ビットコイン取引所の選び方
「仮想通貨の主流となっているビットコインで取引を行ってみたいけど、どの取引所を使えば良いかわからない…」と悩んでいる人も多いはず。
特に初心者にとっては、“何を基準に選べば良いのか”がわかりにくいですから、とりあえずでメジャーな取引所を選んでしまいがちなのではないでしょうか。
しかし、仮想通貨で快適な取引を行っていくためには、取引所選びも大きなポイントとなるんです。
そこで、ここでは取引所を選ぶ際のポイントを3つ紹介しましょう。
- 手数料・スプレッドの安さ
- 信頼性があるか
- 使いやすさ
これらは取引所選びの基本となるポイントで、既に仮想通貨取引を行っている人たちも重点を置いている部分。
ですので取引所を選ぶ際には、それぞれのポイントについてしっかりと理解をしておくことが大切です。
手数料・スプレッドの安さ
ビットコインに限ったことではありませんが、どんな仮想通貨も、取引をする際には必ず手数料がかかります。
ビットコイン取引においては「取引手数料」と「スプレッド」という2種類の手数料が発生するのですが、どちらも少ないに越したことはありません。
取引手数料というのは、1回の取引にかかる手数料のことで、取引回数が多くなるほど手数料も多くかかることになります。
また、スプレッドというのは売値と買値の差額のことをいい、この差額は時と場合で変化するもの。
取引所はスプレッドを公開する義務がないため、利用者にとってスプレッドの金額はわかりにくくなっているのが現状です。
取引手数料もスプレッドも、特に決まった金額はありませんから、それぞれの取引所によって決められています。
つまり、選ぶ取引所によって手数料が違ってくるということ!
ビットコインを取引する上で、手数料は余計なコストでしかありませんので、いかに手数料の安い取引所を選ぶかが重要になってくるのです。
- 取引手数料:1回の取引にかかる手数料
- スプレッド:売値と買値の差額
仮想通貨取引所としての信頼性・セキュリティ
仮想通貨では、銀行のようなペイオフ制度はほとんどありません。
ですので、取引所がハッキングされたり、倒産をしてしまった際には、預けていた大切な資産が全て失われることになります。
少し前には“Mt.Gox事件”というのがあり、実際に大量の通貨が盗まれて取引所が倒産するという事象がありました。
その結果、取引所を利用していたユーザーには返金もされず、資産を失ってしまった人が続出したのです。
こういったリスクを避けるためにも、取引所を選ぶ際には「セキュリティがしっかりしているか」や「倒産する可能性はないか」を見極めるのが大切。
ある程度の社会的信頼があって、万が一の際の補償や、保険会社との連携がある取引所だと、安心して取引を行うことができるでしょう。
使いやすさ
ここでいう使いやすさとは、取引画面が自分にとって使いやすいかということ。
特に初心者の場合、使いづらい取引画面では意図していない誤操作をしてしまう可能性がありますし、一刻を争う取引で注文が遅れたりする原因にもなります。
ですので、自分の思い通りに快適な取引を行うためには、自分が使いやすい画面の取引所を選ぶのがおすすめなんです。
おすすめのビットコイン取引所(国内)
取引所選びの基準がわかったとしても、全ての取引所をチェックするには手間と時間がかかりますよね。
そこで今回は、初心者にもおすすめのビットコイン取引所を国内10社と海外2社の計12社紹介していきます!
