みなさんはBITPointという仮想通貨取引所をご存知ですか?
本田圭佑さんのCMではじめて知ったという方もいらっしゃるかもしれませんが、BITPointは「手数料が安い」と非常に人気のある取引所です。
「手数料」と言っても仮想通貨取引では、取引手数料や送金手数料など色々な手数料がかかります。
そこで今回は、BITPointでかかる手数料を他社と徹底比較しました。
手数料の種類についても丁寧に解説していきます。
BITPointの手数料がどのくらい安いのか気になっている方は一緒に確認していきましょう!
特にどの取引所で口座を開設しようか迷っている方は、取引所を選ぶ判断材料になりますよ。
BITPointとは?
BITPoint(ビットポイント)とは仮想通貨取引所の一つです。
株式会社ビットポイントジャパンにより、2016年から運営されています。
日本だけでなく、中国、韓国、台湾など東アジアを中心に交換所を複数持っており、国際的な取引所になりつつあるんですよ。
取引所名 | BITPoint (ビットポイント) |
---|---|
運営会社 | 株式会社ビットポイントジャパン (BITPoint Japan Co., Ltd. ) |
仮想通貨交換業者 | 関東財務局長 第00009号 |
貸金業者登録番号 | 東京都知事(1) 第31660号 |
設立日 | 2016年3月3日 |
本店所在地 | 〒106-6236 東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー36階 |
資本金 | 44億3,000万円 (資本準備金含む) |
BITPointの魅力
まずはBITPointの魅力についてご紹介します。
BITPointがどのような取引所なのかイメージができるでしょう。
5種類の仮想通貨を取り扱う
BITPointでは、ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)などの仮想通貨を取り扱っています。
ビットコインだけでなく、主要なアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)も取り扱っているので、ビットコインだけでなく色々な仮想通貨取引をしたい方にもおすすめですよ。
また、BITPointでは今後取り扱う仮想通貨は増やしていく方針との情報もあります。
そうなれば更に利用者も増え、使いやすくなりそうですね。
上場企業が運営する取引所
BITPointを運営している株式会社ビットポイントジャパンは、東証2部上場企業であるRemixpoint(リミックスポイント)の完全子会社です。
取引所が信頼できるかどうかは重要なポイントですよね。
親会社のリミックスポイントは「変わることを楽しみ、常に挑戦し続け」をモットーに事業を行っています。
以前は配当でビットコインを配布したことが話題にもなりました。
電力事業や省エネ関連事業や自動車関連事業など手堅い事業を続けながらも、新しい挑戦を続けてほしいですね。
トレードシステムMT4を採用
BITPointは、国内で初めてMT4(メタトレーダー4)を採用しました。
MT4とはインストール型の多機能トレーディングプラットフォームのことです。
自分で使いやすいようにカスタマイズがしやすいので、自動売買などをしたい方にはおすすめですね。
もちろん通常のWeb取引ツールもあるので安心してください。
BITPointの手数料の種類
ここからはいよいよBITPointの手数料についてご紹介していきます。
その手数料がどのような時にかかるものかも解説いていきますので、是非参考にしてくださいね。
口座開設手数料
BITPointでは口座開設手数料がかかりません。
口座開設後も管理料などは一切かからず無料です。
口座開設に手数料がかかる仮想通貨取引所はあまりないので、気になる仮想通貨取引所がある方は、まずは作ってみて使い勝手を比べてみるのが良いと思いますよ。
取引手数料
仮想通貨取引所には、販売所と取引所がありますが、BITPointは取引所となっています。
販売所と取引所との違いは仮想通貨の購入先です。
販売所は仮想通貨交換業者から仮想通貨を売買します。
それに対し、取引所では個人間で仮想通貨を売買します。
取引所は販売所よりも手数料が安いため、欲しい仮想通貨の銘柄があればお得に購入できますよ。
現物取引にかかる手数料
現物取引とはレバレッジなどを利用せずに行う仮想通貨取引のことです。
現物取引の手数料は無料であることが多いですが、取引所によってはかかることもあります。
取引所 | ビットコイン | アルトコイン |
---|---|---|
BITPoint | 無料 | 無料 |
bitbank.cc | 無料 | 無料 |
DMM Bitcoin | 無料 | 無料 |
GMOコイン | 無料 | 無料 |
Zaif | 無料 | 無料 |
QUOINEX | 無料 | 0.25% |
bitFlyer | 0.01~0.15% | 0.2% |
マイナスの手数料は、その取引をするともらえるということです。
以前はZaifがマイナス手数料を採用しており、取引をすればする程キャッシュバックを受け取ることができました。
しかし、2018年6月からは、手数料の金額が「無料」に変更されています。
それを考えるとどこの取引所を選んでもあまり大きな差はなさそうですね。
レバレッジ取引にかかる手数料
BITPointでは仮想通貨にレバレッジをかけて取引することができます。
レバレッジ取引を行う際に手数料がかかる取引所もあります。
国内取引所のレバレッジ手数料をまとめたものが以下になります。
取引所 | ビットコイン | アルトコイン |
---|---|---|
BITPoint | 無料 | 無料 |
Zaif | 無料 | 無料 |
GMOコイン | 無料 | 無料 |
DMM Bitcoin | 無料 | 無料 |
bitFlyer | 無料 | – |
QUOINEX | 無料 | 0.25% |
bitbank.cc | – | – |
ご覧の通り、BITPointではレバレッジ取引に手数料はかかりません。
しかし、代わりに建玉管理料(スワップポイント)がかかります。
次の項で詳しく見ていきましょう。
スワップポイント
