ビットコインは世界中で決済に使えますが、同じく世界中で決済に使えるものにクレジットカードがあります。
この一面だけ見ると同じようなものですが、ビットコインとクレジットカードには
- 不正利用されない
- 手数料が安い
という大きな違いがあります。
ビットコインは不正利用される心配が少ない
クレジットカードの場合
クレジットカードはあやしいお店や、セキュリティの甘いネットショップなどで使用するとカード情報を抜き取られて不正利用される可能性があります。
不正利用されてもカード会社に連絡すれば、不正に利用された分を支払う必要はないので安全といえば安全ですが、諸々の手続きが面倒ですよね。
悪用されるのが怖くて、未だにクレジットカードを使うことに乗り気じゃない人も多いようです。
ビットコインの場合
ビットコインによる支払いではそのような心配はありません。
カード番号やパスワードのような『支払いに必要な重要情報』を相手に渡す必要がないからです。
ビットコインを送金するときには『アドレス』という情報が必要になりますが、これが悪意のある人に渡っても、あなたのウォレットの中身を動かすことはできません。
送受信にアドレス以外の情報は必要ないので、安心して使うことができます。
ビットコインは手数料が安い
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クレジットカードの場合
消費者ではなくお店側の話になりますが、クレジットカード決済を導入しているお店はカードによる売上の、3〜5%を手数料としてカード会社に払わなければいけません。さらに専用のカードリーダーも必要です。
たとえば年商1億円あったとしたら、500万円が手数料としてかかってしまうというのは結構痛手ですよね。
小さな飲食店などでは未だに現金のみしか受けつけていないところも多いですが、そのような理由があります。
ビットコインの場合
ビットコインでは、coincheckやZaifのような取引所が決済代行サービスを行なっています。
ビットコインは価格が変動するので、受け取った後に価格が下がったらお店は損してしまいます。
決済代行サービスを使えば、価格の変動リスクなく日本円を受け取れます。
この手数料はおおむね1%程度で、パソコンやスマホさえあれば、専用の機器も必要ありません。
価格の変動リスクを許容すれば、決済代行サービスを使わずに1%の手数料さえかからなくすることもできます。
直接お店のウォレットに支払いするところも、すでにたくさんあります。
まだまだビットコインを持っていない人が多いのでクレジットカードのほうが広く使われていますが、お店側は手数料の安い方が使えるのであれば使ってほしいですよね。
ビットコインを使えるお店はこれから急速に増えると予想
日本は外国人観光客が年々増えています。
日本でお金を使うには、両替もしくはクレジットカードを使わなければいけません。
両替は手数料と手間がかかりますし、クレジットカードは前述の手数料の関係で使えないお店も多いです。
また、観光客には中国人の割合が多いですが、中国では電子マネーの使用がかなり進んでいます。日本でも現金を使わなくていいならそうしたいでしょう。
2017年だけでも全国のビックカメラやリクルート系列の店舗で利用できるようになっているので、普及のスピードはかなり早いです。
『手数料が安い』『両替の必要がない』『デジタルな決済手段』であるビットコインは、外国人を呼び込みたい企業や店舗にとてもメリットがあるので、2020年の東京オリンピックまでにビットコインが使える場所は急増していると思います。
というわけで、ビットコインとクレジットカードの違いについて説明しました。
あなたがもし店舗経営者なら、ビットコイン決済の導入を検討してみてはいかがですか?
参考 ビットコインの始め方、基礎知識のまとめ