それぞれの特徴や信頼性などを比較して、自分に合った取引所を見つけてみましょう。
- bitbank.cc(ビットバンク)
- bitFlyer(ビットフライヤー)
- GMOコイン
- Zaif(ザイフ)
- DMM bitcoin(DMMビットコイン)
- BIT POINT(ビットポイント)
- BitTrade(ビットトレード)
- BTC BOX(ビーティーシーボックス)
- みんなビットコイン
- Coincheck(コインチェック)※一部機能制限
No10. BTC BOX(ビーティーシーボックス)
BTC BOX(ビーティーシーボックスは、2014年に設立された仮想通貨取引所。
2017年には、仮想通貨交換業者として関東財務局にも登録されており、日本で最も歴史のある取引所となっています。
取引手数料が無料で、ビットコインの売買も日本円で支払うことができるので、初心者でも使いやすい取引所だといえるでしょう。
ただ、他の取引所に比べてユーザーが少ないため、ビットコイン売買に時間がかかったり、取引が成立しづらいという懸念点も。
BTC BOX(ビーティーシーボックス)の特徴 | |
手数料 | 取引手数料無料 |
取り扱い通貨 |
|
No9. みんなビットコイン
みんなのビットコインは、2016年に設立した取引所。
こちらもBTC/JPYの取引手数料は無料となっており、かかる手数料はスプレッドのみとなります。
また、レバレッジ取引ができるのが大きな魅力となっていて、2倍・4倍・5倍・10倍・25倍まで引き上げが可能。
証拠金維持率が110%を下回るとロスカットされるので、大きな損失を出してしまうリスクも少ないです。
しかし、取り扱い通貨が少ないですから、今後ビットコイン以外の取引も検討している人には物足りなさがあるでしょう。
みんなのビットコインの特徴 | |
手数料 | 取引手数料無料 |
取り扱い通貨 |
|
No.8 Bit Trade(ビットトレード)
Bit Trade(ビットトレード)は、2017年9月に金融庁の仮想通貨交換業者に登録された、信頼性の高い取引所です。
また、セキュリティ面でも力を入れており、2段階認証・2段階認証・マルチシグ・コールドウォレット保管なを採用している徹底ぶり。
このことから、信頼性と安心感がある取引所だといえます。
しかし、お気づきかもしれませんが、手数料が他の取引所よりも高めなのが難点で、取引の数が多い人にとっては考えものです。
ですので、あまり取引の数が多くなく、信頼性や安心を重視したい人におすすめ。
Bit Trade(ビットトレード)の特徴 | |
手数料 | 取引手数0.2% |
取り扱い通貨 |
|
No.7 DMM Bitcoin(DMMビットコイン)
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)は、その名の通りDMMグループが運営している取引所です。
“FX口座数が国内ナンバー1”という業績を持ちつつ、その他にもさまざまなサービスやコンテンツで成功をしている会社ですから、信頼度はかなり高め。
利用者が多いので取引もスムーズに成立させることができるでしょう。
ただ、レバレッジが高めということでも知られているので、ビットコインを買う際には注意が必要です。
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)の特徴 | |
手数料 | 取引手数料無料 |
取り扱い通貨 |
|
No6. BIT POINT(ビットポイント)
BITPOINT(ビットポイント)は、2016年に設立された取引所で、金融庁登録済みという大きな信頼性が特徴。
FXトレーダーの間で知られている、高機能トレーディングプラットフォーム“MT4(MetaTrader4)”を取引ツールに採用しており、世界中の投資家たちにも注目されています。
MT4では、過去の取引記録から簡単に分析が行えたり、最大25倍までのレバレッジ取引を行うことも可能。
そのため、FX取引を行なっている人にとっては馴染みやすい仕様といえますが、初心者は慣れるまでに時間がかかりそう…。
BTC BOX(ビーティーシーボックス)の特徴 | |
手数料 | 取引手数料無料 |
取り扱い通貨 |
|
No5. GMOコイン
GMOコインは、FX取引でも有名なGMOが運営をしている販売所で、ビットコインに特化しているのが大きな特徴です。
取引所に比べてスプレッドが安いので、初心者でも比較的取引しやすいといえるでしょう。
また、FXの対象としてビットコインを取り扱っているため、短時間で何度も取引をし、利ざやで利益を得たいという人にもおすすめです。
さらに、セキュリティ面でもかなり信頼性が高く、三井住友海上火災保険との連携も大きな安心感に繋がります!
GMOコインの特徴 | |
手数料 | 取引手数料無料 |
取り扱い通貨 |
|
No4. Coincheck(コインチェック)
Coincheck(コインチェック)は、国内最大規模を誇ることでも知られていて、使いやすいことでも有名な取引所。
また、取り扱い通貨も多いため、今後ビットコイン以外の通貨取引を検討している人におすすめです!
