bitFlyerやGMOコインのような取引所では、「販売所」と「取引所」というビットコインを買える場所が2つあります。
これらの違いや、株取引などが未経験の人に向けて取引所での注文方法を解説します。
販売所とは
文字通りですが、運営元がコインを「販売」しています。
購入価格と売却価格に差があるのが一般的です。
この差を「スプレッド」といい、実質的にこれが手数料になります。
簡単にすぐに買える(売れる)代わりに、高めの手数料を取られます。
この画像では取引所の価格が217,698円となっているので、1%程度の手数料です。
coinchiekでは12種類のコインを取り扱っていましたが、ビットコイン以外は「販売所」での取り扱いしかありません。
こちらは3%前後の手数料がかかります。
現状、JPYでこんなに多数のアルトコインを簡単に売買できるところは他にないので、初心者にはおすすめですが、慣れてきたらBTCで「取引」する海外の取引所を視野に入れてみるといいです。
取引所とは
株や先物経験者にはこちらが一般的ですね。
買いたい人と売りたい人がそれぞれ自由に価格設定をして、買い注文と売り注文の価格が一致したら約定するシステムです。
注文が出ているところは「板」といいます。
基本的に販売所より安く買える(高く売れる)ので、こちらを利用するべきです。
coincheckではこんな感じでした。
取引所によって若干表示方法は違いますが、やり方はだいたい同じです。
板のレートをクリックすると、注文欄に反映されます。
取引所での注文方法
取引所では、『売買したい価格』と『注文量』を入力して、注文ボタンを押すことで注文が完了します。
上の画像では、610,000円で1.5BTCの注文をだそうとしているので、掛け算して915,000円が必要ということになります。
次に注文方法のポイントを説明します。
あるときの売買板の画像です。この場合は、616,670円で5.4245BTCの売りが並んでいます。
この価格で6BTCの買い注文を出したとすると、5.4245BTCだけ買えることになり、超えた数量は買い板として残ります。その価格で売りたい人が出てくれば約定します。
現在値よりもっと安く買いたい(高く売りたい)ときは、好きな価格で注文を出すことができます。
そのとき同価格ですでに買い板が並んでいた場合は、その1番後ろに並ぶことになります。
自分のところまで順番が回ってきたら成立しますが、回ってこなかったら成立しないままその価格に戻ってこないこともあります。
また現在値はめまぐるしく変わるので、現在値ドンピシャで注文を出すのは難しいです。焦ってしまうと注文を間違えてしまうこともあります。
ですので、余裕を持って「この価格で売買したい」という価格に設定して、注文ボタンを押す前に再度確認しましょう。
間違えてしまった場合でも、まだ売買が成立していなければキャンセルすることもできます。
ちょっとしたテクニックとして、すぐに買いたいときは現在値よりも少し高めに(売りたいときは安めに)注文すると確実に成立するようにできます。
例えばこのとき現在値は612,000円前後ですが、615,000円で買い注文を出します。すると注文を出した瞬間に成立させることができます。
「現在値より高い値にすると損するんじゃないの?」と思うかもしれませんがそうではありません。
売り板の1番安いところから順番に約定していくので、必ずしも615,000円で買わなければいけないというわけではありません。
上の画像の場合は615,000円と注文を出しても、612,000円で買うことができます。
人と人の取引ですので、オークションのようなものをイメージすればわかりやすいかもしれません。
板取引には慣れが必要ですので、まずは少額で試してみてください。
取引にはビットコインが必要
というわけで、ビットコイン販売所と取引所の違い、注文方法について説明しました。
アルトコインを取引するときも、注文方法は同様です。その際はビットコインが必要な場合がほとんどなので、 まずは国内の取引所を使ってビットコインを手
に入れましょう。(ZaifでのXEMやMONAのようにJPYで取引できるアルトコインもあります)
仮想通貨取引所口座のおすすめや選び方についての詳細は、こちらの記事で解説しています。
取引所についてもっと知りたい方はこちらの記事をご覧ください。