ビットコインは利益が期待できるとして多くの投資家が注目しています。
プロの投資家はビットコインのデメリットをしっかりと把握していますが、これからビットコインを購入する初心者の人やビットコインの仕組みを深く理解していない人はまだまだ多いはずです。
そこで今回は、ビットコインの投資を始める上で最低限守っていただきたい注意点や、知っておくべきビットコインのデメリットを解説していきます。
リスク管理をしっかり行えば、ビットコインの投資は怖くありません。
この記事ではビットコインのデメリットと5つの注意点を徹底解説します!
購入する前の参考にしてください。
ビットコイン誕生の歴史
サトシ・ナカモト氏による論文の発表からビットコインの歴史は始まり、ビットコインにはじめて価格が付いたのは2009年10月5日のことでした。
日本円の価格で表すと、当時1BTC=約0.07円です。
この時は世界でこんなに注目を集めると思っていた人は限りなく少なかったのではないでしょうか。
まずはじめに、ビットコインの歴史を振り返ってみましょう。
ビットコインは2枚のピザから価値を生んだ
ビットコインが初めて商取引で使用された記念すべき日は2010年5月22日です。
当時はほとんど価値が無かったビットコインを利用してピザを注文したのが最初といわれています。
この時、ピザと交換したビットコインは1万BTCです。
2018年5月初旬のビットコインの価格は1BTC=約100万円なので、現在の価格になおすと100億円と驚くべき価格になります。
なお、世界ではじめてビットコインによる取引が行われた日として5月22は「ビットコイン・ピザ・デイ」と呼ばれる記念日になっています。
2011年のビットコインバブル
徐々にビットコインの価値が上がり、最初のバブルといわれたのが2011年6月です。
この時1BTC=1,400円台へと突入しました。
ビットコインの注目度は加速しますが、高騰の直後に歴史に残る大事件が発生します。
「ビットコインは危ないもの」と多くの人が思うきっかけともなってしまいました。
ビットコインの黒歴史
ビットコインが注目されてから様々な事件がおきています。
一部ではありますが、有名な事件をご紹介致します。
マウントゴックス事件
マウントゴックスは当時世界最大の取引所として運営していましたが、2014年2月にビットコインがハッキングされ、顧客が預けていた現金も盗まれるという大事件が発生しました。
この時の被害はビットコイン約75万BTCと現金28億円が消失しています。
当時のレートで盗まれたビットコインの価値は約480億円という巨額なものでした。
実際には、ハッキングによるものではなくマウントゴックス内部の犯行による横領事件で、当時社長を務めていたマルク・カルプレス氏が逮捕されています。
闇サイト「Silk Road(シルクロード)」
通常の検索ではヒットしない闇サイト「シルクロード」は2011年2月に作られ、麻薬、ドラッグ、偽造パスポート、人身売買、殺人依頼など様々な違法取引を行っていました。
この時の報酬を受け取る手段としてビットコインが使用されていたのです。
FBIの捜査によって2013年に運営者であるロス・ウィリアム・ウルブリヒトが逮捕されています。
シルクロードは閉鎖されていますが、氷山の一角にすぎないといわれており、こうした闇サイトはいくつも存在しているようです。
ビットコインの「匿名性」が逆に仇となってしまったようです。
多くのメディアもビットコインに対するネガティブな情報を大々的に報道。
ビットコイン=危険という印象が残ってしまった。
ビットコインのデメリット
続いて、ビットコインのデメリットについて詳しく解説していきます。
特に初心者の方には気を付けていただきたい箇所となります。
ハイリスク・ハイリターン
ビットコインはFXや株のように価格変動リスクがあります。
その変動率が大変高いので利益を狙えるぶん損失も大きくなるリスクがあります。
出典:https://bitflyer.com/ja-jp/bitcoin-chart
こちらの画像はビットコインの価格の推移です。
2017年には一時期1BTCあたり200万円を突破しましたがそのあと下落し、現在では100万円あたりで推移しています。
ご覧のとおり、仮に200万円の時に1BTCを購入した人が今もビットコインをそのまま保有しているとしたら100万円の損失です。
この先、また価格変動によって高騰するかもしれませんが予測がつきにくいのもビットコイン市場の特徴です。
良くも悪くも自己責任となりますのでリスクをしっかりと把握しましょう。
流動性リスク
ビットコインが世界で広まりつつあるものの、FXや株式と比べると取引量は決して多くありません。
売り手と買い手のバランスが悪いと売買が成立しないという事態がおこります。
また、ビットコインの流動性が低い理由にはもう一つあります。
ビットコイン保有者の4%が全体のビットコインを97%保有しているといわれているのです。
これではビットコインの流動性は上がりません。
ビットコインの流動性の低さは時間が経てば解決するといわれていますが、まだまだ時間がかかりそうです。
ハッキングのリスク
ビットコインはブロックチェーンの特性上「ハッキングが不可能」なシステムとなっています。
過去の事件をみても、ビットコイン自体がハッキングされた事件はおきていません。
しかし、100%安全と信じ切るのは危険です。
2017年に韓国の取引所「Bithumb」がハッキングによって3万人の顧客データが盗まれる事件が起きています。
ビットコインの安全性が高くても、取引所のセキュリティが甘いとハッキングされる可能性もあるでしょう。
「常に狙われている」と思ってセキュリティ対策がしっかりとされている取引所の利用やウォレット選びが重要です。
国からの保証がない
日本円は預けている銀行が破綻したとしても預金額の1,000万円までは国が保証してくれます。
しかし、仮想通貨取引所が破綻した場合ではどうでしょうか?
