ビットトレード(BitTrade)って
どんな取引所?
Huobi(フォビ)に買収されたって本当?
今後はどうなるの?
ビットトレード(BitTrade)は、金融庁登録業者でビットコインをはじめとした複数のアルトコイン取引も可能な仮想通貨取引所です。
世界第2位の仮想通貨取引所であるHuobi(フォビ)に買収された、というニュースを耳にして関心を抱いた方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ビットトレードに関する以下のような情報をどこよりもわかりやすく詳細にご紹介します。
- ビットトレードの特徴
- ビットトレード の今後
- ビットトレードの登録方法
- ビットトレードの使い方
- ビットトレードの評判
Huobi(フォビ)グループ傘下になった後、どうなっていくのかについても解説します。
この記事を読めばビットトレードに登録しておくべきかを判断できること間違いなしです!
目次
ビットトレードの会社概要
出典: https://bittrade.co.jp/
ビットトレードの会社概要は以下の通りです。
商号 | ビットトレード株式会社 |
---|---|
仮想通貨交換業登録 | 関東財務局長 第00007号 |
資本金 | 12億2234万円(準備金を含む / 2018年12月現在) |
設立 | 2016年9月 |
住所 | 東京都港区三田2-11-15 三田川崎ビル4F |
株主 | FXTF ASSET INVESTMENTS PTE LTD、株式会社FXトレード・フィナンシャル |
ビットトレードの親会社はFX業界では有名な「FXトレード・フィナンシャル」でした。
2018年5月22日に経営権をシンガポール企業「FXTF ASSET INVESTMENTS PTE LTD」に譲渡。
2018年9月12日に、海外取引所を運営する「Huobi Japan Holding Limited」がFXTFを買収しました。
まとめると、ビットトレード(BitTrade)は現在、世界第2位の仮想通貨取引所である「Huobi(フォビ)」グループの傘下になっています。
日本政府の仮想通貨交換業認可を受けた取引所であるビットトレード(BitTrade)を手中に収めHuobi(フォビ)。
法律に則った形で日本居住者向けた仮想通貨取引所を運営できるようになったのです。
これは国内の仮想通貨業界で初の事例です。
潤沢な資金力を活かした、セキュリティ強化などのサービス向上に期待が高まります。
Huobi傘下のビットトレード(BitTrade)はどうなる?
今回の買収に伴い、ビットトレード(BitTrade)のサービスは完全に停止する予定です。
ビットトレード(BitTrade)の新規口座開設は2018年11月30日を持って受付を終了し、2019年1月18日に出金やログインができなくなります。
以降は、Huobi Japan(フォビジャパン)として運営を開始していく予定です。
ビットトレード(BitTrade)とHuobi Japan(フォビジャパン)の今後のスケジュールは以下の通りです。
- 2018年11月30日:ビットトレード 新規口座登録停止
- 2018年12月10日:Huobi Japan 受付開始
- 2018年12月14日:ビットトレード 入金(仮想通貨・日本円)停止
- 2018年12月27日:ビットトレード 注文・取引の停止
- 2019年1月18日:
- ビットトレード 出金・ログイン停止
- Huobi Japan(フォビジャパン)入金・受付・取引開始
上記の通り、今からビットトレード(BitTrade)の口座開設をすることはできません。
Huobi Japan(フォビジャパン)で12月10日から口座開設を受け付けています。
現時点ではまだ取引できませんが、サービスが開始して申し込みが殺到する前に登録しておくのがおすすめです。
Huobi Japan(フォビジャパン)の今後の予定についての詳細はこちらの記事をご覧ください。
Huobi Japan(フォビジャパン)はどんな取引所?
