やさしい仮想通貨の始め方を解説

ビットコインキャッシュ(BCH)とは?特徴や今後の将来性を徹底分析


ビットコインからハードフォーク(分裂)した仮想通貨、ビットコインキャッシュをご存知ですか?

ビットコインから分裂し、基本的な機能は変わらないので、「なんでわざわざハードフォークしたの?」と思う人もいるのではないでしょうか。

ビットコインキャッシュは時価総額4位と時価総額1位のビットコインと差はありますが、今後大きく成長する仮想通貨だといわれています。

ではビットコインキャッシュの特徴や価格推移、将来性はどのようなものなのでしょうか。

今回はビットコインキャッシュについて徹底的に解説します。

ビットコインキャッシュの特徴について

ビットコインキャッシュはその名の通りビットコインから派生した仮想通貨です。

ちなみに名前に「ビットコイン」が入っていますが、アルトコインの一つに分類されます。

ビットコインキャッシュの特徴
  • 1ブロック=8MB
  • リプレイアタックに対処できる

ビットコインキャッシュはビットコインの問題を解消するために作られた

ビットコインは容量が不足する「スケーラビリティ問題」を抱えており、この問題を解決するためにハードフォークされたのがビットコインキャッシュなのです。

通貨単位はBCHで、基本的にはビットコインとほぼ同じ構造なのですが、1ブロックが8MBとビットコインよりも容量が大きいという特徴があります。

ビットコインキャッシュは、ビットコインをもっと使いやすくしていこうという目的から誕生した仮想通貨です。

そのため、決済スピードの改善やセキュリティ強化が行われているのです。

2018年現在、ビットコインは以下の5種にハードフォークしています。

ビットコインからハードフォークした仮想通貨
  • ライトニングビットコイン(LBTC)
  • ビットコインキャッシュ(BCH)
  • ビットコインゴールド(BTG)
  • ビットコインダイアモンド(BCD)
  • スーパービットコイン(SBTC)

このなかでも案者のサトシナカモトの原理に最も忠実な正統派ビットコインがビットコインキャッシュであると主張されているのです。

特徴①1ブロック8MBでスケーラビリティ問題を解消

 

ビットコインではスケーラビリティ問題の改善が課題となっていました。

スケーラビリティの原因
  • ブロックサイズが1MBと小さい
  • 取引量の増加

ビットコインのスケーラビリティ問題

ビットコインのブロックチェーンは1ブロック1MBで構成されていました。

そのブロックに1MB分の取引を10分かけて承認したあとに次のブロックが生成されています。

そして新しいブロックの承認がされるまで、次の承認作業を行うことができませんでした。(未確認取引)

ビットコインの取引量が世界中で増えると、取引の承認に時間がかかり渋滞してしまい、未確認取引が増えて、送金詰まりを引き起こしていたのです。

これがスケーラビリティ問題と呼ばれるようになりました。

ビットコインキャッシュで問題を解決

本来であれば、ビットコインのブロックサイズを大きくしていけばいいという考えになると思いますが、互換性の問題により、ブロックサイズを変えることは不可能でした。

ブロックサイズを変えるには新しく別のコインの仮想通貨としてハードフォークするしか方法が無く、ブロックサイズを8MBにしたビットコインキャッシュをリリースしました。

ビットコインキャッシュのブロックサイズを大きくすることで、送金スピードが各段にアップしたのです。

特徴②リプレイアタックに対処

ビットコインでは未対応であったリプレイアタックへの対処を行うことで、セキュリティが強化されました。

分裂後の送受信について


参考:https://bitflyer.com

通常の場合、Aさんが仮想通貨をBさんに送信するときに、ブロックチェーンAに契約内容が記載されて決済処理が行われます。

しかし、ここでブロックチェーンAが分裂して、ブロックチェーンBというものができると、ブロックチェーンAでもブロックチェーンBでも取引データが処理されてしまいます。

実際、ビットコインがハードフォークによりビットコインキャッシュになったときに、保有しているビットコインと同じ数のビットコインキャッシュがユーザーに付与されました。

そして、ビットコインキャッシュ未対応のウォレットにビットコインを送金すると、ビットコインキャッシュもビットコインにくっつくように送信されたのです。

分裂した後に、元の仮想通貨を送ると、分裂した後の仮想通貨も同じように送られてしまうのです。

もちろん、送信する人(Aさん)がどちらも送ってしまっても問題ないと判断すれば大丈夫です。

しかし、AさんがブロックチェーンAの仮想通貨のみをBさんに送りたい場合は、リプレイアタックの保護が無いと問題になってしまいます。

リプレイアタックとは?


