで概要の項までスキップしてください。
現在、コインチェック(Coincheck)では新規の口座開設を中止しています。
近日中に再開するのでは、と噂されているため、最新情報が入りしだい更新します。
コインチェックの新規登録が再開されるまではDMM bitcoinでリップル(XRP)を購入するのがおすすめです。
目次
コインチェック(Coincheck)での使い方、買い方
コインチェックの使い方(買い方)を、実際の操作画面とあわせて確認していきましょう。
ここでは、もっとも将来性が期待されている仮想通貨の一つ、リップルの買い方を紹介します。
コインチェックでリップル(XRP)を買う方法
- STEP.1コインチェックの口座を開設する
まず最初に会員登録をして口座を開設する必要があります。
現時点では新規登録を受け付けていませんが、通常はこちらのボタンから会員登録にすすむことができます。
コインチェックの登録、口座解説の操作方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。
仮想通貨投資は1番簡単に使えるCoincheck(コインチェック)から始めよう|登録方法と入金方法を解説
- STEP.2口座に日本円を入金する
続いて、コインチェックの口座に日本円を入金を行います。
トップ画面から、「入金する」をクリックしましょう。
「日本円/USドルを入金する」という画面に遷移します。
コインチェックでは、銀行振込、クイック入金、コンビニ入金の3通りが用意されています。
画面中程にある選択肢の中から入金方法を選び、画面の案内に従って操作を進めましょう。
現時点(2018年6月)では銀行振込のみしか対応していませんが、銀行振込は入金が反映されるまでに時間がかかる場合があります。
利便性や即時性の面から考えて、本来はコンビニ入金、クイック入金がおすすめです。
対応の再開を待ちたいところですね。
上級者は仮想通貨を入金してもOK他の取引所でビットコインを購入している方は、コインチェックのアドレスあてに送金することもできます。
トップ画面左上にある「ウォレット」のボタンをクリックし、左にあるメニューの中から「コインを受け取る」を選びます。
受け取りたいコインの種類を選択し、その下に表示されるアドレスをコピーします。
他の取引所やウォレットからそのアドレス宛にビットコイン・アルトコインを送金し、処理が完了するのを待ちましょう。
はじめて受け取りの手続きをする仮想通貨の場合は、「アドレスを作成」をクリックすれば送金用アドレスが表示されます。
注意リップルには「宛先タグ」が発行されます。
宛先タグは送金アドレスとセットで個人を識別する目印になります。
送金する予定だったリップル(XRP)が消えてしまいますので、必ず入力しましょう。
- STEP.3リップル(XRP)を購入する入金が確認できたら、ここからが買い方の操作です。
トップ画面には仮想通貨のレートが表示されています。
その中から、「リップル」などの希望する仮想通貨を選びます。
購入数量を入力して、下に表示される合計金額を確認しましょう。
問題なければ「購入する」ボタンをクリックして、操作完了です。
「購入する」ボタンを押した後はキャンセルができませんので、ご注意ください。
- STEP.4リップル(XRP)を売却する
売却する場合の操作も購入とほとんど変わりません。
トップ画面から「ウォレット」をクリックし、メニューから「コインを売る」を選択します。
表示されている仮想通貨の一覧の中から「リップル」を選びます。
買うときと同様、売りたい数量を入力して金額に問題がなければ「売却する」をクリックします。
ビットコインの板取引や指値注文ができる!