スプレッドが高めなものの、初心者でも非常に見やすく、直感的に操作することができるでしょう。
しかし、以前大きなハッキング被害にあっていることから、まだ金融庁の認可が降りておらず、信頼性に欠けるというのが懸念点。
マネックス社がコインチェック社を買収決定したのもあり、今後の改善に期待。
Coincheck(コインチェック)の特徴 | |
手数料 | 取引手数料無料 |
取り扱い通貨 |
|
No3. Zaif(ザイフ)
Zaif(ザイフ)は日本三大仮想通貨取引所の一つで、テックビューロ社が運営している取引所。
ビットコイン手数料がマイナスという、国内取引所の中でダントツの安さが大きな魅力となっています。
また、取り扱い通貨の多さも日本一となっていますが、マイナーな通貨が多いのであまりメリットとはいえないのが現状です。
Zaifの利用者は非常に多いものの、サーバーの弱さが問題視されており、ダウンして取引が行えないというものしばしば…。
とはいえ、色々な通貨が安く購入できて、仮想通貨積立というユニークなサービスもあるので、できるだけリスクを抑えたい人におすすめですよ!
Zaif(ザイフ)の特徴 | |
手数料 | 取引手数料マイナス0.05〜0.3% |
取り扱い通貨 |
|
No2. bitbank.cc(ビットバンク)
bitbank.cc(ビットバンク)の大きな魅力は、手数料が非常に安いというところ。
50種類以上のさまざまなテクニカル分析にも対応しているため、初心者だけでなく上級者にも使いやすい取引所となっています。
セキュリティ体制も細かく公開されていますから、社会的にも大きな信頼を得ているといえるでしょう。
また、いろいろなキャンペーンを定期的に行なっていて、お得に利用できるのも嬉しいポイントです。
bitbank.cc(ビットバンク)の特徴 | |
手数料 | 取引手数料無料・スプレッドもあまり関係なし |
取り扱い通貨 |
|
No1. bitFlyer(ビットフライヤー)
bitFlyer(ビットフライヤー)は、ビットコインの取引量が国内最大級の取引所ですので、ビットコイン取引には最適だといえます。
万が一のリスクに備えて三井住友海上火災保険とも契約をしており、資本金が大きいという信頼性が魅力。
また、スマホアプリでも利用することができ、初心者でも気軽に利用することができますよ!
利用者が多いがゆえに、サーバーダウンが起こりやすいというデメリットもありますが、信頼性を重視したい人にはぜひおすすめしたい取引所です。
bitFlyer(ビットフライヤー)の特徴 | |
手数料 | 取引手数料0.01〜0.15% |
取り扱い通貨 |
|
おすすめのビットコイン取引所(海外)
- KuCoin(クーコイン)
- Binance(バイナンス)
No2. KuCoin(クーコイン)
KuCoin(クーコイン)は香港に拠点があり、最近人気が急上昇している取引所。
大手取引所への上場はしていないものの、人気のある通貨や話題になっている通貨を上場させていて、取引手数料が安いのが魅力となっています。
ただ、新しい取引所なので情報が少なく、運営体制やセキュリティ面が明確になっていないのも事実。
ですので、信頼性には少々不安が残ります。
KuCoin(クーコイン)の特徴 | |
手数料 | 取引手数料0.07〜0.1% |
取り扱い通貨 |
|
No1. Binance(バイナンス)
Binance(バイナンス)も香港に拠点を構えていますが、こちらは世界最大級として人気を誇る取引所。
取り扱い通貨は100種類以上と豊富で、日本国内の取引所では買えない通貨もたくさん取り揃えているんです。
また、取引手数料は0.1%となっていますが、BNB(バイナンスコイン)で支払えば0.05%になり、世界最安値に近い手数料で取引ができますよ!
懸念点としては、国内取引所に比べて信頼度が欠けるということと、日本語対応していないため、英語を苦手とする人には向いていないでしょう。
Binance(バイナンス)の特徴 | |
手数料 | 取引手数料0.1% |
取り扱い通貨 |
|