ビットコインキャッシュ(BCH/BCC)はビットコインよりも将来性があると考えられる理由は、元々ビットコインの欠点を補う目的で誕生した仮想通貨だからです。
ビットコインキャッシュがビットコインよりも将来性が期待できるなら、投資対象として検討したいけど、本当に期待できるものなのか?と考える方も多いでしょう。
本当にビットコインキャッシュに将来性があるのかを判断するには、
- 積極的に開発が進められているのか
- 他の仮想通貨と比べて特化した特徴があるのか
- 実用性があるのか
以上の3つを確認する必要があります。
そこで今回はビットコインキャッシュの将来性が期待できる理由を徹底調査した結果を紹介します。
この記事を最後まで読めば、ビットコインキャッシュに将来性が期待できる理由がわかり、取引するタイミングもよくわかります!
目次
理由1:ビットコインキャッシュは積極的に開発が進められているから将来性がある!
出典: https://www.bitcoincash.org/
ビットコインから派生(ハードフォーク)して誕生したビットコインキャッシュは、今でも積極的に開発が進められています。
ビットコインキャッシュが誕生した背景には、ビットコインの大きなデメリットだった、取引承認の遅れや手数料が高騰するという問題を解決する目的がありました。
ビットコインキャッシュは2017年8月に誕生して以降、何度かアップデートを行い進化しています。
2018年5月にはブロックサイズが8MBから32MBに拡大され、基本的なスマートコントラクト(ブロックチェーンに契約情報を登録できるシステム)が導入されました。
更に2018年11月にもアップデートが予定されており、5月に基本的な部分が導入されたスマートコントラクトの実用性が高まることが予想されています。
ビットコインキャッシュの開発チームは一つではなく、いくつかのチームが存在しており、活発に開発が進められているのも大きな特徴です。
理由2:ビットコインキャッシュは他にはない特徴があるから将来性がある!
ビットコインキャッシュはビットコインの欠点を改善する目的で開発されたという経緯があるため、ビットコインより優れている点が多いと考えられます。
ビットコインは言わずと知れた、最も知名度があり信頼性が高い仮想通貨なので、ビットコインよりも優れた性能があるビットコインキャッシュは将来性があると言われるのも当然かもしれません。
ビットコインにはないビットコインキャッシュの特徴
ビットコインキャッシュはビットコインから派生して誕生した仮想通貨なので、共通する点も多いですが、異なる点を比較してみましょう。
ビットコイン | ビットコインキャッシュ | |
---|---|---|
ブロック容量 | 1MB | 8MB⇒32MB |
リプレイアタック耐性 | 非対応 | 対応 |
マイニング難易度調整機能DAA | 非対応 | 対応 |
ビットコインキャッシュはビットコインのスケーラビリティ問題(取引承認の遅れで送金詰まりを起こす)を解決するために開発されたもので、
誕生当初からビットコインの8倍のブロックサイズがありました。
2018年5月のアップデートで32MBに拡大されたことで、更に性能がアップしています。
ビットコインよりも送金時間が早く、手数料も安くなったという点で取引しやすい仮想通貨に進化した、つまり実用性が高い仮想通貨へと着実に進化しています。
ビットコインキャッシュには仮想通貨の取引を行う際に注意しなければいけない、リプレイアタック耐性がある点も特筆すべき特徴の一つです。
リプレイアタックとは、ハードフォークで分裂して新しい仮想通貨が誕生する際に不正送金されることを言いますが、ビットコインにはリプレイアタック耐性がありません。
ビットコインキャッシュにはリプレイプロテクションと呼ばれるリプレイアタックを防ぐ機能が備わっているため、セキュリティ面でも安心できるメリットがあります。
また、ビットコインキャッシュに存在しているマイニング難易度調整機能・DAAは、ビットコインには備わっていないものです。
理由3:ビットコインキャッシュは実用性があるから将来性が期待できる
ビットコインキャッシュはビットコインよりも実用性があると言われている理由は、送金時間の速さと手数料の安さが大きな魅力だからです。
ビットコインキャッシュの実用性の高さに着目し、一般的に使用できる「通貨」として普及させる取り組みが広がっています。
「Avacus」でビットコインキャッシュが導入決定
出典: https://avacus.io/
Avacusではビットコインで買い物をしたい人と、ビットコインを欲しい人をマッチングする画期的なサービスです。
- ビットコイン所有している人がAmazonで欲しい商品と割引率を設定してオファーする
- ビットコインを欲しい人はオファーを見てAmazonで商品を購入
- ビットコインを所有している人の元に商品が届く
- 代金としてビットコインを欲しい人にビットコインが送られる
という仕組みで取引が成立します。
Avacusで利用できる仮想通貨はビットコインだけでしたが、2018年7月からビットコインキャッシュの導入が決まり話題になりました。
Avacusと同様のサービスを提供している「Purse」でもビットコインキャッシュが導入されていることから、
ビットコインキャッシュはビットコインと同様に実用性が高いと認められていると考えられます。
BITPointの店舗決済サービスにビットコインキャッシュが導入
出典: https://www.bitpoint.co.jp/2018/07/06/info-74/
2018年6月末には仮想通貨取引所のBITPointを運営しているビットポイントジャパンが開発した店舗決済アプリ「BITPoint Pay」の決済方法にビットコインキャッシュが追加されました。
BITPoint Payで利用できる仮想通貨はビットコインとイーサリアムのみでしたが、実用性の高さと時価総額を考慮してビットコインキャッシュの導入が決定されました。
BITPoint Payが多くの店舗で採用されることで、ビットコインキャッシュの流動性が更に高まることが予想されます。
日本のコンビニでビットコインキャッシュが使えるようになる?