Huobi Japan(フォビジャパン)としてどのようなサービスを展開していくのでしょうか。
現時点では詳細な情報は出ていませんが、基本的なサービスは継続すると発表しています。
新体制の下で、当社の基本的なビジネスの枠組みを変える方針はなく、現在ご提供させてい ただいているサービスもそのまま継続させていただきます。また、お取引先とのこれまでの 良好な関係を今後も維持していく方針です。
そのため、BitTrade(ビットトレード)で取り扱われていた以下の仮想通貨を取引できると予想されます。
- BTC(ビットコイン)
- ETH(イーサリアム)
- XRP(リップル)
- LTC(ライトコイン)
- MONA(モナコイン)
- BCH(ビットコインキャッシュ )
その他の仮想通貨や、Huobi Global(フォビグローバル)が発行している取引所トークン「HT」の取り扱いについてはまだわかっていません。
手数料の詳細やレバレッジ取引の有無など、詳細な情報が確認できしだい更新していきます。
今回のサービス移行では、ユーザーの資産移行などは行われません。
BitTrade(ビットトレード)を利用していた方は2019年1月18日までに必ず他の場所に出金しておきましょう。
いずれにしても、世界最大級の仮想通貨取引所が日本居住者向けに取引所を設立することは、国内の仮想通貨業界に大きな影響を与えるでしょう。
今後、外資系取引所の日本市場参入が加速したり、既存取引所のサービスが向上したり、といった動きが考えられます。
どんな展開になるか、とても楽しみですね!
Huobi Japan(フォビジャパン)、およびHuobi(フォビ)についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
ビットトレード(BitTrade)の特徴
ビットトレードの特徴として抑えておきたいポイントは以下の3つです。
- 手数料がお得な取引所方式を採用
- 使いやすい取引ツールを提供
- セキュリティ対策が万全
ビットトレードの売買方式は「取引所」のみ
仮想通貨取引所で売買を行う場合には、「販売所」と「取引所」という方法で取引を行います。
- 販売所:仮想通貨取引所を運営している会社を相手に売買
- 取引所:仮想通貨取引所を利用するユーザー同士が売買
販売所は仮想通貨取引所が手数料を上乗せする価格差(スプレッド)が発生するため、コスト面で不利になりやすいです。
これに対して取引所はユーザー同士が価格を決めて売買するため、販売所よりもコストの面で有利になるというメリットがあります。
ビットトレードの取引は全て取引所方式で手数料も設定されていますが、販売所方式のスプレッドと比べると割安なのが特徴です。
なお、ビットトレードでは現物取引のみで、レバレッジ取引などは取り扱っていません。
ビットトレードは取引ツールが使いやすい!(PC版・スマホ版)
ビットトレードでは24時間365日、いつでも仮想通貨取引を行えるだけでなく、使いやすい取引ツールを提供しています。
初めてトレードを行う人でも直感的に使えるように工夫されており、買い注文は緑色、売り注文は赤色でわかりやすく色分けされているのも特徴です。
なお、ビットトレード専用のスマホアプリは提供されていません。
2018年7月29日に、ビットトレード(BitTrade)のスマホ専用アプリ「BitTrader」がリリースされました!
このアプリは取引から資産管理まで、ほとんど全ての機能が搭載されています。
- 日本円入出金
- 仮想通貨の送金・預入
- 仮想通貨の購入・売却
- チャート分析
- 口座資産管理
チャートに7種類のインジケーターをつかできるなど、上級者も大満足の高機能アプリです。
ビットトレードはセキュリティが強固
出典: https://bittrade.co.jp/
コインチェックのハッキング事件などを受け、各仮想通貨取引所では安全な仮想通貨取引を実現するためにセキュリティ対策に力を入れています。
ビットトレードも例外ではなく、セキュリティ対策には万全を期しており、以下の対策を実施しています。
2段階認証 | ログイン時にIDとパスワードだけでなくワンタイムパスワードを入力する |
---|---|
SMS認証 | 本人確認を強化するため、携帯電話にPINコードを送信して入力 |
マルチシグ | 複数人署名によるホットウォレットとコールドウォレットの管理体制を採用。仮想通貨の保管は全てコールドウォレット。 |
Invisible reCAPTCHA | Googleが提供しているスパムボット防止認証システムを採用 |
ビットトレードはFX業界では有名な「FXトレード・ファイナンシャル」のグループ会社ですが、同社はFX取引に欠かせない取引システムを提供していたことでも知られています。
FX業界で培ってきた豊富なノウハウをビットトレードにも活かしており、セキュリティ対策に関しても技術力と資金力を武器にして安全な取引を実現できる体制をしっかり整えています。
ビットトレード(BitTrade)の取り扱い仮想通貨と手数料
ビットトレードでは以下の仮想通貨取引が可能です。
銘柄 | 取引単位 最低発注額 | 最大発注額 |
---|---|---|
BTC/JPY (ビットコイン/日本円) | 0.0001BTC | 指値10BTC 成行10BTC |
MONA/JPY、BTC (モナコイン/日本円またはビットコイン) | 0.0001 MONA | 指値100,000 MONA 成行10,000 MONA |
BCC/JPY、BTC (ビットコインキャッシュ/日本円またはビットコイン) | 0.0001 BCC | 指値1,000BCC 成行100BC |
XRP/JPY (リップル/日本円) | 0.0001 XRP | 指値100,000XRP 成行5,000XRP |
LTC/BTC (ライトコイン/ビットコイン) | 0.0001 LTC | 指値1,000LTC 成行100LTC |
ETH/BTC (イーサリアム/ビットコイン) | 0.0001 ETH | 指値1,000ETH 成行100ETH |
仮想通貨の中でも圧倒的な人気を誇るビットコインはもちろん、イーサリアムなどのアルトコインも取り扱っています。
ビットコインは2018年6月現在で1BTC=約71万円と高額ですが、ビットトレードでは0.0001BTCから購入できるので、約71円から取引を開始できます!