コインチェックではビットコイン(BTC)のみ、板取引に対応した取引所を設けています。
そのため、指値注文を出すことができるんです。
注文の出し方の種類で、指値注文と成行注文の二種類が一般的です。
- 成行注文:仮想通貨をその時の最安値ですぐに購入すること
- 指値注文:仮想通貨の希望数量と価格を指定して購入すること
指値注文のほうが操作がやや複雑な半面、自分が買いたい金額で取引を行えるため、取引に慣れた人ほど指値注文を活用する傾向があります。
販売所と取引所の違いについてはこちらで詳しく解説しています。
ここからは、コインチェックで指値注文を使った買い方を解説していきます。
まず、トップから「トレードビュー」を選択します。
取引履歴やチャート、売り注文と買い注文をまとめた「板」とよばれる一覧表が表示されています。
指値注文は赤で囲った部分を操作して購入します。
指値注文をする場合は、「注文」のタブを選択しましょう。
「レート」の欄に、仮想通貨の希望購入価格を設定します。
「注文量」の欄には、希望価格になったときにどれだけ買いたいかを入力します。
例えば「1BTCが740,000円のときに、0.01BTC分購入したい」というときは、以下のように入力します。
- レートの欄:740,000 BTC/JPY
- 注文量の欄:0.01 BTC
概要で表示される金額に間違いなければ、「買い注文」をクリックします。
なお、トレードビューでも成行注文をすることができます。
その場合は「注文」の隣にある「成行注文」のタブを選択し、購入量を設定して「買い成行き注文」ボタンを押すだけでOKです。
レバレッジ取引にも対応している
コインチェックではビットコイン(BTC)のレバレッジ取引にも対応しています。
レバレッジとは、自分の持っているお金を担保(証拠金)にして、その数倍の金額を取引できる仕組みです。
コインチェックではレバレッジを5倍まで掛けることができるので、1万円を元手に5万円分の取引ができるということです。
レバレッジを効かせた仮想通貨の買い方は以下とおりです。
- 日本円を入金
- レバレッジアカウントに振替
- レート、注文量を入力
- レバレッジの倍率を選択
- ポジション(ロングorショート)を選択
レバレッジ機能の使い方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
コインチェック(Coincheck)はどんな特徴がある?
ここまでコインチェックでの仮想通貨の買い方を確認してきましたが、そもそもコインチェックはどんな特徴がある取引所なのでしょうか。
仮想通貨取引所は特徴に応じて使い分けるのが上級者への近道。
使い方だけでなく、コインチェックの長所や短所を確認しておけば、仮想通貨の取引も有利になるはずです。
取り扱い仮想通貨が多い!リップルも購入可能
コインチェックは、購入できる仮想通貨の種類が多いという特徴があります。
取り扱っている仮想通貨は以下の9種類です。
- リップル(XRP)
- ビットコイン(BTC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- イーサリアム(ETH)
- イーサリアムクラシック(ETC)
- リスク(LSK)
- ファクトム(FCT)
- ネム(XEM)
- ライトコイン(LTC)
なお、ダッシュ(DASH)、モネロ(XMR)、ジーカッシュ(ZEC)、オーガー(REP)の4種類は6月18日をもって上場を廃止し、購入・売却ともにできなくなります。
暗号通貨の安全性や健全性を考慮しての自主規制としています。
今後さらなるAML/CFTの管理態勢の整備・強化が必要となること等を踏まえ、少しでも懸念のある通貨を取扱うことについては、当社として適切ではないと判断し、仮想通貨の特性を踏まえた各種リスクの再検証を実施いたしました。 一部仮想通貨の取り扱い廃止のお知らせ
上場廃止になった4種類を差し引いても、9種類を売買できるというのは国内取引所の中で最多です。
- コインチェック:9種類
- DMM Bitcoin:7種類
- GMOコイン7種類
- bitFlyer:7種類
- bitbank:6種類
- QUOINEX:5種類
- Zaif:5種類
- BITPOINT:5種類
購入できる仮想通貨の数が多いということは、それだけチャンスが増えるということ。
この点は、他の国内取引所と比較した際の魅力的なポイントです。
コインチェックがたくさんの仮想通貨を取り扱っているのは、金融庁が指定する「仮想通貨交換業者」の認可を受けていないことが一因です。
コインチェックを買収したマネックスグループ(詳しくは後述します)は認可をはやめに取得したい意向を示しています。
本格的にコインチェックが再稼働するときには仮想通貨の種類が今より絞られている可能性があります。
アプリが使いやすい!
コインチェックはアプリの使い勝手がよく、スマホから簡単に仮想通貨のトレードができることで知られています。
「仮想通貨をはじめて購入する」「難しい機能は使い方がわからない」という初心者を中心に人気を獲得しました。
スマホから仮想通貨の売買が簡単に行えますが、すべての操作が完結するわけではありません。
板取引(指値・指値注文)やアルトコインの受け取りなど、一部の操作はPCを使う必要があることを覚えておきましょう。
現在でも国内取引所のアプリの多くはコインチェックを参考にして設計されている点が多く見受けられます。
さらに、DMMグループの子会社である株式会社ネクストカレンシーはコインチェックに似たコンセプトの販売所「コインタップ」を開発しており、数多くの影響を与えた取引所といえます。
コインタップに関してはこちらの記事で詳しく紹介しています。
ビットコインのスプレッド・取引手数料が安い!