日本全国には5万件以上ものコンビニが存在していますが、2018年7月現在では仮想通貨で決済できるお店はありません。
しかし、コンビニ各社は仮想通貨の優れた決済機能に着目し、決済システムの導入を検討する動きを見せています。
こうした動きの中で、ビットコインキャッシュが日本のコンビニで使えるようになると有名投資家のロジャー・バー氏が発言したことで大きな話題になりました。
残念ながら日本のどのコンビニでビットコインキャッシュの決済システムが検討されているのか、いつ頃決済できるようになるのかという詳しい話は明らかにされていません。
ロジャー・バー氏の発言直後、ビットコインキャッシュの価格相場が高騰して20%近くも価格が上がったことから、いかに多くの人がコンビニ決済の実用化に注目しているかがわかる結果となりました。
コンビニでビットコインキャッシュ決済が可能になれば、ビットコインキャッシュの価値が多くの人に認められ、価格高騰に繋がると予想できます。
将来性のあるビットコインキャッシュを上手に取引するコツ
ビットコインキャッシュは将来性があるため、多くに人に認知されて需要が高まるほど価値が上昇することが予想されます。
上手に取引するためにも、できるだけ手に入れやすい時に購入し、高騰したタイミングで売却できるように準備しておく必要があります。
そのために必要な準備として、以下のポイントを抑えておきましょう。
- 仮想通貨取引所に口座開設・本人確認をして入金準備を整えておく
- ビットコインキャッシュのチャートや情報をチェックする
- 購入や売却のタイミングを決めておく
ビットコインキャッシュを取り扱っている仮想通貨取引所
ビットコインキャッシュを取引するために、仮想通貨取引所に口座開設をして本人確認まで済ませておく必要があります。
2018年7月現在でビットコインキャッシュを取り扱っている国内の仮想通貨取引所は以下の通りです。
- bitFlyer
- Zaif
- QUOINEX
- GMOコイン
- DMM Bitcoin
- Bitbank
- BitTrade
- BITPoint
- Xtheta
- FISCO
- SBIバーチャル・カレンシーズ
- BTCBOX
- Coinchek(新規ユーザー登録・一部機能停止中)
複数の仮想通貨取引所に登録しておいた方が、資産分散やリスクヘッジ、取引の利便性アップなどの目的で有利になるため、いくつかの仮想通貨取引所に登録しておくことをおすすめします。
口座開設だけでなく、本人確認まで済ませておかなければ入金できないため、仮想通貨取引もできません。
本人確認まで時間がかかる場合があるため、できるだけ早めに手続を済ませておきましょう。
ビットコインキャッシュのチャートと情報をチェックする
出典:https://cc.minkabu.jp/pair/BCH_JPY
ビットコインキャッシュのチャートをしっかりチェックしておけば、ある程度価格の変動を予想できるようになります。
特にビットコインキャッシュに関する最新情報をきちんと把握しておくことが大切で、
将来性が期待できる情報が流れると価格が高騰する傾向があるため、適切な取引のタイミングを見極めることができます。
TwitterなどのSNSではビットコインキャッシュが公式に発信する情報や、投資家などの情報通が発信する情報をリアルタイムで知ることができるので、上手に活用することをおすすめします。
ビットコインキャッシュを取引するタイミングを決めておく
ビットコインキャッシュを上手に取引するために必ず実践したいのが、自分の中で売買のルールをしっかり決めておくことです。
特に価格が上昇傾向にある時には「もう少し価格が上がりそうだから待ってみよう」と様子を見ているうちに、突然価格が乱高下して売り時を逃すことも少なくありません。
ビットコインキャッシュ購入時の価格や利確時に発生する税金も考慮し、損をしない最低ラインを自分の中で決めておきましょう。
損をしない最低ラインを基準に考え、利確や損切りのタイミングを見極めることが大切です。
将来性のあるビットコインキャッシュに投資するなら早めの準備を!
ビットコインキャッシュは将来性がある仮想通貨の一つですが、将来性があるほどビットコインのように価値が上昇してなかなか手が出せない存在になりうることも忘れてはいけません。
手に入れやすい時期に購入しておき、価値が上がるタイミングを見計らって取引できるように早めの準備を整えておくことをおすすめします。
まだ仮想通貨取引所の口座を持っていない人は、手続完了まで時間がかかる可能性が高いため早めに口座開設と本人確認を済ませておきましょう。