不正による日本円出金が行われた場合の保障制度を取り入れている取引所はありますが、破綻してしまった場合の保証は現在のところ救済処置がありません。
そう、すべては自己責任です。
ビットコインのメリットとして「中央機関がない」ことが挙げられますが、逆にいうとすべての責任は保有者にのしかかります。
税金が高い
FXや株で利益を得た場合の税金は一律20%(所得税15%、住民税5%)ですが、ビットコインで得た利益は最大で住民税10%を合わせると55%もの税金がかかります。
ビットコインは価格変動の差が大きい分利益も大きく狙えますが、儲ければ儲けるほど税金が高くなります。
ビットコインを購入する上での5の注意点
ビットコインのデメリットを理解したうえでの注意点を5つ解説していきます。
注意1:自分の投資ルールを守る
ビットコインを購入する上での基本中の基本です。
自分の資産全部をビットコインに投資するのではなく、余剰資金で投資をしましょう。
ビットコインは少額からでも購入することができますので、自分に見合った投資額を決めてそれを守るようにしましょう。
・取引所のビットコイン最小取引単位
| 取引所名 | 最小取引量 |
| Zaif(ザイフ) | 0.0001BTC |
| bitFlyer(ビットフライヤー) | 0.001BTC |
| bitbank(ビットバンク) | 0.0001BTC |
| QUOINEX(コインエクスチェンジ) | 0.01BTC |
| GMOコイン | 0.0001BTC |
現在のビットコインは1BTCあたり100万円で推移していますが、初めから100万単位で購入するのはなかなかハードルが高いです。
しかし、ご覧のとおり数千円もあればビットコインの投資ができます。
注意2:取引所の選定
2017年4月に資金決済法が改正され新しい制度が施行されました。
仮想通貨交換業を営むものは「金融庁の登録」が必要となっています。
この制度は仮想通貨の利用者を保護するための規制なので、必ず金融庁の登録が済まされている取引所を利用するようにしましょう。
逆に登録が済まされていないということは違法性のある運営をしていることになります。
現在、金融庁が認可した仮想通貨交換業者は国内で16社あります。
bitFlyer、Zaif、bitbankなど知名度のある取引所はすでに登録されていますので信頼度が高い取引所です。
注意3:初心者は現物取引に限定する
ビットコイン投資でもFXや株式のように信用取引をすることができます。
信用取引とは口座に預けた資金を担保に元手以上の取引ができるものです。
レバレッジをかけられるので利益も大きいですが損失も大きくなるので、まずは現物取引から始めることをおすすめします。
注意4:税金について把握しておく
ビットコインで税金がかかる対象は次の通りです。
・ビットコインから日本円に換金した際の含み益
・ビットコインと他の仮想通貨を交換した際の含み益
・食事や買い物などの決済に使用
現在の日本では、仮想通貨で得た利益は「雑所得」となり、年間の利益が20万円を超えると翌年に確定申告をする必要があります。
注意5:詐欺などに十分注意する
最近ではビットコインはじめ仮想通貨関連のセミナーや勉強会が多く開催されています。
その中には「絶対に儲かる」をうたい文句に有料サービスを斡旋する悪徳業者も多くいるようです。
知識を増やすためにセミナーを利用するのはアリかもしれませんが、金融庁からの認可がおりていない業者や個人からすすめられる商品は詐欺だと思って下さい。
ビットコインのデメリットまとめ
- まずは少額からチャレンジする
- 金融庁に登録済みの取引所を利用する
- 信用取引は慣れてから
- 税金について把握する
- 悪徳業者に注意
今回はビットコインのダークな部分に焦点をあてて解説してきました。
しかし、ビットコインには素晴らしいメリットも沢山ありますし、注目されているからこそ自分の身を守るために気を付けなければいけないことも増えるのです。
大切なことはリスクを理解して自分の投資ルールを守ることが一番重要です。


