ビットコインに関しては他の仮想通貨取引所でも取引所方式で売買できますが、アルトコインについては販売所方式でしか取り扱っていない場合が多いので、アルトコインを取引所方式で売買したい人におすすめです。
ビットトレードの取引に必要な手数料
ビットトレードでは取引所方式の「板取引」を行います。
仮想通貨の種類によってそれぞれ手数料が異なるので確認が必要です。
通貨ペア | メイカー | テイカー |
---|---|---|
BTC/JPY | 0.20% | 0.20% |
XRP/JPY | 0.25% | 0.45% |
LTC/BTC | 0.30% | 0.70% |
ETH/BTC | 0.20% | 0.25% |
MONA/JPY、MONA/BTC BCC/JPY、BCC/BTC | 0.30% | 0.70% |
メイカー手数料は、板にない注文を発注することで売買を成立させて、市場の流動性を作る取引の場合に発生します。
テイカー手数料は、板にある注文を消費する、既存の注文を約定して市場の流動性を取り除く取引の場合に発生します。
上記のように、ビットトレードではほとんどの取引でテイカー手数料が高めに設定されています。
メイカー手数料が安い理由は、市場の流動性を維持するために必要だからだと考えられます。
ビットトレードの入出金手数料
ビットトレードでは仮想通貨の入出金時に手数料が必要になります。
なお、引出手数料については仮想通貨の送付時に発生するマイナー報酬で、ビットトレードが受け取る手数料ではありません。
銀行入金手数料 | 各金融機関の手数料に準じお客様負担 |
---|---|
銀行出金手数料 | 648円 |
BTC、LTC、ETH、MONA、BCC預入手数料 | 無料 |
XRP預入手数料 | 0.15XRP |
BCC引出手数料 | 0.001BTC |
LTC引出手数料 | 0.001LTC |
ETH引出手数料 | 0.005ETH |
MONA引出手数料 | 0.001MONA |
BCC引出手数料 | 0.001BCC |
ビットトレード(BitTrade)の使い方
ビットトレード(BitTrade)は現在新規受付をストップしています。
今後の口座開設はHuobi Japan(フォビジャパン)にて行ってください。
Huobi Japan(フォビジャパン)の口座開設方法についてはこちらの記事で詳しく開設しています。
ビットトレードで仮想通貨取引を始めるには、以上の準備が必要です。
- 口座開設
- 入金(日本円またはビットコイン)
特に面倒な手続きは不要です。
口座開設までに2、3営業日ほど時間がかかるので、思い立ったらすぐに手続きを行いましょう。
ビットトレードの口座開設手続き
ビットトレードの口座開設手続きは以下の通りです。
メールアドレス・パスワードを登録
登録したメールアドレスに認証用URLが記載されたメールが届きますので、リンクをクリック後パスワードの設定と利用規約を確認してチェックを入れてください。
基本情報の登録
氏名、生年月日、住所などの個人情報を登録します。
後ほど提出する本人確認書類と名義が一致しなければいけないので注意してください。
取引の目的(資産運用など)や、職業、外国の重要な公人などの選択肢もありますので該当するものにチェックしてください。
本人確認書類のアップロード
ビットトレードでは本人確認書類に以下の書類を利用できます。
- 運転免許証
- パスポート
- 住民基本台帳カード
- 在留カード
本人確認書類をアップロードする際には、表面と裏面を両方アップロードすることと、不鮮明だったり一部欠けているなどの不備がないように注意してください。
アップロード後、ビットトレードが基本情報の登録内容と相違がないか確認を行いますので、確認が完了したら入出金を行う準備が整います。
後日、登録した住所宛てに確認書類が送付されますのでご確認ください。
ビットトレードの入金手続き
