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ビットコインキャッシュがハードフォークで高騰!?【2018年最新版】

ビットコインキャッシュハードフォーク

2017年8月15日にビットコインがハードフォークして誕生したビットコインキャッシュですが、2018年5月15日にさらにハードフォークが実施され再び注目されています。

この記事に辿りついた方は、

ビットコインキャッシュはビットコインと比べて何が違うの?

 

どうやってビットコインキャッシュは生まれたの?

 

そもそもハードフォークってなに?

といった事を思われている方も多いと思います。

今回の記事では、ビットコインキャッシュの基本的な情報からハードフォークの経緯を確認していきます。

ビットコインキャッシュの歴史をしっかりと確認して、仮想通貨運用に役立ててください。

ビットコインキャッシュ基本情報

出典: https://www.bitcoincash.org/

通貨名Bitcoin Cash(BCH)
アルゴリズムPow(SHA-256)
ブロック誕生2017年8月1日
公式サイトhttps://www.bitcoincash.org/
時価総額1,330,818,058,943 JPY  ※2018/07/11時点

ビットコインキャッシュは、2017年8月1日にビットコインがハードフォークして誕生した仮想通貨で、通貨のシンボルはBCHと表現されています。

ビットコインキャッシュは、ビットコインが本来目指していた『Peer-to-Peer Electronic Cash』を引き継ぐプロジェクトで、デジタルゴールドを目指すビットコインとは対象的に、真のビットコインとして決済システムであることを目指しています。

また、ハードフォークの段階で特定の取引所でビットコインを保有していた方には、同量のビットコインキャッシュが付与されました。

なぜハードフォークする必要があったのか?

ビットコインを支える基盤技術であるブロクチェーンは、安価に世界中のユーザーと簡単に取引を行うことができる大変評価されていました。

しかし、仮想通貨のユーザー数の増加に伴って様々な問題を引き起こす様になります。

具体的な問題としては、次の2点がありました。

ビットコインの問題点
  • 取引の承認の遅延
  • 遅延に伴う取引手数料の高騰

これらのビットコインに関する問題をスケーラビリティ問題といいます。

スケーラビリティ問題が発生したビットコインは、開発者であるサトシ ナカモト』が提唱する本来の姿とは違ったものとなりました。

この問題を解決する手段として、次の2つの方法が検討される事となります。

スケーラビリティ問題の改善策
  • ソフトフォーク
  • ハードフォーク

ソフトフォークは、既存の仕組みに新しい検証規則を組み込んでアップデートする仕組みですが、ハードフォークは、既存の仕組みと切り離し、永久的にブロック(取引)の分岐(ハードフォーク)を行うものを指します。

ソフトフォークは通貨の単なるバージョンアップであるのに対し、ハードフォークにより全く新しい通貨が誕生します。

ソフトフォークに対するマイナーの反対

この問題に際して、中国最大手のマイニング機械の販売会社『Bitmain』が強く反発します。

ソフトフォークが、スケーラビリティ問題の改善に選択されてしまった場合は、同社が投資している高性能マイニング製品『ASICBoost(エーシックブースト)』が使用できなくなる為です。

ソフトフォークするか、ハードフォークするかの議論は暫く続きましたが、結局それぞれのコミュニティ間での対立が収まることはなく、Bitmain社を中心とした中国のマイナーたちによりハードフォークが実行されます。

これが、ビットコインキャッシュが誕生した経緯です。

ビットコインとビットコインキャッシュの違い

2100万枚発行総量2100万枚
BTCシンボル名BCH
2009年1月開始年月2017年8月
PoW(プルーフ・オブ・ワーク)ブロック生成方式PoW(プルーフ・オブ・ワーク)
10分ブロック生成時間10分
1MBブロックサイズ8MB

台帳の大きさの違い(ブロックサイズ)

ビットコインの基盤となる仕組みであるブロックチェーンは、複数の取引の塊を繋げることで過去データの改ざんがないかを、確認しています。

この取引の塊のことを『ブロック』と呼びます。

従来のビットコインは、ブロックサイズが1MBであるのに対し、ビットコインキャッシュは8MBまで拡張されました。

これにより、取引処理速度の大幅な向上が図られました。

出典: https://twitter.com/

新しい署名形式の導入

ビットコインキャッシュ は、SIGHASH_FORKIDフラグという新しい署名アルゴリズムを使用しており、ビットコインとビットコインキャッシュ を完全に区別して二重送金を防ぎます。

新しい署名形式を導入することで、以下の点も改善されました。

SIGHASH_FORKIDフラグのメリット
  • リプレイアタックの対策
  • セキュリティ向上(ハードウェアウォレット)
  • ハッシュ増加の改善
リプレイアタックとは