参考:https://bitflyer.com

さきほどビットコインキャッシュの特徴として「リプレイアタックに対処できる」と紹介しましたが、「リプレイアタックって何?」と思う人もいるのではないでしょうか。

リプレイアタックとは、攻撃者が現存するブロックチェーンのほかにわざとブロックチェーンを作り出し、送信者が意図しないブロックチェーンでも仮想通貨を送金させるというものです。

上記の図ではAさんが仮想通貨AをBさんに送金しようとしています。

そこで攻撃者は新しく仮想通貨Aの取引データをコピーして、別のブロックチェーンBに記載することで、攻撃者の元に仮想通貨Bとして送金しようとするのです。

このようにリプレイアタックを仕掛けることで、仮想通貨が流出してしまう恐れがあるのです。

リプレイテクションの実装


参考:https://ja.wikipedia.org

ビットコインキャッシュではリプレイアタックからユーザーを守るために、「リプレイテクション」を実装しました。

方法としては、仮想通貨Aを送ったときに、攻撃者が取引内容をコピーして、ブロックチェーンにBに記録したとしても、特有の署名がなければ仮想通貨Bを送ることができないようになったのです。

他にもリプレイアタックへの対処方法はあるのですが、ビットコインキャッシュは上記の方法を採用したのです。

ビットコインキャッシュの将来性について


出典:https://coinmarketcap.com

現在時価総額4位のビットコインキャッシュ。

2018年もどんどん成長していくといわれています。

ビットコインキャッシュが成長する理由
  • ビットコインキャッシュが基軸の仮想通貨取引所が開設
  • SBIグループが仮想通貨取引所を開設
  • BitPayがビットコインキャッシュ決済に対応

理由①BCH基軸の仮想通貨取引所が開設

2017年にイギリスで「CoinEX」というビットコインキャッシュを基軸とした仮想通貨取引所が開設されました。

これはビットコインキャッシュにとっては成長するのに大きな好材料といえるのですが、そもそも「BCH基軸」について知らない人も多いと思いますので、「基軸通貨」について簡単に説明します。

  • 基軸通貨とは取引所内での取引に必要な通貨のこと
  • 仮想通貨市場ではビットコインが絶対王者

海外取引所ではビットコインが基本

日本国内の取引所では日本円でビットコインや様々なアルトコインを購入することができますが、海外取引所ではアルトコインのほとんどはビットコインで買うのが基本です。

つまり、海外取引所でアルトコインを購入する場合、まずビットコインを購入しなければいけないのです。

そうなると、ビットコインにお金が集中し、ビットコインの価格が上昇し続けるのです。

海外取引所でアルトコインを購入するために、ビットコインを送金する人が多くなると、ビットコインが送金詰まりを引き起こします。

そして、何日たっても送金先にビットコインが届かないという事態になり、ビットコインの信頼低下が危惧されます。

ビットコインが信頼低下して暴落すると、アルトコインも道連れのように暴落することが多いため、ビットコインだけが基軸通貨なのはデメリットも多いのです。

CoinEXを開設

ビットコインの問題がある中、「ビットコインキャッシュが基軸通貨の取引所を開設します」と発表したのが、大手マイナー企業の「ViaBTC」でした。

そして、イギリスでCoinEXが世界初のビットコインキャッシュ基軸の取引所として開設されたのです。

さらに中国にある「OKEX」という大手取引所でもビットコインキャッシュが基軸の売買がはじまりました。

これをきっかけに2018年からビットコインキャッシュが基軸の取引所が増加していくかもしれません。

理由②Coinbaseにビットコインキャッシュが上場

2018年1月にアメリカで最大の仮想通貨取引所であるCoinbaseでビットコインキャッシュが上場しました。

Coinbaseには1,000万人のユーザーがいますので、ビットコインキャッシュで売買できるようになれば、ビットコインキャッシュの流通量が増えることが期待できます。

さらに、Coinbaseは上場基準が特に厳しい取引所で、今までビットコインやライトコイン、イーサリアムの3種類のみでしたので、ビットコインキャッシュが将来性のある仮想通貨として認められたと言っていいでしょう。

理由③SBIグループが取引所をついに開設!


出典:https://www.sbivc.co.jp

ビットコインキャッシュを猛プッシュしているSBIグループが「SBIバーチャルカレンシーズ」が2018年に開設されます。

SBIグループは北尾社長がビットコインキャッシュを猛プッシュしており、さらにマイニング事業を行う「SBI Crypto」という企業を設立し、ビットコインキャッシュのマイニングを行っています。

このSBIグループが仮想通貨事業に本格的に参戦してくれば、ビットコインキャッシュはどんどんと成長していくでしょう。

BitPayでビットコインキャッシュ決済対応に

アメリカで利用されている「BitPay」というウォレットでビットコインキャッシュ決済が始まりました。

BitPayは大手決済管理会社ですから、この企業に決済通貨の一つとして採用されたのは大きいです。

日本でもお笑い芸人のたむらけんじさんが経営している「炭火焼肉たむら」がビットコインキャッシュ決済を発表して話題になりました。

ビットコインキャッシュ(BCH)のまとめ

いかがでしたか?

ビットコインキャッシュは送金スピードの速さとセキュリティ強化が多きな魅力といえます。

ビットコインの問題だったスケーラビリティ問題を解決し、さらにリプレイアタックに対処できる正統派ビットコインとして、2018年に成長する仮想通貨のひとつとして期待されています。

現在時価総額4位とビットコインから少し引き離されているビットコインキャッシュ。

基軸通貨の取引所がどんどんと開設されれば、ビットコインを超える仮想通貨になる可能性も高くなるでしょう。