購入価格と売却価格の差のことを「スプレッド」と呼びます。
ビットコインはユーザー間の希望価格で売買を行う取引所形式で販売されているため、このスプレッドがほとんど発生しません。
さらに、売買する際の手数料が無料に設定されています。
ビットコインをお得に売買できるんです。
リップルなどのアルトコインはスプレッドがやや高い
リップルをはじめとしたアルトコインは販売所形式になっているため、スプレッドが大きいというデメリットがあります。
販売所ではコインチェック側の取り分をのせた定価を設定しているので、ユーザー同士で売買ができる取引所に比べてスプレッドが割高になるのです。
実際に1BTCの購入金額と売却金額を比較してみました。
この場合、購入価格(¥752,320)から売却価格(¥721,780)を引いた ¥30,540 がスプレッドです。
仮想通貨を購入したときの価格から4%上昇していないと、売却するだけで赤字になってしまう計算。
したがって、毎日こまめに取引するのではなく、長期的な値上がりを期待して購入するのがおすすめです。
なお、売買以外にかかる手数料は平均的です。
入金手数料
入金方法 | 入金手数料 | |
---|---|---|
日本円銀行振込 | 無料(+金融機関ごとの振込手数料) | |
日本円コンビニ入金 | 3万円未満 | 756 円 |
3万円以上30万円以下 | 1000 円 | |
日本円クイック入金 | 3万円未満 | 756 円 |
3万円以上50万円未満 | 1000 円 | |
50万円以上 | 入金金額×0.108% + 486 円 | |
BTC入金 | 通常 | 無料 |
高速 | 0.002 BTC |
出金手数料
出金方法 | 出金手数料 |
---|---|
日本円出金 | 400 円 |
BTC出金 | 0.001 BTC |
ETH出金 | 0.01 ETH |
ETC出金 | 0.01 ETC |
LSK出金 | 0.1 LSK |
FCT出金 | 0.1 FCT |
XRP出金 | 0.15 XRP |
XEM出金 | 0.5 XEM |
LTC出金 | 0.001 LTC |
BCH出金 | 0.001 BCH |
事業者向けの仮想通貨決済サービスなども提供中
コインチェック株式会社は「支払いを、もっと便利に、快適に」というビジョンを掲げています。
個人向けに仮想通貨の取引所を運営するかたわら、ブロックチェーンをはじめとした技術によって支払いを進化させるために、事業者向けの仮想通貨決済の導入支援などを行っています。
この取り組みにより支払いに使えるお店が増えれば、仮想通貨の需要や流動性が高まるという効果があります。
コインチェックの取引所自体も仮想通貨を初めて取引する人にも使いやすく設計されており、仮想通貨市場自体を活性化するという会社としての目的意識を感じることができます。
コインチェック(Coincheck)は買収された?経緯と現在の状況
すでに何度かお伝えしている通り、コインチェックは現在コンビニ入金やアルトコインの購入など一部の機能が制限されています。
どうしてそうなっているのか、またこれからどうなりそうなのかを抑えていきましょう。
不正アクセス被害によるNEM流出が問題に
ご存知の方も多いと思いますが、コインチェックは2018年1月26日に不正アクセス被害を受けました。
その際に流出したNEM(ネム/XEM)は約580億円相当になるといわれています。
世界最大規模の仮想通貨流出被害ということもあり、とても大きなニュースになりました。
結果として、世間に「仮想通貨=危ない」というネガティブなイメージが強くなり、仮想通貨市場も1月をピークに停滞しています。
被害を受けた原因はXEMをホットウォレット(常にネットワーク接続された環境)で保管していたことが原因とされています。
事件後の対応、マネックスによる買収劇
コインチェックはNEM流出事件の翌日に対応策を発表しています。
被害に遭った約26万人のNEM保有者に対して自己資産から返金すると宣言し、3月11日ごろから実施されました。
コインチェックがセールスポイントとして打ち出していた返金保証という約束を守ったかたちになります。
総額 : 5億2300万XEM
保有者数 : 約26万人
補償方法 : NEMの保有者全員に、日本円でコインチェックウォレットに返金いたします。
算出方法 : NEMの取扱高が国内外含め最も多いテックビューロ株式会社の運営する仮想通貨取引所ZaifのXEM/JPY (NEM/JPY)を参考にし、出来高の加重平均を使って価格を算出いたします。算出期間は、CoincheckにおけるNEMの売買停止時から本リリース時までの加重平均の価格で、JPYにて返金いたします。
算出期間 : 売買停止時(2018/01/26 12:09 日本時間)〜本リリース配信時(2018/01/27 23:00 日本時間)
補償金額 : 88.549円×保有数
補償時期等 : 補償時期や手続きの方法に関しましては、現在検討中です。なお、返金原資については自己資金より実施させていただきます。
返金が実施された約1ヶ月後の4月16日、コインチェックはインターネット証券大手のマネックスグループ株式会社に約36億円で買収されました。
マネックスグループは資本金103億万円を超える東証一部上場の大企業です。
この営業利益はマネックスグループの約100倍に相当し、東証一部上場企業をはるかに凌ぐコインチェックの収益性がうかがえます。
本当であれば時価総額も超高額なはずでしたが、流出事件によって暴落したところをマネックスに買収されたかたちになります。
マネックスとしては安価で購入したコインチェックを自社の資本力とブランドで再生させ、強力な収益エンジンに再生しようという狙いがあるものと見られます。
コインチェック(Coincheck)の今後の見通しは?