ブロックチェーンが分岐した際に、一方のチェーンのトランザクションをコピーし、もう一方のチェーンでも実行することで、不正な送金トランザクションを生成することです。

EDA・DAAの導入

ビットコインキャッシュは、PoWというアルゴリズムを採用しています。

Powは、ネットワークの参加者全員で同じ計算問題を解き、最も早く計算式を解いた人に報酬を与えるマイニング方式です。

ビットコインキャッシュのブロック生成時間は10分なので、この中で計算が解けるように難易度が調整されています。

この調整の為のシステムを、『NDA』といいます。

NDA(Normal Difficulty Adjustment)とは

ブロックの生成時間を10分間に1回にとなる様に、2週間に1回の頻度で難易度を調整するシステム。

一方で、ビットコインキャッシュはこのNDAに加え、EDAというシステムを導入しています。

 

EDA(Emergency Difficulty Adjustment)とは

ハッシュレート(マイニングの計算速度)が低い場合に、マイニングの難易度を自動で20%下げるシステム。

これらの仕組みを活用することでビットコインキャッシュは、マイニング難易度を下げマイナーを呼び込もうとしました。

しかし、EDAには一つの問題がありました。

ビットコインキャッシュのブロックが一定期間生成されない現象が発生し、マイナーが故意にブロックの生成をしないことで難易度を下げているのでは?という疑惑が生まれたのです。

この問題に、対応する為に2017年11月に新たな仕組み『DAA』を導入することになります。

DAA(Difficulty Adjustment Algorithms)の特徴
  • 平均ブロック間隔を600秒(10分)にして難易度をハッシュレートに調整する
  • ハッシュレートが安定しているときは、難易度変更をしない
  • ハッシュレートが急激に変化したときに、難易度を即座に調整

 

DAAは、簡単に言うとNDAとEDAの良い部分を併せ持った仕組みです。

ビットコインキャッシュのデメリット

使用できる場所が少ない(インフラ問題)

仮想通貨業界において、基軸通貨は依然ビットコインです。

国内においても関東を中心として、様々な店鋪でビットコイン決済の基盤が整ってきましたが、ビットコインキャッシュでの直接決済が可能な店鋪は少数です。

現時点では、直接決済をしたい場合は、一度ビットコインへ両替する必要があります。

今後環境が整ってくる可能性が高いですが、現時点でビットコインキャッシュを保有する目的は通貨価値高騰を期待した投資目的』となります。

ビットコインキャッシュの最新アップデート

ビットコインキャッシュは、2018年5月15日にさらにハードフォークが実施され大幅な改良が加えられました

次の2点がアップデートされました。

アップデートの内容
  • スマートコントラクトの実装
  • ブロックサイズの拡張

スマートコントラクトの実装

スマートコントラクトとは、イーサリアムにも実装されている魅力的な機能の一つです。

契約行動をプログラム化することで、自動的実行しようとするものがスマートコントラクトです。

スマートコントラクトとは

スマートコントラクト(smart contract)は、日本語に直訳すると『賢い契約』です。

つまり、あらゆる契約行動をプログラム化して、自動的に執行することができます。

スマートコントラクトの実装により、実世界での取引に利用できる場面が格段に増えます。

ブロックサイズの拡張

ビットコインキャッシュは、2017年のハードフォークの段階でブロックサイズは8GBに拡張されましたが、更に4倍の32GBのブロックサイズまで拡張されました。

これにより大幅な取引の高速化・取引手数料の低下を実現することができました。

ビットコインキャッシュの今後について

ビットコインキャッシュ(BCH)は、中期的なロードマップとして下記を発表しています。

スケーラビリティ問題の改善策
  • ブロック生成時間の短縮
  • ブロックの生成方式変更
  • アルゴリズムの改良
  • 匿名性とセキュリティの強化

ビットコインキャッシュの目指す方向性は、『多くのユーザーに決済通貨として利用されること』です。

先日のスマートコントラクトの実装、ブロックサイズの拡張もロードマップ通り実施されました。

利便性を継続的に高めていくことで、ビットコインに変わる基軸通貨としての価値を高めていく狙いがあると考えられます。

ビットコインキャッシュを安価で購入できる仮想通貨取引所

ビットコインキャッシュは、国内外のほとんどの主要取引所で扱われています。

国内の仮想通貨取引所のオススメはZaif(ザイフ)です。

Zaifは、手数料をおさえて仮想通貨を購入したい場合にオススメできる取引所です。

 

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ビットコインキャッシュがハード フォークで高騰!?まとめ

今回の記事では、ビットコインキャッシュの基本的な情報からハードフォークの経緯を中心にみていきました。

ビットコインキャッシュのポイントは次の通りです。

ビットコインキャッシュのポイント
  • ビットコインが抱えるスケーラビリティ問題を改善するため生まれた仮想通貨
  • スマートコントラクトの実装
  • ブロックサイズが32GB

ハードフォークによって誕生したビットコインキャッシュは、決済通貨としての利便性に優れています。

ロジャー・ヴァーによると$10000を超えると予想されており、期待の高さが伺えます。