スワップポイントはFX取引だと金利の意味で使われますが、仮想通貨取引だと意味が異なります。
買いと売りのどちらかのポジションを持った時点で発生する管理費用のことを指します。
BITPointでは「建玉管理料」、GMOコインでは「レバレッジ手数料」など取引所によって名称が違います。
BITPoint(ビットポイント)の建玉管理料(スワップポイント)はビットコインもアルトコインも0.035%です。
仮想通貨取引では所持していると毎日かかります。
取引所 | ビットコイン | アルトコイン |
---|---|---|
BITPoint | 0.035%/日 | 0.035%/日 |
Zaif | 0.039%/日 | 0.039%/日 |
DMM Bitcoin | 0.04%/日 | 0.04%/日 |
bitFlyer | 0.04%/日 | – |
GMOコイン | 0.05%/日 | 0.05%/日 |
QUOINEX | 0.05%/日 | 0.05%/日 |
bitbank.cc | – | – |
ショート、ロングを問わずポジションを持ち続ける限り、手放すまで「0.035%/日」がかかるのです。
長期的保有目的の場合は注意が必要です。
FX取引の癖で、高レバレッジでポジションを持ち続けているとみるみるうちに資金が減ってしまうので注意してくださいね。
送金手数料
BITPointからウォレットや他の取引所などへ仮想通貨を送る際には、送金手数料がかかります。
取引所によって取り扱っている仮想通貨の種類が異なるので、ビットコインで比較しました。
取引所 | 送金手数料 |
---|---|
BITPoint | 無料 |
GMOコイン | 無料 |
DMM Bitcoin | 無料 |
QUOINEX | 無料 |
Zaif | 0.0002BTC |
bitFlyer | 0.0004BTC |
bitbank.cc | 0.001BTC |
BITPointはビットコインを送金する際に手数料がかかりません。
無料で送金できるのは嬉しいですよね。
ビットコインで短期間の取引を予定している方におすすめですよ。
入出金手数料
入出金手数料とは、入金手数料と出金手数料のことです。
入金手数料とは、現金を取引所の口座へ移動する際にかかる手数料で、出金手数料は取引所の口座から自分の口座へ移動する際にかかる手数料のことですね。
取引所 | 入金手数料 | 出金手数料 |
---|---|---|
BITPoint | 無料 | 無料 |
GMOコイン | 無料 | 無料 |
DMM Bitcoin | 無料 | 無料 |
QUOINEX | 無料 | 500円 |
Zaif | 無料 | 50万円未満:350円 50万円以上:756円 |
bitbank.cc | 無料 | 3万円未満:540円 3万円以上:756円 |
bitFlyer | 324円 (クイック入金) | <三井住友銀行> 3万円未満:216円 3万円以上:432円 <その他の銀行> 3万円未満:540円 3万円以上:756円 |
BITPointでは入出金手数料が無料です。
銀行の振り込み手数料のみで入出金ができます。
クイック入金も無料なので、入金を急ぎたい時にも便利ですね。
スプレッド
スプレッドとは買値と売値の差額のことです。
- スプレッド=(買値)-(売値)
スプレッドには売買手数料のような性質があります。
「見えない売買手数料」と言われることもあるんですよ。
スプレッドが大きいと「手数料が高い」ということになるので覚えておきましょう。
取引所によってスプレッドは異なるので、取引をする際には必ず確認してくださいね。
以下はスプレッドの比較です。
ビットコインの現物取引におけるスプレッドを比較しました。
スプレッドは常に変動するので、目安として参考にしてください。
取引所 | スプレッド |
---|---|
BITPoint | 10,363 |
Zaif | 145 |
bitFlyer | 768 |
QUOINEX | 1,140 |
bitbank.cc | 1,680 |
GMOコイン | 2,500 |
DMM Bitcoin | 39,000 |
BITPointのスプレッドはやや高めな傾向があるようですすね。
日々変動していますが、1万円を超えることが多いようです。
1,000円前後にとどめる取引所が多い中、1万円を超える手数料がかかるのは少し痛いですよね…
しかし、これはあくまでもビットコイン1枚分(1BTC)を購入した時のスプレッド。
基本的にはもっと小さな単位で購入することが多いでしょうから、取引の頻度や金額がそこまで大きくない人にとってはナーバスになるほどの金額ではないかもしれません。
BITPointの手数料まとめ
BITPointの手数料について理解を深められましたか?
BITPointは基本的に手数料が無料のものが多いので、初心者の方にも使いやすい取引所ですね。
ビットコインだけでなく、主要なアルトコインは取り扱っているので、複数の仮想通貨を取引したい方におすすめの取引所だと思います。
ただ、スワップポイントとスプレッドについては注意が必要です。
こちらはBITPointでも手数料がかかります。
スワップポイントは建玉管理料といって、買いと売りのどちらのポジションで持っていても所持し続けている限り毎日管理料がかかるので注意しましょう。
といっても、これは他社でもかかる手数料です。
他社では1日0.039%~0.05%程度かかる手数料がBITPointだと、0.035%で済むのでやはり安いですよね。
スプレッドは他社と比べるとやや高めですが、そのほかの手数料が極めてやすいことを考えると誤差の範囲内といえそうです。
損益計算を自動で出してくれるなど、それ以上にメリットの多い取引所。
今後さらにBITPointの人気が高まれば、ユーザーが増えてスプレッドも小さくなっていくでしょう。
BITPointの口座開設は無料でできるので、取りあえず作って使ってみて、使い勝手を他の取引所と比べてみるのが良いと思いますよ。
- BITPointの手数料は基本的に無料が多い
- 建玉管理料(スワップポイント)はかかるので注意
- 建玉管理料は0.035%で毎日発生する
- スプレッドはやや高め
- 口座開設は無料なので取りあえず作って使ってみるのがおすすめ