出典: https://app.bittrade.co.jp/app/account
ビットトレードの入金方法は日本円とビットコインの2種類あります。
日本円を入金する場合は、入金メニューから日本円の入出金ボタンを選択し、振込口座を確認してから振込手続きを行います。
原則午前と午後の1回ずつ反映しておりますが、銀行の営業時間外に振込した場合は翌営業日に反映されます。
ビットコインの場合も同様に、入金メニューから入出金ボタンを選択し、預入用アドレスを確認してから送付します。
預入アドレスを間違えないようにコピペで入力するか、QRコードを読み込んで送付してください。
ビットコインの反映時間の目安は30分から1時間程度ですが、混雑している場合はもう少し時間がかかってしまいます。
ビットトレードの取引方法
ビットトレードに口座開設後、入金手続きが完了したら、取引ができる状態になります。
ビットトレードの取引方法は指値注文と成行注文があり、指値注文はメイカー・成行注文はテイカーになります。
初心者の場合は手数料が高めでも簡単に売買できる成行注文がおすすめです。
指値注文か成行注文をタブで選択し、買い注文または売り注文を選択、希望数量を入力して注文ボタンをクリックするだけでOKです。
ビットトレードの成行注文
出典: https://app.bittrade.co.jp/app/trade
成行注文で購入する場合、画像の例では売気配数に注目すると、最安値716,912円で買えるのは0.0048BTCまでです。
この時に成行注文で0.005BTCを買い注文すると、
- 0.0048BTCは716,912円で購入
- 残り0.0002BTCは次点の716,927円で購入
という形で購入できます。
ビットトレードの指値注文
先程の画像を例にして指値注文で購入する場合、価格を700,000円、数量を0.005BTCと入力しても、現在の相場に存在しない価格なので購入できませんが、相場が下がった時には購入できます。
価格717,000円、数量0.005BTCと入力した場合は、この価格帯で売り注文が出ているので購入可能です。
ビットトレード(BitTrade)の評判
実際にビットトレードを利用して仮想通貨取引を行っている人の口コミを確認してみましょう。
ビットトレードはアプリがないので、携帯だと慣れるまでやりにくいのが難点です。
でも現物の取引所でBTCとBCH、MONA、XRPが円建てで取引できるのはありがたいので、指値置いて便利に使ってます。取引所の口座は何箇所か開設して、使いやすいところをお使いになるのがいいと思います。— たまには (@tamaomw) 2017年12月28日
アルトコインを円建てで取引できるという、ビットトレードならではのメリットを実感している人も多いようですね。
Bittradeに指値を入れておくと、意外といい値段で買えることがあるんです。(すぐに買いたい人はだめですが)まずは細かく入れてみて下さい。#bittrade #bitcoin #仮想通貨 #ビットトレードhttps://t.co/2UbbH7o8eo
— ボリ平(矢澤明美) (@fxlife30000) 2017年9月7日
中級者から上級者はビットトレードの指値注文をうまく活用しているようですね。
ビットトレード(BitTrade)は使いやさとセキィリティが魅力の取引所
ビットトレードの特徴や使い方、評判などを紹介しましたが、ビットトレードの要点をまとめると…
- 売買方式は取引所の板取引のみ
- セキィリティ対策に力を入れている
- 口座開設や入金手続きが簡単
- トレード方法はシンプルでわかりやすい
- 初心者だけでなく中級者や上級者にも評判が良い
このことから、ビットトレードは安心して利用できる仮想通貨取引所と言えます。
本格的に仮想通貨取引を行う場合は複数の仮想通貨取引所に登録しておくべきなので、ぜひビットトレードも口座開設しておくことをおすすめします。