流出事件によって信頼を失ったコインチェックですが、数多くのユーザーと完成度の高いサービスを持っているのは事実。
先の章で触れたとおり、マネックスはコインチェックの本格的な再稼働の前に金融庁の仮想通貨交換業者の認可を取得する可能性が高いと考えられています。
マネックスの安定した資本力を活かして再生を果たし、コインチェックが仮想通貨業界の覇権争いに復活する日はそう遠くないかもしれません。
出金・送金・アルトコインの購入はいつから再開?
コインチェックは再稼働に向けて出金と売却を再開しています。
2018年6月7日から再開
- ネム(XEM)
2018年3月12日から再開
- リップル(XRP)
- ビットコイン(BTC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- イーサリアム(ETH)
- イーサリアムクラシック(ETC)
- ライトコイン(LTC)
*BTCの売却は事件以降も継続されていました
現時点ではビットコイン(BTC)以外の入金・購入はまだ再開していません。
しかし、流出被害に遭ったネム(XEM)の出金、売却が再開した点を見ると、全面的な取扱い開始の準備はある程度整っていると予想されます。
マネックスグループの松本大社長は、2018年4月に開かれた買収会見で「2カ月で仮想通貨交換業者の認可と新しい経営体制・管理体制の構築を目指したい」と発言していました。
早ければ6月中には認可取得に関する何らかの進捗が発表される可能性があります。
アプリ大幅リニューアル!再開間近?※2018/07/25 追記
2018年7月25日正午ごろ、コインチェックのアプリが大型のアップデートを実施しました。
再稼動が迫っていると考えられます。
一部の間では8月中旬ごろから本格的な再稼動に乗り出すとの見方も上がっています。
【速報】CoinCheckのアプリが大幅にアップデート!再開間近か pic.twitter.com/SOIzQaolCL
— 裏ガジェ 仮想通貨/bitcoin/Blockchain (@uragadget_net) July 25, 2018
特に問題がなければ、コインチェック復活は仮想通貨の価格上昇の追い風になると考えられます。
今のうちに、恩恵が大きそうなリップルなどの仮想通貨を仕込んでおくのもいいかもしれません。
コインチェックで買えるまではどうしたらいい?
コインチェックで購入できるようになるまで、リップルなどの仮想通貨を購入するならDMM bitcoinがおすすめです。
『DMM Bitcoin』はコインチェックと同じくスマホアプリからの取引が非常に快適なのが特徴です。
スマホからでも本格的なトレードができ、FXなどの証券系サービスで知られるDMMグループが運営していることで信頼感もあります。
アルトコインの取り扱いも、リップルをはじめとした7種類を揃えています。
コインチェックの9種類には及びませんが、国内取引所の中では最多です。
また、コインチェックはビットコインにしかレバレッジを掛けられませんが、DMM bitcoinはアルトコインにも5倍までレバレッジを掛けられます。
しかも、今なら口座開設で1000円のキャッシュバックキャンペーンが行われており、口座を作ると1000円戻ってきます。(6月30日まで)
十分すぎるほど便利な DMM bitcoin を使いつつ、コインチェックの復活を待つのがおすすめです。